創造主である究極の魔王は自分が創造した異世界に再転生する~気付いた時にはハーレム状態?運命の人も勇者も神々も、俺の子を欲しがるのだが?~

たらふくごん

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第247話 ラストミッション

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(新星歴5023年6月4日)

 あれから数日が過ぎた。

 俺はラストミッションの為のこの世界でのコンプリートを確実に終わらせ準備を整え、自分の真核の奥底に登録してある地点を目指し転移した。

 あの、何もない空間だ。

 「なんだよお前。偉くない癖に生意気だぞ」
 「ああ、俺は創造主だからな。偉い」
 「うぐっ、くっ、確かにな……ふう。まさかお前がクリアするとはな」

 件のザルガルーナと話し合いを行うために。
 当然自力でたどり着いた。
 以前では絶対に来られない場所だったが今の俺には問題ない。
 今の俺は無敵だ。

 「ふん。まあ、70点だな。ギリ合格といってもいい」
 「ありがとう、素直に嬉しい」
 「くそっ。なんかむかつく。……で?何が欲しい?お前もう欲しいものないだろ?」

 俺に課されていたミッション。
 欲しいものを見つけること。
 そして精神的な創造の力の解明と想いの力の発現だった。

 精神的な創造、つまり真の愛。
 お互いが嘘偽りなく求めあう愛こそすべてを凌駕する心の輝きだった。

 まあ18股という、クズの俺が言う事ではないのだろうが、俺達の愛は絶対に純愛だ。
 人数など関係ない。
 普通は無理なのだろうが俺は魔王だ、それは間違いない。

 そして奴がひた隠しにしていた根源魔法。
 俺達はたどり着いた。

 約40万年にわたる苦闘と研鑽の日々、まあほとんどの記憶はフェイクだろうが、でも確実に俺は乗り切った。

 そして最大の難関であった自身の闇との対決。
 きっと俺は運が良かった。
 そしてひたすら避けていた悪意。

 全てを受け入れたことで開いた道。
 かつてザルガルーナがたどり着けなかった新たな選択肢。

 結果としてファルスーノルン星は今も存在している。

 「欲しいもの、か。まあな。俺は今の状況に満足しているし、お前に頼らなくとも俺の星は守って見せるさ。せいぜい鑑賞するといい」

 「ふん。確かにな。……久しぶりに胸が熱くなったよ」

 おう、珍しい事もあるものだ。
 急にコイツの存在が近くに感じた。

 「お前はクリアした。俺が出来なかったことをな。……いくら『ミジンコ』とはいえ敬意くらいは表すさ。……よくやってくれた。ありがとう」

 ああ、やっとこいつを感じた。
 隔絶しすぎて今まで全く感じることすらできなかったんだ。
 ハハッ、改めてとんでもないな。

 「で?どうするんだ。今のお前にならそのノートのいくつかをいじる権利をやるけど。俺様が教えるたびに選択肢は減るがな。……レクチャー必要か?」

 キラキラと俺のノートが突然出現し輝きだす。
 意外だ。
 取り上げられるものだと思っていたのだが。

 「ふん。そんな意地の悪い事はしない。俺様は偉いんだ。実績に応じた褒美くらいやるに決まっている」

 「そうか。ああ、レクチャーはいらないぞ。自力で何とかしよう。何しろこれは、俺の『華麗なる遊戯』の台本のような物だからな」
 「ははっ、違いない。……お前、ナツキはどうするんだ?」
 「ん?お前寂しいだろ。なあに。強いんだろ姉ちゃんの魂。二つに分けるくらいできるだろうさ」
 「っ!?……ふ、ふん。偉い俺様が寂しい訳……でもまあ、パンケーキはうまいからな」

 絶対者の胃袋掴むとか。
 相変わらず何やってんだよ姉ちゃん!?

 「じゃあ俺は戻るとするか。もう会えないんだろ?」
 「ああ。お前は到達した。もう俺と同等だからな。会うたびに世界が軋んでしまうからな」

 実は今すでに宇宙ではいくつかの物が軋み始めていた。
 俺は深くザルガルーナに礼をする。
 色々あったが、コイツのおかげで俺はやり直す事が出来たんだ。
 感謝の念があふれ出す。

 「ふ、ふん。早く行けよ。……お前の愛情がこもったファルスーノルン星、俺だって気に入っているんだ。壊すなよ?」
 「ああ、じゃあな」

 俺は自分の星、愛する者たちが暮らす、俺が作った星へと転移していった。
 さあ、全てのミッションはクリアした。
 後はお楽しみの時間だ。

※※※※※

 俺は真っ先にギルガンギルの塔へと飛んだ。
 茜に聞く必要があるからだ。

 「茜、今良いか?」

 相変わらずアルテミリスと一緒に居る茜に俺は問いかける。
 俺の様子に違和感を覚えたのだろう。
 何故か警戒気味に俺に問いかける茜。

 「な、なにかな?……光喜さん……なんかやばい物持ってない?」

 さすが勇者様だ。
 俺のノートの存在に気が付いているようだ。

 「ああ。お前どうしたい?望むのなら地球に戻って健康体で暮らすこともできるが」

 「はあ?なに言っているの!?光喜さん。……今更戻るわけがないでしょ?」

 おや?
 そうなのか?

 まあ、説明していないからな。
 ノートの検証すらしていないし。

 「まあな。一応すべてにケリがついたんだ。色々出来そうなんだよ。検証はまだだがな。お前栄人兄ちゃん、いやお前の父親に会いたくはないか?」
 「っ!?……そりゃ、パパには会いたいよ。でも、私…アルテママや光喜さん、みんなと別れたくないよ。何よりここは私の故郷だよ?大切なものがいっぱいある」

 アルテミリスが心配そうに茜を見つめている。
 常識的に考えればそうなるのか。

 「うーん。まあ、それこそチートで何とかできそうなんだけどな。とりあえず会いたいってことだけは確認できたな。しばらく待ってくれ。また来るよ」

 俺は繋がっている姉ちゃんに念話をとばして転移していく。
 今何故か姉ちゃんはフェルトの家に居候している。

 運命の女神さまはどうやら自由のようだ。

 さあ、色々忙しくなるぞ。
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