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番外編:1-4
しおりを挟む「……つまり、以前のソフィアと今のソフィアが違うから俺から嫌われないか心配だったってこと?」
ソフィアはハロルドの膝の上で全てを白状した。改めて言葉にすると幼い感情のように思え、自分が恥ずかしくなる。ソフィアはハロルドの胸に顔を埋め、無言で肯定を示した。
「はぁぁぁ……。」
ソフィアの頭の上に大きな溜め息が降ってくる。ハロルドがソフィアの前で溜め息を吐くことなんて殆ど無い。ハロルドはそれほど甘くソフィアに接するからだ。ハロルドの溜め息に不安が色濃くなり、ソフィアの目は涙が滲んだ。
「ハ、ハロルド……ごめんなさ」
「良かった。」
「え?」
次の瞬間ぎゅうぎゅうにきつく抱き締められる。耳元で「……嫌われたかと思った。」と囁かれ、ソフィアは漸く自分の態度が彼を傷付けていたことに気付く。先程の不安とは別の、申し訳なさでいっぱいになった。
「ハロルド、酷い態度を取ってごめんなさい。」
ソフィアが謝ると、ハロルドは腕の力を緩めて、目を合わせてから微笑んだ。
「ううん。俺もごめんね。」
「どうして?」
「ソフィアを怖がらせるようなことしたから。それにソフィアが混乱するのも当然なんだ。俺への気持ちも変化して、急に環境も変わって、心や身体が追い付かなくなるのも不思議じゃない。それに……嬉しいんだ。ソフィアが俺に嫌われたくないって思ってくれて。」
「貴方……私を甘やかしすぎだわ……。」
ソフィアは目を見開き呆れていた。
「ソフィアを甘やかすのが俺のライフワークだからね。」
そう誇らしげに胸を張るハロルドが何だか可笑しくて、ソフィアは笑顔を零す。ずっと見たかったソフィアの笑顔を見ることができ、ハロルドはまたソフィアを力いっぱいに抱き締めていた。そして長い時間掛けて、ハロルドが如何にソフィアを愛しているのか、懇々と語られる。つんつんソフィアとでれでれソフィアの良さを真面目な顔で説明され、ソフィアが「もう止めて!」と懇願してもハロルドが愛の言葉を止めることは無かった。
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