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第260話 最終話:あれから3年
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(新星歴5027年5月3日)
「うう、えいっ!!」
ノアナークが気合いとともに炎の魔術を解き放つ。
3歳時にしては驚異的な威力だ。
ズガ―――――ン!!!
グースワースの訓練場が振動する。
狙った的は半壊だ。
「むう、また壊せなかった。……くそう、これじゃパパに全然敵わないよ」
その様子をネルが長女のネイナを抱きながら見ていた。
「ふふっ、あなたのお兄ちゃん、とっても強いのよ?あなたも強いのかしら」
「だぶう」
ネイナは今4か月。
やっと首が座り、ハイハイを始めたところだ。
やはりチートの子供。
成長が早い。
「ネル、ここにいたのか。ほう、いよいよ的が持たなくなりそうだな。ノア、おいで」
「っ!?パパッ!!…ママも!?うあ、ネイナまで。もう、秘密特訓なのに」
文句を言いながらも俺に抱き着いてくるノアナーク。
メチャクチャ可愛い。
「凄いなノア。こりゃお父さんもうかうかしていられないな」
「ほんと?……僕、強くなって、ネイナやママを守るんだ」
「うん?パパは守ってくれないのか?」
「えっ?だ、だって、パパ、凄く強いじゃん。……でも、うん。僕、パパも守りたい」
「ハハッ、ありがとうな。嬉しいよ」
「う、うん」
ネルはノアナークを産んで、その後妹であるネイナも出産していた。
とても2児の母とは思えない美しさは全く衰える事はない。
「もう。わたくしも……抱っこしてくださいませ♡」
そして相変わらずメチャクチャ可愛い。
「ハハッ、おいでネル。ああ、可愛いな、ネルは」
「はい♡」
なぜかジト目のノアナーク。
息子とはいえネルは渡さん。
俺達は相変わらずラブラブだ。
※※※※※
「光喜さん!!」
俺たち家族4人が執務室で寛いでいるところに茜が長男のヒロトと一緒に転移してきた。
腕には長女のアカリを抱っこしている。
「茜、いらっしゃい。ヒロト、おいで」
「パパッ!!」
俺に抱き着いてくるヒロト。
薄っすらピンクがかった髪と、銀眼を宿している。
何故か泣いている?
「どうしたんだ?うん?アカリは眠そうだな。よし、ヒロト、いいか?お父さん、アカリを寝かせるよ」
「う、うん」
俺は茜からアカリを受け取り、慣れた手つきで優しくベッドへ寝かせた。
今俺の子供は総勢31人。
妊娠中を含めると、なんと36人だ。
つまり俺の彼女たち全員が二人目を出産、または身ごもっている。
その様子に目を細めるネルと茜。
俺の彼女たちは今とても仲がいい。
「あっ、そうだ。ネル、リナーリアって今日グースワースにいる?ちょっと見てもらいたい人がいるんだよね」
「えっと、ああ、今日はいないかな。……誰か怪我したの?」
「あー、うん。アグアニードさんがね……スフィアちゃんのブレス、直撃しちゃって……」
聞き捨てならない話に俺は思わず反応してしまう。
「なに?アグ、大丈夫なのか?」
「えっと、うん。命は問題ないんだけど……左腕がちょっとね」
どうやら相当グロイ状況のようだ。
あれからアグアニードはますます自身に磨きをかけていた。
神である存在値上限10万を超え、確か今は13万くらいだったはずだ。
きっと無茶をしたのだろう。
「俺が診るか?リナーリアほどではないが今の俺なら傷は治せると思うが」
「あー、うん。……実はヒロトをかばってくれたんだよね。ああ、心配しないでね!?アグアニードさんの勘違いだから」
どうやらアグアニードが勘違いしてミューズスフィアのブレスを受けたらしい。
