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51.提案をしっかり断って
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想像もしていなかった提案に思わず思考が停止する。
えーっと、なんだって?
専属?
専属って・・・なんだ?
「アリス」
「専属というのはこのコロニーだけで仕事をするという事です。もちろん遠方に仕事をした帰りに仕事を受注するという事は認められますが、基本的にはここの依頼を受注することになります。もちろんメリットも多くあり、優先的に好待遇の仕事を回してもらえますし報酬も実績に応じて上乗せされます。また、コロニー内の住居を優先的に取得できるうえに、離発着の費用も大幅に値引きされるなどの特典が受けられるようになります。もしこの宙域を本拠地とするのならばまたとない提案になるでしょう」
「というと?」
「専属提案はそうそう出せるものじゃないんだ。コロニーだけでなくこの宙域を管轄する貴族の許可を得なければ提案できないし、専属に出来るギルド員も決められている。これだけの特典を受けられるんだから当然といえば当然だけど、これは僕だけでなくライエル男爵の要望でもあるからそこを踏まえて解凍してもらいたいね」
つまりここをホームグラウンドにする事でさらに稼ぎやすくなるし、様々な特典を得られるようになると。
確かに普通に考えればまたとない提案なんだろうけど・・・なんだろう、なぜこんなにも魅力を感じないんだろうか。
大金を手に舌ばかりだからかそれとも別の依頼に魅力を感じるのか、その辺はよくわからないけれどすぐに飛びつく必要がないのだけはわかる。
「返答に時間は貰えるか?」
「えっと・・・こんなにすごい事なのに断る可能性もある?」
「そりゃもちろん。正直な話ここでだけ仕事をするつもりはないし、他にやりたいこともあるからここでしか仕事ができないっていうのは正直困る。他にも専属になる上での情報を出してもらってそれを踏まえて回答させてくれ。そうだな、明日には返事をする」
「まさか断る人が居るなんて・・・」
「そりゃ普通のギルド員からすればすごい提案なんだろうけど、やりたいことが決まっている俺達にとってはあまり魅力的じゃないんだよなぁ」
俺のやりたいことはずばり惑星に降り立ちそこで暮らすこと。
これまでずっとコロニーに暮らしていたんだ、いくら生活がよくなるとはいえわざわざそこに定住するのは勿体ない。
いままではコロニーが俺の人生でそこ以外の世界はほとんど考えられなかったけれど、こうやって宇宙を知ってしまったらもうあの生活には戻れないんだよなぁ。
ここはあまりにも広すぎる、なのにわざわざ狭い所で暮らす必要がどこにあるんだろうか。
唖然とするポーターさんにお礼を言って静かに応接室を出る。
受付に戻ると未だ傭兵達が美人の受付嬢に話しかけ、玉砕しているところだった。
あの厳つい傭兵にも臆さないなんてなかなかやるじゃないか。
「もうお帰りですか?」
「あぁ、今後ともよろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いしますキャプテントウマ」
「ん?名前言ったっけ?」
「優秀な所属員の名前は覚えるようにしているんです」
今日あったばかりだというのに俺の顔と名前が一致しているなんて、マジですごいな。
見た目の綺麗さもさることながらあの雰囲気、おそらく制服の下も中々なものだろう。
ディジーもそうだけど人気の出る受付嬢ってどこか武器になる物があるんだよなぁ。
だが残念ながら胸部装甲に関してはうちのイブさんの方が上だった。
「あそこでよく即決しませんでしたね」
「そりゃな、もしかしなくてもすごい提案なんだろうけど生憎と目指しているところが違いすぎる。この近くに惑星があればまだしも残念ながらそういうわけじゃない。これだけ広い宇宙を目の前にして、わざわざここで一生を終えるのは勿体ないだろ」
