創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第232話 悪意との対峙

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(新星歴5023年5月5日)

 俺が再転生しファルスーノルン星に帰還して8日目。
 今日はいよいよ悪意との決着をつけるべく今俺は執務室で皆の前で説明を行っているところだ。

 皆の顔に緊張が走る。
 まあ、な。

 おそらく悪意の本体の力は、今の俺よりも強いはずだ。
 200年前、俺の前に現れたあいつ。

 ネオの目算で約20%程度の力といっていたあいつは存在値80万を超えていた。
 単純計算で悪意たる本体の存在値はおそらく400万ほどあるのだろう。

 「ノアーナ様、いくら根源魔法があるとはいえ、危険ではないのですか?」

 ネルが心配そうに俺に問いかけてくる。
 今回の対峙は俺一人で行くと伝えてあるからだ。

 俺は大きく頷いて見せた。

 「まあな。ガチンコでは勝てないだろう。だが俺は絶対に負けないぞ?そもそも倒す必要などないのだからな」

 「っ!?……それはどういう……」

 ああ、皆の心からの想いが俺を包んでくれる。
 力が湧いてくる。
 俺は皆を親愛のまなざしで見渡した。

 「奴は俺自身なんだよ。俺が目を背けていた俺の本心だ。お前たちは覚えているだろうか。かつて俺たちを助けてくれたカナリアを」

 皆がどよめく。

 あの後どうにか生き延びてくれていたカナリアもまた、一度もここには戻らなかったようだが、ネルは数回会ってくれていた。

 「あいつ俺に言ったんだよ。『まるですべての悪意を切り離しているようです』ってな。俺はドキッとした。……その通りだったんだ」

 俺は自分の真核から、地球で得た悪意を放出して見せた。
 悍ましい、吐き気のするどろどろとした欲望が執務室に充満していく。
 余りの濃度に空間自体が悲鳴を上げ始めた。

 「ぐうっっ?!!」
 「あああっ、こ、これは??!!」
 「ああ、いや……恐いっ!!?」

 そして俺はそれを全て吸収した。
 圧で揺れていた空間が落ち着きを取り戻す。

 「見ての通りだ。俺は奴に会いに行く。そして取り戻そうと思う。……あいつらはな『寂しがりや』なんだよ」

 「そして真の敵は別にいる。あいつの力を蓄えた、この星の悪意の結晶だ。……エルロ、といったはずだ。……きっと近いうちに挨拶に来るだろう。……お前たちの力、あてにさせてもらう」

 俺は頼れる仲間を見渡す。
 ああ、これこそが俺の望んだグースワースだ。

 「さあ、一つになろうか。そして俺は自分を今度こそ完全に取り戻す」

※※※※※

 モレイスト地下大宮殿の最奥のさらに奥……
 俺は待ち人と対面していた。

 俺の半身、佐山光喜だ。

 「ふん、ずいぶんと遠回りをしたようだな。で、どうする?戦うのか?……できれば避けたいのだがな。俺は面倒が嫌いだ」

 こいつ……ああ、そうか。
 やっと理解したんだな。
 阿呆め。

 ……遅すぎだ。
 馬鹿野郎が。

 俺の目の前の本体様はなぜか涙を流していやがる。
 くそがっ、さっさと俺を吸収すればいいものを。

 言っているだろうが。
 俺は面倒が嫌いなんだよ。

※※※※※

 俺の前にいる悪意の本体。
 ああ、初めて会うのに、なんて懐かしいんだ。
 俺は愚かだな。

 俺はあの時から、初めからすでに、半分だったんだ。
 くそっ、ザルガルーナのやつ。

 あいつ面白がっているのだろうな。

 『ふん、偉くないお前が悪い。だから早くエッチしろといったんだ。阿呆め』

 とか言いそうだな。

 まあいい。
 まずはケリをつけようか。

 「そうだな。俺も戦いたくはない。だがせっかくだ。俺はお前の想いを知りたい」
 「ああっ?ちっ、面倒クセエな。……サッサと吸収すればわかるだろうが」
 「まあ、そういうな。……俺だってずいぶん煮え湯を飲まされたんだ。情けなくも俺はお前の一部から逃げ回ったんだぞ?少しくらい協力してくれても罰は当たらないだろうさ」

 俺達はまるで幼馴染のように笑いながら話し合いを行った。
 話し合いは実に3日、休まずに想いを交わし合った。

 面倒クセエと言いながらも、気が付けば奴からも色々と聞いてくるようになっていた。

 「ふん。良いご身分だな貴様は。……おい、エッチとはそんなにいいものなのか?……俺はお前も良く解っているだろうが経験などないんだからな」

 「ああ、最高だ。……生きていると実感が出来る」
 「くそっ。なんだこれ?なぜ俺はお前とこんな話をしなきゃならんのだ。……もういいだろ?サッサと吸収してしまえ。……俺はしつこいぞ?」

 しつこいもなにもそれを含めて俺だろうに。
 ネオという実例があるんだ。
 お前だって存在し続けるのさ。
 これからは俺と一緒だよ。

 「ああ、そうだな。……おかえり」
 「ふん。……ただいま……」

 俺は真に一つになった。
 真核からすべての想いがあふれ出す。

 「ははっ、お前名前はいるか?」
 『……ふん。好きに呼べばいいだろ?考えさせるな。面倒だ』
 「まあいい。そのうち俺の可愛い彼女たちに決めてもらうとしよう。再転生してこっち、3日間も彼女たちを感じないなんておかしくなりそうだ。戻ったら俺の可愛い彼女たちを紹介してやるよ。まあ、一緒に感じる。……童貞卒業できるぞ?」
 『馬鹿が。サルかお前は……まあ、楽しみにはしてやるよ』

 ああ、そうしたらこの星を見て回ろう。
 そして最後の決着をつけなければな。

 『ふん、貴様、もうただのヌルゲーじゃねえか。なんだこの存在値は』
 「ああ、お前のおかげだな」

 俺の今の存在値。

 600万を超えていた。
 そして無敵の根源魔法もある。

 まさにチートだ。
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