61 / 700
第四章
潜入開始
しおりを挟む
「うあー緊張してきた」
後日。俺とナリンさんは「アホウマリンスタジアム」にいた。グランドの端に少し高いステージのようなものが設置されており、机と椅子と仕切のロープが渡してある。その壇上にはまだ誰もいないが、ピッチレベルの方には俺とナリンさんを含む多様な種族が溢れていた。
それぞれ名前や色の入ったTシャツや法被で身を飾り、握手会が開始されるのを待っている。そう、ここにいるのは紛れもなく『WillU』のファン達だ。
「凄い人数……しかもかなり女性がいるんですね! 驚きです」
帽子と眼鏡で変装したナリンさんが呟く。俺も念のため髪型と衣装を変えてこの会場にいる。いないのはスワッグとステフだ。彼女たちは同じショウビズ関係者で共演経験もあるので、変装してもバレるかもしれないので今回の作戦には参加しない。
「ええ。今時のアイドルは、女性ファンを掴むのも必須です。アローズはどうなんでしたっけ?」
「ダリオ姫は国民のアイドルなので男女ともにファンがいますが、それ以外で言えばやはり男性に偏っていますね。我々も女性サポーターへのアピールをもっと考えるべきかもしれません」
ナリンさんが眼鏡を光らせながら答える。地味な変装をしつつも美貌を隠し切れていない感じがズルい。
「その辺りのヒントも、この握手会で掴めれば良いんですが……」
彼女に比べ、地味な格好をしたらトコトン地味な姿になる我が身を顧みながら言う。
今日のターゲットは二名、潜入しているのも二名だ。ナリンさんが小柄で元気一杯のムードメーカー「トレパー」さんに接触し、俺がスケールの大きさが魅力、未完の大器「カペラ」さんの羽根と心に触れる。
何か言い方が気持ち悪いな?
「まず先日のライブの感想を言って、サッカードウでも頑張って欲しいと伝えて、サッカードウ素人なので何を見れば良いですか? と聞く……」
ナリンさんが手元のメモで段取りを確認する。個々の人気や混み具合、運営さんの方針によって異なるが、握手会でファンとアイドルが接触できる時間はそれほど長くない。短い時間で良い印象を与え心を開かせ、必要な情報を聞き出すのはなかなか困難なミッションだ。入念な作戦が要る。
「本当に俺がカペラさんで良いんですか?」
緊張の面持ちでメモを繰り返し読むナリンさんに問う。彼女はどちらかというと物静かな方だし、元気一杯なトレパーさんと話が弾むかはやや不安なのだ。
「はい、大丈夫です。ショーキチ殿はカペラさんとしっかり話してきて下さい」
なのにナリンさんがトレパーさんを担当する事になったのは、頑張り屋さんだけど不器用で、先輩へのリスペクトを一杯に持ちつつも上を目指す一生懸命なカペラさんと俺がお話してみたかったからだ。はっはっは。
「はっはーあ、本当にすみません。楽しませて頂きます」
「え? ええ、その意気ですよね。試合も作戦も、緊張するより楽しむ気持ちで挑まないと!」
うっ! そんなつもりで言ったんじゃないがその純真さが今は俺を苦しめる! やめてくれ!
「『永らくお待たせしました。まもなくWillU握手会~シャイニーウイング輝くすべての翼へ~を開始します。それぞれ手元の案内状に記載の場所へ集合下さい』」
良心回路が悲鳴を上げる俺を救うようなアナウンスがスタジアム内に流れた。周りのファンも様々な歓声を上げながら行動を始める。
「では! 終わったら宿で!」
トレパーさんとカペラさんの机の位置は遠い。また待機列や触れ合える時間の長さも未知数だ。俺たちは最終的には宿で落ち合うこと決めていた。
「はい。良い知らせを期待していて下さい!」
ナリンさんが軽く手を振り、素早く自分の位置へ移動を開始する。俺は彼女が振り返らないの確認してから、口臭予防の香料つき小枝を噛み髪の毛をとかし、自分の列へ向かった。
俺の整理券番号は一番後ろだった。それもそうだ、直前に慌てて円盤を買い漁って手に入れたものだから。故に待たされる時間は長く、緊張と期待が甘い痛みを俺の心にもたらしていた。(アホウに入ってからちょっと言動が痛いかもしれないがしばらく勘弁して頂きたい)
背の高いカペラさんの姿はまだ列が短くなっていない時からでも見えた。父親の血か肌はやや浅黒く髪も黒い。一見するとアイドルとしての派手さはないが、シャープな動きと力強さは新人の中でも随一でファンの評価も高い。だが……ステフの声か脳裏に蘇った。
「カペラって子は自分で自分の素材や能力を持て余している感じなんだよな。気持ちが弱いとかじゃないんだ。ステージでも良い度胸みせるし動くと迫力もある。だけど何か足りない突き抜けない……て感じだ。足りないのはファンへのアピールかもしれない、との意見もあって本鳥も気にしているらしい。。そこが狙い目かもな」
それがステフのカペラ評だった。まあまあの酷評やんけ、くそ! とファンの末席としては思いつつも彼女の目は確かだ。いくつか見た円盤の中でも先輩を喰うほどの存在感を魅せた時もあれば、「いたっけ?」というライブもある。
そしてサッカードウの方では……と考えている間に俺の番が遂に来た。
「こんにちは! いつも応援しています!」
おおおお! 本物のカペラさんだ! て偽物も見たことないけど! 考え事をしていた為に言うことが吹っ飛んだ俺はとりあえず挨拶をしながら手を出す。
「こんにちは! ありがとうございます」
笑顔で答えて羽根を差し出すカペラさんの首には、俺のと似た翻訳魔法のアミュレットがぶら下がっていた。ファンは多種族に渡るのでアイドルにとってもこの装置は必須だ。
「あ、同じのつけてます? お揃いだ~」
カペラさんは俺の方のアミュレットを指さしながら、決して、けっして作り笑いではない表情で微笑む。なんという僥倖!
「お揃いです! あの、前回のライブ最高でした!」
「あー私が序盤の『レイザー』でキーを間違えてみんな巻き込んでボロボロになったライブですね」
そうだった! カペラさんは『レイザー』というやや難解な曲でやらかしたのでそのライブには触れない予定だったのに!
「いや、その、違った!」
「冗談ですよ~。個鳥的にはそこから立て直せたので良いパフォーマンスだったと思います。先輩には苦言を頂きましたが」
カペラさんにフォローされてしまった。おかしい、そんな筈では……。
「はい、移動してくださいブヒ~」
「え? あ、はい。応援してます、頑張ってくださーい!」
剥がし役の屈強なオークさんに肩を掴まれ、俺はカペラさんの前から強制的に排除される。顔だけ向けて意味のあるような無いような声をかけるのが精一杯だった。
後日。俺とナリンさんは「アホウマリンスタジアム」にいた。グランドの端に少し高いステージのようなものが設置されており、机と椅子と仕切のロープが渡してある。その壇上にはまだ誰もいないが、ピッチレベルの方には俺とナリンさんを含む多様な種族が溢れていた。
それぞれ名前や色の入ったTシャツや法被で身を飾り、握手会が開始されるのを待っている。そう、ここにいるのは紛れもなく『WillU』のファン達だ。
「凄い人数……しかもかなり女性がいるんですね! 驚きです」
帽子と眼鏡で変装したナリンさんが呟く。俺も念のため髪型と衣装を変えてこの会場にいる。いないのはスワッグとステフだ。彼女たちは同じショウビズ関係者で共演経験もあるので、変装してもバレるかもしれないので今回の作戦には参加しない。
「ええ。今時のアイドルは、女性ファンを掴むのも必須です。アローズはどうなんでしたっけ?」
「ダリオ姫は国民のアイドルなので男女ともにファンがいますが、それ以外で言えばやはり男性に偏っていますね。我々も女性サポーターへのアピールをもっと考えるべきかもしれません」
ナリンさんが眼鏡を光らせながら答える。地味な変装をしつつも美貌を隠し切れていない感じがズルい。
「その辺りのヒントも、この握手会で掴めれば良いんですが……」
彼女に比べ、地味な格好をしたらトコトン地味な姿になる我が身を顧みながら言う。
今日のターゲットは二名、潜入しているのも二名だ。ナリンさんが小柄で元気一杯のムードメーカー「トレパー」さんに接触し、俺がスケールの大きさが魅力、未完の大器「カペラ」さんの羽根と心に触れる。
何か言い方が気持ち悪いな?
