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第241話 男の意地の戦い
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「お前、何でこんなことをする?……意味ないだろうがっ!!!」
「はあ?お前こそ何言っているんだよ。バカなのか?破壊はロマンだろ」
ノッド大陸で多くの魔物との戦闘が終わり、死者を出すことなく乗り切ったかに見えたその瞬間、超重力の圧倒的破壊の力がアグアニードに襲い掛かってきた。
かつて大暴れし、ノアーナにその存在をただの精霊に落とされていたはずの土の大精霊、モルドレイクが以前の力を完全に凌駕する、凄まじい力を迸らせながらにやりと笑う。
「お前、モルドレイクだな。……兄貴の記憶にあるぞ……」
「ん?……お前、ドルドーラの力を持っていやがるな?…くくくっ、なんだよ。同志じゃねえか。なあ、お前だって暴れたいだろ?あの糞魔王を俺とお前で倒そうぜ」
※※※※※
アグアニードは今この星には存在しない『神人族』の末裔だ。
元々超越者である彼らの一族は長い寿命を持っていた。
アグアニードも今は神となっているがおそらくそうでなくとも数万年は生きる種族だ。
因みにナグラシアの王である火喰い族のガランドは神人族と魔族の血を引く特異的種族だったりする。
そんな彼だが5000年前、ノアーナに見いだされ神に存在を上げられるまで、彼は兄であり火の神であるドルドーラにいつも言われていたことがあった。
「アグ、いいか?絶対にモルドレイクには近寄るな。あいつはやばい。……理の違う力を無意識に纏う事がある。あれは危ない力だ。ノアーナ様の力ですら抑えきれない時が来る」
「えっ?そんなバカな。……だってあいつー、存在値って20000くらいしかないんでしょー?ドルの兄貴の方が強いじゃん」
アグアニードは不思議だった。
何時も自信満々で少しやんちゃなドルドーラがなぜか震えていた。
「まあな。普通なら負けないさ。……でもな、正直俺は奴が恐ろしい。きっとノアーナ様は奴を消すだろう。絶対だ」
※※※※※
今思えば腑に落ちないことだらけだった。
あの優しく憧れていたドルドーラの兄貴がモルドレイクとなぜかつるみだし、人が変わったように粗暴になっていった。
そしてそれは他の神や大精霊たちに伝播していく。
最終的にはノアーナが新たに神を選定する際に、あっさりとその存在を落とした。
彼の兄であるドルドーラを含めて。
「俺はどうしてあの時何も思わずに受け入れていたのだろうか」
最近思うようになった。
おそらくノアーナがこの星を離れてからだ。
きっと何かしらの理由があったのだろう。
※※※※※
改めてモルドレイクを見る。
確かにその力はすさまじい。
存在値も10万は超えているだろう。
通常のアグアニードでは届かない高みだ。
でも、おかしい。
今のアグアニードは帰還したノアーナに教えてもらった秘術がある。
爆発的に存在値を上げ、敵を滅ぼしうる力。
存在値を無視する『神滅の氣』を流用した奥義『滅界顕獄』というスキルを取得していた。
「勝てない」
何故かそう判断してしまう。
かぶりを振るアグアニード。
そうじゃない。
勝たなくてはならない。
「おまえ、今のノアーナ様は無敵だぞ?お前ごとき、相手になるわけがない」
「ハハハハッ、そうか?……あっさり殺せると思うけどな?」
モルドレイクが妙な気配に包まれていく。
アグアニードの背中に嫌な汗が噴き出した。
「っ!?」
真核が消し飛ぶ。
存在が一瞬で、まるでなかったかのように消えていく。
「うわああっ……えっ?……」
「ハハッ、ほら。……お前もう数回死んだぞ?俺がその気だったらな」
何が起きたか全くわからなかった。
ただ、確実に殺される。
相手はすでに次元の違う高みからアグアニードを見下ろしていた。
「アハハハッ、お前今相当強いだろ?でも俺様には勝てない。どうしてだろうな?あの糞魔王だって目じゃない。強い?ハハッ、俺の力の前では関係ないね。……もう一度問おうか。……俺と一緒にあの糞魔王、殺そうぜ」
ドクン。
モルドレイクの問いかけに、心の奥底から良く判らない喜びが沸き上がる。
「……俺達で殺す?……あの、ノアーナ様……ノアーナを!?……ぐうっ、うあああ……」
※※※※※
思えばアグアニードはずっと劣等感にさい悩まされていた。
【力】の権能を受け継ぎ、誰よりも強くあるべき神。
しかし実際にはエリスラーナにかなわない。
気が付けばモンスレアナにすら全くかなわなくなっていた。
「おいらは弱い。……強く、強くありたい」
その一心で必死に努力を続けていた。
そして強くなるたびに思い知らされる『絶対者であるノアーナ』との開き続けるその力の差。
「でも、コイツとなら……おいら、勝てる?……あの人に……うぐっ、違うっ、そうじゃないだろ!?……ぐあああっ……」
※※※※※
モルドレイクはまさに『違う次元』から干渉していた。
大地の大精霊である彼は超重力の力に目覚めた時、レイスの力を取り込み、ひずみの中で動けることを理解していた。
実世界からの干渉を全て防ぎ、時間軸の違う攻撃を一方的に与えられる圧倒的な力。
そして同じ理屈で瞬間で数万回という呪いを付与することもできた。
以前は無意識だった。
だが今は意識的にいじる事が出来る。
無敵だった。
「……もう一押しかな……くくっ、コイツとノアーナ倒したら、最後はエルロとか言うくそエルフだな。はははっ、俺様が全てを支配してやるよ」
そんな時に、モルドレイクの頬から一筋の血が流れ落ちる。
「っ!?な、なんだと?……攻撃された?……俺様が?ぐうあっ!!」
突然炎を纏う拳がモルドレイクの顔面に叩きつけられる。
吹き飛びたった一撃で立ち上がれないほどのダメージを受けていた。
ゾクりと背筋に嫌な感覚が走る。
「なっ、お、お前!?どうしてここにいる!?……ドルドーラああっ!!」
「……うが」
「な?」
「このくそ野郎がっ!!よくもアグを、てめえは俺が消し炭にしてやるっ!!」
※※※※※
ああ、兄貴だ……
いつもおいらを助けてくれる……
おいらはダメだ…
また、助けてもらわないと……勝てないんだ……
アグアニードはモルドレイクを殴りつけた兄であるドルドーラを呆然と見ていた。
理屈は分からない。
でも現に今、兄がモルドレイクを圧倒していた。
『アグ……』
「っ!?兄貴……」
『お前、それでいいのか?』
「えっ………でも、おいら………」
『想いはすべてを覆す』
「っ!?」
何故かドルドーラはアグアニードを抱きしめた。
目の前で戦っているのに……
『見せてくれよ。成長したお前を。………お前は俺の弟だろ?……弱いわけあるかっ!!』
真核が熱を放つ。
思い起こされる1万年を超える憧れの感情。
そうだ。
おいらが弱いとか強いとか、関係ないんだ。
約束したじゃないか。
安心させるって。
アグアニードの真核に光がともる。
噴き出す経験のない力、強き想い。
「兄貴、ありがとう。……もう大丈夫だよ」
火の神アグアニード。
強く曇りなき想いで最終覚醒を果たす。
次元の壁を焼き尽くし、一瞬で時間軸の違う全てのモルドレイクを消滅させた。
ノッド大陸で行われた『男の意地の戦い』
完全勝利。
「はあ?お前こそ何言っているんだよ。バカなのか?破壊はロマンだろ」
ノッド大陸で多くの魔物との戦闘が終わり、死者を出すことなく乗り切ったかに見えたその瞬間、超重力の圧倒的破壊の力がアグアニードに襲い掛かってきた。
かつて大暴れし、ノアーナにその存在をただの精霊に落とされていたはずの土の大精霊、モルドレイクが以前の力を完全に凌駕する、凄まじい力を迸らせながらにやりと笑う。
「お前、モルドレイクだな。……兄貴の記憶にあるぞ……」
「ん?……お前、ドルドーラの力を持っていやがるな?…くくくっ、なんだよ。同志じゃねえか。なあ、お前だって暴れたいだろ?あの糞魔王を俺とお前で倒そうぜ」
※※※※※
アグアニードは今この星には存在しない『神人族』の末裔だ。
元々超越者である彼らの一族は長い寿命を持っていた。
アグアニードも今は神となっているがおそらくそうでなくとも数万年は生きる種族だ。
因みにナグラシアの王である火喰い族のガランドは神人族と魔族の血を引く特異的種族だったりする。
そんな彼だが5000年前、ノアーナに見いだされ神に存在を上げられるまで、彼は兄であり火の神であるドルドーラにいつも言われていたことがあった。
「アグ、いいか?絶対にモルドレイクには近寄るな。あいつはやばい。……理の違う力を無意識に纏う事がある。あれは危ない力だ。ノアーナ様の力ですら抑えきれない時が来る」
「えっ?そんなバカな。……だってあいつー、存在値って20000くらいしかないんでしょー?ドルの兄貴の方が強いじゃん」
アグアニードは不思議だった。
何時も自信満々で少しやんちゃなドルドーラがなぜか震えていた。
「まあな。普通なら負けないさ。……でもな、正直俺は奴が恐ろしい。きっとノアーナ様は奴を消すだろう。絶対だ」
※※※※※
今思えば腑に落ちないことだらけだった。
あの優しく憧れていたドルドーラの兄貴がモルドレイクとなぜかつるみだし、人が変わったように粗暴になっていった。
そしてそれは他の神や大精霊たちに伝播していく。
最終的にはノアーナが新たに神を選定する際に、あっさりとその存在を落とした。
彼の兄であるドルドーラを含めて。
「俺はどうしてあの時何も思わずに受け入れていたのだろうか」
最近思うようになった。
おそらくノアーナがこの星を離れてからだ。
きっと何かしらの理由があったのだろう。
※※※※※
改めてモルドレイクを見る。
確かにその力はすさまじい。
存在値も10万は超えているだろう。
通常のアグアニードでは届かない高みだ。
でも、おかしい。
今のアグアニードは帰還したノアーナに教えてもらった秘術がある。
爆発的に存在値を上げ、敵を滅ぼしうる力。
存在値を無視する『神滅の氣』を流用した奥義『滅界顕獄』というスキルを取得していた。
「勝てない」
何故かそう判断してしまう。
かぶりを振るアグアニード。
そうじゃない。
勝たなくてはならない。
「おまえ、今のノアーナ様は無敵だぞ?お前ごとき、相手になるわけがない」
「ハハハハッ、そうか?……あっさり殺せると思うけどな?」
モルドレイクが妙な気配に包まれていく。
アグアニードの背中に嫌な汗が噴き出した。
「っ!?」
真核が消し飛ぶ。
存在が一瞬で、まるでなかったかのように消えていく。
「うわああっ……えっ?……」
「ハハッ、ほら。……お前もう数回死んだぞ?俺がその気だったらな」
何が起きたか全くわからなかった。
ただ、確実に殺される。
相手はすでに次元の違う高みからアグアニードを見下ろしていた。
「アハハハッ、お前今相当強いだろ?でも俺様には勝てない。どうしてだろうな?あの糞魔王だって目じゃない。強い?ハハッ、俺の力の前では関係ないね。……もう一度問おうか。……俺と一緒にあの糞魔王、殺そうぜ」
ドクン。
モルドレイクの問いかけに、心の奥底から良く判らない喜びが沸き上がる。
「……俺達で殺す?……あの、ノアーナ様……ノアーナを!?……ぐうっ、うあああ……」
※※※※※
思えばアグアニードはずっと劣等感にさい悩まされていた。
【力】の権能を受け継ぎ、誰よりも強くあるべき神。
しかし実際にはエリスラーナにかなわない。
気が付けばモンスレアナにすら全くかなわなくなっていた。
「おいらは弱い。……強く、強くありたい」
その一心で必死に努力を続けていた。
そして強くなるたびに思い知らされる『絶対者であるノアーナ』との開き続けるその力の差。
「でも、コイツとなら……おいら、勝てる?……あの人に……うぐっ、違うっ、そうじゃないだろ!?……ぐあああっ……」
※※※※※
モルドレイクはまさに『違う次元』から干渉していた。
大地の大精霊である彼は超重力の力に目覚めた時、レイスの力を取り込み、ひずみの中で動けることを理解していた。
実世界からの干渉を全て防ぎ、時間軸の違う攻撃を一方的に与えられる圧倒的な力。
そして同じ理屈で瞬間で数万回という呪いを付与することもできた。
以前は無意識だった。
だが今は意識的にいじる事が出来る。
無敵だった。
「……もう一押しかな……くくっ、コイツとノアーナ倒したら、最後はエルロとか言うくそエルフだな。はははっ、俺様が全てを支配してやるよ」
そんな時に、モルドレイクの頬から一筋の血が流れ落ちる。
「っ!?な、なんだと?……攻撃された?……俺様が?ぐうあっ!!」
突然炎を纏う拳がモルドレイクの顔面に叩きつけられる。
吹き飛びたった一撃で立ち上がれないほどのダメージを受けていた。
ゾクりと背筋に嫌な感覚が走る。
「なっ、お、お前!?どうしてここにいる!?……ドルドーラああっ!!」
「……うが」
「な?」
「このくそ野郎がっ!!よくもアグを、てめえは俺が消し炭にしてやるっ!!」
※※※※※
ああ、兄貴だ……
いつもおいらを助けてくれる……
おいらはダメだ…
また、助けてもらわないと……勝てないんだ……
アグアニードはモルドレイクを殴りつけた兄であるドルドーラを呆然と見ていた。
理屈は分からない。
でも現に今、兄がモルドレイクを圧倒していた。
『アグ……』
「っ!?兄貴……」
『お前、それでいいのか?』
「えっ………でも、おいら………」
『想いはすべてを覆す』
「っ!?」
何故かドルドーラはアグアニードを抱きしめた。
目の前で戦っているのに……
『見せてくれよ。成長したお前を。………お前は俺の弟だろ?……弱いわけあるかっ!!』
真核が熱を放つ。
思い起こされる1万年を超える憧れの感情。
そうだ。
おいらが弱いとか強いとか、関係ないんだ。
約束したじゃないか。
安心させるって。
アグアニードの真核に光がともる。
噴き出す経験のない力、強き想い。
「兄貴、ありがとう。……もう大丈夫だよ」
火の神アグアニード。
強く曇りなき想いで最終覚醒を果たす。
次元の壁を焼き尽くし、一瞬で時間軸の違う全てのモルドレイクを消滅させた。
ノッド大陸で行われた『男の意地の戦い』
完全勝利。
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