創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第189話 つながる心とグースワースの動揺

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(新星歴4819年8月4日)

 あの決意をした日から3か月ほど経過した。
 俺はあり得ないことだが現在18股というとんでもないドクズ男になっていた。

 「ハハハ、自分で決めたとはいえ……あり得ないな」

 思わず独り言ちる。

 そして儀式は成功していた。
 漆黒を保有する女性は全部で18人となっている。

 一番関係が薄いと思っていたサイリスが一番最初に獲得したのには驚いたが。
 まあ、さすが元人妻。
 何がとは言わないが、それはもう凄かった。
 俺はあっという間に手玉に取られた感じだ。

 実は俺の知らないところで彼女たちは『共有感応』というスキルが生えていた。
 強い感情を共有できるようだ。

 具体的に言うと……俺と『いたしている』ときにその感覚が伝わるらしい。
 茜に『ねえ、少し抑えてよ。もう、やばいんだからね』と言われてしまった。

 実は以前、ネル、茜、神々にもそういう事は伝わっていたらしいが、今は感じ方が大幅に増しているらしい。

 つまり突然気持ちよくなってしまう。

 なので下らないごまかしは全くしていない。
 まあもともと覚悟の上だ。
 最近は同時にということも増えてきた。

 感じてしまうのだ。
 だったら一緒にどうですか?となってしまった。

 ハハハ、笑えるほどのクズぶりに俺はもう何も言う事がない。

 ただ一つ困ることがある。
 勿論グースワースのすべての女性とそういうことをするわけではないが、大人数だし、やはり愛という気持ちは少しのきっかけで燃え上がることが多い。

