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第237話 エルロの誤算
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なんだ?
何が起こっている!?
エルロは目の前で上陸すらできずに叩き落されていく自身の軍勢を呆然と眺めていた。
おそらく近代兵器のようなその閃光は、圧倒的破壊力で広範囲の軍勢を切り裂いていく。
エルロは知らないが、茜のフルインパクトキャノンだ。
「くそっ、レイスの情報に無い力だ。畜生、このままじゃ……」
エルロは苦虫をかみつぶしたような顔をする。
そしてひとしきり暗い顔をしていたが、いきなりにやりと顔をゆがめた。
「ふん。まあいい。本命は俺だ。……あの魔王さえ倒せばいい。そうすればこの星は砕ける。すべて滅ぶ。……なあ、フェルト、もうすぐだ。……お前に会える」
エルロはその力を開放し、多くの軍勢を引き連れて転移する。
どうやら干渉されて、特定の場所に誘導されたようだが……
「まあいい。どうせ変わらない。……俺は勝つためじゃない。滅ぼしに来たんだ。場所など関係ない」
アースノートの渾身の科学力とノアーナの真核の力を使い施した罠に、エルロは乗った。
元よりきれいに勝とうとは思っていない。
「ふん、ご苦労なことだ。……とっておきを見せてやるさ」
エルロと主力である4000体の上位魔物が、ガルンシア島へと転移した。
最終決戦の幕が開く。
※※※※※
エルロがガルンシア島へ転移するおよそ1刻前。
グースワースでは最終陣形の確認が行われていた。
おそらく宇宙からくる軍勢と連動し、この星に潜む魔物が押し寄せると予想を立てていた。
そして狙いはここグースワースだ。
すでに数万の魔物の存在値を確認していた。
「大将、どうしやす?200年前の比じゃない。俺達が出てしまえば…」
俺は心配するナハムザートの肩に手を置いた。
「心配はいらないぞ?アースノートの軍勢2000がいる。おまけもあるしな。それにムクとガルナロー達覚醒したドラゴニュート達、レーランにロロンとコロンもいる。むしろ過剰だろ」
目の前で力をたぎらせるガルナローに目を向ける。
「そうだな、ロー」
「はい。問題ありません。ロロン様は、グースワースは、俺たち全員で守って見せます」
「あう、ロー君♡カッコいい♡」
「うぐっ」
どうやらカップル成立したようだ。
深いつながりがさらにガルナローを強くしていた。
「レーラン、ムク、頼む。俺達が本命を撃破するまで持ちこたえてくれればいい」
「ええ、大丈夫です。ねえ、ガロドナ」
「はい。ノアーナ様、お任せください」
おう、コイツらもさらに強くなっているな。
ザルガルーナ、そういう事なんだな。
やっとお前の言っていたことが理解できる気がするよ。
「我が主。このムク、ついに力を振るう時が来ました。……全滅させますので、ノアーナ様はごゆるりと、ケリをつけてくださいませ」
おう?!
ムクが良い笑顔で存在自体を変革していく。
……コイツ一人でいいんじゃね?
到達したムクに、存在値などすでに関係がないのだ。
「コホン。よし、ミュー、お前たちはグースワースの力をすべて使ってムクやレーランたちのフォローを頼む。絶対に死ぬなよ?アートの戦力を存分に使え。……俺はもうお前たち一人たりとも失いたくないのだからな」
「はい。大好きですノアーナ様。絶対に勝ちます」
そっと寄り添うミュールス。
ああ、力が湧いてくるようだ。
俺は順番に愛する俺の彼女たちと抱擁した。
サイリス、カリン、エルマ、コロン、ラミンデ、ルイーナ、サラナ、ノニイ。
皆の心が俺をさらに強くしていく。
負けるわけがないだろ?
「よし、ネル、カンジーロウ、ナハムザート。行くぞ」
「「「はい」」」
さあ、本当にこれで最後だ。
華麗なる遊戯の最終章だ。
エルロ?
