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第14話 懐かしい仲間たち
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和やかな歓迎の宴は終わりを告げた。
途中すべての使用人?
いや、あえて『仲間』と呼ぼう。
彼らとも話ができた。
コック長のミナトは「料理長はやっぱり日本人だろ?だからお前『ミナト・イズミと名乗れ』」とかつての俺に任命され、それが世界に概念と認識された。
なのでこの世界の料理人は基本『日本人みたいな名前』と付随するスキルが発動し、うまい料理を作ることができるようになったそうだ。
はあっ。
…つかなんで日本人!?
ミナトはヒューマンと魔族のハーフで、死にかけのところを俺に助けられ、料理を叩き込まれたとの事。
「ずっとうまい飯を作ってくれ」と言われ魔改造。
ああ、うん。
まあ、本人が良いならいいか。
何でも「死にたくなったら死ねるようにはしておいた」らしい。
本人は「光喜様が死ぬまでは、ずっと料理作りますからね!」と宣言されておりました。
各種助手のノニイ、エルマ、カンジーロウ、調理助手のカリン、ミュールスたちは、かつてドルグ帝国が引き起こした戦争のさなか、ムクとナハムザートが保護してきて育てた戦争孤児の子供たちだ。
ある研究施設で実験体として捕えられていたらしい。
グースワースで保護した当初は心を閉ざし、眼の光は消え、死んだようにうずくまっていたそうだ。
体の傷は回復系の魔術で直したが、心の傷についてはかつての俺が、
「自分で克服しなければ、永遠に傷が残る。俺がお前らに永遠をくれてやる。だからいくらでも時間をかければいい。俺が一緒にいてやる」
と、数年かけて寄り添いながら直したらしい。
そして研究施設を建設していたドルグ帝国は、現在では人の寄り付かない自然いっぱいの動物たちの楽園になっているそうだ。
…何をしたか聞くのだが、誰も詳しくは教えてくれなかった。
まあ、想像はできる。
…なんだよ。
破天荒でわがままで、俺様で飽きっぽくて、女性にだらしなくて、どうしようもない奴だと思っていたが……
意外といい奴じゃんかよ、俺。
そんなこんなで回復した彼らは、恩返しのために働きたいと申し出たそうだ。
ノニイは元々サキュバス族の少女だった。
やはり魔改造で見た感じは中学生くらいの人間の容姿をしている。
とっても明るい女の子だ。
うん、すごく可愛い。
ピンクかかった赤色の髪をお団子でまとめ、同じ色の形の良い細い眉毛。
顔に対し大きめのアーモンド形の目はやや目じりが下がり、ルビーのような煌めく赤い瞳が特徴的だ。
可愛らしい小さな鼻にぷっくりとしたピンクの唇。
あどけなさの残る美少女だ。
カーキ色のシャツから覗く腕は白く、控えめな胸と相まって清楚な印象を受ける。
モスグリーンのキュロットパンツをはき、長めの足が美しい。
種族特性が暴走していた保護当時は、あまりにも妖艶すぎたため本人の希望で封印を施したとのこの。
研究時にいたころは固有スキルを無理やり暴走させられ、とても語ることはできない凌辱めいた仕打ちを受けていたらしい。
心が回復して本当に良かった。
エルマはコーンラット族と呼ばれる少数民族で、カテゴリー的には鼠獣人になるそうだ。
身長は140㎝くらいと低く、やや手が短い印象がある。
非常に鼻が利き、それもあってか掃除スキルは完璧だ。
見た目では性別はどちらともいえない中性的な印象で、どうやら種族的に両性を具有しているようだ。
グレーの頭髪はショートボブ、黒目がちな茶色の瞳にきりっとした口。
普通に美少女?美男子?だけどね。
白ワイシャツにグレーのズボンをサスペンダーでとめた、格好良い姿をしている。
発見時には寄生魔法生物に侵されており、瀕死の状態だったとか。
カンジーロウは、唯一自分の名前を憶えていたそうで保護当時一番年長だった。
もともと武術をたしなむ武家一族だったが、戦争時に拉致られ、非道な実験により両腕と右目を喪失していた。
ムクが「よく生きていた」と感心していたらしい。
種族的には狐獣人で、見た目は25歳くらいの好青年にみえる。
非常に整った顔をしている。
身長は185cmくらいか。
茶色に一部赤が混じる髪の毛を短く刈り込み、しっかりとした眉に意志の強そうな深緑色の瞳。
鼻が高く口は大きめだ。
道着のような服に下には黒い袴を着用している。
しっかりとした体躯は、うちではナハムザートについで背が高い。
能力は高く、妖狐と呼ばれる伝説の大妖の血を引くらしいのだが、様々なショックの中本人は忘れてしまったそうだ。
身元を確認するために、全員に『聖言』を使用したときに判明したと、ネルが教えてくれた。
聖言、何でもできるんですね。
完治後はノニイとエルマとともに、各種助手を請け負っている。
空いた時間はナハムザートから、剣の指南を受けているそうだ。
カリンはヒューマンとエルフのハーフで見た目20歳くらいのお姉さん。
落ち着いたグレーの背中まで届く髪は三つ編みで一つにまとめてあり、薄い眉にすっと切れ長な濃い青色の瞳が涼しげだ。
すっと通った鼻筋に、薄ピンクの唇。
長めの耳がチャーミングだ。
とっても美人さんだ。
フリルがあしらわれたミルク色のブラウスに、ひざ下までの紺色のスカートがよく似合う。
ブラウスを優しく押し上げるバランスの良い胸が美しい。
彼女は珍しい精霊魔法の使い手だったことから、研究対象とされていた。
比較的まともな対応をされていたらしいが、救出直前に……
どうやら戦況が不利になったことを悟った所員が暴走し、彼女たちのような美しい実験体に手を出したらしい。
…反吐が出る。
発見した部屋には、瀕死のカリン以外数名の少女だった亡骸が散乱していたそうだ。
時間をかけ、心の傷を克服した彼女は「私は絶対にノアーナ様のお嫁さんになります!」と宣言したものの、時間がたち冷静になったときに、ネルやロロン、コロンといった伝説級の美女と自分を見比べて、ああ、なんて恐れ多いことを!と、かつての俺を避けるようになっていたそうだ。
いやいや、とっても奇麗だよ、優しさを感じさせる、安心できる女の子だよ!って言ったら、ガチ目にネルに怒られた。
…解せぬ。
ミュールスは角が特徴の可愛い魔族の女の子。
18歳くらいの見た目をしている。
煌めく紫色の腰まで届く長い髪をツインテールにし、その上には白い角がみえている。
すっと引いたような整った眉。
大きな目には煌めくローズ色の瞳が鎮座している。
小さな鼻に、赤い微笑むような形の可愛らしい唇。
小さめな顔が可愛らしさに拍車をかける。
華奢な体躯にややアンバランスなふくよかな胸。
きゅっとしまった腰にスラリとした白い足が見える。
白い襟がワンポイントの薄ピンクの、スカート丈の短めなワンピースに、花柄の刺繡が施されたエプロンがよく似合う。
彼女は幼少期に暗黒召喚魔法が固有スキルとして発現し、里を追放されたところを攫われたそうだ。
助け出した時には両足がアンデット化しており、この子も生きているのが不思議なほどひどい状況だったそうだ。
なんて糞な国なんだ!
以前の俺、グッジョブ!!
そんなわけで皆と交流ができた。
ちょっと、いやかなり、魔王ノアーナの印象が変わった。
「至高で究極な能力を有する伝説級な存在」から、
「至高で究極な能力を有する慈悲深く馴染みやすい感情豊かな存在」へと、俺の中でジョブチェンジしたのだった。
確かに少し気は楽になった。
一方で、なんだか映画を見ているかのような『自分で体験したのではない』という違和感が強く俺を包んでいた。
話を聞く中で、一部ノイズがかった記憶が徐々に鮮明さを取り戻し結果『魔神眼』というチート級スキルが復元した。
俺は早く色々確認したくて一人になったんだ。
途中すべての使用人?
