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第ニ章:新たな侵略者、【魔界貴族】編
第48話:【魔界貴族】との最終戦。【ベルゼブブ大公】と戦う話
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第三部隊は陣地内の敵をほぼ殲滅させ、他の部隊の援護に向かおうとした。
しかし、瀕死で状況を伝えに来たティアナ達によると他の部隊は一体の化物により壊滅させられたという。
「やはり【ベルゼブブ大公】ですか? しかし、第一部隊と第二部隊を単独で壊滅させるような化物を相手にどうすれば……」
私が質問をすると、フィーナはそれに答えようと口を開いた。
――ピューン、ピューン、ピューン
それと同時にティアナ達が来た方向から、赤紫の光の線が無数に照射されてきた。
「がぁっ」
「ぎゃっ」
「ぐぅー」
「げぎゃぁぁ」
「ごぁぁぁぁぁ」
無差別の攻撃で特に狙いはつけてないみたいだが、当たり所が悪ければ即死だぞ。
ラミアにかけたバリアを咄嗟に周りの仲間にかけ続けたが、速度が追い付かない。
しばらくして、赤紫色の光の照射は収まった。
私の近くにいたダルバートのメンバーや、ティアナ達。
そして、うまく避けていた、レオンとフィーナは無傷で済んだ。しかし守りきれなかった人数も多く、死傷者がかなり出てしまった。
くっ、ここに来て想像以上の化物を相手にせねばならんのか……。仲間が多く死んでしまった……。仇を討たなくては……。
しかし、パワーアップしたとはいえ、私は勝てるのか?
――ズドォォォォォン
爆発音と共に、5メートル程の大きさの巨大な悪魔が空中から舞い降りた。
巨大な蝿を彷彿させる羽と顔つき、威圧感たっぷりのオーラ。
体は黒光りしていて、丈夫そうだ。
「ぶはぁっ! 人間っていうのは、貧弱な生物じゃと思っとったが、存外やりおるのぉ。いやいや、ワシの部下どもが貧弱過ぎたな。まさか全滅とは……情けないのぉ。まぁ、よかろう……。地上の人間共を絶滅させるぐらい、このベルゼブブ様一人で事足りるわい」
ベルゼブブと名乗った蝿男は目を見開いた。
――グゴォォォォン
大地が震えながら、地割れが起きて、大気まで震えた。
禍々しい熱気が辺りを包み込む。
こっこいつ、【ウェパル女公爵】や【べリアル公爵】が子供に見えるぐらいの威圧感と魔力を感じるぞ。
まずい、本当に逃げるしか……。
‘’お前、マジでいい加減にしろよ! まーだ、オレの力を見くびってやがんな。いいか? 所詮ベルゼなんて魔王になれなかった敗北者なんだぜ。そーだ、良い作戦を考えた! お前さん、面白ぇ技使えるだろ、だからさ、ゴニョゴニョ……‘’
頭の中でまた声が響いた……。
本当にそんなんで上手くいくのか……。
全力かぁ、べリアルとの戦いの時より力が馴染んで来たから、出来るだけ出力を上げてみよう。
ルシア
【魔王スキル発動】
闇系闘気極大(ダークオーラアップ)
――ゴォォォォォォォォォッ
私の体から、どす黒い闘気が天にも届く勢いで噴出される。
足元の地面はバリバリと音を立ててへこんでいき、周りの小石や砂が舞い上がり、突風が吹き荒れた。
「ちょっと、ルシアっ。それって……」
エリスが不安な顔をしていた。
大丈夫、ヤツは私が倒してくるよ。
「妾とレオン以外は、出来るだけ遠くに逃げなさい。巻き添えで死ぬなんて馬鹿らしいったらありゃしないわ」
フィーナは第三部隊の全員に避難を促した。
「ふむ、ルシアがこれほどの領域まで行ってしまうとは……。人の限界を軽く超えている」
レオンは私を見つめながら呟いた。
「ぶはっぶはっ、少しはできるヤツが人間にもいるみたいじゃな! 【勇者】とかいう、イキリ散らした愚か者共が虫けらレベルに弱かったもんじゃから拍子抜けしとったのじゃ。貧弱な種族でちょっと強いからって、自信満々な顔をしとるのを捻るのは快感じゃよ。力自慢ほど絶望した表情は傑作じゃからなぁ! ぶぁっはっはっはっ!」
ベルゼブブは上機嫌そうに笑いながら、赤紫色のオーラを充実させていく。
まだ力が上がるのか、だが……。
「絶望した表情を見せるのは、お前の方だ……」
――フッ
私は一瞬でベルゼブブの蝿顔に接近して、両手をかざした。
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【魔王スキル発動】
魔闘気漆黒弾(ダークマター)
闇系の闘気を超圧縮させた塊を至近距離からベルゼブブの顔面に直撃させた。
――ドバァガァァァァァン
ベルゼブブの顔面は大爆発して、50メートルほど吹き飛ばされた。
「ぶはっ、ブァカナァァァッ! あれは、バハムティアの奴の……、なぜぇぇぇ人間がぁぁぁぁっ!」
ベルゼブブは動揺して、声が震えていた。
あー、本当にベルゼブブは昔この技で瀕死にまで追い込まれて、魔王の座に付けなかったんだな。
“なっ、言ったとおりだろ? とっとと決めちまえ!”
「おのれぇぇぇ! 叩き斬ってくれるぅぅぅ!」
ベルゼブブは口から赤黒い髑髏の装飾がされた大剣を吐き出して、構えた。
【ベルゼブブ大公】→ルシア
【最上位悪魔スキル発動】
暗黒剣技・冥国崩
ベルゼブブの大剣が私の頭上を捉える。
なんだ、焦って攻撃したからなのか動きが単調すぎるな……。避けるまでもない。
ルシア
【侍スキル発動】
片手白羽取り
――パシッ
私はベルゼブブの大剣を片手で摘んだ。
「ぐぎぎぃぃぃ、ワシの剣を摘みおっただとぉぉぉぉぉ!」
ベルゼブブは驚愕した。
驚いてるところすまないが、攻撃させてもらうぞ。
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【魔王、仙人スキル同時発動】
闇系闘気増大+流水乱舞=漆黒流魔乱舞
私は闇系の闘気を両手に集中させて、連打をベルゼブブに浴びせた。
今までにない力とスピードが体に宿っている……。
――ズドォォォン、バゴォォォォン
連打の一撃がベルゼブブの体にめり込む度に、巨大な破裂音がしてベルゼブブは血を吐き出した。
お前は、たくさんの仲間たちを殺した。
まぁ、それはお互い様かもしれないが……。
死んでいった仲間を侮辱したことは、絶対に許さないぞ!
私の怒りを込めた拳は確実にベルゼブブを弱らせた。
しかし、さすがは【魔界貴族】の頂点といったところか、見た目ほどダメージは通ってない様子だった。
「ぶはぁぶはぁ……、バハムティアの技を使うから面食らったが、よう考えたらお前はヤツじゃあない……。ぶはぁぶはぁ……落ち着いてきたわい……」
ベルゼブブは落ち着きを取り戻して来たようだった。
遅かったな、この攻撃が当たる前なら長引いたかもしれないが……。
【魔王スキル発動】
魔刃闇烏(マジンヤミガラス)
――スパンッ
ベリアルを倒した時よりも闇の闘気を込めた剣はまるでカステラを切るように軽くベルゼブブの四枚の羽根を斬り裂いた。
「げぎゃぁっはぁぁぁぁぁ! ワシの鋼よりも硬い羽根がぁぁぁぁっ! 化物めぇぇぇぇ!」
ベルゼブブは羽根が切り落とされて、恐怖に顔を歪めた。
ふーん、宣言どおりお前の絶望した顔を見たけど、あんまり面白いもんじゃなかったな。
もう、終わりにしていいや。
「ぐぞぉぉぉぉ! ぞんな目でワジを見るなぁぁぁぁぉ!」
【ベルゼブブ大公】→ルシア
【最上位悪魔スキル発動】
冥王大魔殺閃
ベルゼブブは血走った複眼で私を睨んで、口を開けて赤紫色の巨大な光線を照射した。
「私の全魔力を使ってお前の全てを消し去ってやる!」
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【勇者スキル発動】
中級無属性消滅魔法
私は右手でベルゼブブに向かって、銀色の光を照射した。
――ズドォォォォォォォン
銀色の光はベルゼブブの放った光線を消し去り、大地を削り取り、ベルゼブブ本体を飲み込んだ……。
――カッ
ベルゼブブを包んだ、銀色の光は太陽のように眩く輝き、ベルゼブブは断末魔を上げることもなくこの世から消滅した。
この瞬間、我々は【魔界貴族】との死闘に勝利したのである。
しかし、瀕死で状況を伝えに来たティアナ達によると他の部隊は一体の化物により壊滅させられたという。
「やはり【ベルゼブブ大公】ですか? しかし、第一部隊と第二部隊を単独で壊滅させるような化物を相手にどうすれば……」
私が質問をすると、フィーナはそれに答えようと口を開いた。
――ピューン、ピューン、ピューン
それと同時にティアナ達が来た方向から、赤紫の光の線が無数に照射されてきた。
「がぁっ」
「ぎゃっ」
「ぐぅー」
「げぎゃぁぁ」
「ごぁぁぁぁぁ」
無差別の攻撃で特に狙いはつけてないみたいだが、当たり所が悪ければ即死だぞ。
ラミアにかけたバリアを咄嗟に周りの仲間にかけ続けたが、速度が追い付かない。
しばらくして、赤紫色の光の照射は収まった。
私の近くにいたダルバートのメンバーや、ティアナ達。
そして、うまく避けていた、レオンとフィーナは無傷で済んだ。しかし守りきれなかった人数も多く、死傷者がかなり出てしまった。
くっ、ここに来て想像以上の化物を相手にせねばならんのか……。仲間が多く死んでしまった……。仇を討たなくては……。
しかし、パワーアップしたとはいえ、私は勝てるのか?
――ズドォォォォォン
爆発音と共に、5メートル程の大きさの巨大な悪魔が空中から舞い降りた。
巨大な蝿を彷彿させる羽と顔つき、威圧感たっぷりのオーラ。
体は黒光りしていて、丈夫そうだ。
「ぶはぁっ! 人間っていうのは、貧弱な生物じゃと思っとったが、存外やりおるのぉ。いやいや、ワシの部下どもが貧弱過ぎたな。まさか全滅とは……情けないのぉ。まぁ、よかろう……。地上の人間共を絶滅させるぐらい、このベルゼブブ様一人で事足りるわい」
ベルゼブブと名乗った蝿男は目を見開いた。
――グゴォォォォン
大地が震えながら、地割れが起きて、大気まで震えた。
禍々しい熱気が辺りを包み込む。
こっこいつ、【ウェパル女公爵】や【べリアル公爵】が子供に見えるぐらいの威圧感と魔力を感じるぞ。
まずい、本当に逃げるしか……。
‘’お前、マジでいい加減にしろよ! まーだ、オレの力を見くびってやがんな。いいか? 所詮ベルゼなんて魔王になれなかった敗北者なんだぜ。そーだ、良い作戦を考えた! お前さん、面白ぇ技使えるだろ、だからさ、ゴニョゴニョ……‘’
頭の中でまた声が響いた……。
本当にそんなんで上手くいくのか……。
全力かぁ、べリアルとの戦いの時より力が馴染んで来たから、出来るだけ出力を上げてみよう。
ルシア
【魔王スキル発動】
闇系闘気極大(ダークオーラアップ)
――ゴォォォォォォォォォッ
私の体から、どす黒い闘気が天にも届く勢いで噴出される。
足元の地面はバリバリと音を立ててへこんでいき、周りの小石や砂が舞い上がり、突風が吹き荒れた。
「ちょっと、ルシアっ。それって……」
エリスが不安な顔をしていた。
大丈夫、ヤツは私が倒してくるよ。
「妾とレオン以外は、出来るだけ遠くに逃げなさい。巻き添えで死ぬなんて馬鹿らしいったらありゃしないわ」
フィーナは第三部隊の全員に避難を促した。
「ふむ、ルシアがこれほどの領域まで行ってしまうとは……。人の限界を軽く超えている」
レオンは私を見つめながら呟いた。
「ぶはっぶはっ、少しはできるヤツが人間にもいるみたいじゃな! 【勇者】とかいう、イキリ散らした愚か者共が虫けらレベルに弱かったもんじゃから拍子抜けしとったのじゃ。貧弱な種族でちょっと強いからって、自信満々な顔をしとるのを捻るのは快感じゃよ。力自慢ほど絶望した表情は傑作じゃからなぁ! ぶぁっはっはっはっ!」
ベルゼブブは上機嫌そうに笑いながら、赤紫色のオーラを充実させていく。
まだ力が上がるのか、だが……。
「絶望した表情を見せるのは、お前の方だ……」
――フッ
私は一瞬でベルゼブブの蝿顔に接近して、両手をかざした。
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【魔王スキル発動】
魔闘気漆黒弾(ダークマター)
闇系の闘気を超圧縮させた塊を至近距離からベルゼブブの顔面に直撃させた。
――ドバァガァァァァァン
ベルゼブブの顔面は大爆発して、50メートルほど吹き飛ばされた。
「ぶはっ、ブァカナァァァッ! あれは、バハムティアの奴の……、なぜぇぇぇ人間がぁぁぁぁっ!」
ベルゼブブは動揺して、声が震えていた。
あー、本当にベルゼブブは昔この技で瀕死にまで追い込まれて、魔王の座に付けなかったんだな。
“なっ、言ったとおりだろ? とっとと決めちまえ!”
「おのれぇぇぇ! 叩き斬ってくれるぅぅぅ!」
ベルゼブブは口から赤黒い髑髏の装飾がされた大剣を吐き出して、構えた。
【ベルゼブブ大公】→ルシア
【最上位悪魔スキル発動】
暗黒剣技・冥国崩
ベルゼブブの大剣が私の頭上を捉える。
なんだ、焦って攻撃したからなのか動きが単調すぎるな……。避けるまでもない。
ルシア
【侍スキル発動】
片手白羽取り
――パシッ
私はベルゼブブの大剣を片手で摘んだ。
「ぐぎぎぃぃぃ、ワシの剣を摘みおっただとぉぉぉぉぉ!」
ベルゼブブは驚愕した。
驚いてるところすまないが、攻撃させてもらうぞ。
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【魔王、仙人スキル同時発動】
闇系闘気増大+流水乱舞=漆黒流魔乱舞
私は闇系の闘気を両手に集中させて、連打をベルゼブブに浴びせた。
今までにない力とスピードが体に宿っている……。
――ズドォォォン、バゴォォォォン
連打の一撃がベルゼブブの体にめり込む度に、巨大な破裂音がしてベルゼブブは血を吐き出した。
お前は、たくさんの仲間たちを殺した。
まぁ、それはお互い様かもしれないが……。
死んでいった仲間を侮辱したことは、絶対に許さないぞ!
私の怒りを込めた拳は確実にベルゼブブを弱らせた。
しかし、さすがは【魔界貴族】の頂点といったところか、見た目ほどダメージは通ってない様子だった。
「ぶはぁぶはぁ……、バハムティアの技を使うから面食らったが、よう考えたらお前はヤツじゃあない……。ぶはぁぶはぁ……落ち着いてきたわい……」
ベルゼブブは落ち着きを取り戻して来たようだった。
遅かったな、この攻撃が当たる前なら長引いたかもしれないが……。
【魔王スキル発動】
魔刃闇烏(マジンヤミガラス)
――スパンッ
ベリアルを倒した時よりも闇の闘気を込めた剣はまるでカステラを切るように軽くベルゼブブの四枚の羽根を斬り裂いた。
「げぎゃぁっはぁぁぁぁぁ! ワシの鋼よりも硬い羽根がぁぁぁぁっ! 化物めぇぇぇぇ!」
ベルゼブブは羽根が切り落とされて、恐怖に顔を歪めた。
ふーん、宣言どおりお前の絶望した顔を見たけど、あんまり面白いもんじゃなかったな。
もう、終わりにしていいや。
「ぐぞぉぉぉぉ! ぞんな目でワジを見るなぁぁぁぁぉ!」
【ベルゼブブ大公】→ルシア
【最上位悪魔スキル発動】
冥王大魔殺閃
ベルゼブブは血走った複眼で私を睨んで、口を開けて赤紫色の巨大な光線を照射した。
「私の全魔力を使ってお前の全てを消し去ってやる!」
ルシア→【ベルゼブブ大公】
【勇者スキル発動】
中級無属性消滅魔法
私は右手でベルゼブブに向かって、銀色の光を照射した。
――ズドォォォォォォォン
銀色の光はベルゼブブの放った光線を消し去り、大地を削り取り、ベルゼブブ本体を飲み込んだ……。
――カッ
ベルゼブブを包んだ、銀色の光は太陽のように眩く輝き、ベルゼブブは断末魔を上げることもなくこの世から消滅した。
この瞬間、我々は【魔界貴族】との死闘に勝利したのである。
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