都会から自然の懐へ

ハリマオ65

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11話:春子さんの隠居生活と埴輪の新婚旅行

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 そこで、春子さんも手伝って食事の支度をしてワインをあけて、乾杯した。そして、野菜と肉の炒め物、ちらし寿司を皿に取って食べ始めた。富子さんが、美味しいと笑顔になると、それは良かったと春子さんが、言った。埴輪が、今度、不動産屋の社長に釣りを教えてもらうと告白した。

 春、3~5月と秋、10~11月に、大勢の釣り客が来るわと話した。何が釣れるのと聞くので、春はカレイとキス、秋は、カレイと言うと、両方とも美味しい魚ね。キスは、天ぷらで、カレイは、ムニエルと煮付けが、とっても美味しいのよと語った。

 体調を崩しても横須賀に大きな病院があり助かると言った。また三浦半島は、農業も盛んで三浦大根、スイカは、もちろん、キャベツ、カボチャ、スイカ、メロン、トウガン、きゅうり、ナス、トマト等の夏野菜、ブロッコリー、カリフラワー等の秋冬野菜もあるのよと話した、

 みかん、イチゴといった果物の栽培も盛んでミカン狩り、いちご狩りに来る人も多いそうよと教えてくれた。以前、全く知らなかったが、東京から近くて温暖な気候と海の幸、畑の幸に恵まれてる。そんな場所に引っ越してきて本当に良かったと語った。

 冬でも晴天の時は、リビングで、本を読んでいると、いつの間にか、夢の中へという日もあるのよと笑った。そんな、ストレスのない生活をしていると食べる物が美味しく感じて、ついつい食べ過ぎちゃって、いつの間にか、2~3キロ増えたのよと笑った。そんな話をしていると15時を過ぎた。

 そこで、それでは、また遠慮なく来ますので宜しくお願いしますと挨拶した。そして埴輪と富子さんが、春子さんのマンションを後にした。その後、18時前に上野に戻り埴輪と富子さんが、飲みながら夕食を食べて歓談した。八女春子さんって素敵な人ねと富子さんが言うので、人生経験豊かな頼れる先輩といった感じだと告げた。

 いつ頃、知り合ったのと聞かれ、小さい時に家の近くで、占いの仕事を始めて、たまに見かけると、いつも挨拶するので、可愛がってくれたんだと話した。そのうち、商売が繁盛して、土日祭日、決められた事務所を借りて占いの仕事をし始めると大勢の女性達が、来る様になった。

 しかし、バブルが、弾け、2000年を過ぎると日本も不景気風が吹いてきた。そういう時、占いにすがる女性たちが、増えてた。そのため、毎日、忙しくなった。その後、遂に過労で倒れ、僕に助けてと電話が入り、救急車を呼んで病院に運んだ。

 その後、この商売を辞めて、隠居生活を始めたらとアドバイスした。その後、春子さんが、津久井浜のマンションを探し当て、移り住んだと教えた。
「それを聞き、埴輪君は、小さい頃、きっと可愛かったろうねと言った」
「そこで、お陰様で、ずいぶん良い思いをしたよと笑った」

「すると良い思いって何よと彼女がムキになった」
「変なこと考えるなよ、まだ、小さい頃だよと笑った」
「お菓子もらったり、頭をなでてもらったりしたと言う事さと言い返した」
「そうだよねと笑い、埴輪君は、母性本能くすぐるタイプなのかもねと妙な笑い方をした」

 そんな話をしてると遅くなったので、自宅に帰って風呂に入って床についた。やがて年の瀬が迫ってきた。今年は、美味しい料理を買ってきて、自宅で、クリスマスパーティーと忘年会をして過ごした。そして、2006年を迎えた。

「埴輪が、富子さんに、今年、いつ頃、結婚式すると聞くいた」
「すると3月は、どうと言うので、構わないよと答えた」
「結婚式場、新婚旅行は、私が、探して良いかと聞かれOKと言った」
「それでは、2,3日中に決めてから、知らせると言った」

 その後、3月18日土曜、場所は、横浜ホテルニューグランド、新婚旅行は、沖縄、3泊4日にしたいと語った。埴輪が、OKと言うと、新婚旅行のプランを決めに一緒に行こうと言われ、旅行会社大手のJ社をたずねた。すると沖縄本島と石垣島の3泊4日のプランを奨められた。

「金はかかるが、一生に一度の晴れ舞台だから良いんじゃないかと埴輪が言い、それで決めた」
「その後、富子さんが、家に帰って招待する人を決め、週末、招待状を作成して送った」
 合計62人となり富子さんの方が36人、埴輪の方が、26人であった。
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