「まず先日のライブの感想を言って、サッカードウでも頑張って欲しいと伝えて、サッカードウ素人なので何を見れば良いですか? と聞く……」
ナリンさんが手元のメモで段取りを確認する。個々の人気や混み具合、運営さんの方針によって異なるが、握手会でファンとアイドルが接触できる時間はそれほど長くない。短い時間で良い印象を与え心を開かせ、必要な情報を聞き出すのはなかなか困難なミッションだ。入念な作戦が要る。
「本当に俺がカペラさんで良いんですか?」
緊張の面持ちでメモを繰り返し読むナリンさんに問う。彼女はどちらかというと物静かな方だし、元気一杯なトレパーさんと話が弾むかはやや不安なのだ。
「はい、大丈夫です。ショーキチ殿はカペラさんとしっかり話してきて下さい」
なのにナリンさんがトレパーさんを担当する事になったのは、頑張り屋さんだけど不器用で、先輩へのリスペクトを一杯に持ちつつも上を目指す一生懸命なカペラさんと俺がお話してみたかったからだ。はっはっは。
「はっはーあ、本当にすみません。楽しませて頂きます」
「え? ええ、その意気ですよね。試合も作戦も、緊張するより楽しむ気持ちで挑まないと!」
うっ! そんなつもりで言ったんじゃないがその純真さが今は俺を苦しめる! やめてくれ!
「『永らくお待たせしました。まもなくWillU握手会~シャイニーウイング輝くすべての翼へ~を開始します。それぞれ手元の案内状に記載の場所へ集合下さい』」
良心回路が悲鳴を上げる俺を救うようなアナウンスがスタジアム内に流れた。周りのファンも様々な歓声を上げながら行動を始める。
「では! 終わったら宿で!」
トレパーさんとカペラさんの机の位置は遠い。また待機列や触れ合える時間の長さも未知数だ。俺たちは最終的には宿で落ち合うこと決めていた。
「はい。良い知らせを期待していて下さい!」
ナリンさんが軽く手を振り、素早く自分の位置へ移動を開始する。俺は彼女が振り返らないの確認してから、口臭予防の香料つき小枝を噛み髪の毛をとかし、自分の列へ向かった。
俺の整理券番号は一番後ろだった。それもそうだ、直前に慌てて円盤を買い漁って手に入れたものだから。故に待たされる時間は長く、緊張と期待が甘い痛みを俺の心にもたらしていた。(アホウに入ってからちょっと言動が痛いかもしれないがしばらく勘弁して頂きたい)
背の高いカペラさんの姿はまだ列が短くなっていない時からでも見えた。父親の血か肌はやや浅黒く髪も黒い。一見するとアイドルとしての派手さはないが、シャープな動きと力強さは新人の中でも随一でファンの評価も高い。だが……ステフの声か脳裏に蘇った。
「カペラって子は自分で自分の素材や能力を持て余している感じなんだよな。気持ちが弱いとかじゃないんだ。ステージでも良い度胸みせるし動くと迫力もある。だけど何か足りない突き抜けない……て感じだ。足りないのはファンへのアピールかもしれない、との意見もあって本鳥も気にしているらしい。。そこが狙い目かもな」
それがステフのカペラ評だった。まあまあの酷評やんけ、くそ! とファンの末席としては思いつつも彼女の目は確かだ。いくつか見た円盤の中でも先輩を喰うほどの存在感を魅せた時もあれば、「いたっけ?」というライブもある。
そしてサッカードウの方では……と考えている間に俺の番が遂に来た。
「こんにちは! いつも応援しています!」
おおおお! 本物のカペラさんだ! て偽物も見たことないけど! 考え事をしていた為に言うことが吹っ飛んだ俺はとりあえず挨拶をしながら手を出す。
「こんにちは! ありがとうございます」
笑顔で答えて羽根を差し出すカペラさんの首には、俺のと似た翻訳魔法のアミュレットがぶら下がっていた。ファンは多種族に渡るのでアイドルにとってもこの装置は必須だ。
「あ、同じのつけてます? お揃いだ~」
カペラさんは俺の方のアミュレットを指さしながら、決して、けっして作り笑いではない表情で微笑む。なんという僥倖!
「お揃いです! あの、前回のライブ最高でした!」
「あー私が序盤の『レイザー』でキーを間違えてみんな巻き込んでボロボロになったライブですね」
そうだった! カペラさんは『レイザー』というやや難解な曲でやらかしたのでそのライブには触れない予定だったのに!
「いや、その、違った!」
「冗談ですよ~。個鳥的にはそこから立て直せたので良いパフォーマンスだったと思います。先輩には苦言を頂きましたが」
カペラさんにフォローされてしまった。おかしい、そんな筈では……。
「はい、移動してくださいブヒ~」
「え? あ、はい。応援してます、頑張ってくださーい!」
剥がし役の屈強なオークさんに肩を掴まれ、俺はカペラさんの前から強制的に排除される。顔だけ向けて意味のあるような無いような声をかけるのが精一杯だった。
0
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる