創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第246話 答え合わせ

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(新星歴5023年5月28日)

 あの星を全て巻き込んだ戦闘から3日が経過した。

 俺は約束通り、まず一番最初にモンスレアナと心を通わせ、そしてその後はネル、ダラスリニア、茜、そして神々、愛する俺の彼女たちとそれはもう甘い時間を過ごした。

 今俺の可愛い彼女たちは18人。

 俺は制限を完全に解除した。
 もしかしたら子を授かるものが出始めるかもしれない。

 楽しみでしょうがない。

 もちろん愛欲のみに費やしたわけではない。
 ちゃんとエルロとフェルトとも話し合いを持った。

 フェルト、日本の時は理沙さん、姉ちゃんの友達だった。
 何となくそうではないかと思っていたが……

 これは早々にザルガルーナに会う必要を俺は感じていた。
 アイツは俺たちの上の存在。
 ありていに言えば宇宙人だ。

 しかも相当科学でも精神的にも先を行っている存在だ。
 俺もすべてのケリをつけたことで、だいぶ転生したときのことを思い出していた。

 あのノート。
 あれは所謂『アカシックレコード』だった。

 俺が書いたのはわずかに全体の0.01%にも満たない。
 読めない全ては実は最初から記載されていたものだった。

 そして今日は今から、件のものと会う下準備として『転生者』と『根源魔法』にたどり着いた4人で話し合いを持つことにしていた。

 俺の創造したこの世界での答え合わせをするために。

※※※※※

 会談場所はギルガンギルの塔の聖域の最奥にした。
 ザルガルーナがおそらく覗けない場所だからだ。

 俺とネルの根源魔法を増幅させ、今目の前にはフェルト、運命の女神ナツキが俺のお気に入りの紅茶を飲みながらくつろいでいるところだ。
 もちろん俺とネルもご相伴にあずかってはいるが。

 「光喜、よくやった。姉ちゃんは信じていたよん♡」
 「あー、ハハ。ありがと」
 「なによ、その気のない返事は。……でも、良かった。私スッゴイ心配したんだよね。あいつ性格悪いというか何考えているか全く分かんないし」

 とても運命の女神さまには見えないラフな格好で紅茶を飲みながらイチゴのショートケーキをぱくつく姉ちゃん。
 何故か理沙さんはジト目を向けている。

 「えっと、理沙さんで良いのかな?君にも色々と聞きたいことがあるんだけど」
 「……ノアーナ様、フェルトでお願いします。……私は日本での記憶はもういりませんから」

 なぜか寂しそうな表情になる姉ちゃん。
 まあ、しょうがない事だろう。

 「わかった。フェルト。…君の能力について教えて欲しいんだが可能か?」
 「もちろんです。すべて見てください。……解除しました。どうぞ」
 「分かった。……ふう、そういう事か……」

 俺は魔神眼に能力を割く。
 流石十重二十重に守られていても本人が承知していれば覗けるものだ。

 納得の内容だった。

※※※※※

【ルリースフェルト/フェルト/理沙】

【種族】天使族(特殊)
【性別】女性
【年齢】20歳固定
【職業】暗躍者(※現在停止)・実験体
【保有色】黒・白銀
【存在値】811/1500
【経験値】81123/81200
【特殊スキル】

『転生時記憶保持』
『自我優先』※現在使用不可

【固有スキル】

『探究』『偽証』
『不老長寿』『擬態』

【保持スキル】

『念話5/10』『物理耐性2/10』『魔法耐性8/10』
『精神耐性10/10』『基礎魔法7/10』
『誘惑8/10』『格闘術4/10』

【状態】正常・能力制限

【称号】
『欺くもの』※能力半減
『認められし実験体』

※※※※※

 成程な。
 彼女暗躍していたのか。

 『欺くもの』……称号か。
 つまり神の権能をも弾いたわけだ。

 実験体?……ふう、あいつか。

 まあ、問題は特にはなさそうだが。

 「ノアーナ様?どうですか」
 「ああ、うん。もう問題は無いようだ。でもザルガルーナがちょっかいをかけているな。会いたくないが一度会う必要があるな」

 心配そうな顔をしているネルをそっと抱き寄せる。
 ああ、本当に可愛い俺の宝物だ。

 「っ!?ちょっ、あんた!?あいつの名前言っても平気なの?」

 その様子に心底嫌そうな顔をした姉ちゃんだったが俺の発言に問いかけてきた。

 「ん?特にペナルティーとかはないぞ?そもそも俺ずっと忘れていたしな。まあ、姉ちゃんのおかげだけどな」
 「ぐうっ、わ、私はそのせいで……くうっ、しばらくずっとパンケーキ焼かなくちゃなんだよね」

 「っ!?……そっか。……ありがとう夏樹」
 「んん?……どういたしまして?」

 一応今の姉ちゃんは、俺の世界の創造物ではない。
 奴、ザルガルーナの理の中の存在だ。
 強い因果が刻まれている。

 「それでまず聞きたいんだが。……姉ちゃん、俺の40万年は、データなのか」
 「っ!?……ふう。……いつ気づいたの」
 「うん?そうだな……俺が地球に戻った後かな。まあすぐに忘れたし。ちゃんとそうじゃないかなって思ったのはネルと根源魔法にたどり着いた後だな。……やっぱりきっかけは姉ちゃんだな」
 「ぐうっ」

 俺の40万年に及ぶ記憶。
 どうやらかなりの割合でフェイクが混じっていたらしい。

 経験も実感もあった。
 だが腑に落ちない事が多すぎる。
 鮮明過ぎるのだ。
 全てが。

 おそらく改竄されていない本当の経験はモンスレアナと出会った25000年前くらいからだ。
 それ以前の記憶はかなりの割合で刷り込まれた可能性が高い。
 もちろん実際に40万年以上存在していたことに間違いはないのだが。

 「……ねえ、ここでの話はあいつ本当に分からないの?」
 「ああ、あいつに興味ない事だからな。……姉ちゃんアリが繁殖する事とか、いちいち興味ある?」
 「………ない」

 姉ちゃん真面目だからな。
 見た目とか言動はいい加減だけど。
 ここは弟として助け船を出してやるか。

 「今から俺の予想を言う。姉ちゃんは何も言わなくていい。多分問題ないだろうけど姉ちゃん気にするだろ?とりあえず聞いてくれ」
 「……聞くだけ?それって意味あるの?」
 「見てりゃ分かるからな。……フェルトもそうだろ?」
 「ハハハ、夏樹解り易いからね」
 「むう。なんで二人イジワルかな。もう、ネルちゃんしかいないよー♡」

 何故かネルに抱き着きいやらしく触りだす姉ちゃん。
 おまえ、百合か?

 「あう、お、お姉さま……」
 「ひうっ♡『お姉さま』!?くうー、良い響き♡」

 「コホン。とりあえずしゃべっていくぞ?長くなるからな。頼む」

※※※※※

 俺の予想。
 まあ確信はある。

 まず最初。
 姉ちゃんが死んだ時実は一度ザルガルーナの理の中で転生していた。
 そして時間をいじられまた地球で死んだ。
 いわば姉ちゃんは2度転生している。

 次元を超えうる強い魂だったのだろう。
 だからザルガルーナに眼をつけられた。

 そしてザルガルーナ。
 多分あいつは本当の神だ。
 そしておそらく失敗した。

 きっと奴は独りぼっちだ。
 まあ、そういう感傷があるのかは分からないが……
 何しろ奴は遥か格上の存在だ。
 次元や時間など奴には関係ないのだから。
 でも退屈していたのだろう。

 だから俺を使ってもう一度期待せずに実験した。

 この世の真理。
 男女のそういう事の本当の意味。

 そして想い。
 全てを覆す力の証明。

 俺が組んだこの世界、宇宙。
 例のノートに俺が記入したもの。

 そして俺は創造主になった。
 仮初の。

 「まあ、こんなところかな。そしておそらく最終ミッション。それをクリアすればいくつかの道が選べるのだろうな。それこそメチャクチャチートなことを」

 おいおい、目が泳いでいるぞ姉ちゃん。
 分かりやすっ!

 「お、美味しい紅茶だね!?す、すごいな、アハハ、は……」
 「はあ。夏樹……まあいいや。それでノアーナ様?どうされるのですか」
 「うん?特には何もしないぞ?俺は今のこの状況気に入っているしな。ただ、いくつかは改善というか選ばせてやりたいことはある。ああ、フェルトとエルロは今のまま暮らせばいい。金銭は与えよう」
 「っ!?……ありがとうございます」
 「まあ、俺が干渉しなくてもあいつが見ているからな。間違えるなよ?…ただ素直に愛すればいいだけだ」

 在り得ないような罪だが、一番の被害者だったエルロがそれを上回る愛で包んでいる。
 まさに奴、ザルガルーナの証明したい事の一つだ。

 「ノアーナ様?選ばせたいことって……茜のことですか?」
 「ああ。あいつ地球でさんざんだったろ。栄人兄ちゃんにも合わせてあげたいしな。……姉ちゃんももう一度会いたいだろ?」

 盛大に紅茶を噴き出す運命の女神様。
 アワアワしながら俺を睨み付ける。

 「な、な、何言ってるのかな?この馬鹿弟は……もう、わ、私は、べ、別に……ていうか沙紀ちゃんどうするのよ」

 「ん?アルテミリスはもう分離できないぞ?……栄人兄ちゃん今独身だな」
 「うぐっ」

 きっとそれもあいつの優しさだと思うぞ?
 まあ全然分からないけどな。

 でもきっとそういう事だと俺は踏んでいる。

 さあ、最後のミッション。
 行きますかね。
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