「この仕事を始めて数カ月のセリフとは思えません」
「でもわかる気がします、こんなに宇宙は広大なのにこの狭い宙域だけで過ごすのって勿体ないですよね。この間見せてもらった景色以上のものが待っているってわかっていたらやっぱり期待しちゃいますもん」
どうやらイブさんも同じ考えのようだ。
僅か三週間のバカンスだったけれど、それでも今まで見たことのない物を沢山見せてもらった。
ということはもっと時間をかけて遠くへ飛べばもっともっとすごいものをたくさん見られるという事だ、景色もそうだし食べ物や酒にも特色があって中々に面白い。
それを知ってしまった以上、この宙域にとどまるっていうのは正直勿体ないよなぁ。
ライエル男爵の推薦もあるとポーターさんは言っていたけれど、あの人の事だから断ったからと言って怒り出すことはないだろう。
本人に会って仕事をしているからこそ、男爵の名前にビビることはない。
「ってことで、一日の猶予を取ったが結論はもちろんノー、でいいな?」
「マスターにお任せいたします」
「私も、トウマさんの考えに従います」
「ポーターさんには悪いが、まぁあの美人の受付嬢がいれば仕事に困ることはないだろう」
「男性はあぁ言う人が好きなんですね」
「イブさん、男性全員を当てはめるのは流石に言いすぎだと思うぞ。世の中にはいろいろな人が居るからなぁ」
「マスターの好みはあの人ではありませんのでイブ様ご安心を」
だから人の性癖とか好みを簡単にばらすなっての。
確かに俺の好みはあぁいう美人さんじゃないけどさぁ・・・。
どことなく嬉しそうな顔をするイブさんを見なかったことにして、とりあえずどや顔をするイブの頭を刈るく叩いておく。
何をするんだ見たいな顔するけど自分の心に聞いてみろっていうけど、ヒューマノイドに心はあるんだろうか。
普通のヒューマノイドには絶対ないだろうけど、こいつの場合はありそうだよなぁ。
「なにか?」
「別に」
「私の見た目はわずかにマスターの好みに当てはまりますが・・・使いますか?」
「使わねぇよ!」
「そうですか。では使いたくなった時はいつでもご相談を、もう少し好みに合わせておきますので」
まったく、この骨董品マジでどうしてやろうか。
とりえずもう一度頭をひっぱたいてからソルアレスへと戻った翌日、約束通り輸送ギルドへと向かった俺達は、開口一番に専属契約を断った。
「本当にいいんですね?一度断るともう二度と受けられませんよ」
「もう決めたことだ、問題ない」
「はぁ、ほんと変わってますね貴方は」
「そりゃ誉め言葉だ、ライエル男爵には俺からお詫びしておくから気にしないでくれ」
「個人的にもここで一緒に仕事が出来たらと思いましたが、男爵に気に入られるほどの人がこんな小さなコロニーに居続けるわけないですよね」
「おいおい、別に今すぐ出ていくつもりはないぞ。専属契約は断るが他の仕事は今まで通り受けるからよろしく頼む」
どこかに行く当てがあるわけじゃないし、引き続きここで仕事を受けつつ金を貯めるつもりだ。
幸い今は仕事が多いから取り合いになる心配もないし、今まで受けてこなかったような依頼を引き受けながら自分の経験値を上げていくのがこれからの目標。
とりあえず次受ける依頼については話し合ってきているのでコツコツと経験値を積み上げよう。
アリスとイブさんという優秀なクルーのおかげで依頼で困ったことはないけれど、まだこの仕事を始めて二か月ぐらいしか経ってないからなぁ。
35年生きた所で宇宙での暮らしはまだまだ素人、まずはしっかりと出来ることを増やしていかないと。
「ってことで、この依頼を受けたいんだがまだ残ってるよな?」
そう言いながら俺とポーターさんの間に投影したのは一枚の依頼書。
折角やるなら自摸と違う仕事がしたい、そんな俺の我儘から選ばれた仕事なのだがそれを見た彼が信じられないという顔をしたのを俺は見逃さない。
・・・もしかしてやばい系なのか?
思わず後ろを振り返るもアリスは何も言わずにこやかな笑みを浮かべるだけだった。
えーっと、なんだって?
専属?
専属って・・・なんだ?
「アリス」
「専属というのはこのコロニーだけで仕事をするという事です。もちろん遠方に仕事をした帰りに仕事を受注するという事は認められますが、基本的にはここの依頼を受注することになります。もちろんメリットも多くあり、優先的に好待遇の仕事を回してもらえますし報酬も実績に応じて上乗せされます。また、コロニー内の住居を優先的に取得できるうえに、離発着の費用も大幅に値引きされるなどの特典が受けられるようになります。もしこの宙域を本拠地とするのならばまたとない提案になるでしょう」
「というと?」
「専属提案はそうそう出せるものじゃないんだ。コロニーだけでなくこの宙域を管轄する貴族の許可を得なければ提案できないし、専属に出来るギルド員も決められている。これだけの特典を受けられるんだから当然といえば当然だけど、これは僕だけでなくライエル男爵の要望でもあるからそこを踏まえて解凍してもらいたいね」
つまりここをホームグラウンドにする事でさらに稼ぎやすくなるし、様々な特典を得られるようになると。
確かに普通に考えればまたとない提案なんだろうけど・・・なんだろう、なぜこんなにも魅力を感じないんだろうか。
大金を手に舌ばかりだからかそれとも別の依頼に魅力を感じるのか、その辺はよくわからないけれどすぐに飛びつく必要がないのだけはわかる。
「返答に時間は貰えるか?」
「えっと・・・こんなにすごい事なのに断る可能性もある?」
「そりゃもちろん。正直な話ここでだけ仕事をするつもりはないし、他にやりたいこともあるからここでしか仕事ができないっていうのは正直困る。他にも専属になる上での情報を出してもらってそれを踏まえて回答させてくれ。そうだな、明日には返事をする」
「まさか断る人が居るなんて・・・」
「そりゃ普通のギルド員からすればすごい提案なんだろうけど、やりたいことが決まっている俺達にとってはあまり魅力的じゃないんだよなぁ」
俺のやりたいことはずばり惑星に降り立ちそこで暮らすこと。
これまでずっとコロニーに暮らしていたんだ、いくら生活がよくなるとはいえわざわざそこに定住するのは勿体ない。
いままではコロニーが俺の人生でそこ以外の世界はほとんど考えられなかったけれど、こうやって宇宙を知ってしまったらもうあの生活には戻れないんだよなぁ。
ここはあまりにも広すぎる、なのにわざわざ狭い所で暮らす必要がどこにあるんだろうか。
唖然とするポーターさんにお礼を言って静かに応接室を出る。
受付に戻ると未だ傭兵達が美人の受付嬢に話しかけ、玉砕しているところだった。
あの厳つい傭兵にも臆さないなんてなかなかやるじゃないか。
「もうお帰りですか?」
「あぁ、今後ともよろしく頼む」
「こちらこそよろしくお願いしますキャプテントウマ」
「ん?名前言ったっけ?」
「優秀な所属員の名前は覚えるようにしているんです」
今日あったばかりだというのに俺の顔と名前が一致しているなんて、マジですごいな。
見た目の綺麗さもさることながらあの雰囲気、おそらく制服の下も中々なものだろう。
ディジーもそうだけど人気の出る受付嬢ってどこか武器になる物があるんだよなぁ。
だが残念ながら胸部装甲に関してはうちのイブさんの方が上だった。
「あそこでよく即決しませんでしたね」
「そりゃな、もしかしなくてもすごい提案なんだろうけど生憎と目指しているところが違いすぎる。この近くに惑星があればまだしも残念ながらそういうわけじゃない。これだけ広い宇宙を目の前にして、わざわざここで一生を終えるのは勿体ないだろ」
「この仕事を始めて数カ月のセリフとは思えません」
「でもわかる気がします、こんなに宇宙は広大なのにこの狭い宙域だけで過ごすのって勿体ないですよね。この間見せてもらった景色以上のものが待っているってわかっていたらやっぱり期待しちゃいますもん」
どうやらイブさんも同じ考えのようだ。
僅か三週間のバカンスだったけれど、それでも今まで見たことのない物を沢山見せてもらった。
ということはもっと時間をかけて遠くへ飛べばもっともっとすごいものをたくさん見られるという事だ、景色もそうだし食べ物や酒にも特色があって中々に面白い。
それを知ってしまった以上、この宙域にとどまるっていうのは正直勿体ないよなぁ。
ライエル男爵の推薦もあるとポーターさんは言っていたけれど、あの人の事だから断ったからと言って怒り出すことはないだろう。
本人に会って仕事をしているからこそ、男爵の名前にビビることはない。
「ってことで、一日の猶予を取ったが結論はもちろんノー、でいいな?」
「マスターにお任せいたします」
「私も、トウマさんの考えに従います」
「ポーターさんには悪いが、まぁあの美人の受付嬢がいれば仕事に困ることはないだろう」
「男性はあぁ言う人が好きなんですね」
「イブさん、男性全員を当てはめるのは流石に言いすぎだと思うぞ。世の中にはいろいろな人が居るからなぁ」
「マスターの好みはあの人ではありませんのでイブ様ご安心を」
だから人の性癖とか好みを簡単にばらすなっての。
確かに俺の好みはあぁいう美人さんじゃないけどさぁ・・・。
どことなく嬉しそうな顔をするイブさんを見なかったことにして、とりあえずどや顔をするイブの頭を刈るく叩いておく。
何をするんだ見たいな顔するけど自分の心に聞いてみろっていうけど、ヒューマノイドに心はあるんだろうか。
普通のヒューマノイドには絶対ないだろうけど、こいつの場合はありそうだよなぁ。
「なにか?」
「別に」
「私の見た目はわずかにマスターの好みに当てはまりますが・・・使いますか?」
「使わねぇよ!」
「そうですか。では使いたくなった時はいつでもご相談を、もう少し好みに合わせておきますので」
まったく、この骨董品マジでどうしてやろうか。
とりえずもう一度頭をひっぱたいてからソルアレスへと戻った翌日、約束通り輸送ギルドへと向かった俺達は、開口一番に専属契約を断った。
「本当にいいんですね?一度断るともう二度と受けられませんよ」
「もう決めたことだ、問題ない」
「はぁ、ほんと変わってますね貴方は」
「そりゃ誉め言葉だ、ライエル男爵には俺からお詫びしておくから気にしないでくれ」
「個人的にもここで一緒に仕事が出来たらと思いましたが、男爵に気に入られるほどの人がこんな小さなコロニーに居続けるわけないですよね」
「おいおい、別に今すぐ出ていくつもりはないぞ。専属契約は断るが他の仕事は今まで通り受けるからよろしく頼む」
どこかに行く当てがあるわけじゃないし、引き続きここで仕事を受けつつ金を貯めるつもりだ。
幸い今は仕事が多いから取り合いになる心配もないし、今まで受けてこなかったような依頼を引き受けながら自分の経験値を上げていくのがこれからの目標。
とりあえず次受ける依頼については話し合ってきているのでコツコツと経験値を積み上げよう。
アリスとイブさんという優秀なクルーのおかげで依頼で困ったことはないけれど、まだこの仕事を始めて二か月ぐらいしか経ってないからなぁ。
35年生きた所で宇宙での暮らしはまだまだ素人、まずはしっかりと出来ることを増やしていかないと。
「ってことで、この依頼を受けたいんだがまだ残ってるよな?」
そう言いながら俺とポーターさんの間に投影したのは一枚の依頼書。
折角やるなら自摸と違う仕事がしたい、そんな俺の我儘から選ばれた仕事なのだがそれを見た彼が信じられないという顔をしたのを俺は見逃さない。
・・・もしかしてやばい系なのか?
思わず後ろを振り返るもアリスは何も言わずにこやかな笑みを浮かべるだけだった。
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