【完結】相談する相手を、間違えました

ryon*

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【SS】理不尽な嫉妬④

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「大晴の、好きにしていいよ?」
 
 俺との行為の最中、いつだって大晴は受け身だった。
 さっき素股をさせた時も腰を振るように言われ、それに従いはしたけれど、主導権は常に俺にあったし。

 だからこんな風に好きにしていいなどと言われたら、途端に困ってしまうのだろう。
 ……可愛いが、過ぎる。

 でもさすがにこれ以上求めるのは可哀想かと考え、妥協案を提示しようとしたタイミングで。
 大晴は覚悟を決めたのか座る俺に跨がり、向き合った状態で自ら挿入の体勢をとった。

「いい子だね、大晴。
 そのまま自分で、腰を落として……」

 ヤバい、マジで可愛い。

 無垢なカラダに少しずつ教え込み、慣らさせた快楽。
 俺の言葉に従い、大晴はゆっくりと腰を落としていった。

「下手くそ。そんなんじゃ、いつまで経っても逝けないぞ?
 ほら、俺も手伝ってやるよ」

 本当はもう少し彼の痴態を見ていたかったけれど、こちらももう限界で。
 ……クスクスと笑いながら、腰に添えた。
 そのままグイと下に強く引き、一気に一番奥を貫いて、グッと押し当てる。

「んっ......!」

 愛らしい唇から零れた、喘ぎ声。
 ガン突きしたい衝動を必死に抑え込み、彼の綺麗な瞳をじっと覗き込む。

 それは隠避な光を宿し、いつもの無垢で純粋な彼からは想像も出来ないくらい卑猥で、淫らで。

 俺の上。自らの意思で腰を振り、夢中で快楽を貪る大晴。
 不可侵な存在だったはずの男が俺を求め、必死に快感を追う姿に見惚れた。
 
 自然と漏れ出た、黒い笑み。
 それを見た彼の大きな瞳が、さらに大きく開かれて。
 ……穏やかに微笑んで、彼は俺にキスを求めた。

 可愛い可愛い、俺の大晴。
 ……カラダだけじゃなく、早くココロも俺に堕ちてくれたら良いのに。

 そんな願いを込めて、快楽に蕩け、もう何も分からなくなっているであろう彼の唇に荒々しく口付けた。

           【…fin】
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