46 / 63
46.大事な依頼を達成して
しおりを挟む
メディカルコロニー。
白を基調とした複数のリングが中央のコロニーとつながり一つの複合コロニーを形成している。
各リングは各種診断や入院、手術などの用途に分けられているんだとか。
パトリシア様を引き渡した後、俺達は入院棟のあるリング型コロニーへと誘導され新ためてハンガーへと着艦。
空っぽになった燃料を補充してもらいながら先方からの連絡を待ち続けた。
一応到着と同時に男爵には無事に引き渡したという連絡は入れたものの反応は無し、アリス曰く俺達がハイパーレーンに乗った後すぐに向こうのコロニーを出て当初向かう予定だったハイパーレーンに乗り込んだんだとか。
磁気嵐の影響もありそのせいで一時的に通信が不安定になっているようで、しばらくすれば返信があるとのことだった。
そりゃ嫁さんの命が助かるかどうかって時なんだ、仕事なんてしてられるはずがないよなぁ。
「あれから五時間か」
「まだ連絡ありませんね」
「ジャック船影はこの宙域でも一・二を争う名医です、任せておいて問題ないかと」
「アリスならどういう状況なのかわかるんだろ?」
「もちろんわかりますが、下手にハッキングしてイレギュラーが起きてもおマりますので自重しております。見たほうがよろしいですか?」
「いやいい、そっとしといてくれ」
折角ここまで連れてきて俺達のせいで何かあったなんてことになってほしくない。
とりあえず今は静かに待つしかないか。
「マスター、ライエル男爵より通信が入っております。つなぎますか?」
「あぁ、よろし頼む」
一応姿勢を正して椅子に座りなおすと、憔悴した顔のライエル男爵がドアップでモニターに映し出された
これはつっこんだほうがいいのか?
「ライエル男爵様、少々近いようです」
「む、そうか」
「その位置で大丈夫です。如何されましたか?」
「磁気嵐の影響で情報が入ってこないんでな、申し訳ないが君達につながせてもらった。とはいえまずはお礼を言わせてくれ、あの状況からよく妻を送り届けてくれた、本当にありがとう。」
「我々は仕事を達成しただけでむしろ頑張ったのはパトリシア様でしょう。生憎とこちらにも情報は入ってきていませんが、ご友人であるジャックドクターから友人として絶対に助けるというお言葉を頂戴していますので大丈夫かと」
「そうか、あいつの口からそんな言葉が出たか。絶対に嘘は言わない男だ、ならばもう安心だな」
やっとこわばっていたライエル男爵の表情が柔らかくなる。
其れだけ信頼している相手なんだろう、磁気嵐で真面な情報も入らずネガティブな事ばかり考えていたに違いない。
それがすこしでもマシになったのなら何よりだ。
「また詳細が入り次第連絡を入れますので少しお休みになられてはいかがですか?」
「そうしたいのはやまやまなのだがなかなか寝付けなくてな。そうだ、報酬の話をするべきだな。妻を無事に送り届けてくれたのだ、それ相応の額を支払わせてもらおう。」
「失礼ながら男爵様、結果も出ていませんしそれを決めるのは時期尚早かと」
「だが依頼を成し遂げたお前達に相応の報酬を支払わなければ妻にも顔向けできん」
「それはそうかもしれませんが・・・」
その言い方だとまるで死んでしまったみたいだからもう少し言い方ってものが・・・いや、それを考える余裕がないんだろうなこの人には。
そして何かをしていないと気が滅入ってしまうので頭を使いたいんだろう。
とはいえ成功報酬はパトリシア様の状況が分かってないと貰いにくいしなぁ。
最低な話だが今貰ってしまうと助かったと分かった時と比べてどうしても報酬が少なくなってしまう。
助かると確信はしている、でもそれを決めるのにはいささか時期少々といえるだろう。
とはいえ今色々決めたい男爵を遮るのは申し訳ないし・・・。
「それではこういうのは如何でしょうか。先に頂戴しますのはここまでの実費ならびに通常の報酬のみ、追加の成功報酬に関しましてはパトリシア様と話し合っていただきそれからお支払いいただく分で構いません。我々としても今回は随分と無茶をしましたので、まずはそれだけでもいただけると非常に助かります」
「ふむ、確かにパトリシアの気持ちを入れずに決めるべきではないか・・・わかった、まずは通常の報酬を指名料を含めて支払おう」
「では実費がありますのでそれも含めてお伝えさせていただきます。資料をご準備しますので五分ほどお待ちいただけますでしょうか」
「わかった、一旦通信を切って待とう」
「それでは一度失礼します」
通信が切れると同時に大きく息を吐く。
やれやれ、緊張した。
「アリス、助かった」
「いえ、マスターのあの誘導も中々でした。」
「下世話な話だが、あそこで全て決めるのがもったいなくてな」
「それが正解です。助かると分かっているとはいえ実際に無事を確認した時の感動を加味しないのはもったいない話です。さすがですねマスター」
「それを褒められて喜んでいいのかは悩むところだが、まぁありがとな」
「資料はすぐに作成いたしますのでしばらくお待ちください」
金が欲しいからあえて報酬を先延ばしにした、人として最低かもしれないけれど俺にも夢があるのでそれを目指して今は貪欲に行くべきだ。
幸い男爵も納得してくれたわけだし、とりあえず当初の依頼料を受け取れるだけでも十分だしな。
しばらくして再度男爵へ連絡を入れる、今度はすぐに通信が繋がり再びモニターに男爵が姿を現した。
「ただいま資料をお送りしま下、順にご説明させていただきますが質問事項等ございましたら仰ってください」
「わかった」
「ではまず最初に・・・」
というわけで早速報酬についての説明が始まった。
まずは基本報酬、当初提示していた緊急依頼・指名料・護衛料・危険地域手当・特別危険手当・宙賊討伐
報酬・成功報酬の700万ヴェロスは変わらず。
加えて実費である燃料費と宙賊を迎撃した際の弾薬費等、微々たる額ではあるがこれもまぁ妥当なところだ。
だが、問題はここから。
「換装費?」
「パトリシア様の命で当初予定していた時間に間に合わなくなりましたので、船を換装し間に合わせました。その際にかかった費用の概算になります。一つ一つの価格を出すのが難しい為、おおよその金額を提示しております」
「最初に戦闘宙域から離脱すると聞いた時はどうなる事かと思ったが、そんな事があったのだな」
「えぇ、まぁ」
「それをすることでパトリシアの命が助かったのであれば支払うに値する」
「ご理解いただきありがとうございます。後は廃棄した物資の評価額とハイパーレーンの使用料のほかコロニーでの駐機量も経費とさせていただきました」
確かに船の形が変わっているので換装費を請求しても通りそうなものだが、実際使ったのは燃料だけなのにもかかわらず150万も請求するのはちょいとばかしやりすぎじゃないだろうか
そんな感じで何かしらの理由をつけて追加されたのが200万、ズバリ総額は900万もの金額になる。
普通に考えればありえない報酬額、だが相手が貴族ともなれば話は別だ。
「わかった、メディカルコロニーに到着次第すぐにその額を支払おう。追加報酬については妻の意見を聞き、改めて連絡させてもらおう」
「ありがとうございました」
「また何か分かったらすぐに連絡を入れてくれ」
「到着をお待ち致しております」
ハイパーレーンに乗って1日半ってことは明後日ぐらいには到着するのか。
流石にその頃には結果は出ているだろうからいい感じのタイミングだと思う。
それまでは俺達も待機、ともかく報酬の話も出来たしこれで指名依頼は終了だ。
後はパトリシア様が無事に助かるかどうかを待つだけ。
最初はどうなる事かと思ったけれど何とかなって本当に良かった。
白を基調とした複数のリングが中央のコロニーとつながり一つの複合コロニーを形成している。
各リングは各種診断や入院、手術などの用途に分けられているんだとか。
パトリシア様を引き渡した後、俺達は入院棟のあるリング型コロニーへと誘導され新ためてハンガーへと着艦。
空っぽになった燃料を補充してもらいながら先方からの連絡を待ち続けた。
一応到着と同時に男爵には無事に引き渡したという連絡は入れたものの反応は無し、アリス曰く俺達がハイパーレーンに乗った後すぐに向こうのコロニーを出て当初向かう予定だったハイパーレーンに乗り込んだんだとか。
磁気嵐の影響もありそのせいで一時的に通信が不安定になっているようで、しばらくすれば返信があるとのことだった。
そりゃ嫁さんの命が助かるかどうかって時なんだ、仕事なんてしてられるはずがないよなぁ。
「あれから五時間か」
「まだ連絡ありませんね」
「ジャック船影はこの宙域でも一・二を争う名医です、任せておいて問題ないかと」
「アリスならどういう状況なのかわかるんだろ?」
「もちろんわかりますが、下手にハッキングしてイレギュラーが起きてもおマりますので自重しております。見たほうがよろしいですか?」
「いやいい、そっとしといてくれ」
折角ここまで連れてきて俺達のせいで何かあったなんてことになってほしくない。
とりあえず今は静かに待つしかないか。
「マスター、ライエル男爵より通信が入っております。つなぎますか?」
「あぁ、よろし頼む」
一応姿勢を正して椅子に座りなおすと、憔悴した顔のライエル男爵がドアップでモニターに映し出された
これはつっこんだほうがいいのか?
「ライエル男爵様、少々近いようです」
「む、そうか」
「その位置で大丈夫です。如何されましたか?」
「磁気嵐の影響で情報が入ってこないんでな、申し訳ないが君達につながせてもらった。とはいえまずはお礼を言わせてくれ、あの状況からよく妻を送り届けてくれた、本当にありがとう。」
「我々は仕事を達成しただけでむしろ頑張ったのはパトリシア様でしょう。生憎とこちらにも情報は入ってきていませんが、ご友人であるジャックドクターから友人として絶対に助けるというお言葉を頂戴していますので大丈夫かと」
「そうか、あいつの口からそんな言葉が出たか。絶対に嘘は言わない男だ、ならばもう安心だな」
やっとこわばっていたライエル男爵の表情が柔らかくなる。
其れだけ信頼している相手なんだろう、磁気嵐で真面な情報も入らずネガティブな事ばかり考えていたに違いない。
それがすこしでもマシになったのなら何よりだ。
「また詳細が入り次第連絡を入れますので少しお休みになられてはいかがですか?」
「そうしたいのはやまやまなのだがなかなか寝付けなくてな。そうだ、報酬の話をするべきだな。妻を無事に送り届けてくれたのだ、それ相応の額を支払わせてもらおう。」
「失礼ながら男爵様、結果も出ていませんしそれを決めるのは時期尚早かと」
「だが依頼を成し遂げたお前達に相応の報酬を支払わなければ妻にも顔向けできん」
「それはそうかもしれませんが・・・」
その言い方だとまるで死んでしまったみたいだからもう少し言い方ってものが・・・いや、それを考える余裕がないんだろうなこの人には。
そして何かをしていないと気が滅入ってしまうので頭を使いたいんだろう。
とはいえ成功報酬はパトリシア様の状況が分かってないと貰いにくいしなぁ。
最低な話だが今貰ってしまうと助かったと分かった時と比べてどうしても報酬が少なくなってしまう。
助かると確信はしている、でもそれを決めるのにはいささか時期少々といえるだろう。
とはいえ今色々決めたい男爵を遮るのは申し訳ないし・・・。
「それではこういうのは如何でしょうか。先に頂戴しますのはここまでの実費ならびに通常の報酬のみ、追加の成功報酬に関しましてはパトリシア様と話し合っていただきそれからお支払いいただく分で構いません。我々としても今回は随分と無茶をしましたので、まずはそれだけでもいただけると非常に助かります」
「ふむ、確かにパトリシアの気持ちを入れずに決めるべきではないか・・・わかった、まずは通常の報酬を指名料を含めて支払おう」
「では実費がありますのでそれも含めてお伝えさせていただきます。資料をご準備しますので五分ほどお待ちいただけますでしょうか」
「わかった、一旦通信を切って待とう」
「それでは一度失礼します」
通信が切れると同時に大きく息を吐く。
やれやれ、緊張した。
「アリス、助かった」
「いえ、マスターのあの誘導も中々でした。」
「下世話な話だが、あそこで全て決めるのがもったいなくてな」
「それが正解です。助かると分かっているとはいえ実際に無事を確認した時の感動を加味しないのはもったいない話です。さすがですねマスター」
「それを褒められて喜んでいいのかは悩むところだが、まぁありがとな」
「資料はすぐに作成いたしますのでしばらくお待ちください」
金が欲しいからあえて報酬を先延ばしにした、人として最低かもしれないけれど俺にも夢があるのでそれを目指して今は貪欲に行くべきだ。
幸い男爵も納得してくれたわけだし、とりあえず当初の依頼料を受け取れるだけでも十分だしな。
しばらくして再度男爵へ連絡を入れる、今度はすぐに通信が繋がり再びモニターに男爵が姿を現した。
「ただいま資料をお送りしま下、順にご説明させていただきますが質問事項等ございましたら仰ってください」
「わかった」
「ではまず最初に・・・」
というわけで早速報酬についての説明が始まった。
まずは基本報酬、当初提示していた緊急依頼・指名料・護衛料・危険地域手当・特別危険手当・宙賊討伐
報酬・成功報酬の700万ヴェロスは変わらず。
加えて実費である燃料費と宙賊を迎撃した際の弾薬費等、微々たる額ではあるがこれもまぁ妥当なところだ。
だが、問題はここから。
「換装費?」
「パトリシア様の命で当初予定していた時間に間に合わなくなりましたので、船を換装し間に合わせました。その際にかかった費用の概算になります。一つ一つの価格を出すのが難しい為、おおよその金額を提示しております」
「最初に戦闘宙域から離脱すると聞いた時はどうなる事かと思ったが、そんな事があったのだな」
「えぇ、まぁ」
「それをすることでパトリシアの命が助かったのであれば支払うに値する」
「ご理解いただきありがとうございます。後は廃棄した物資の評価額とハイパーレーンの使用料のほかコロニーでの駐機量も経費とさせていただきました」
確かに船の形が変わっているので換装費を請求しても通りそうなものだが、実際使ったのは燃料だけなのにもかかわらず150万も請求するのはちょいとばかしやりすぎじゃないだろうか
そんな感じで何かしらの理由をつけて追加されたのが200万、ズバリ総額は900万もの金額になる。
普通に考えればありえない報酬額、だが相手が貴族ともなれば話は別だ。
「わかった、メディカルコロニーに到着次第すぐにその額を支払おう。追加報酬については妻の意見を聞き、改めて連絡させてもらおう」
「ありがとうございました」
「また何か分かったらすぐに連絡を入れてくれ」
「到着をお待ち致しております」
ハイパーレーンに乗って1日半ってことは明後日ぐらいには到着するのか。
流石にその頃には結果は出ているだろうからいい感じのタイミングだと思う。
それまでは俺達も待機、ともかく報酬の話も出来たしこれで指名依頼は終了だ。
後はパトリシア様が無事に助かるかどうかを待つだけ。
最初はどうなる事かと思ったけれど何とかなって本当に良かった。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる