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28.面倒な事件に巻き込まれて
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検査の結果、ディジーの体内からも麻薬成分は検出されなかった。
これいより名実ともに彼女は白、医療用ポッドの検査結果は公的な証拠になるので仮に公安が乗り込んできても彼女が白であることは保証される。
仮にこれが黒だった場合はたとえ知り合いでも問答無用で通報した上で船から降りてもらわなければならなかっただけにこの結果に全員がホッと胸をなでおろした。
「とりあえず落ち着いたか?」
「はい・・・」
「まったく、面倒な事に巻き込まれたもんだなぁ。っていうかよくそんな仕事を受けようと思ったもんだ」
「だってお金欲しかったんですもん」
「借金でもあるのか?」
「そういうわけじゃないんですけど、前に話したように少しでも早くコロニーを出たかったんです」
彼女の夢は本物の土の上に立つこと、惑星を買うという話は非現実的だとしても惑星に降りるツアーは実際に存在するのでそれ用の資金を貯めたかったらしい。
気持ちはわからなくはない、だが手段があまりにも適当すぎる。
やろうと思えばもっと確実なものがあるはずなのに、なんでまたそんな怪しい仕事に手を出すんだろうか。
「ありました」
「お、見つけたか流石だな」
「『簡単・即金支払い、ただ荷物を運ぶだけで5万ヴェロス』今は削除されていますが、確かにディジー様がおっしゃった書き込みが存在しますね」
「どう見てもやばいだろ」
「そうですか?」
「これをやばいと思わないんならギルドの研修を受けなおした方が良いんじゃないか?」
どうみてもやばい匂いしかしない書き込み、出所もわからないし宙賊を倒してやっとあの報酬を貰えるんだから物を運んでこの報酬がどれだけ異常かわかりそうなもんだけどなぁ。
でもまぁ起きてしまったものは仕方がない、問題は今後どうするかだ。
「私だってまさかこんなことになるとは思わなかったんですもん。どうしよう、戻ったら絶対怒られますよね?」
「怒られるでは済まないだろうな。公安に目をつけられたわけだし、ギルドにも連絡はいくだろう」
「そんな・・・」
「ちょうど今傭兵ギルドに向かっているようですね、連絡しますか?」
「あぁ、繋いでくれ」
こういうのは先手を打っていた方が後々面倒な事になりにくい、急ぎアリスに傭兵ギルドへつないでもらうと機嫌の悪そうなエドガーさんがモニターに映し出された。
いつもは暇そうな傭兵ギルドが今日はずいぶんと賑やかなようだ。
「ったく誰だよ、この直通番号は限られた奴にしか・・・って嬢ちゃんか」
「至急お耳に入れたいことがありまして、お時間よろしいですか?」
「ディジーのやつが急にいなくなったもんだからこっちもかなり忙しいんだが、手短に頼む」
何故アリスが直通番号を知っているかについてはあえて突っ込まないんだな、なんてことを思いながらモニターをこっちにつないでもらった。
「トウマだ、訳あってそのディジーをうちの船で預かってる。それと、今から公安が来るからいい感じにごまかしといてくれ」
「は?公安!?」
「ごめんなさいエドガーさん!詳しい事はまた説明するんでお願いだからクビにしないでください!私は無実なんです!」
「おま、ディジー一体何がどうなって・・・」
「公安だ!全員動くな!」
例の黒服達が傭兵ギルドに突入したと同時にモニターを切断、言われた通り手短に説明したんだがまぁ伝わってるだろう。
「痕跡は?」
「消しました」
「よし、とりあず事情は説明したし後はエドガーさん次第だ。向こうはこっちの番号知ってるはずだから公安がいなくなったら連絡してくるだろ」
「お仕事無くなっちゃいますかね」
「それは今後次第だな」
このままでいけばディジーは麻薬の運び屋ってことで公安にマークされ続けるだろうから、いずれ他のコロニーについたところで捕まるだろう。
出航の際一時的にインプラントデータを読み込めないようにしただけで、他所に入港するときは登録をしなければならないので必然的に足はつく。
このまま逃げ続けることも不可能じゃないけれど、それこそ大地に立つなんて夢は一生かなえられないだろうなぁ。
となると、自分の身の潔白を証明するかもしくはそれ以上の成果を公安に出すしかない。
「ディジーさん、皆さんにお茶を淹れるので手伝ってもらえますか?」
「・・・はい」
落ち込む彼女を心配してかイブさんがキッチンへと誘い出す。
とりあえず向こうはお願いしつつ、こっちはこっちで今後について考えなければならないことがある。
「とりあえず依頼を達成する必要はあるからそっちに移動するとして、このままだと俺達もやばいよな」
「コロニー内に居ないとなると一番最初に怪しまれるのがこの船です。たとえあの時見つからなかったとしても再調査という形で令状を持ってやってくるのは確実でしょう」
「まったく、面倒な事に巻き込まれたもんだ」
「その割には慌てていませんね」
「慌てた所でこういうのはなるようにしかならないからな」
「そういう冷静な所が流石です」
「そりゃどうも。とはいえ何もしないで現実を受け入れるつもりもない、どうするべきか意見を聞かせてくれ」
なるようにしかならない、でもそのままの現実も受け入れたくない。
何とも我儘に聞こえるかもしれないが、ここで公安に目をつけられたら折角の自由な宇宙の旅が出来なくなってしまうだけに出来ることはやっておきたいじゃないか。
「次のコロニーに到着するまで二日、それまでにラインでの麻薬流通について調べておきます。こちらが出来るとすれば奴らを誘い出して公安にその現場を取り押さえさせるぐらいでしょうか」
「前回失敗しているだけに確実に捕まえたがっているだろう。とはいえそれは麻薬を流している奴らもわかっているはず、かなり危険じゃないか?」
「ですがそこまでしなければディジーさんの潔白は証明できませんし、我々も目を付けられたままです。今や国中に広がっている麻薬の元を断つなど私達にはできませんが末端を捕まえることぐらいは可能でしょう」
俺はただのんびり金儲けがしたいだけなのに残念ながらそういうわけにはいかないらしい。
今後の憂いを断つためにもめんどくさくてもやるしかないか。
「つまり麻薬の運び屋をわざと引き受けて呼び出し、公安にそれを捕まえさせることで無関係だと証明すると」
「簡単に言えばそういう事ですね」
「はぁ、なんでそんなめんどくさいことになんで巻き込まれたかなぁ」
「あそこでディジーさんを受け入れたのはマスターですから」
「そうなんだけど・・・あー、もうやめやめ!それはもう終わった話だ。とにかくディジーが引っかかったっていう書き込みを見つけて連絡を取る、話はそこからだ」
「そちらに関しては検索をかけていますのですぐに発見できるかと」
終わったことをくよくよしたってどうにもならない。
とりあえずネットワーク内の捜査はアリスに任せておいて、俺は今の仕事を全うすることだけを考えておこう。
しばらくして少しだけ顔が明るくなったディジーとイブさんがキッチンから戻ってきた。
「お待たせしました」
「ディジーさん凄いんですよ、合成器じゃなくて本物のお茶を淹れられるんです」
「マジか、すごいな!」
「別に、ただお湯を注ぐだけですし・・・。っていうかすごい船ですね、どれも最新式の機会だし実は貴族の末裔だったりします?」
「そんなのが宙賊を倒したり荷物を運んだりすると思うか?」
「ほら、社会勉強とか」
「35にもなって社会勉強とか残念過ぎるだろ。」
因みに茶葉は親父が残していたのを戸棚に入れていただけで、まさかディジーがそれを淹れられるとは思っていなかった。
まったくどこでこんな高級品を手に入れたんだか、この船もそうだしまだまだ親父に聞きたいことがあったんだが残念ながらそれはもうかなわない。
「お、美味い」
「ですよね!やっぱり本物は香りが違います、香茶っていって茶葉の育った環境によって香りが違うんですよ。いつか惑星で育てられたら楽しいだろうなぁ」
「そりゃいい夢だ」
「絶対楽しいですよね!」
親父が残した物をこうやって口に出来たのもディジーのおかげ、彼女の純粋な夢を叶えるためにも一肌脱いでやりますか。
これいより名実ともに彼女は白、医療用ポッドの検査結果は公的な証拠になるので仮に公安が乗り込んできても彼女が白であることは保証される。
仮にこれが黒だった場合はたとえ知り合いでも問答無用で通報した上で船から降りてもらわなければならなかっただけにこの結果に全員がホッと胸をなでおろした。
「とりあえず落ち着いたか?」
「はい・・・」
「まったく、面倒な事に巻き込まれたもんだなぁ。っていうかよくそんな仕事を受けようと思ったもんだ」
「だってお金欲しかったんですもん」
「借金でもあるのか?」
「そういうわけじゃないんですけど、前に話したように少しでも早くコロニーを出たかったんです」
彼女の夢は本物の土の上に立つこと、惑星を買うという話は非現実的だとしても惑星に降りるツアーは実際に存在するのでそれ用の資金を貯めたかったらしい。
気持ちはわからなくはない、だが手段があまりにも適当すぎる。
やろうと思えばもっと確実なものがあるはずなのに、なんでまたそんな怪しい仕事に手を出すんだろうか。
「ありました」
「お、見つけたか流石だな」
「『簡単・即金支払い、ただ荷物を運ぶだけで5万ヴェロス』今は削除されていますが、確かにディジー様がおっしゃった書き込みが存在しますね」
「どう見てもやばいだろ」
「そうですか?」
「これをやばいと思わないんならギルドの研修を受けなおした方が良いんじゃないか?」
どうみてもやばい匂いしかしない書き込み、出所もわからないし宙賊を倒してやっとあの報酬を貰えるんだから物を運んでこの報酬がどれだけ異常かわかりそうなもんだけどなぁ。
でもまぁ起きてしまったものは仕方がない、問題は今後どうするかだ。
「私だってまさかこんなことになるとは思わなかったんですもん。どうしよう、戻ったら絶対怒られますよね?」
「怒られるでは済まないだろうな。公安に目をつけられたわけだし、ギルドにも連絡はいくだろう」
「そんな・・・」
「ちょうど今傭兵ギルドに向かっているようですね、連絡しますか?」
「あぁ、繋いでくれ」
こういうのは先手を打っていた方が後々面倒な事になりにくい、急ぎアリスに傭兵ギルドへつないでもらうと機嫌の悪そうなエドガーさんがモニターに映し出された。
いつもは暇そうな傭兵ギルドが今日はずいぶんと賑やかなようだ。
「ったく誰だよ、この直通番号は限られた奴にしか・・・って嬢ちゃんか」
「至急お耳に入れたいことがありまして、お時間よろしいですか?」
「ディジーのやつが急にいなくなったもんだからこっちもかなり忙しいんだが、手短に頼む」
何故アリスが直通番号を知っているかについてはあえて突っ込まないんだな、なんてことを思いながらモニターをこっちにつないでもらった。
「トウマだ、訳あってそのディジーをうちの船で預かってる。それと、今から公安が来るからいい感じにごまかしといてくれ」
「は?公安!?」
「ごめんなさいエドガーさん!詳しい事はまた説明するんでお願いだからクビにしないでください!私は無実なんです!」
「おま、ディジー一体何がどうなって・・・」
「公安だ!全員動くな!」
例の黒服達が傭兵ギルドに突入したと同時にモニターを切断、言われた通り手短に説明したんだがまぁ伝わってるだろう。
「痕跡は?」
「消しました」
「よし、とりあず事情は説明したし後はエドガーさん次第だ。向こうはこっちの番号知ってるはずだから公安がいなくなったら連絡してくるだろ」
「お仕事無くなっちゃいますかね」
「それは今後次第だな」
このままでいけばディジーは麻薬の運び屋ってことで公安にマークされ続けるだろうから、いずれ他のコロニーについたところで捕まるだろう。
出航の際一時的にインプラントデータを読み込めないようにしただけで、他所に入港するときは登録をしなければならないので必然的に足はつく。
このまま逃げ続けることも不可能じゃないけれど、それこそ大地に立つなんて夢は一生かなえられないだろうなぁ。
となると、自分の身の潔白を証明するかもしくはそれ以上の成果を公安に出すしかない。
「ディジーさん、皆さんにお茶を淹れるので手伝ってもらえますか?」
「・・・はい」
落ち込む彼女を心配してかイブさんがキッチンへと誘い出す。
とりあえず向こうはお願いしつつ、こっちはこっちで今後について考えなければならないことがある。
「とりあえず依頼を達成する必要はあるからそっちに移動するとして、このままだと俺達もやばいよな」
「コロニー内に居ないとなると一番最初に怪しまれるのがこの船です。たとえあの時見つからなかったとしても再調査という形で令状を持ってやってくるのは確実でしょう」
「まったく、面倒な事に巻き込まれたもんだ」
「その割には慌てていませんね」
「慌てた所でこういうのはなるようにしかならないからな」
「そういう冷静な所が流石です」
「そりゃどうも。とはいえ何もしないで現実を受け入れるつもりもない、どうするべきか意見を聞かせてくれ」
なるようにしかならない、でもそのままの現実も受け入れたくない。
何とも我儘に聞こえるかもしれないが、ここで公安に目をつけられたら折角の自由な宇宙の旅が出来なくなってしまうだけに出来ることはやっておきたいじゃないか。
「次のコロニーに到着するまで二日、それまでにラインでの麻薬流通について調べておきます。こちらが出来るとすれば奴らを誘い出して公安にその現場を取り押さえさせるぐらいでしょうか」
「前回失敗しているだけに確実に捕まえたがっているだろう。とはいえそれは麻薬を流している奴らもわかっているはず、かなり危険じゃないか?」
「ですがそこまでしなければディジーさんの潔白は証明できませんし、我々も目を付けられたままです。今や国中に広がっている麻薬の元を断つなど私達にはできませんが末端を捕まえることぐらいは可能でしょう」
俺はただのんびり金儲けがしたいだけなのに残念ながらそういうわけにはいかないらしい。
今後の憂いを断つためにもめんどくさくてもやるしかないか。
「つまり麻薬の運び屋をわざと引き受けて呼び出し、公安にそれを捕まえさせることで無関係だと証明すると」
「簡単に言えばそういう事ですね」
「はぁ、なんでそんなめんどくさいことになんで巻き込まれたかなぁ」
「あそこでディジーさんを受け入れたのはマスターですから」
「そうなんだけど・・・あー、もうやめやめ!それはもう終わった話だ。とにかくディジーが引っかかったっていう書き込みを見つけて連絡を取る、話はそこからだ」
「そちらに関しては検索をかけていますのですぐに発見できるかと」
終わったことをくよくよしたってどうにもならない。
とりあえずネットワーク内の捜査はアリスに任せておいて、俺は今の仕事を全うすることだけを考えておこう。
しばらくして少しだけ顔が明るくなったディジーとイブさんがキッチンから戻ってきた。
「お待たせしました」
「ディジーさん凄いんですよ、合成器じゃなくて本物のお茶を淹れられるんです」
「マジか、すごいな!」
「別に、ただお湯を注ぐだけですし・・・。っていうかすごい船ですね、どれも最新式の機会だし実は貴族の末裔だったりします?」
「そんなのが宙賊を倒したり荷物を運んだりすると思うか?」
「ほら、社会勉強とか」
「35にもなって社会勉強とか残念過ぎるだろ。」
因みに茶葉は親父が残していたのを戸棚に入れていただけで、まさかディジーがそれを淹れられるとは思っていなかった。
まったくどこでこんな高級品を手に入れたんだか、この船もそうだしまだまだ親父に聞きたいことがあったんだが残念ながらそれはもうかなわない。
「お、美味い」
「ですよね!やっぱり本物は香りが違います、香茶っていって茶葉の育った環境によって香りが違うんですよ。いつか惑星で育てられたら楽しいだろうなぁ」
「そりゃいい夢だ」
「絶対楽しいですよね!」
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