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エピソード2:優花の疑念と蓮の戸惑い Ver.24
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放課後の教室には、まだ数人の生徒が残って談笑していた。
九条院蓮と藤崎優花は、たまたま掃除当番が重なり、教室の隅を掃いていた。
他の生徒たちは徐々に帰り支度を始め、やがて教室に残るのは二人だけになった。
「そうそう、藍から聞いたんだけど、伊集院くん、藍と学園都市伝説探るんだって?」
優花はほうきを止め、蓮に顔を向けた。
蓮の手がぴくりと止まる。
「えっ、あぁ、うん……」
「へ~伊集院くんもオカルト好きなんだ~」
「う、うん、好きで、色々本とか読み漁ってて…」
「へ~じゃあ、愛読書はやっぱりムー?」
「む、むぅ!!?」
「えっ?違うの?読んでるでしょ?」
「えぇっと……うぅん、もちろんだよ!めっちゃ読んでる!」
「そうだよね~オカルト好きでムー読んでなかったらもぐりだわ~」
「そうだよ!そうそう!」
蓮は力強く同意したが、優花の視線は鋭いままだった。
「え、じゃあ先月号の特集、オーパーツ10個言える?」
オーパーツとは、その当時の技術レベルでは作れないとされる、場違いな時代に発見された遺物のこと。
オカルト好きの定番であり、ミステリーファンならいくつかはその名を知っているのが常識だ。
例えば、水晶ドクロなどが有名である。
「おっ、ぱんつっ!?」
「えっ?おぱんつ?えっ?言えないの?オーパーツ?」
「いや、も、もちろん言えるさ~」
「じゃあ、言ってみてよ」
「え~っとっ、あ~ちょっとど忘れしたかも」
「えっ?ど忘れ?10個じゃなくても、何個かは出てくるでしょ?」
「そ、そうなんだけど、今、急に全部ど忘れしちゃってる感じで…」
「ふーん、そうなんだー、そういう時ってあるよねぇ」
(あるか!なんかおかしいわ)
「あ!そうだ、明日の放課後、白石さんと、旧校舎の調査誘われたんだよね。藤崎さんは行かないの?」
優花は明らかに話題を逸らそうとする蓮の意図を見抜いた。
あえてそれに乗ったふりをして優花は答えた。
「私は、都市伝説派じゃないから、たまに付き合うけど、毎回はね」
「そうなんだね……」
蓮はそこで会話を打ち切るように、再び黙々と掃除を再開した。
(話すりかえて、なんかおかしい)
優花は蓮の言動に、かすかな違和感を覚えた。
翌日の放課後、藍と蓮は学園の奥にひっそりと佇む旧校舎の前にいた。
時計台が寂しげに空にそびえ立つ木造の建物は、すでに解体予定が決まっており、立ち入り禁止のテープが物々しく張られている。
「本当にここに入るの?なんか、肝試しみたいだね!」
藍は少し興奮した面持ちで、未来スコープを握りしめた。
好奇心旺盛な藍にとって、立ち入り禁止の場所は、まさに宝の山に見えるのだ。
「うん……気をつけよう。僕は、先に開けられそうなところを探してみるから、白石さんはここから様子を見てて……」
蓮は周囲を警戒しながら、古い校舎の扉や窓を注意深く見て回った。
しばらくして、軋む音を立てながら、かろうじて開く裏口を見つけた。
「ここから入れそうだ。行くよ、白石さん」
藍は蓮の後に続き、旧校舎の中へと足を踏み入れた。
内部はひんやりとしていて、埃っぽい空気が藍の鼻腔をくすぐる。
腐食した木の床がきしむ音だけが響く中、二人は目的の場所、時計台のある機械室を目指した。藍は目を輝かせながら、足元に注意して進んだ。
薄暗い階段を上り、ついに目的の時計台の機械室にたどり着く。
その中央には、錆びた歯車や複雑な機構がむき出しになっており、片隅には、作業用と思われる質素な机と椅子が置かれていた。埃と時間の匂いが充満していた。
「学園七不思議の一つ、『旧校舎の時計台から満月の夜中にうめき声が聞こえる』
これ、未来スコープで見てみない?
