創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第194話 勇者と神々の力

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 会議室では6柱の神々と茜の7人がノアーナの到着を待っていた。

 空間が軋み魔力があふれ出す。

 「さあ皆、反撃を始めよう」

※※※※※

 「会議を始める。アート、例のゴーレムは稼働できそうか」

 俺は以前アースノートに一つの課題を出していた。
 情報収集用の耐久力をとことん追求した特化型のゴーレムだ。

 「ええ、現在100体ほどならすぐに稼働できますわ」
 「流石だな。よし、アグ、皆に説明を頼む」
 「分かったー。今回のケースはねー……」

 俺は腕を組み思いをはせる。
 今回の連携する魔物は間違いなく悪意によるものだ。
 だが反応はないし、そしておそらく組織的だ。

 奴以外で奴に協力しているもの、或いは組織があるはずだ。
 つまり俺以外の原因が蠢いていることが確定したと見ていい。

 「焦るな。考えるんだ。きっと光はあるはずだ」

 ネルと約束した。
 絶対にあきらめないし解決する。

 アグアニードの説明が終わり大枠を全員が共有したところで俺は皆に指示を出していく。

 「よし皆、多分長期戦になるだろう。まずはアートのゴーレムを各地に設置する。そしてそれを眷族によってフォローさせろ。命が優先だが場合によっては自分を優先させてほしい。最悪切り捨てる判断も必要になるだろう」

 「光喜さん、それって…」
 「ああ、住民とお前たち。片方ならお前たちを取れという事だ」
 「「「「「っ!?」」」」」

 いまだ選択したことのない様な指示に皆に緊張が走る。

 「おそらく悪意に協力するこの星の住人か或いは組織がある。…俺は星を守るために、全てを守ろうとしてきた。でも今回はどうやら甘く無いようだ」

 俺は守ると決めた。
 優先順位を間違えるときっと後悔してしまう。
 そんな気がしていた。

 「ノアーナ様、発言よろしいですか」
 「ああ、アルテかまわない。何か掴んでいるのか」
 「はい。ルースミールから伝言です。『奴』の胎動を感じたと」

 そうか。
 彼女はいわば子供みたいなものだ。
 悪意の。

 だから俺よりも感知能力が高い。

 「アルテ、場所とかは掴んでいるのか」
 「この星にいないようです」
 「っ!?…ありがとう、他に何か情報はあるか?」
 「申し訳ありません。ですが、方法は分かりませんがどうやら操ることに特化した人間を引き込んだようです。波動が集中している場所を数か所捕らえました」

 光が見えた。
 そうだ、俺は一人ではない。

 「流石だ、アルテ。ルースミールを守れ。絶対に死なすことは許さん。あの子は希望になるはずだ」
 「ええ、承知しております」
 「ねえ?くわしく教えていただけまして?対策を取りますわ」

 アースノートのぐるぐる眼鏡がキラリと光る。

 どんどん行動が決まっていく。
 俺の仲間は本当に頼りになる。

 「…ノアーナ様……降魔の杖の……使用許可を…お願いします」
 「っ!?……ダニー。今は必要ない。あれは…」
 「知ってる!!……でも、私も守りたい……ノアーナ様を」

 降魔の杖は禁忌指定しているアーティーファクトの一つだ。
 ダラスリニアの闇魔法の極致、究極召喚『死国隆盛』を使用可能にするキーアイテムだ。
 だが、反動がエグイ。
 下手をすると発動と同時に死ぬ。

 「ダメだ。お前を危険にさらしたくない」
 「…あれは使わない。……召喚の幅を広げるだけ……いつかの為に…経験がいる」

 俺はため息をつき天を見上げた。
 改めてダラスリニアを見る。
 彼女の決意はきっと、だれも止める事が出来ない。

 「分かった。だが縛らせてくれ。お前の命は、俺にとって星より大切だ」
 「……うん。ありがとう……無理はしない」

 「ノアーナ様―神滅の氣、使えるはずー…付き合って―」
 「ああ、わかった。お前の成果、俺に見せてくれ」

 「ふう、皆本気ですわね。わたくしも出し惜しみできませんわね」

 モンスレアナがおもむろに封印を解除する。
 激しい魔力の奔流が彼女の真核からあふれ出す。

 「っ!?……ははっ、凄いな……やっぱりお前は最高の女だな」
 「もちろんですわ。絶対にあなた様をお守りいたします」

 どれほど鍛えたのだろう。
 存在値が80000を超えていた。

 「っ!?もーズールー!!モーちゃん、なにそれ?反則―」
 「わたくしとてただ遊んでいたわけではないのですわ。でも……アグアニード、わたくしを守ってくださる?この力はいわば使い捨てですの」
 「っ!?……もー、そんなこと言われたら、おいら頑張るしかないじゃーん」

 俺は皆を見ながら、心が熱くなっていくのを感じていた。
 大丈夫だ。
 きっと今回も乗り切る事が出来る。

 俺は確信していた。

 「むう、ズルい。私も」

 おとなしく座っていたエリスラーナも触発されたように立ち上がり、俺に抱き着いて来た。
 力のこもった瞳を俺に真直ぐ向ける。
 そして全身を煌めかせ、今まで見たことのない、25歳くらいの大人っぽい姿へと擬態した。

 「っ!?すごいな……エリス、おまえ、存在値が……50000を超えているぞ」
 「ふう、ノアーナ様。私のたどり着いた修練の極み、ご覧くださる?」
 「まだ…あるのか?真龍化はダメだぞ?会議室が壊れてしまう」
 「真龍化で得られる存在値はおそらく200000くらいです」
 「200000!?……ああ、お前らは考えられないくらい優秀だな。ありがとう」

 美しいエリスラーナの髪を撫でる。
 やばい、美しすぎて思わず顔が赤くなってしまう。
 気持ちよさそうに目を細め、エリスラーナはそっと俺から離れた。

 「見てほしい『真龍・同化』ぐう、うあああああああああ―――――」

 エリスラーナを金色と銀色の魔力が包み込む。
 そして…

 頭から角が生え、背中に翼が顕現、存在値が上がっていく。

 「……ふう、これが今の精一杯。でも、まだイケる」
 「…驚いた……秘術じゃないか…俺は誰にも教えていないはずだ」
 「ラスターが」
 「……っ!?そうか、『管理者』の力か」
 「うん。……疲れた…もう無理……」

 みるみる元の8歳くらいに戻るエリスラーナ。
 俺の腕に抱き着き、ぐったりとしてしまった。
 同化した時の彼女の存在値は180000を超えた。

 俺が優しくエリスラーナの髪を撫でてやると、咳ばらいをしながら茜が近づいて来た。

 「コホン。ねえ、光喜さん。私もねスフィアちゃんと特訓したんだよね。ほらあの子感情で強さ変わるじゃんね」
 「うん?」
 「だからさ『感情は、想いは、すべてを覆す』でしょ?……見ていて」

 茜は目を瞑る。
 そして彼女の真核からいくつもの感情があふれ出してくる。
 存在値を上昇させながら。

 「くっ、くう、……なんてことだ……ハハッ、ハハハ、これが勇者か」
 「はあああああああああああああああっっ!!!!!」

 強いのに優しい魔力の奔流が会議室を包み込む。
 在りえない数値に俺は呆然としてしまう。

 「ふう、ねえ光喜さん、どうかな?」

 七色のまるで虹のような魔力を纏い、茜がにっこり笑っている。
 魔力が強すぎて彼女の体が浮いていた。

 存在値は700000を超えていた。
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