 だからタイミングが合ってしまえば時間など無視して心を通わせあうことも多い。
 そして仕事中の繋がっている彼女たちにそれは伝わってしまう。

 一度カナリアに怒られた。

 「ノアーナ様、せめて夕刻以降にしてくださいませんか?早朝から顔を真っ赤にさせモジモジされては仕事になりませんので」

 はい、すみません。
 まあ、そんなわけで俺のドクズ生活は絶賛進行中なのだが。
 スキルについては研究し、ある程度の調整はかけていきたいとは思っている。

 今日もこれからロロンとコロンと同時に行うため、彼女たちの部屋へ行く途中だ。
 俺はドアをノックして声をかけ扉を開く。

 「ロロン、コロン、ノアーナだ。入るぞ」
 「「あう、まって…あっ…」」

 中に入ると、何故か衣服を乱しているロロンとコロン、リナーリアとサラナが顔を赤くしながら悶えていた。

 どうやら百合の日だったようだ。

 「…ああ、まあ、そういう日もあるのだろう。うん、個人の自由だもんな。俺は何も言わないぞ」

 俺は執務室へと転移していった。

※※※※※

 執務室へ行っても特にやることのなかった俺は久しぶりに戦闘訓練に励むカンジーロウたちを見ようと、魔力を広げ感知を行った。

 まあ、大体彼らはグースワース近辺の森で訓練している。
 彼らの強さに対する姿勢に尊敬してしまうくらいだ。

 俺は森を覆うように感知をする。

 「っ!?……いた。…ん?」

 少し妙な気配を感じた俺はそのままカンジーロウのところへと転移していった。

※※※※※

 「くそっ、コイツ、マジか、ぐうう、おい、ゴドロナ、ミーアのフォローに入れ。アカツキは俺の補佐だ」

 「了解だ。カンジーロウ、死ぬなよ」
 「当たり前だ!ぐううっ、この筋肉ゴリラが!!」

 刀で耐えていたブラッドオーガの棍棒を力任せにはじき返す。
 ふらつくブラッドオーガの足に二本の傷が刻まれた。

 アカツキがすり抜けざまに二本の短剣で刻んだものだ。

 「グガアアア―――――!!!」

 「アクアシールド!!」

 少し離れた場所では、ミーアがシールドを展開し、コボルトアーチャーの弓の攻撃を何とか防いでいる所だった。

 「くそっ、どうしたんだ?こいつらいつもより強いぞ」

 4人はいつもの隊形で、ちょうど森と荒野の中間点位のところで訓練をしていた。

 「はああああっ!!!」

 ゴドロナの棒術が、コボルトアーチャーの群れに襲い掛かる。
 血しぶきを上げながら逃げ惑うコボルトアーチャー。

 そして奥から魔法の礫がゴドロナに襲い掛かってきた。

 「くっ、厄介な!!何匹居やがる」

 ゴドロナは連続突きの要領で、弾幕の様なものを生成し礫を相殺していく。
 そのすきに紡がれたミーアの魔法がコボルトメイジに着弾、悲鳴が響く。

 「グギャアアア―――」

 「アクアバリア!!」

 障壁を展開させ、戦線は維持された。

 「くらえっ!!はああああっ!!!」
 「合わせます!!うおおおおっ!!」

 魔力を乗せたカンジーロウの剣戟と、渾身の二刀流がブラッドオーガを貫いた。

 「グガアアアアアアアアアアア―――――」

 どうにか魔物の襲来を退けることに成功した4人は継戦体制を構築する。
 警戒を怠ることはここでは死に直結してしまう。

 「まずいな。大分消耗した。……戻った方が良いかもしれん」

 今ならまだ、カンジーロウの転移で戻れるタイミングだ。
 魔力はまだ足りる。

 空間が軋み馴染みある魔力があふれ出す。
 思わず膝をつく4人。

 ノアーナ様だ。

 「お疲れだカンジーロウ。ん?やはりおかしいな」

 ノアーナは転移してくるなりあたりを見回した。

 「カンジーロウ、魔力探知できたよな」
 「っ!?は、はい」
 「……ん?……そうか、隠蔽だなこれは」

 俺はおもむろに古代魔法を紡ぐ。
 そして50m位先の大木のたもとに、倒れている人物を感知した。

 「ふむ、せっかくだ。一緒に行くか」
 「「は、はい」」
 「嬉しいです」
 「お供します」

 俺たち5人は感知した場所へと進んでいった。
 その短い間に2回魔物に襲われたが、俺がいることで魔力の心配のなくなったカンジーロウの活躍で瞬殺、成長した姿を見せてくれた。

 ゴドロナとアカツキは渋い顔だ。

 「カンジーロウ、腕を上げたな。だがお前は隊長だぞ。部下にいいところは譲ってやるといい」
 「!?はっ、精進いたします」
 「ああ」

 そして目指す大木のたもとには簡易的な結界が構築されおり、中には兎獣人とみられる女の子が倒れていた。

 そして横には使い捨ての低級の転移の魔道具が落ちている。
 魔物が活性化したのは結界に反応し過剰に興奮していたのだろう。

 「女性のようだ。……よし、罠などはないようだ。ミーア、確認を頼みたい」
 「はい、承知しました」

 …ノアーナ様ってば気が利くのよね…
 …全くゴドロナさんもこういう事が出来ればもっと素敵なのに…

 そんなことを思いながらミーアは確認を行う。
 どうやら怪我を負い、気を失っているようだ。

 「ノアーナ様、生存ですけど怪我しています。意識もないですね」
 「ふむ。放っておくわけにもいくまい。ミーア、抱えられるか?すまないな。…女性を男が触れるのは極力避けたいからな」

 俺がしゃべり始めると同時に向かっていったカンジーロウとゴドロナの動きが止まる。

 「はい。うんしょっと。……問題ありません」
 「あー、カンジーロウとゴドロナ」
 「「……は、い」」

 俺はため息交じりに諭すよう声をかけた。

 「少しは学べ」
 「「…はい」」

 なぜかニコニコ顔のミーアだった。

 そしてこの女性がグースワースにひと悶着起こすのだが、この時は誰も気付くことはできなかった。

 まあね、主に戸惑うのはナハムザートなんだけどね。
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