次の満月の夜の映像が、見れるかもしれないよ!」
藍が時計台の内部を興味津々に観察し、机に触れようとしたその時、遠くから足音が近づいてくるのが聞こえた。
「誰か来る!?」
藍が慌てて蓮に目を向けると、蓮は瞬時に判断を下した。
「白石さん、まずい!早く外に出よう!」
二人は慌てて来た道を戻り、裏口から旧校舎を飛び出した。
息を切らしながら周囲を見渡すと、ちょうどその時、校舎の角から学園の校長が現れた。
蓮は素早く藍を近くの茂みの陰に押し込み、自身は校長に向き合った。
「あれ、九条院蓮くんか?こんなところでなにしてたんだ?ここは立ち入り禁止だぞ?」
校長の声は、予想外の生徒の姿に戸惑いを隠せない様子だった。
「あ、校長先生、えっと、いえ、あの、そう!珍しい鳥を見かけて、こっちのほうに飛んでいったから、ちょっと追いかけてて……」
「えっ?鳥?ほんとに!?いや、私は、野鳥好きでね。日本鳥類友の会 の会員なんだよ!それは凄いな、そうか伊集院君も好きなのか。どんな鳥を見たんだ?」
「え~~~~~……え~っと……体が真っ赤で、くちばしが長くて、キョロロロって鳴いてたような……」
「そりゃすごい!アカショウビンじゃないか!あの美しい姿をこの学園で見られるとはな!私も見たことがないぞ!伊集院君、詳しいんだな!」
校長は信じられないといった様子で目を丸くした。
「え~~~~~……そうなんですね。僕も好きで少しだけ、ですけど……少しだけ……。こ、校長こそ、こんなところにどうして…?」
「え?えっと、そ、そうだ、九条院君を探してたんだ、、」
校長は少し焦ったように答えた。
「えっ?僕をこんなところでどうして、、、」
「いや、カンだよカン!当たったよ!」
「凄いですね。で、どうして僕を探してたんですか?」
「えっ?そうだ!理事長が君を呼んでたんだ!」
「理事長が?」
「そう!理事長室に行ってくれ。」
「はい、分かりました。」
校長はすぐにその場を立ち去った。
校長の姿が見えなくなったことを確認すると、藍は隠れていた茂みからそっと顔を出した。
「蓮くん、すごい!珍しい野鳥のことまで知ってるなんて、物知りなんだね!」
「そ、そうかな……」
蓮は曖昧な笑みを浮かべ、藍から視線をそらした。
「ねえ、さっき、誰かどっか呼んでるとか言ってなかった?」
藍は首を傾げた。
「え、誰か呼んでたって?気のせいだよ。ほら、校長先生のことだから、きっとまた何かブツブツ独り言でも言ってたんだって。いつも独り言言ってない?それより、校長に出くわしたし、今日はヤバそうだからもう帰ろう!」
蓮は藍の手をそっと取り、引き寄せるように言った。
藍の頬が、わずかに赤く染まる。
「うんうん!校長の独り言うけるよねー!わかった。じゃあ、一緒に帰ろうよ!」
藍は蓮の手を握り返し、満面の笑みを浮かべた。
「いや、白石さん!ごめん、やっぱ僕、ちょっと用事思い出しちゃって!
職員室に寄ってから帰るよ。続きはまた明日やろう!」
蓮は慌てたように手を離した。
藍は少し残念そうな顔をした。
「そっかぁ……。じゃあ、また明日ね!」
「うん、また明日!」
蓮は力強く頷いた。
藍が旧校舎とは反対方向へと歩き出すのを見届けてから、蓮は理事長室に向かった。
九条院蓮と藤崎優花は、たまたま掃除当番が重なり、教室の隅を掃いていた。
他の生徒たちは徐々に帰り支度を始め、やがて教室に残るのは二人だけになった。
「そうそう、藍から聞いたんだけど、伊集院くん、藍と学園都市伝説探るんだって?」
優花はほうきを止め、蓮に顔を向けた。
蓮の手がぴくりと止まる。
「えっ、あぁ、うん……」
「へ~伊集院くんもオカルト好きなんだ~」
「う、うん、好きで、色々本とか読み漁ってて…」
「へ~じゃあ、愛読書はやっぱりムー?」
「む、むぅ!!?」
「えっ?違うの?読んでるでしょ?」
「えぇっと……うぅん、もちろんだよ!めっちゃ読んでる!」
「そうだよね~オカルト好きでムー読んでなかったらもぐりだわ~」
「そうだよ!そうそう!」
蓮は力強く同意したが、優花の視線は鋭いままだった。
「え、じゃあ先月号の特集、オーパーツ10個言える?」
オーパーツとは、その当時の技術レベルでは作れないとされる、場違いな時代に発見された遺物のこと。
オカルト好きの定番であり、ミステリーファンならいくつかはその名を知っているのが常識だ。
例えば、水晶ドクロなどが有名である。
「おっ、ぱんつっ!?」
「えっ?おぱんつ?えっ?言えないの?オーパーツ?」
「いや、も、もちろん言えるさ~」
「じゃあ、言ってみてよ」
「え~っとっ、あ~ちょっとど忘れしたかも」
「えっ?ど忘れ?10個じゃなくても、何個かは出てくるでしょ?」
「そ、そうなんだけど、今、急に全部ど忘れしちゃってる感じで…」
「ふーん、そうなんだー、そういう時ってあるよねぇ」
(あるか!なんかおかしいわ)
「あ!そうだ、明日の放課後、白石さんと、旧校舎の調査誘われたんだよね。藤崎さんは行かないの?」
優花は明らかに話題を逸らそうとする蓮の意図を見抜いた。
あえてそれに乗ったふりをして優花は答えた。
「私は、都市伝説派じゃないから、たまに付き合うけど、毎回はね」
「そうなんだね……」
蓮はそこで会話を打ち切るように、再び黙々と掃除を再開した。
(話すりかえて、なんかおかしい)
優花は蓮の言動に、かすかな違和感を覚えた。
翌日の放課後、藍と蓮は学園の奥にひっそりと佇む旧校舎の前にいた。
時計台が寂しげに空にそびえ立つ木造の建物は、すでに解体予定が決まっており、立ち入り禁止のテープが物々しく張られている。
「本当にここに入るの?なんか、肝試しみたいだね!」
藍は少し興奮した面持ちで、未来スコープを握りしめた。
好奇心旺盛な藍にとって、立ち入り禁止の場所は、まさに宝の山に見えるのだ。
「うん……気をつけよう。僕は、先に開けられそうなところを探してみるから、白石さんはここから様子を見てて……」
蓮は周囲を警戒しながら、古い校舎の扉や窓を注意深く見て回った。
しばらくして、軋む音を立てながら、かろうじて開く裏口を見つけた。
「ここから入れそうだ。行くよ、白石さん」
藍は蓮の後に続き、旧校舎の中へと足を踏み入れた。
内部はひんやりとしていて、埃っぽい空気が藍の鼻腔をくすぐる。
腐食した木の床がきしむ音だけが響く中、二人は目的の場所、時計台のある機械室を目指した。藍は目を輝かせながら、足元に注意して進んだ。
薄暗い階段を上り、ついに目的の時計台の機械室にたどり着く。
その中央には、錆びた歯車や複雑な機構がむき出しになっており、片隅には、作業用と思われる質素な机と椅子が置かれていた。埃と時間の匂いが充満していた。
「学園七不思議の一つ、『旧校舎の時計台から満月の夜中にうめき声が聞こえる』
これ、未来スコープで見てみない?
次の満月の夜の映像が、見れるかもしれないよ!」
藍が時計台の内部を興味津々に観察し、机に触れようとしたその時、遠くから足音が近づいてくるのが聞こえた。
「誰か来る!?」
藍が慌てて蓮に目を向けると、蓮は瞬時に判断を下した。
「白石さん、まずい!早く外に出よう!」
二人は慌てて来た道を戻り、裏口から旧校舎を飛び出した。
息を切らしながら周囲を見渡すと、ちょうどその時、校舎の角から学園の校長が現れた。
蓮は素早く藍を近くの茂みの陰に押し込み、自身は校長に向き合った。
「あれ、九条院蓮くんか?こんなところでなにしてたんだ?ここは立ち入り禁止だぞ?」
校長の声は、予想外の生徒の姿に戸惑いを隠せない様子だった。
「あ、校長先生、えっと、いえ、あの、そう!珍しい鳥を見かけて、こっちのほうに飛んでいったから、ちょっと追いかけてて……」
「えっ?鳥?ほんとに!?いや、私は、野鳥好きでね。日本鳥類友の会 の会員なんだよ!それは凄いな、そうか伊集院君も好きなのか。どんな鳥を見たんだ?」
「え~~~~~……え~っと……体が真っ赤で、くちばしが長くて、キョロロロって鳴いてたような……」
「そりゃすごい!アカショウビンじゃないか!あの美しい姿をこの学園で見られるとはな!私も見たことがないぞ!伊集院君、詳しいんだな!」
校長は信じられないといった様子で目を丸くした。
「え~~~~~……そうなんですね。僕も好きで少しだけ、ですけど……少しだけ……。こ、校長こそ、こんなところにどうして…?」
「え?えっと、そ、そうだ、九条院君を探してたんだ、、」
校長は少し焦ったように答えた。
「えっ?僕をこんなところでどうして、、、」
「いや、カンだよカン!当たったよ!」
「凄いですね。で、どうして僕を探してたんですか?」
「えっ?そうだ!理事長が君を呼んでたんだ!」
「理事長が?」
「そう!理事長室に行ってくれ。」
「はい、分かりました。」
校長はすぐにその場を立ち去った。
校長の姿が見えなくなったことを確認すると、藍は隠れていた茂みからそっと顔を出した。
「蓮くん、すごい!珍しい野鳥のことまで知ってるなんて、物知りなんだね!」
「そ、そうかな……」
蓮は曖昧な笑みを浮かべ、藍から視線をそらした。
「ねえ、さっき、誰かどっか呼んでるとか言ってなかった?」
藍は首を傾げた。
「え、誰か呼んでたって?気のせいだよ。ほら、校長先生のことだから、きっとまた何かブツブツ独り言でも言ってたんだって。いつも独り言言ってない?それより、校長に出くわしたし、今日はヤバそうだからもう帰ろう!」
蓮は藍の手をそっと取り、引き寄せるように言った。
藍の頬が、わずかに赤く染まる。
「うんうん!校長の独り言うけるよねー!わかった。じゃあ、一緒に帰ろうよ!」
藍は蓮の手を握り返し、満面の笑みを浮かべた。
「いや、白石さん!ごめん、やっぱ僕、ちょっと用事思い出しちゃって!
職員室に寄ってから帰るよ。続きはまた明日やろう!」
蓮は慌てたように手を離した。
藍は少し残念そうな顔をした。
「そっかぁ……。じゃあ、また明日ね!」
「うん、また明日!」
蓮は力強く頷いた。
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