俺は絶対にお前に勝つ。
待っていろ。
※※※※※
最終決戦の場、ガルンシア島。
かつて魔王である俺がこの星を創造し、危険な者たちを閉じ込めた場所だ。
転移した俺たち4人に気づいて、火の大精霊であるフレアルイストが俺達の前に転移してきた。
「ノアーナじゃん。どうしたの?……うう、いやな奴らがいっぱい来るよ?もう、なんだよ、やばそうじゃんか」
「おう、久しぶりだなフレア。ああ、お前の制限外してなかったな……OKだ。今からここは戦場になる。どこかへ避難するといい。ディードレック島に行けばいいと思うぞ?ラスターもいるしな」
何故か挙動不審になるフレアルイスト。
コイツ強いくせになぜかラスタルムが苦手のようだ。
「ええー、僕も戦っちゃダメ?」
「んん?良いけど、死ぬなよ?今回の敵はかなり強いからな」
「……ていうかノアーナたち、どんなインチキ使ったんだよ?強すぎるじゃんか。うわーノアーナたち4人全員僕より強いとか……はあ、自信無くしちゃうよ」
流石は大精霊だ。
一目見て俺たちの強さを認識した。
「分かったよ。ちょっと戦ってみてやばそうなら逃げる。それでいい?」
「ああ……来るぞっ!!」
空間が悲鳴を上げ軋み出す。
膨大な魔力が噴き出し始めた。
ははっ、さすがだな。
500万を超えていやがる。
「ひうっ!?……なんだよコレ、無理じゃん」
まあな。
普通そうだよな。
俺はおもむろに押さえていた全魔力を放出する。
そしてネルと手を取り合い、お互いの心と真核をリンクさせた。
黄金の光があたりを包み込む。
「ノアーナ様、絶好調ですね♡」
「ああ、俺達は負けない。ネル、俺の宝物。見ていてくれ」
「はい」
「よし、ネルとナハムザート、そしてカンジーロウ。雑魚は頼む。お前たちの力、奴等に見せつけてやれ。おまけだ、受け取れ。『全制限解除!!究極解放!!』」
古代魔術と最新科学のチート技だ。
せいぜい持ちこたえてくれよ?
俺達の力、思い知れ!!
戦闘準備が整った俺たちの力、まあ関係ないが自慢させてくれ。
まず俺だが、存在値7927750。
カンジーロウ、覚醒状態にバフをプラス。
存在値681020。
ネル、根源魔法に包まれ金色に輝いている。
存在値590200。
ナハムザート、ははっ、お前それ反則だ。
究極真龍化し、顕現する黒龍。
その存在値、1126500。
さあ、蹂躙の開始だ。
ガルンシア島が激しい戦闘に包まれた。
何が起こっている!?
エルロは目の前で上陸すらできずに叩き落されていく自身の軍勢を呆然と眺めていた。
おそらく近代兵器のようなその閃光は、圧倒的破壊力で広範囲の軍勢を切り裂いていく。
エルロは知らないが、茜のフルインパクトキャノンだ。
「くそっ、レイスの情報に無い力だ。畜生、このままじゃ……」
エルロは苦虫をかみつぶしたような顔をする。
そしてひとしきり暗い顔をしていたが、いきなりにやりと顔をゆがめた。
「ふん。まあいい。本命は俺だ。……あの魔王さえ倒せばいい。そうすればこの星は砕ける。すべて滅ぶ。……なあ、フェルト、もうすぐだ。……お前に会える」
エルロはその力を開放し、多くの軍勢を引き連れて転移する。
どうやら干渉されて、特定の場所に誘導されたようだが……
「まあいい。どうせ変わらない。……俺は勝つためじゃない。滅ぼしに来たんだ。場所など関係ない」
アースノートの渾身の科学力とノアーナの真核の力を使い施した罠に、エルロは乗った。
元よりきれいに勝とうとは思っていない。
「ふん、ご苦労なことだ。……とっておきを見せてやるさ」
エルロと主力である4000体の上位魔物が、ガルンシア島へと転移した。
最終決戦の幕が開く。
※※※※※
エルロがガルンシア島へ転移するおよそ1刻前。
グースワースでは最終陣形の確認が行われていた。
おそらく宇宙からくる軍勢と連動し、この星に潜む魔物が押し寄せると予想を立てていた。
そして狙いはここグースワースだ。
すでに数万の魔物の存在値を確認していた。
「大将、どうしやす?200年前の比じゃない。俺達が出てしまえば…」
俺は心配するナハムザートの肩に手を置いた。
「心配はいらないぞ?アースノートの軍勢2000がいる。おまけもあるしな。それにムクとガルナロー達覚醒したドラゴニュート達、レーランにロロンとコロンもいる。むしろ過剰だろ」
目の前で力をたぎらせるガルナローに目を向ける。
「そうだな、ロー」
「はい。問題ありません。ロロン様は、グースワースは、俺たち全員で守って見せます」
「あう、ロー君♡カッコいい♡」
「うぐっ」
どうやらカップル成立したようだ。
深いつながりがさらにガルナローを強くしていた。
「レーラン、ムク、頼む。俺達が本命を撃破するまで持ちこたえてくれればいい」
「ええ、大丈夫です。ねえ、ガロドナ」
「はい。ノアーナ様、お任せください」
おう、コイツらもさらに強くなっているな。
ザルガルーナ、そういう事なんだな。
やっとお前の言っていたことが理解できる気がするよ。
「我が主。このムク、ついに力を振るう時が来ました。……全滅させますので、ノアーナ様はごゆるりと、ケリをつけてくださいませ」
おう?!