ヒロトは泣きながら下を見ている。
「まあ、その、ちょっとね。ハハ、ハ。私が悪いんだよね。……ごめんなさい」
何となく状況は想像つくが……
まあそれなら俺の責任でもあるな。
「分かった。詳しくは後でいいな?まずはアグを治そう」
「は、はい。お願いします」
※※※※※
「お前な。ヒロトは特別なんだ。知っているだろうに」
「うう、ごめーん。ノアーナ様―」
実はヒロトは勇者の称号を生まれた時から持っていた。
存在値も3歳ながらすでに30万を超えている。
どうやらアグアニードは、ヒロトの勘違いを正そうと、実践したらしい。
油断は命の危機があるという事を。
「ふう。まあ俺からも注意しておく。すまなかったなアグ」
「っ!?謝んないでー、おいらがちょっと格好つけただけだから―」
取り敢えず怪我は治した。
問題ないようだ。
そしてしょぼくれているミューズスフィア。
フォローしておいた方が良いだろう。
「ミューズ、お前も悪くないんだ。落ち込まないでくれ」
「……うん」
ヒロトは防御に特化したスキル『絶対防御』を持っている。
それこそ竜種のブレスすら無効化してしまう。
しかしそれが慢心を与えていた。
調子に乗ったヒロトがミューズスフィアにけしかけたようだ。
「強すぎるというのも、問題だな」
そしてヒロトは勘違いをしていた。
あくまでスキルの効果だ。
スキル発動には集中力がいる。
あの時アグアニードが庇わなければ大怪我では済まなかっただろう。
「ご、ごべんなざい……うう、うわ―――ん」
相変わらず俺は仲間に助けられっぱなしだ。
危うく可愛い我が子を失うところだった。
「ヒロト、謝る相手が違う。アグとミューズに謝りなさい」
「う、うん……アグアニードさん、ミューズスフィアさん、ごめんなさい」
こういう失敗は早いうちにしておいた方が良い。
これもきっとヒロトの成長につながるだろう。
強いとはいえまだ3歳。
いつの間にか泣き疲れて寝てしまったヒロトを茜が抱っこした。
「あの、光喜さん……ごめんなさい」
「うん、まあ、そうだな。反省してくれ」
「うん」
取り敢えず一件落着だ。
子育ては難しいものだ。
落ち着いた様子を確認し、俺の子供たちが大挙して押し寄せてきた。
アルテミリスの息子『アルカード』2歳、ダラスリニアの娘『ラナーノ』3歳、アースノートの娘『ノエル』2歳、モンスレアナの息子『スレナード』2歳、エリスラーナの息子『ライナエル』2歳の5人だ。
そして後ろから俺の愛する彼女たちがそれぞれ赤子を抱え、歩み寄ってきた。
ああ、なんて素晴らしい光景なんだ。
「「「「「パパー!!!」」」」」
「ああ、可愛いな、お前たち。ハハッ、元気いっぱいでパパは嬉しいぞ」
俺達は今最高に幸せだった。
俺の40万年の旅路は、まだ終わらない。
でもきっとこれは俺の望んだ一つの答えであることに間違いがなかった。
「ノアーナ様?いったい何人子供を望むのです?まあ、わたくし共は嬉しいのですが」
モンスレアナがそんなことを問いかけてくる。
相変わらずすごい美人だ。
「うん?そうだな。100人は欲しい」
「!?100人?……まったく。わたくしたちに何人産ませる気ですか」
「ははっ、良いじゃないか。俺はお前たちが可愛くて仕方がないんだ。ああ、レアナ、お前は美しいな。……今夜、どうだ?」
俺はモンスレアナを感じるように強く抱きしめる。
「もう♡……喜んで♡」
皆のジト目が炸裂する。
ああ、最高だな!!
※※※※※
俺はクズの魔王。
極帝の魔王。
100人の子づくり。
華麗なる遊戯の最終章としては最高のシチュエーションだろ?
なあ、ザルガルーナ。
見ているか?
俺達のハーレムスローライフは、始まったばかりだ。
~FIN~
「うう、えいっ!!」
ノアナークが気合いとともに炎の魔術を解き放つ。
3歳時にしては驚異的な威力だ。
ズガ―――――ン!!!
グースワースの訓練場が振動する。
狙った的は半壊だ。
「むう、また壊せなかった。……くそう、これじゃパパに全然敵わないよ」
その様子をネルが長女のネイナを抱きながら見ていた。
「ふふっ、あなたのお兄ちゃん、とっても強いのよ?あなたも強いのかしら」
「だぶう」
ネイナは今4か月。
やっと首が座り、ハイハイを始めたところだ。
やはりチートの子供。
成長が早い。
「ネル、ここにいたのか。ほう、いよいよ的が持たなくなりそうだな。ノア、おいで」
「っ!?パパッ!!…ママも!?うあ、ネイナまで。もう、秘密特訓なのに」
文句を言いながらも俺に抱き着いてくるノアナーク。
メチャクチャ可愛い。
「凄いなノア。こりゃお父さんもうかうかしていられないな」
「ほんと?……僕、強くなって、ネイナやママを守るんだ」
「うん?パパは守ってくれないのか?」
「えっ?だ、だって、パパ、凄く強いじゃん。……でも、うん。僕、パパも守りたい」
「ハハッ、ありがとうな。嬉しいよ」
「う、うん」
ネルはノアナークを産んで、その後妹であるネイナも出産していた。
とても2児の母とは思えない美しさは全く衰える事はない。
「もう。わたくしも……抱っこしてくださいませ♡」
そして相変わらずメチャクチャ可愛い。
「ハハッ、おいでネル。ああ、可愛いな、ネルは」
「はい♡」
なぜかジト目のノアナーク。
息子とはいえネルは渡さん。
俺達は相変わらずラブラブだ。
※※※※※
「光喜さん!!」
俺たち家族4人が執務室で寛いでいるところに茜が長男のヒロトと一緒に転移してきた。
腕には長女のアカリを抱っこしている。
「茜、いらっしゃい。ヒロト、おいで」
「パパッ!!」
俺に抱き着いてくるヒロト。
薄っすらピンクがかった髪と、銀眼を宿している。
何故か泣いている?
「どうしたんだ?うん?アカリは眠そうだな。よし、ヒロト、いいか?お父さん、アカリを寝かせるよ」
「う、うん」
俺は茜からアカリを受け取り、慣れた手つきで優しくベッドへ寝かせた。
今俺の子供は総勢31人。
妊娠中を含めると、なんと36人だ。
つまり俺の彼女たち全員が二人目を出産、または身ごもっている。
その様子に目を細めるネルと茜。
俺の彼女たちは今とても仲がいい。
「あっ、そうだ。ネル、リナーリアって今日グースワースにいる?ちょっと見てもらいたい人がいるんだよね」
「えっと、ああ、今日はいないかな。……誰か怪我したの?」
「あー、うん。アグアニードさんがね……スフィアちゃんのブレス、直撃しちゃって……」
聞き捨てならない話に俺は思わず反応してしまう。
「なに?アグ、大丈夫なのか?」
「えっと、うん。命は問題ないんだけど……左腕がちょっとね」
どうやら相当グロイ状況のようだ。
あれからアグアニードはますます自身に磨きをかけていた。
神である存在値上限10万を超え、確か今は13万くらいだったはずだ。
きっと無茶をしたのだろう。
「俺が診るか?リナーリアほどではないが今の俺なら傷は治せると思うが」
「あー、うん。……実はヒロトをかばってくれたんだよね。ああ、心配しないでね!?アグアニードさんの勘違いだから」
どうやらアグアニードが勘違いしてミューズスフィアのブレスを受けたらしい。
ヒロトは泣きながら下を見ている。
「まあ、その、ちょっとね。ハハ、ハ。私が悪いんだよね。……ごめんなさい」
何となく状況は想像つくが……
まあそれなら俺の責任でもあるな。
「分かった。詳しくは後でいいな?まずはアグを治そう」
「は、はい。お願いします」
※※※※※
「お前な。ヒロトは特別なんだ。知っているだろうに」
「うう、ごめーん。ノアーナ様―」
実はヒロトは勇者の称号を生まれた時から持っていた。
存在値も3歳ながらすでに30万を超えている。
どうやらアグアニードは、ヒロトの勘違いを正そうと、実践したらしい。
油断は命の危機があるという事を。
「ふう。まあ俺からも注意しておく。すまなかったなアグ」
「っ!?謝んないでー、おいらがちょっと格好つけただけだから―」
取り敢えず怪我は治した。
問題ないようだ。
そしてしょぼくれているミューズスフィア。
フォローしておいた方が良いだろう。
「ミューズ、お前も悪くないんだ。落ち込まないでくれ」
「……うん」
ヒロトは防御に特化したスキル『絶対防御』を持っている。
それこそ竜種のブレスすら無効化してしまう。
しかしそれが慢心を与えていた。
調子に乗ったヒロトがミューズスフィアにけしかけたようだ。
「強すぎるというのも、問題だな」
そしてヒロトは勘違いをしていた。
あくまでスキルの効果だ。
スキル発動には集中力がいる。
あの時アグアニードが庇わなければ大怪我では済まなかっただろう。
「ご、ごべんなざい……うう、うわ―――ん」
相変わらず俺は仲間に助けられっぱなしだ。
危うく可愛い我が子を失うところだった。
「ヒロト、謝る相手が違う。アグとミューズに謝りなさい」
「う、うん……アグアニードさん、ミューズスフィアさん、ごめんなさい」
こういう失敗は早いうちにしておいた方が良い。
これもきっとヒロトの成長につながるだろう。
強いとはいえまだ3歳。
いつの間にか泣き疲れて寝てしまったヒロトを茜が抱っこした。
「あの、光喜さん……ごめんなさい」
「うん、まあ、そうだな。反省してくれ」
「うん」
取り敢えず一件落着だ。
子育ては難しいものだ。
落ち着いた様子を確認し、俺の子供たちが大挙して押し寄せてきた。
アルテミリスの息子『アルカード』2歳、ダラスリニアの娘『ラナーノ』3歳、アースノートの娘『ノエル』2歳、モンスレアナの息子『スレナード』2歳、エリスラーナの息子『ライナエル』2歳の5人だ。
そして後ろから俺の愛する彼女たちがそれぞれ赤子を抱え、歩み寄ってきた。
ああ、なんて素晴らしい光景なんだ。
「「「「「パパー!!!」」」」」
「ああ、可愛いな、お前たち。ハハッ、元気いっぱいでパパは嬉しいぞ」
俺達は今最高に幸せだった。
俺の40万年の旅路は、まだ終わらない。
でもきっとこれは俺の望んだ一つの答えであることに間違いがなかった。
「ノアーナ様?いったい何人子供を望むのです?まあ、わたくし共は嬉しいのですが」
モンスレアナがそんなことを問いかけてくる。
相変わらずすごい美人だ。
「うん?そうだな。100人は欲しい」
「!?100人?……まったく。わたくしたちに何人産ませる気ですか」
「ははっ、良いじゃないか。俺はお前たちが可愛くて仕方がないんだ。ああ、レアナ、お前は美しいな。……今夜、どうだ?」
俺はモンスレアナを感じるように強く抱きしめる。
「もう♡……喜んで♡」
皆のジト目が炸裂する。
ああ、最高だな!!
※※※※※
俺はクズの魔王。
極帝の魔王。
100人の子づくり。
華麗なる遊戯の最終章としては最高のシチュエーションだろ?
なあ、ザルガルーナ。
見ているか?
俺達のハーレムスローライフは、始まったばかりだ。
~FIN~
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