創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第230話 英雄たちの恋模様

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 俺は今談話室で愛おしい、200年ずっと思いを寄せていたロロン様を見つめていた。

 ああ、変わらず美しく尊い。
 抱きしめたい。

 俺の子を産んでほしい。

 「あう、そ、そのロー君?そ、そんなに見つめられると……うあ」
 「ロロン様、俺の気持ちは変わってません。あなたを愛しています。どうか俺と付き合ってほしい」

 明らかに挙動不審になるロロン様。
 おそらくもう彼女はノアーナ様の物なのだろう。
 でも俺は自分の気持ちに蓋をすることはやめたんだ。

 ただ、彼女が欲しい。
 絶対にあきらめない。

 俺はそっとロロン様の手を握る。
 憧れた女性に触れたことで俺の想いはどんどんあふれ出してくる。

 「ひうっ、う、ね、ねえ、ちょ、ちょっと、待って…ひゃん」

 俺は彼女を抱きしめる。

 大好きな香りに包まれた。
 ああ、俺は本当にロロン様が好きだ。
 もう離したくない。

 「うあ、ろ、ロロンはね、あの、ノアーナ様の事が……」
 「知っています。でも諦めたくない。……たとえ相手がノアーナ様でも……俺はあなたを奪いたい」

 ここは談話室だ。
 皆が見ている。

 すでにリナーリアとサラナが手を取り合い、ハアハアしながらガン見しているのだが……

 英雄様は全く揺るがない。
 ますますその攻勢を強めていく。

 「ロロン様、好きです。大好きです。……どうか俺とつがってほしい。俺の子を産んでください」
 「あう、うあ、そ、その、あんっ♡」

 俺はさらに強く抱きしめる。
 ロロン様の柔らかい感触が俺に伝わる。
 心溶かすような彼女の体に俺はもう止まれない。

 「ロロン様……キスしたいです」
 「……う、うう……ロー君……ロロン、恐いよ?……ねえ、待って……皆見てる……」

 遂に涙を浮かべ小刻みに震えだすロロン様。
 流石にやり過ぎかと俺は彼女を解き放つ。

 「……すみません。……焦り過ぎました。でも、これは俺の本心です。……また言いますよ?俺は諦めない」

 ガルナローは談話室を出ていった。
 へなへなと崩れ落ちるロロン。
 すかさずコロンがロロンを抱きしめる。

 「グスッ……どうしよう……ロロンね、その、少し……嬉しいの」
 「っ!?ロロン……」

 どうやら恋の花が開き始めたようだった。

※※※※※

 一方ここは図書室。
 ガロドナはその想いをレーランにぶつけていた。

 「レーラン様。俺は弱いです。でも、あなたが欲しい。守りたい。……烏滸がましいのは承知しています。……愛しています」

 跪き告白するガロドナ。
 レーランはそれをドキドキしながら見つめていた。

 「あ、あの、ガロドナ?……嬉しいのだけれど……私もうおばさんよ?……5000年以上生きてしまっているのよ?それに私はノアーナ様の事が……」

 真直ぐにレーランを見つめるガロドナ。
 その目にはまったく曇りがない。

 「あう。……もう、少し落ち着きなさい。……コホン。大体あなたドラゴニュートでしょうに。……わたくしは古龍です。諦めてください」
 「イヤです」
 「うぐっ」

 おもむろにレーランに近づくガロドナ。
 そして手を取り口づけを落とす。

 「関係ありません。……ああ、あなたは美しい」
 「ひうっ、そ、その、もう、ちょっと待ちなさい、うあっ」

 そしてそっと抱きしめるガロドナ。
 レーランの胸に忘れていた感情が沸き上がっていく。

 確かにノアーナ様は愛してくれる。
 数えきれないくらい体も重ねた。
 私もあの方が大好きだ。

 でも……
 この感情は……

 この子は、ガロドナは……
 私を本当に欲してくれている。

 心の底からわたしだけを……

 ああ、可愛い♡

 レーランはそのままガロドナに唇を重ねた。
 ピクリと肩をはねさせるガロドナ。

 その反応にレーランの中の感情があふれ出してきてしまう。
 かつて自分だけを愛してくれた愛おしい夫、ライノルトに向けたあの真直ぐだった頃の自分がよみがえっていく。

 「もう♡……責任取りなさい。思い出してしまったわ。少女だった頃を」
 「っ!?はい、俺の命に掛けて」
 「ばか。死んだらだめよ?……わたしを守るのでしょう?」

 そしてさらに強く抱擁する二人。
 ガロドナの初恋が実を結んだ瞬間だった。

※※※※※

 「ふう、分かっていたとはいえ……やはり寂しいものだな」
 「ふふっ。それでもまだあなた様にはまだ17名もおりますけど?……望み過ぎでは」
 「ぐうっ。まあな。……なあネル。慰めて欲しい」
 「もう♡……いいですよ」

 やはり思った通りガルナローとガロドナはその強い想いをぶつけ、そして俺の可愛いレーランとロロンを奪っていった。

 俺は失恋した。

 悲しいに決まっている。
 俺は多いとはいえ彼女たちに一人一人に対し心から愛していたのだから。

 「ネル、甘えたい。……ああ、ネル、俺に優しくしてくれ」
 「はい。可愛いノアーナ……わたくしはずっとあなたが大好きですよ?ふふっ、可愛い」

 俺はネルに甘えつくされ、心を溶かされた。
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