都会から自然の懐へ

ハリマオ65

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3話:富子さんとの出会いと伊豆へ1泊旅行

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 この攻撃で首都カブールは陥落しタリバン政権は崩壊した。こうして激動の2001年が終了し2002年を迎えた。この頃、日本では、不景気でだったが春子さんの所は、大忙し。悩める多くの乙女やおばさんが、大勢押し寄せている様で少し疲れ気味であった。

 しかし、実入りは良いようで、金のネックレスや指輪などを購入し身に着けていた。埴輪末吉は、お土産を持って訪ねる、父との人生観の違いで、実家を出て、祖父母の家で住む事になった話をすると。春子さんが、男は、自分の手で自分の人生を作り上げなければ、だめだと教えた。

 2002年12月になり、付き合っている女性の1人、2歳年上の一色富子さんから電話が、入った。今年の年末、1人で、つまんないから一緒に特急踊り子号に乗って下田の貸し別荘へ行かないと誘われた。そこで、良いよと返事した。

 その後、一色富子さんから電話で、12月26日、朝、8時40分東京駅の銀の鈴の前で待ち合わせましょうと言われ承知した。指定の時間時、場所に行くと会えた。そして9時発の踊り子号に乗り下田へ向かった。9時30分に横浜、10時に小田原、10時25分に熱海。

 12時前に下田について、タクシーで予約した東急の貸し別荘、下田東急ホテルにチェックインし、荷物を置いて、海の見えるラウンジで、ワインを飲みながら、昼食を食べた。その後、多くのソテツ木が、植えてあるホテルの庭に出て目の前の海を見ながら、30分ほど散歩し部屋に戻った。

 温泉に入り体を温めて部屋に戻ると、2人の若い体が、お互いを求め合い、疲れて、眠りについた。その後、13時半頃まで寝て、カフェで、珈琲を飲んで、下田観光に出かけた。枝垂れ柳と石畳が美しい小径。平滑川沿いの「ペリーロード」に出かけた。

 そこには、歴史を感じる街並みがあり、明治時代や大正時代に建てられた洋館や古民家が数多く残っていた。アンティークショップやカフェなど、レトロでかわいいお店も多く、店に入って見学した。その後、海に浮かぶ珍しい「下田海中水族館」へ行った。

 自然の入り江に浮かんだアクアドームペリー号は、総排水量1300トンの船。この中には水量600立法メートルの大水槽があり魚や無脊椎動物、海藻など多くの種類を見られた。ペンギンのパノラマプールでは、気ままに暮らすフンボルトペンギンたちを触れるくらい近くで見ることができ感動的であった。

 その他、アシカ、イルカ、コツメカワウソの可愛い姿を見て、富子さんが、思わず、可愛いと言い、何枚も写真を撮った。やがて18時近くなり下田の海鮮料理の店で美味しい刺身や海鮮鍋をいただいて19時にはホテルに戻った。その後、天然温泉にゆっくり入って、体を温めた。

 彼女が、持参した高級コニャックをあけてビーフ、ジャーキー、酒のつまみを食べながら酒を飲んだ。そうして、その晩も情熱的な夜を過ごして疲れ切って眠りの世界に入った。翌朝、8時に起き、帰り支度を済ませた。昨晩、少しの飲み過ぎた。

 そのため、朝食は、トーストと珈琲をフルーツとデザートを食べて9時すぎにフロントで、彼女が、精算をした。半分出すよと言うと、父が、会員だから安いので構わないわよと断った。その後、タクシーで、下田駅に行き10時前発の東京行の踊り号に乗った。

 車中からの伊豆の海辺の景色を見ていると心地よくなったのか、彼女は、列車の振動で眠くなり、可愛い寝息をかいて寝てしまった。それを見ているうちに埴輪末吉もつられて眠ってしまった。目が覚めると小田原駅であり、そこから湘南の海岸線を見ながら雑談をした。

 彼女が、上智の英文科を出て通訳になろうと頑張ったが、難しくてプロになれないとわかり落ち込んだと語った。かといって海外の小説の翻訳の仕事をしても収入が少ない。そこで何とか外国人タレントの通訳をしたいと考えてた。そのための勉強を続けたが、結局、芸能界にコネがない駄目だとわかった。

 そこで、テレビ局のアナウンサーをめざして専門学校に通いだしたと語った。私は、人に縛られるのが、嫌な性格で自分の稼ぎで自由奔放に生きて行きたいのと語った。金が、たまったら、フランス、北欧、スペイン、イタリア、ポルトガルに行ってみたいなと夢を語った。
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