36 / 63
36.変わったものを回収して
しおりを挟む
宙賊想定のが倍に増えたところでアリスとイブさんの敵ではなく、あっという間に制圧が完了。
現在アリスが残った中型船に乗り込んで諸々の後片付けをしているところだ。
こういう時酸素を必要としないヒューマノイドって便利だよなぁ、俺達は防護服なしじゃ宇宙空間にすら出ることはできない。
当たり前のように見ているモニターの向こう側は死の世界、たまにそれを忘れそうになってしまう。
「酸素注入完了、遺体の処理も完了したのでもう来ても大丈夫ですよ」
「やれやれ、結局向こうにはいかないといけないのか」
「おいやでしたら私達だけで処理しちゃいますけど・・・」
「いや、船長たる者率先して仕事しないとな。なんせ座ってるしかしてないし」
「働かざる者食うべからず、古より伝わる尊い言葉です」
「へいへい、働かせてもらいますよっと」
実際一番働いてないのは俺だからな、行ったところで残置物の回収ぐらいしかすることないけどあれが一番面倒なので頑張るとしよう。
連結器を使って中型船へ移動、相変わらずの汚さだが一度換気されたからか臭いはそこまで気にならない。
「カーゴ内の物資はこちらで仕分けをしますのでマスターは残置物の確認をお願いします」
「へいへい、了解っと」
「この船はどうするんですか?」
「状態は悪くありませんのでとりあえず持ち帰ってから考えます。イブさん、操縦をお任せしてよろしいですか?」
「わかりました、コックピットに移動します」
これまで宙賊がのっていたのはどれも小型のバトルシップで、こういう輸送型の中型船を見るのは今回が初めて。
バトルシップにはあまり物資を詰め込めないので戦利品を輸送するのに使っていたんだろうけど、それを奪われるとは思ってなかったんだろうなぁ。
カーゴが船の8割を占め居住スペースはごくわずか、残置物もそこまでなく早々引き上げてコックピットへ移動する。
「どんな感じだ?」
「アリス様がシステムをいじって停めただけですのでそれさえ直せば普通に航行できそうです。普通に買えば1000万ヴェロスはするんじゃないですか?」
「問題は宙賊が使ってたってことだよなぁ、足はついてるだろうしこれを使うのは流石にリスキーか」
「アリス様にお願いして船舶データを書き換えるとか」
「んー、それもありだがイブさんにこっちを任せると誰が宙賊を相手にするんだっていう話になるんだよなぁ」
あれば便利なんだろうけど同時に航行するには色々と問題があるので今回はパス、近距離輸送する現状ではここまで大きなカーゴを必要としないのであると結構邪魔だったりする。
コロニーのハンガーを使用するのにも駐機料がかかるし、燃料費だって馬鹿にならない。
ソルアレスはものすごく燃費の良い船だけどこいつはそうでもないのですぐに赤字になるだろう。
「お二人とも至急カーゴへお願いします」
「アリスさん?」
「どうやら何か見つけたらしいな」
「一体なんでしょうか」
「麻薬とかマジで勘弁してほしいんだが?」
そのネタはこの前やってしまったのでもうお腹いっぱいだ。
急ぎカーゴへ向かうと、いくつも並んだコンテナの前でアリスが難しい顔をして腕を組んでいた。
「やばい物でも出てきたのか?」
「そういうわけではないんですけど、少しご意見を聞きたくて」
「なんだよ改まって」
「これなんですけどどうやら5年程前の輸送コンテナみたいなんです。」
「それで?」
「中身はおそらく手紙や個人的な荷物ばかり、それもあって今までカーゴの奥で放置されていたと思われます。とりあえずスキャンしてみたんですけど、その中によくわからないものが入っていまして・・・」
一般的に郵便にはすべてタグが発行されていてスキャンすることで中身が分かるようになっている。
高い荷物には追跡チップが付いているけれど、残念ながらこういうやっすい荷物は場所までは追跡できないようになっているので開けたところで持ち主に返すことはできない。
そういうものは大抵無価値なものばかりなので開けたところで捨てるだけ、というはずなのだがどうやらそうでもないらしい。
折角なのでコンテナを空け、大量の手紙や小包をかき分けながらアリスの言うよくわからないものを探し出す。
「ありました!」
「あて先はつぶれて不明、差出人はわからないがラインコロニーの住所が書いてあるな」
「一体なんでしょうか」
「アリスにもわからないものが俺にわかるはずないだろ。まぁとりあえず開けるけどさ」
他人の荷物とはいえどうせ捨てられるだけ、それならと小包をばらしていくと
アリスにもよくわからない物、それはいったいなんなんだろうか。
中を開けて出てきたのは黒い塊、てっきり腐った何かかと思ったんだがどうやらそうでもないらしい。
大きさは親指と人差し指で輪を作ったぐらい、楕円形というか流線形をしており層のようになっているようにもみえる。
「これ、なんでしょうか」
「データか何かはないのか?」
「スキャンしてみても有機物とだけ、一応腐敗はしていないようです」
「うーむ、俺も初めて見るものだからさっぱりわからん」
星間データベースにすら載っていない不思議な物、そりゃアリスも驚いて俺達を呼び出すだろうなぁ。
他の物も一応調べてみたけど中身が分からないのはこれだけ、一応少額の現金とかもあるみたいだけど手を出すのもあれなのでさっさと仕舞って遺失物ってことで返却しよう。
「前みたいにヤバそうなものはないみたいだな。」
「そうですね、カーゴの半分も埋まっていませんので量としては少ないですがどれも現金化できるものばかりです。船も状態は悪くありませんのでデータを変えて売りに出してしまいましょう」
「やっぱり変えるのか」
「宙賊船となると買い叩かれますから、船は船として適正な価格で取引されるべきです」
「また例の方法でやるのか?」
「ふふ、腕が鳴ります」
最初に曳航した宙賊戦は優しい店主の手によって高値で買ってもらう事が出来た。
中型の輸送船は同業にもそれなりに需要があるから予想よりも価格が安い場合は、ポーターさんに買取の打診をしてもいいかもしれない。
色々と貸しを作っているしここで返してもらってもばちは当たらないだろう。
そんなわけで予定通り宙賊を撃破俺達は輸送ギルドの仕事もしっかりと行いつつ、持ち込んだ物資をしこたま売りさばいてラインへと帰還。
中型船と残った物資の処分はアリスに任せてイブさんと俺は傭兵ギルドへと向かった。
「お!英雄様のお帰りじゃないか、大活躍だったらしいな」
「おかげさんで、聞いていた二倍の宙賊を相手にするとはおもってなかったけどな」
「討伐報酬も倍になってよかったじゃないか・・・って冗談だって冗談、そんな怖い顔するなよ」
「今のはエドガーさんが悪いでしょ。トウマさんお疲れ様、大変でしたね」
「まったくひどい目に合った。ま、それはそれとして・・・こういうのに見覚えないか?」
傭兵ギルドに来たのは依頼官僚の報告と、こいつについての情報を仕入れる為。
カウンターの上に転がした例の黒い粒をエドガーさんとディジーに見てもらったのだが、二人とも首を傾げるだけだった。
「なるほどなぁ、データベースにもない有機物か。薬でもないんだろ?」
「そういう成分は一切含まれていない、単純な有機物どちらかというと植物の種子っぽい感じもある」
「え!本物の植物ですか!?」
「本物ってのは語弊がありそうだが、惑星産の樹木の中に似たような種子があると星間データベースに記載があったそうだがそれとは形が違うらしい。とはいえ似ているということはその可能性もあるわけで」
「コロニーで樹木の栽培は不可能、にも関わらずこんなものを持ってるってことはそう言う場所から来た人っていう可能性もあるな」
「惑星生まれか、珍しいな」
「えー、会ってみたいなぁ。惑星に住むってどんな感じか聞いてみたい!」
住所はわかっているわけだし一度行ってみるのもありか、もし持ち主なら返してやればいいしそうでないとしても何か情報を知っているかもしれない。
こうして正体不明の種子?の正体を探るべくディジーの案内でコロニーを探索することになったのだった。
現在アリスが残った中型船に乗り込んで諸々の後片付けをしているところだ。
こういう時酸素を必要としないヒューマノイドって便利だよなぁ、俺達は防護服なしじゃ宇宙空間にすら出ることはできない。
当たり前のように見ているモニターの向こう側は死の世界、たまにそれを忘れそうになってしまう。
「酸素注入完了、遺体の処理も完了したのでもう来ても大丈夫ですよ」
「やれやれ、結局向こうにはいかないといけないのか」
「おいやでしたら私達だけで処理しちゃいますけど・・・」
「いや、船長たる者率先して仕事しないとな。なんせ座ってるしかしてないし」
「働かざる者食うべからず、古より伝わる尊い言葉です」
「へいへい、働かせてもらいますよっと」
実際一番働いてないのは俺だからな、行ったところで残置物の回収ぐらいしかすることないけどあれが一番面倒なので頑張るとしよう。
連結器を使って中型船へ移動、相変わらずの汚さだが一度換気されたからか臭いはそこまで気にならない。
「カーゴ内の物資はこちらで仕分けをしますのでマスターは残置物の確認をお願いします」
「へいへい、了解っと」
「この船はどうするんですか?」
「状態は悪くありませんのでとりあえず持ち帰ってから考えます。イブさん、操縦をお任せしてよろしいですか?」
「わかりました、コックピットに移動します」
これまで宙賊がのっていたのはどれも小型のバトルシップで、こういう輸送型の中型船を見るのは今回が初めて。
バトルシップにはあまり物資を詰め込めないので戦利品を輸送するのに使っていたんだろうけど、それを奪われるとは思ってなかったんだろうなぁ。
カーゴが船の8割を占め居住スペースはごくわずか、残置物もそこまでなく早々引き上げてコックピットへ移動する。
「どんな感じだ?」
「アリス様がシステムをいじって停めただけですのでそれさえ直せば普通に航行できそうです。普通に買えば1000万ヴェロスはするんじゃないですか?」
「問題は宙賊が使ってたってことだよなぁ、足はついてるだろうしこれを使うのは流石にリスキーか」
「アリス様にお願いして船舶データを書き換えるとか」
「んー、それもありだがイブさんにこっちを任せると誰が宙賊を相手にするんだっていう話になるんだよなぁ」
あれば便利なんだろうけど同時に航行するには色々と問題があるので今回はパス、近距離輸送する現状ではここまで大きなカーゴを必要としないのであると結構邪魔だったりする。
コロニーのハンガーを使用するのにも駐機料がかかるし、燃料費だって馬鹿にならない。
ソルアレスはものすごく燃費の良い船だけどこいつはそうでもないのですぐに赤字になるだろう。
「お二人とも至急カーゴへお願いします」
「アリスさん?」
「どうやら何か見つけたらしいな」
「一体なんでしょうか」
「麻薬とかマジで勘弁してほしいんだが?」
そのネタはこの前やってしまったのでもうお腹いっぱいだ。
急ぎカーゴへ向かうと、いくつも並んだコンテナの前でアリスが難しい顔をして腕を組んでいた。
「やばい物でも出てきたのか?」
「そういうわけではないんですけど、少しご意見を聞きたくて」
「なんだよ改まって」
「これなんですけどどうやら5年程前の輸送コンテナみたいなんです。」
「それで?」
「中身はおそらく手紙や個人的な荷物ばかり、それもあって今までカーゴの奥で放置されていたと思われます。とりあえずスキャンしてみたんですけど、その中によくわからないものが入っていまして・・・」
一般的に郵便にはすべてタグが発行されていてスキャンすることで中身が分かるようになっている。
高い荷物には追跡チップが付いているけれど、残念ながらこういうやっすい荷物は場所までは追跡できないようになっているので開けたところで持ち主に返すことはできない。
そういうものは大抵無価値なものばかりなので開けたところで捨てるだけ、というはずなのだがどうやらそうでもないらしい。
折角なのでコンテナを空け、大量の手紙や小包をかき分けながらアリスの言うよくわからないものを探し出す。
「ありました!」
「あて先はつぶれて不明、差出人はわからないがラインコロニーの住所が書いてあるな」
「一体なんでしょうか」
「アリスにもわからないものが俺にわかるはずないだろ。まぁとりあえず開けるけどさ」
他人の荷物とはいえどうせ捨てられるだけ、それならと小包をばらしていくと
アリスにもよくわからない物、それはいったいなんなんだろうか。
中を開けて出てきたのは黒い塊、てっきり腐った何かかと思ったんだがどうやらそうでもないらしい。
大きさは親指と人差し指で輪を作ったぐらい、楕円形というか流線形をしており層のようになっているようにもみえる。
「これ、なんでしょうか」
「データか何かはないのか?」
「スキャンしてみても有機物とだけ、一応腐敗はしていないようです」
「うーむ、俺も初めて見るものだからさっぱりわからん」
星間データベースにすら載っていない不思議な物、そりゃアリスも驚いて俺達を呼び出すだろうなぁ。
他の物も一応調べてみたけど中身が分からないのはこれだけ、一応少額の現金とかもあるみたいだけど手を出すのもあれなのでさっさと仕舞って遺失物ってことで返却しよう。
「前みたいにヤバそうなものはないみたいだな。」
「そうですね、カーゴの半分も埋まっていませんので量としては少ないですがどれも現金化できるものばかりです。船も状態は悪くありませんのでデータを変えて売りに出してしまいましょう」
「やっぱり変えるのか」
「宙賊船となると買い叩かれますから、船は船として適正な価格で取引されるべきです」
「また例の方法でやるのか?」
「ふふ、腕が鳴ります」
最初に曳航した宙賊戦は優しい店主の手によって高値で買ってもらう事が出来た。
中型の輸送船は同業にもそれなりに需要があるから予想よりも価格が安い場合は、ポーターさんに買取の打診をしてもいいかもしれない。
色々と貸しを作っているしここで返してもらってもばちは当たらないだろう。
そんなわけで予定通り宙賊を撃破俺達は輸送ギルドの仕事もしっかりと行いつつ、持ち込んだ物資をしこたま売りさばいてラインへと帰還。
中型船と残った物資の処分はアリスに任せてイブさんと俺は傭兵ギルドへと向かった。
「お!英雄様のお帰りじゃないか、大活躍だったらしいな」
「おかげさんで、聞いていた二倍の宙賊を相手にするとはおもってなかったけどな」
「討伐報酬も倍になってよかったじゃないか・・・って冗談だって冗談、そんな怖い顔するなよ」
「今のはエドガーさんが悪いでしょ。トウマさんお疲れ様、大変でしたね」
「まったくひどい目に合った。ま、それはそれとして・・・こういうのに見覚えないか?」
傭兵ギルドに来たのは依頼官僚の報告と、こいつについての情報を仕入れる為。
カウンターの上に転がした例の黒い粒をエドガーさんとディジーに見てもらったのだが、二人とも首を傾げるだけだった。
「なるほどなぁ、データベースにもない有機物か。薬でもないんだろ?」
「そういう成分は一切含まれていない、単純な有機物どちらかというと植物の種子っぽい感じもある」
「え!本物の植物ですか!?」
「本物ってのは語弊がありそうだが、惑星産の樹木の中に似たような種子があると星間データベースに記載があったそうだがそれとは形が違うらしい。とはいえ似ているということはその可能性もあるわけで」
「コロニーで樹木の栽培は不可能、にも関わらずこんなものを持ってるってことはそう言う場所から来た人っていう可能性もあるな」
「惑星生まれか、珍しいな」
「えー、会ってみたいなぁ。惑星に住むってどんな感じか聞いてみたい!」
住所はわかっているわけだし一度行ってみるのもありか、もし持ち主なら返してやればいいしそうでないとしても何か情報を知っているかもしれない。
こうして正体不明の種子?の正体を探るべくディジーの案内でコロニーを探索することになったのだった。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる