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第21話 転生者
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(新星歴4814年4月25日)
「あれ?あたし、さっきまで病院のベッドで寝ていたのに…!!」
「もしかして、これって異世界転生!?」
茜は周りを見回した。
踝あたりまで雑草が生えている広場。
少し離れた場所には小さな小川が流れていた。
遠くにはうっすらと白く化粧した山々が見える。
茜は慌てて小川に駆け寄り、自分の顔を水面に写してみた。
「…っ!?…可愛い」
そこには15歳くらいの、ピンクがかった金色の髪をサイドアップにし、少し垂れ気味の大きな目にはガーネットのような深紅の瞳が煌めく、可愛らしい顔が映し出されていた。
※※※※※
西園寺茜は生まれつき病弱で、17年の生涯をほとんど病院で過ごしていた。
先天性の難病に侵されていた彼女は、生まれた時には医者から「持って数か月」と診断を受けていた。
しかし父親である西園寺栄人の、金と権力のすべてを捧げる形振り構わない対応により一命をとりとめた。
そしてあり得ないほどの溺愛を一身に受けた茜は、母親がいないいびつな環境にもかかわらず心優しく、素直な少女へと成長していった。
薬品の匂いが立ち込める、クリーム色の天井の下のそっけないベッドと生まれた時からずっとある点滴台。
変わることのない景色の中、わがまま一つ言わずに精一杯生きようと藻掻いていた小さな命は、6歳の誕生日を迎えた時父親に初めて一つのわがままを言った。
「ママに会いたい」
命はあるものの、病魔の侵攻は無情だ。
いつ逝ってしまってもおかしく状況の茜は、自分の状況を幼いながらに理解していた。
だから精一杯いい子で治療も頑張ってきたし、パパにもできるだけ笑顔を向けるよう気を使っていた。
栄人はやせ細った娘を壊れないように優しく、そして可能な限り強く抱きしめて茜に語り掛けた。
「茜のママは天国にいるんだよ。茜はいい子だから、きっとまた会えるよ」
栄人はこぼれる涙を抑えられずに、茜を抱きしめ続けた。
ポケットの中に光喜が磨いていた漆黒の石を忍ばせながら。
茜が生まれた直後、医者から告げられた言葉に、両親、特に母親はその事実に絶望し、産後の肥立ちも悪く茜が生まれて2か月後には帰らぬ人となってしまっていた。
※※※※※
父親である西園寺栄人は西園寺グループの会長の次男だ。
何不自由ない暮らしの中で、でも何か物足りなさを抱えながら過ごしていた。
大学で必須単位習得後の4年生の春。
世間体が悪いという理由から、父の勧めで妻となる東郷沙紀とお見合いをした。
たいして好きではなかったが、断る理由も無かったため結婚することにした。
高校時代、恋焦がれていた女性がいた。
佐山夏樹、そう光喜の姉だ。
当時夏の終わりに告白するはずだった。
だけど事故で…
彼女は肩書ではなく、栄人を見てくれていた。
まあ弟みたいな感じではあったが。
彼女が亡くなると、チャンスとばかりに家柄目当てで言い寄ってくる有象無象が押し寄せ嫌気がさした。
うんざりだった。
大学でも女を避けていた栄人の様子に、父に変に勘繰られていた。
だから、ちょうどいいと思った。
沙紀は今までの女とは違い、家柄には興味がなく、栄人を見てくれていた。
恋焦がれていた彼女のように。
でも栄人は、罪悪感からか、かえってそっけない対応を続けてしまっていた。
そんな中、結婚生活を続け4か月が過ぎるころ沙紀が身ごもった。
そして栄人は激変する。
彼は与えられる生活が当たり前で、今まで何かを作り出す経験がほとんどなかった。
そんな彼と沙紀の間に宿った新しい命。
信じられない感動が彼の全身を支配した。
「俺が?父親…!!??」
心の中の何かが満たされていった。
そしてずっとそっけない態度をとっていたにもかかわらず、愛を向けてくれていた沙紀がたまらなく愛おしくなった。
…いや多分最初から。
刹那、栄人は沙紀を抱きしめていた。
沙紀は驚愕とともに、結婚生活で初めて栄人からの愛情を感じ、戸惑いを隠せずにいた。
※※※※※
沙紀が経験していた栄人との結婚生活は、まるで役割を演じる舞台のようであった。
結婚してからも交わされる言葉は最低限。
邪険にされるわけではないが交わされる瞳には興味の色が全くない。
夜の営みはあるものの「愛している」と言われたことは一度もない。
社会的なステータスは高く、生活に不安はまるでないし、人として尊敬できるが、何しろ感情があるのか疑問に思うこともある程、機械のような生活を送る人だった。
たまに家に訪れる『佐山君』と話しているときには表情豊かになるため、少なからず嫉妬心を抱いていたが。
月のモノが遅れ、ひどい立ち眩みに襲われた沙紀は、状況に、そこはかとない不安を覚えた。
夜の営みは定期的にこなしているため、その可能性は十分承知していたし、栄人からも子供は必要だとも言われていたので、妊娠したとしても問題ないはずなのだが、あの感情のこもらない瞳を思い出し、沙紀は身震いした。
程なくして産婦人科で「おめでたですよ」と言われた。
心に去来する少しの嬉しさと、大きな不安。
家に帰ってから一人で腕を組み目を閉じ床に座り込み、さんざん悩んだ。
…栄人さんの、あのまなざし。
私はいい。
覚悟していた。
少し切ないがきっと栄人は女性に対して誰が相手でも変わらないのだろうと、大人である私は理解できるからだ。
「でもっ、この子は…この子には…」
愛してあげてほしい。
そう思う。
…そして栄人に伝えようと決心をした。
その後栄人が激変するとは、つゆとも思わずに。
※※※※※
妊娠発覚後の栄人は「誰だコイツ?」と思わず突っ込んでしまうほど沙紀に対する態度が激変した。
目が合うと溢れんばかりの愛情のこもった色を浮かべ見つめてくるし、事あるごとに抱擁してくる。
今まで一度も聞いたことのない、砂糖を吐くほどの甘い言葉を雨あられのように浴びせてくる。
挙句には身の回りの世話をこれでもかとしてくるので、さすがに辟易してしまう。
「あの、栄人さん?靴下くらい自分で履けますよ?」
「えっと、歯磨きは自分でしますから!」
「ご飯も自分で採れますので!!」
「かっ、体も自分で洗えますからー!!!」
「ベッドへ行くのにお姫様抱っこは必要ありませんよー!!!」
等々である。
思えばこのころが、この家族にとって一番幸せな時だったのかもしれない。
※※※※※
お金に糸目をつけない最新医療によって、6歳の時に一度意識不明の状態に陥ったり、何度も生命の危機に瀕したが茜は17歳を迎えていた。
相変わらずベッドの上の住人で、窓から見える景色と、疲れるからと1日1時間しか読めない小説、それから相変わらず再婚もせずに茜をめちゃくちゃ甘やかす父親から聞く話と、たまにお見舞いに来てくれる父の友人の光喜お兄ちゃんのお話が、茜の世界のすべてであった。
きっと茜の命はとうに限界を迎えているのだろう。
ここ最近は現実なのか夢なのか判断がつかないほど意識の混濁がひどい。
そんな茜だが、誰にも打ち明けていない秘密があった。
きっと言っても誰も信じてはくれない、妄想だと笑われるだろう。
パパは「茜は天使のような心の奇麗な自慢の娘だ。嘘などつくものか!」とか言いそうだけど…
私は違う世界を知っている。
ファルスーノルンという星のことを。
極帝の魔王、ノアーナのことを。
…いや、光喜お兄ちゃんのことを。
二日後の4月25日、茜は17年の生涯を閉じたのだった。
「あれ?あたし、さっきまで病院のベッドで寝ていたのに…!!」
「もしかして、これって異世界転生!?」
茜は周りを見回した。
踝あたりまで雑草が生えている広場。
少し離れた場所には小さな小川が流れていた。
遠くにはうっすらと白く化粧した山々が見える。
茜は慌てて小川に駆け寄り、自分の顔を水面に写してみた。
「…っ!?…可愛い」
そこには15歳くらいの、ピンクがかった金色の髪をサイドアップにし、少し垂れ気味の大きな目にはガーネットのような深紅の瞳が煌めく、可愛らしい顔が映し出されていた。
※※※※※
西園寺茜は生まれつき病弱で、17年の生涯をほとんど病院で過ごしていた。
先天性の難病に侵されていた彼女は、生まれた時には医者から「持って数か月」と診断を受けていた。
しかし父親である西園寺栄人の、金と権力のすべてを捧げる形振り構わない対応により一命をとりとめた。
そしてあり得ないほどの溺愛を一身に受けた茜は、母親がいないいびつな環境にもかかわらず心優しく、素直な少女へと成長していった。
薬品の匂いが立ち込める、クリーム色の天井の下のそっけないベッドと生まれた時からずっとある点滴台。
変わることのない景色の中、わがまま一つ言わずに精一杯生きようと藻掻いていた小さな命は、6歳の誕生日を迎えた時父親に初めて一つのわがままを言った。
「ママに会いたい」
命はあるものの、病魔の侵攻は無情だ。
いつ逝ってしまってもおかしく状況の茜は、自分の状況を幼いながらに理解していた。
だから精一杯いい子で治療も頑張ってきたし、パパにもできるだけ笑顔を向けるよう気を使っていた。
栄人はやせ細った娘を壊れないように優しく、そして可能な限り強く抱きしめて茜に語り掛けた。
「茜のママは天国にいるんだよ。茜はいい子だから、きっとまた会えるよ」
栄人はこぼれる涙を抑えられずに、茜を抱きしめ続けた。
ポケットの中に光喜が磨いていた漆黒の石を忍ばせながら。
茜が生まれた直後、医者から告げられた言葉に、両親、特に母親はその事実に絶望し、産後の肥立ちも悪く茜が生まれて2か月後には帰らぬ人となってしまっていた。
※※※※※
父親である西園寺栄人は西園寺グループの会長の次男だ。
何不自由ない暮らしの中で、でも何か物足りなさを抱えながら過ごしていた。
大学で必須単位習得後の4年生の春。
世間体が悪いという理由から、父の勧めで妻となる東郷沙紀とお見合いをした。
たいして好きではなかったが、断る理由も無かったため結婚することにした。
高校時代、恋焦がれていた女性がいた。
佐山夏樹、そう光喜の姉だ。
当時夏の終わりに告白するはずだった。
だけど事故で…
彼女は肩書ではなく、栄人を見てくれていた。
まあ弟みたいな感じではあったが。
彼女が亡くなると、チャンスとばかりに家柄目当てで言い寄ってくる有象無象が押し寄せ嫌気がさした。
うんざりだった。
大学でも女を避けていた栄人の様子に、父に変に勘繰られていた。
だから、ちょうどいいと思った。
沙紀は今までの女とは違い、家柄には興味がなく、栄人を見てくれていた。
恋焦がれていた彼女のように。
でも栄人は、罪悪感からか、かえってそっけない対応を続けてしまっていた。
そんな中、結婚生活を続け4か月が過ぎるころ沙紀が身ごもった。
そして栄人は激変する。
彼は与えられる生活が当たり前で、今まで何かを作り出す経験がほとんどなかった。
そんな彼と沙紀の間に宿った新しい命。
信じられない感動が彼の全身を支配した。
「俺が?父親…!!??」
心の中の何かが満たされていった。
そしてずっとそっけない態度をとっていたにもかかわらず、愛を向けてくれていた沙紀がたまらなく愛おしくなった。
…いや多分最初から。
刹那、栄人は沙紀を抱きしめていた。
沙紀は驚愕とともに、結婚生活で初めて栄人からの愛情を感じ、戸惑いを隠せずにいた。
※※※※※
沙紀が経験していた栄人との結婚生活は、まるで役割を演じる舞台のようであった。
結婚してからも交わされる言葉は最低限。
邪険にされるわけではないが交わされる瞳には興味の色が全くない。
夜の営みはあるものの「愛している」と言われたことは一度もない。
社会的なステータスは高く、生活に不安はまるでないし、人として尊敬できるが、何しろ感情があるのか疑問に思うこともある程、機械のような生活を送る人だった。
たまに家に訪れる『佐山君』と話しているときには表情豊かになるため、少なからず嫉妬心を抱いていたが。
月のモノが遅れ、ひどい立ち眩みに襲われた沙紀は、状況に、そこはかとない不安を覚えた。
夜の営みは定期的にこなしているため、その可能性は十分承知していたし、栄人からも子供は必要だとも言われていたので、妊娠したとしても問題ないはずなのだが、あの感情のこもらない瞳を思い出し、沙紀は身震いした。
程なくして産婦人科で「おめでたですよ」と言われた。
心に去来する少しの嬉しさと、大きな不安。
家に帰ってから一人で腕を組み目を閉じ床に座り込み、さんざん悩んだ。
…栄人さんの、あのまなざし。
私はいい。
覚悟していた。
少し切ないがきっと栄人は女性に対して誰が相手でも変わらないのだろうと、大人である私は理解できるからだ。
「でもっ、この子は…この子には…」
愛してあげてほしい。
そう思う。
…そして栄人に伝えようと決心をした。
その後栄人が激変するとは、つゆとも思わずに。
※※※※※
妊娠発覚後の栄人は「誰だコイツ?」と思わず突っ込んでしまうほど沙紀に対する態度が激変した。
目が合うと溢れんばかりの愛情のこもった色を浮かべ見つめてくるし、事あるごとに抱擁してくる。
今まで一度も聞いたことのない、砂糖を吐くほどの甘い言葉を雨あられのように浴びせてくる。
挙句には身の回りの世話をこれでもかとしてくるので、さすがに辟易してしまう。
「あの、栄人さん?靴下くらい自分で履けますよ?」
「えっと、歯磨きは自分でしますから!」
「ご飯も自分で採れますので!!」
「かっ、体も自分で洗えますからー!!!」
「ベッドへ行くのにお姫様抱っこは必要ありませんよー!!!」
等々である。
思えばこのころが、この家族にとって一番幸せな時だったのかもしれない。
※※※※※
お金に糸目をつけない最新医療によって、6歳の時に一度意識不明の状態に陥ったり、何度も生命の危機に瀕したが茜は17歳を迎えていた。
相変わらずベッドの上の住人で、窓から見える景色と、疲れるからと1日1時間しか読めない小説、それから相変わらず再婚もせずに茜をめちゃくちゃ甘やかす父親から聞く話と、たまにお見舞いに来てくれる父の友人の光喜お兄ちゃんのお話が、茜の世界のすべてであった。
きっと茜の命はとうに限界を迎えているのだろう。
ここ最近は現実なのか夢なのか判断がつかないほど意識の混濁がひどい。
そんな茜だが、誰にも打ち明けていない秘密があった。
きっと言っても誰も信じてはくれない、妄想だと笑われるだろう。
パパは「茜は天使のような心の奇麗な自慢の娘だ。嘘などつくものか!」とか言いそうだけど…
私は違う世界を知っている。
ファルスーノルンという星のことを。
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…いや、光喜お兄ちゃんのことを。
二日後の4月25日、茜は17年の生涯を閉じたのだった。
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