ムクが良い笑顔で存在自体を変革していく。
……コイツ一人でいいんじゃね?
到達したムクに、存在値などすでに関係がないのだ。
「コホン。よし、ミュー、お前たちはグースワースの力をすべて使ってムクやレーランたちのフォローを頼む。絶対に死ぬなよ?アートの戦力を存分に使え。……俺はもうお前たち一人たりとも失いたくないのだからな」
「はい。大好きですノアーナ様。絶対に勝ちます」
そっと寄り添うミュールス。
ああ、力が湧いてくるようだ。
俺は順番に愛する俺の彼女たちと抱擁した。
サイリス、カリン、エルマ、コロン、ラミンデ、ルイーナ、サラナ、ノニイ。
皆の心が俺をさらに強くしていく。
負けるわけがないだろ?
「よし、ネル、カンジーロウ、ナハムザート。行くぞ」
「「「はい」」」
さあ、本当にこれで最後だ。
華麗なる遊戯の最終章だ。
エルロ?
俺は絶対にお前に勝つ。
待っていろ。
※※※※※
最終決戦の場、ガルンシア島。
かつて魔王である俺がこの星を創造し、危険な者たちを閉じ込めた場所だ。
転移した俺たち4人に気づいて、火の大精霊であるフレアルイストが俺達の前に転移してきた。
「ノアーナじゃん。どうしたの?……うう、いやな奴らがいっぱい来るよ?もう、なんだよ、やばそうじゃんか」
「おう、久しぶりだなフレア。ああ、お前の制限外してなかったな……OKだ。今からここは戦場になる。どこかへ避難するといい。ディードレック島に行けばいいと思うぞ?ラスターもいるしな」
何故か挙動不審になるフレアルイスト。
コイツ強いくせになぜかラスタルムが苦手のようだ。
「ええー、僕も戦っちゃダメ?」
「んん?良いけど、死ぬなよ?今回の敵はかなり強いからな」
「……ていうかノアーナたち、どんなインチキ使ったんだよ?強すぎるじゃんか。うわーノアーナたち4人全員僕より強いとか……はあ、自信無くしちゃうよ」
流石は大精霊だ。
一目見て俺たちの強さを認識した。
「分かったよ。ちょっと戦ってみてやばそうなら逃げる。それでいい?」
「ああ……来るぞっ!!」
空間が悲鳴を上げ軋み出す。
膨大な魔力が噴き出し始めた。
ははっ、さすがだな。
500万を超えていやがる。
「ひうっ!?……なんだよコレ、無理じゃん」
まあな。
普通そうだよな。
俺はおもむろに押さえていた全魔力を放出する。
そしてネルと手を取り合い、お互いの心と真核をリンクさせた。
黄金の光があたりを包み込む。
「ノアーナ様、絶好調ですね♡」
「ああ、俺達は負けない。ネル、俺の宝物。見ていてくれ」
「はい」
「よし、ネルとナハムザート、そしてカンジーロウ。雑魚は頼む。お前たちの力、奴等に見せつけてやれ。おまけだ、受け取れ。『全制限解除!!究極解放!!』」
古代魔術と最新科学のチート技だ。
せいぜい持ちこたえてくれよ?
俺達の力、思い知れ!!
戦闘準備が整った俺たちの力、まあ関係ないが自慢させてくれ。
まず俺だが、存在値7927750。
カンジーロウ、覚醒状態にバフをプラス。
存在値681020。
ネル、根源魔法に包まれ金色に輝いている。
存在値590200。
ナハムザート、ははっ、お前それ反則だ。
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