いや、あえて『仲間』と呼ぼう。
彼らとも話ができた。
コック長のミナトは「料理長はやっぱり日本人だろ?だからお前『ミナト・イズミと名乗れ』」とかつての俺に任命され、それが世界に概念と認識された。
なのでこの世界の料理人は基本『日本人みたいな名前』と付随するスキルが発動し、うまい料理を作ることができるようになったそうだ。
はあっ。
…つかなんで日本人!?
ミナトはヒューマンと魔族のハーフで、死にかけのところを俺に助けられ、料理を叩き込まれたとの事。
「ずっとうまい飯を作ってくれ」と言われ魔改造。
ああ、うん。
まあ、本人が良いならいいか。
何でも「死にたくなったら死ねるようにはしておいた」らしい。
本人は「光喜様が死ぬまでは、ずっと料理作りますからね!」と宣言されておりました。
各種助手のノニイ、エルマ、カンジーロウ、調理助手のカリン、ミュールスたちは、かつてドルグ帝国が引き起こした戦争のさなか、ムクとナハムザートが保護してきて育てた戦争孤児の子供たちだ。
ある研究施設で実験体として捕えられていたらしい。
グースワースで保護した当初は心を閉ざし、眼の光は消え、死んだようにうずくまっていたそうだ。
体の傷は回復系の魔術で直したが、心の傷についてはかつての俺が、
「自分で克服しなければ、永遠に傷が残る。俺がお前らに永遠をくれてやる。だからいくらでも時間をかければいい。俺が一緒にいてやる」
と、数年かけて寄り添いながら直したらしい。
そして研究施設を建設していたドルグ帝国は、現在では人の寄り付かない自然いっぱいの動物たちの楽園になっているそうだ。
…何をしたか聞くのだが、誰も詳しくは教えてくれなかった。
まあ、想像はできる。
…なんだよ。
破天荒でわがままで、俺様で飽きっぽくて、女性にだらしなくて、どうしようもない奴だと思っていたが……
意外といい奴じゃんかよ、俺。
そんなこんなで回復した彼らは、恩返しのために働きたいと申し出たそうだ。
ノニイは元々サキュバス族の少女だった。
やはり魔改造で見た感じは中学生くらいの人間の容姿をしている。
とっても明るい女の子だ。
うん、すごく可愛い。
ピンクかかった赤色の髪をお団子でまとめ、同じ色の形の良い細い眉毛。
顔に対し大きめのアーモンド形の目はやや目じりが下がり、ルビーのような煌めく赤い瞳が特徴的だ。
可愛らしい小さな鼻にぷっくりとしたピンクの唇。
あどけなさの残る美少女だ。
カーキ色のシャツから覗く腕は白く、控えめな胸と相まって清楚な印象を受ける。
モスグリーンのキュロットパンツをはき、長めの足が美しい。
種族特性が暴走していた保護当時は、あまりにも妖艶すぎたため本人の希望で封印を施したとのこの。
研究時にいたころは固有スキルを無理やり暴走させられ、とても語ることはできない凌辱めいた仕打ちを受けていたらしい。
心が回復して本当に良かった。
エルマはコーンラット族と呼ばれる少数民族で、カテゴリー的には鼠獣人になるそうだ。
身長は140㎝くらいと低く、やや手が短い印象がある。
非常に鼻が利き、それもあってか掃除スキルは完璧だ。
見た目では性別はどちらともいえない中性的な印象で、どうやら種族的に両性を具有しているようだ。
グレーの頭髪はショートボブ、黒目がちな茶色の瞳にきりっとした口。
普通に美少女?美男子?だけどね。
白ワイシャツにグレーのズボンをサスペンダーでとめた、格好良い姿をしている。
発見時には寄生魔法生物に侵されており、瀕死の状態だったとか。
カンジーロウは、唯一自分の名前を憶えていたそうで保護当時一番年長だった。
もともと武術をたしなむ武家一族だったが、戦争時に拉致られ、非道な実験により両腕と右目を喪失していた。
ムクが「よく生きていた」と感心していたらしい。
種族的には狐獣人で、見た目は25歳くらいの好青年にみえる。
非常に整った顔をしている。
身長は185cmくらいか。
茶色に一部赤が混じる髪の毛を短く刈り込み、しっかりとした眉に意志の強そうな深緑色の瞳。
鼻が高く口は大きめだ。
道着のような服に下には黒い袴を着用している。
しっかりとした体躯は、うちではナハムザートについで背が高い。
能力は高く、妖狐と呼ばれる伝説の大妖の血を引くらしいのだが、様々なショックの中本人は忘れてしまったそうだ。
身元を確認するために、全員に『聖言』を使用したときに判明したと、ネルが教えてくれた。
聖言、何でもできるんですね。
完治後はノニイとエルマとともに、各種助手を請け負っている。
空いた時間はナハムザートから、剣の指南を受けているそうだ。
カリンはヒューマンとエルフのハーフで見た目20歳くらいのお姉さん。
落ち着いたグレーの背中まで届く髪は三つ編みで一つにまとめてあり、薄い眉にすっと切れ長な濃い青色の瞳が涼しげだ。
すっと通った鼻筋に、薄ピンクの唇。
長めの耳がチャーミングだ。
とっても美人さんだ。
フリルがあしらわれたミルク色のブラウスに、ひざ下までの紺色のスカートがよく似合う。
ブラウスを優しく押し上げるバランスの良い胸が美しい。
彼女は珍しい精霊魔法の使い手だったことから、研究対象とされていた。
比較的まともな対応をされていたらしいが、救出直前に……
どうやら戦況が不利になったことを悟った所員が暴走し、彼女たちのような美しい実験体に手を出したらしい。
…反吐が出る。
発見した部屋には、瀕死のカリン以外数名の少女だった亡骸が散乱していたそうだ。
時間をかけ、心の傷を克服した彼女は「私は絶対にノアーナ様のお嫁さんになります!」と宣言したものの、時間がたち冷静になったときに、ネルやロロン、コロンといった伝説級の美女と自分を見比べて、ああ、なんて恐れ多いことを!と、かつての俺を避けるようになっていたそうだ。
いやいや、とっても奇麗だよ、優しさを感じさせる、安心できる女の子だよ!って言ったら、ガチ目にネルに怒られた。
…解せぬ。
ミュールスは角が特徴の可愛い魔族の女の子。
18歳くらいの見た目をしている。
煌めく紫色の腰まで届く長い髪をツインテールにし、その上には白い角がみえている。
すっと引いたような整った眉。
大きな目には煌めくローズ色の瞳が鎮座している。
小さな鼻に、赤い微笑むような形の可愛らしい唇。
小さめな顔が可愛らしさに拍車をかける。
華奢な体躯にややアンバランスなふくよかな胸。
きゅっとしまった腰にスラリとした白い足が見える。
白い襟がワンポイントの薄ピンクの、スカート丈の短めなワンピースに、花柄の刺繡が施されたエプロンがよく似合う。
彼女は幼少期に暗黒召喚魔法が固有スキルとして発現し、里を追放されたところを攫われたそうだ。
助け出した時には両足がアンデット化しており、この子も生きているのが不思議なほどひどい状況だったそうだ。
なんて糞な国なんだ!
以前の俺、グッジョブ!!
そんなわけで皆と交流ができた。
ちょっと、いやかなり、魔王ノアーナの印象が変わった。
「至高で究極な能力を有する伝説級な存在」から、
「至高で究極な能力を有する慈悲深く馴染みやすい感情豊かな存在」へと、俺の中でジョブチェンジしたのだった。
確かに少し気は楽になった。
一方で、なんだか映画を見ているかのような『自分で体験したのではない』という違和感が強く俺を包んでいた。
話を聞く中で、一部ノイズがかった記憶が徐々に鮮明さを取り戻し結果『魔神眼』というチート級スキルが復元した。
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