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第222話 壊れたルーミーを救え
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レイトサンクチュアリ宮殿で主であるルースミールはまるで狂ったかのように暴れていた。
気が付くと何故か第2席で勇者だったシルビー・レアンはいなくなっているし、いつも癒されていたであろう少女が突然その記憶の中から消去されており、しっかり捕まれていた心に穴が開いたように大きな不安に包まれていたからだ。
「ルースミール様、どうか、落ち着いてくださいませ。国王より勅命が……」
「うるさい煩い煩い!!あああ、何なの!?むかつくのよっ!!……ああ、寂しい?わたくしが?うあああああああああああああ」
かつて世界を守るため、あり得ないような悲しい決意をしていた少女は、心の中で去来するいくつかの記憶に、足元が無くなっていくような恐ろしさを感じていた。
「ねえ、ナタリアちゃん、助けてよっ!ねえ、どこに行ったの?……わたし怖いのっ、ねえ、ずっと一緒だって言ってたのに……ああああ、うあああ、あああああああああ―――んん!!!!」
ナタリアは天使族だ。
当然寿命は尽きており、およそ50年前には亡くなっていたのだが……
フェルトのスキルにより、いつの間にか成り代わられていたため、ルースミールは知らない。
彼女がとうに亡くなっていたことを。
「ねえ、エスペリオンはどこ?あああ、ママ、パパ、おばあちゃん、助けて……ノアーナ様……アルテミリス様……怖いよっ……助けてよっ………うああああああああああああ」
かつての自身を『守るべき対象』から外した決意は、心の奥底の闇に侵食されていく。
ルースミールの真核から悍ましい何かが立ち上り始める。
空間が悲鳴を上げる。
「っ!?くっ、ルースミール様……ああっ、いけない、うああ……」
レイトサンクチュアリ宮殿は軋みを上げ崩壊し始めていた。
※※※※※
「っ!?この魔力は……どうやら時間が無いようだな。ルミナ、一緒に行こうか」
「ええ、お供します。……ノアーナ様、ルースを、助けてあげてください」
「ああ、もちろんだ。……よし、飛ぶぞ」
先ぶれが意味をなさない、か。
どうやら色々とややこしい事になっているみたいだな。
俺はアルテミリスに念話を飛ばしレイトサンクチュアリ宮殿にいるルースミールの元へと転移した。
そこには。
絶望が幕を開き始めていた。
俺の知らない何かがその力を開放し始めていく。
だが、今の俺に恐いものなど何もない。
ケリをつけるため俺はあるスキルを使用しながら覚悟を決める。
俺はルースミールを力いっぱい抱きしめた。
「っ!?えっ!?……ああ、……あああ、ノアーナ様!?……ああああああっ!?」
「ルーミー、久しぶりだ……ああ、こんなに泣いて……可愛い顔が台無しだぞ?」
あああ、あああああ、ノアーナ様……ああ、温かい…
心の奥底から湧き上がる憧れに、ルースミールの真核が音を立て激しく振動していく。
「ほら、可愛い顔を俺に見せて?……本当に美しいなルーミー」
「……かった」
「ん?」
「会いたかったの……欲しかったの……ねえ、ノアーナ様……」
抱きしめたルースミールから怪しい気配が立ち上る。
真核が分離し、そしていくつもの感情が渦を巻き姿を形成していく。
200年以上心の奥底で押さえていた闇がその産声を上げた。
絶望が顕現、激しい破壊の衝動がノアーナに取り付き、心を侵食するかのように真核を汚しながらまるで塗りつぶすような濃厚な闇が襲い掛かってきた。
「アハッ、アハハハハ、ああ、欲しいの、あなたが欲しい、ねえ、私の物になって……心を食べたい……」
「っ!?ノアーナ様!?ああ、ノアーナ様、くうっ!?」
余りの圧に、ルミナラスは蹲り渾身の全力で魔力を放出し、ガードする事しかできない。
目の前でノアーナが闇に包まれていく。
圧倒的物理的な圧を伴うそれは、嫌な音を立てながら、ノアーナを壊し始めた。
纏わりつく濃厚な闇がノアーナの皮膚を切り裂き、骨を砕いていく。
「ああ、なんて気持ちいい……大好きだよ?ねえ、一緒になろ……もう、我慢は嫌……」
恍惚の表情を浮かべ、壊れ行くノアーナを見つめるルースミール。
でもなぜか、その目からは一筋の涙を流し始める。
「……えっ?……ち、ちがう、わたし、こんな……うああっ、ヤダ、ノアーナ様!?」
200年前真核を止められていたルースミールは悪意に侵されながら生きるため、守るためにさらに多くの人格を形成していた。
しかしノアーナのスキルにより、原初の、あの当時のあまりにも非道な決意をした12歳の頃の真の真核が今甦る。
心優しく、全てをあきらめたはずの幼い純粋な恋心が、叫びをあげ、自身の真核の殆どを覆う闇と向き合い始めた。
「……違う……私は……こんなことをしたいんじゃない……ノアーナ様と笑いながら…
パパとママみたいに……優しい日常を過ごしたい……うああっ!!邪魔しないでよっ!!!」
ルースミールの真核がまばゆい光を放ち、自らの闇を浄化し始める。
空間が、レイトサンクチュアリ宮殿が軋みを上げ悲鳴を上げ崩壊を始めた。
刹那、光と音が消えた。
暖かい優しい唇が、ルースミールの可愛らしい唇を覆う。
「ああ、いい子だ……お前は幸せになっていいんだよ?……俺が許す!!」
ノアーナ渾身の根源魔法が。
全ての呪縛と因果を凌駕した。
七色の光が全てを飲み込む。
※※※※※
教会で行われていた青空教室が終わり、家に帰ると珍しく家には誰もおらず、ルースは一人自室で休もうと廊下を歩いていた。
今日はミルラナちゃんと風魔法の対決をしたので少し怠くなっていた。
自室の2つ隣にはママの部屋がある。
そこからささやくような声が漏れ聞こえた。
「っ!?あっ……もう、ママ、パパ……まだ3時なのに……」
顔を赤らめるルース。
父であるラナドリクと母であるルイナラートは娘であるルースから見ても恥ずかしくなるくらい仲がいい。
耳をすませば二人の仲睦まじいささやきが聞こえてきた。
いつもなら素通りし、気が付かないふりをするルースなのだが、何故か今日はとても気になってしまった。
実際何をしているのかは知らないルースだったが、そういう事の後のママはとても可愛い。
こっそりとドアに近づき、そおっと中をのぞく。
「っ!?」
ベッドに腰掛け、見たことのないような優しい瞳でママを見つめ後ろから包むように抱きしめているパパ。
ママは顔を赤らめうっとりとした可愛らしい表情でパパに体を預け、とても幸せそうだ。
溜まらずドアを開け両親に飛びつくルース。
私も抱きしめて欲しい……
そう思った。
「うあっ!?ルース?……」
「えっ、あっ、お、おかえり」
顔を赤らめた両親が、ルースを優しく迎え入れてくれる。
暖かいママの腕に包まれ、そして覆うような大きなパパの腕が二人を包み込む。
流れ込む親愛の感情が、少し冷めていたルースの真核を温かいもので溢れさせてくれる。
心が溶けるような安心感と大いなる愛は、凄く気持ちがいい。
「パパ、ママ…ただいま……大好き♡」
「ええ、ルース。私たちの宝物……かわいい」
「ルース。おかえり」
そこには幼いルースの求めていた全てがあった。
※※※※※
ああ、私が欲しかったものだ……
ルースの200年の呪縛が、押さえていた想いがあふれ出す。
浄化され癒され、そして大いなる愛がルースの真核を守るように包み込む。
抱擁するルースミールとノアーナ。
転移してきたアルテミリスは流れ出る涙を抑える事が出来なかった。
「アルテミリス様……脅威は、危機は、全て去りましたね」
「……ええ……さすがは魔王様です」
200年に及ぶ歪んだ【真実】の権能と渾身の【虚実】が解除された瞬間だった。
その代償は、レイトサンクチュアリ宮殿の崩壊でケリがついた。
世界はまた守られた。
気が付くと何故か第2席で勇者だったシルビー・レアンはいなくなっているし、いつも癒されていたであろう少女が突然その記憶の中から消去されており、しっかり捕まれていた心に穴が開いたように大きな不安に包まれていたからだ。
「ルースミール様、どうか、落ち着いてくださいませ。国王より勅命が……」
「うるさい煩い煩い!!あああ、何なの!?むかつくのよっ!!……ああ、寂しい?わたくしが?うあああああああああああああ」
かつて世界を守るため、あり得ないような悲しい決意をしていた少女は、心の中で去来するいくつかの記憶に、足元が無くなっていくような恐ろしさを感じていた。
「ねえ、ナタリアちゃん、助けてよっ!ねえ、どこに行ったの?……わたし怖いのっ、ねえ、ずっと一緒だって言ってたのに……ああああ、うあああ、あああああああああ―――んん!!!!」
ナタリアは天使族だ。
当然寿命は尽きており、およそ50年前には亡くなっていたのだが……
フェルトのスキルにより、いつの間にか成り代わられていたため、ルースミールは知らない。
彼女がとうに亡くなっていたことを。
「ねえ、エスペリオンはどこ?あああ、ママ、パパ、おばあちゃん、助けて……ノアーナ様……アルテミリス様……怖いよっ……助けてよっ………うああああああああああああ」
かつての自身を『守るべき対象』から外した決意は、心の奥底の闇に侵食されていく。
ルースミールの真核から悍ましい何かが立ち上り始める。
空間が悲鳴を上げる。
「っ!?くっ、ルースミール様……ああっ、いけない、うああ……」
レイトサンクチュアリ宮殿は軋みを上げ崩壊し始めていた。
※※※※※
「っ!?この魔力は……どうやら時間が無いようだな。ルミナ、一緒に行こうか」
「ええ、お供します。……ノアーナ様、ルースを、助けてあげてください」
「ああ、もちろんだ。……よし、飛ぶぞ」
先ぶれが意味をなさない、か。
どうやら色々とややこしい事になっているみたいだな。
俺はアルテミリスに念話を飛ばしレイトサンクチュアリ宮殿にいるルースミールの元へと転移した。
そこには。
絶望が幕を開き始めていた。
俺の知らない何かがその力を開放し始めていく。
だが、今の俺に恐いものなど何もない。
ケリをつけるため俺はあるスキルを使用しながら覚悟を決める。
俺はルースミールを力いっぱい抱きしめた。
「っ!?えっ!?……ああ、……あああ、ノアーナ様!?……ああああああっ!?」
「ルーミー、久しぶりだ……ああ、こんなに泣いて……可愛い顔が台無しだぞ?」
あああ、あああああ、ノアーナ様……ああ、温かい…
心の奥底から湧き上がる憧れに、ルースミールの真核が音を立て激しく振動していく。
「ほら、可愛い顔を俺に見せて?……本当に美しいなルーミー」
「……かった」
「ん?」
「会いたかったの……欲しかったの……ねえ、ノアーナ様……」
抱きしめたルースミールから怪しい気配が立ち上る。
真核が分離し、そしていくつもの感情が渦を巻き姿を形成していく。
200年以上心の奥底で押さえていた闇がその産声を上げた。
絶望が顕現、激しい破壊の衝動がノアーナに取り付き、心を侵食するかのように真核を汚しながらまるで塗りつぶすような濃厚な闇が襲い掛かってきた。
「アハッ、アハハハハ、ああ、欲しいの、あなたが欲しい、ねえ、私の物になって……心を食べたい……」
「っ!?ノアーナ様!?ああ、ノアーナ様、くうっ!?」
余りの圧に、ルミナラスは蹲り渾身の全力で魔力を放出し、ガードする事しかできない。
目の前でノアーナが闇に包まれていく。
圧倒的物理的な圧を伴うそれは、嫌な音を立てながら、ノアーナを壊し始めた。
纏わりつく濃厚な闇がノアーナの皮膚を切り裂き、骨を砕いていく。
「ああ、なんて気持ちいい……大好きだよ?ねえ、一緒になろ……もう、我慢は嫌……」
恍惚の表情を浮かべ、壊れ行くノアーナを見つめるルースミール。
でもなぜか、その目からは一筋の涙を流し始める。
「……えっ?……ち、ちがう、わたし、こんな……うああっ、ヤダ、ノアーナ様!?」
200年前真核を止められていたルースミールは悪意に侵されながら生きるため、守るためにさらに多くの人格を形成していた。
しかしノアーナのスキルにより、原初の、あの当時のあまりにも非道な決意をした12歳の頃の真の真核が今甦る。
心優しく、全てをあきらめたはずの幼い純粋な恋心が、叫びをあげ、自身の真核の殆どを覆う闇と向き合い始めた。
「……違う……私は……こんなことをしたいんじゃない……ノアーナ様と笑いながら…
パパとママみたいに……優しい日常を過ごしたい……うああっ!!邪魔しないでよっ!!!」
ルースミールの真核がまばゆい光を放ち、自らの闇を浄化し始める。
空間が、レイトサンクチュアリ宮殿が軋みを上げ悲鳴を上げ崩壊を始めた。
刹那、光と音が消えた。
暖かい優しい唇が、ルースミールの可愛らしい唇を覆う。
「ああ、いい子だ……お前は幸せになっていいんだよ?……俺が許す!!」
ノアーナ渾身の根源魔法が。
全ての呪縛と因果を凌駕した。
七色の光が全てを飲み込む。
※※※※※
教会で行われていた青空教室が終わり、家に帰ると珍しく家には誰もおらず、ルースは一人自室で休もうと廊下を歩いていた。
今日はミルラナちゃんと風魔法の対決をしたので少し怠くなっていた。
自室の2つ隣にはママの部屋がある。
そこからささやくような声が漏れ聞こえた。
「っ!?あっ……もう、ママ、パパ……まだ3時なのに……」
顔を赤らめるルース。
父であるラナドリクと母であるルイナラートは娘であるルースから見ても恥ずかしくなるくらい仲がいい。
耳をすませば二人の仲睦まじいささやきが聞こえてきた。
いつもなら素通りし、気が付かないふりをするルースなのだが、何故か今日はとても気になってしまった。
実際何をしているのかは知らないルースだったが、そういう事の後のママはとても可愛い。
こっそりとドアに近づき、そおっと中をのぞく。
「っ!?」
ベッドに腰掛け、見たことのないような優しい瞳でママを見つめ後ろから包むように抱きしめているパパ。
ママは顔を赤らめうっとりとした可愛らしい表情でパパに体を預け、とても幸せそうだ。
溜まらずドアを開け両親に飛びつくルース。
私も抱きしめて欲しい……
そう思った。
「うあっ!?ルース?……」
「えっ、あっ、お、おかえり」
顔を赤らめた両親が、ルースを優しく迎え入れてくれる。
暖かいママの腕に包まれ、そして覆うような大きなパパの腕が二人を包み込む。
流れ込む親愛の感情が、少し冷めていたルースの真核を温かいもので溢れさせてくれる。
心が溶けるような安心感と大いなる愛は、凄く気持ちがいい。
「パパ、ママ…ただいま……大好き♡」
「ええ、ルース。私たちの宝物……かわいい」
「ルース。おかえり」
そこには幼いルースの求めていた全てがあった。
※※※※※
ああ、私が欲しかったものだ……
ルースの200年の呪縛が、押さえていた想いがあふれ出す。
浄化され癒され、そして大いなる愛がルースの真核を守るように包み込む。
抱擁するルースミールとノアーナ。
転移してきたアルテミリスは流れ出る涙を抑える事が出来なかった。
「アルテミリス様……脅威は、危機は、全て去りましたね」
「……ええ……さすがは魔王様です」
200年に及ぶ歪んだ【真実】の権能と渾身の【虚実】が解除された瞬間だった。
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