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運命④
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そこからは本当に、驚くほどにトントン拍子に話が進んでいった。
男は涙を流して俺に感謝の意を伝え、君下も目をハートマークにして結婚が決まったと報告してくれた。
もっと酷い野郎を紹介してやっても良かったのだが、君下の不幸はきっと大晴の不幸。
彼の望まない事は、俺も望まない。
それに結婚に失敗されて、出戻られても正直迷惑でしかないし。
そして何より職業柄、そういった真似が出来るほど俺は、腐ってもいなかったらしい。
何か礼がしたいと彼女は言ってくれたけれど、式に呼んでくれたらそれで充分だと答えておいた。
実際それが、狙いだったワケだしな。
だって彼女と幼なじみの大晴は、間違いなく式にも出席するに違いない。
傷心であろう彼のココロの隙に付け入り、少しずつ距離を詰めてやる。
そんな風に、考えていたのだけれど。
……思わぬ形で俺は、彼と再会する事となる。
「今日の、お客様。
めちゃくちゃ、美青年なんだけど!
何あれ?アイドルでも、あんな可愛い人なかなかいない。
私が、付き合いたぁい🖤」
職権乱用も、甚だしい発言。
それにちょっと呆れながら、目をやったカウンターの向こう側。
彼に逢うのは高校の卒業式以来だから、十年以上の歳月が過ぎ去っていた。
当時よりも、増した色香。
穏やかに、でも少し不安そうに微笑む仕草。
ひとめ目にした瞬間、分かった。
やっとまた、逢えた。
……でも、なんでこんな所に?
誰が接客するかと、色めき立つ女子社員達。
スッと席を立ち、笑顔で告げた。
「ごめん。俺が、出るよ。
アイツ、高校時代の同級生なんだ」
これはきっと、偶然じゃない。運命だ。
……だってお前は、唯一愛した人だから。
だから今度は、絶対に逃がさない。
……手に入れて、囚えて、二度と離してあげない。
【……fin】
そこからは本当に、驚くほどにトントン拍子に話が進んでいった。
男は涙を流して俺に感謝の意を伝え、君下も目をハートマークにして結婚が決まったと報告してくれた。
もっと酷い野郎を紹介してやっても良かったのだが、君下の不幸はきっと大晴の不幸。
彼の望まない事は、俺も望まない。
それに結婚に失敗されて、出戻られても正直迷惑でしかないし。
そして何より職業柄、そういった真似が出来るほど俺は、腐ってもいなかったらしい。
何か礼がしたいと彼女は言ってくれたけれど、式に呼んでくれたらそれで充分だと答えておいた。
実際それが、狙いだったワケだしな。
だって彼女と幼なじみの大晴は、間違いなく式にも出席するに違いない。
傷心であろう彼のココロの隙に付け入り、少しずつ距離を詰めてやる。
そんな風に、考えていたのだけれど。
……思わぬ形で俺は、彼と再会する事となる。
「今日の、お客様。
めちゃくちゃ、美青年なんだけど!
何あれ?アイドルでも、あんな可愛い人なかなかいない。
私が、付き合いたぁい🖤」
職権乱用も、甚だしい発言。
それにちょっと呆れながら、目をやったカウンターの向こう側。
彼に逢うのは高校の卒業式以来だから、十年以上の歳月が過ぎ去っていた。
当時よりも、増した色香。
穏やかに、でも少し不安そうに微笑む仕草。
ひとめ目にした瞬間、分かった。
やっとまた、逢えた。
……でも、なんでこんな所に?
誰が接客するかと、色めき立つ女子社員達。
スッと席を立ち、笑顔で告げた。
「ごめん。俺が、出るよ。
アイツ、高校時代の同級生なんだ」
これはきっと、偶然じゃない。運命だ。
……だってお前は、唯一愛した人だから。
だから今度は、絶対に逃がさない。
……手に入れて、囚えて、二度と離してあげない。
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