53 / 63
53.古ぼけた船を捜索して
しおりを挟む
大昔、まだ人が宇宙に出ることもできず海を航海する事しかできなかった頃。
このような船は難破船と呼ばれ、時に恐れられていたらしい。
中にあるのは財宝かはたまた呪いか。
呪いなんて言う非科学的な物を恐れている昔の人を面白いと思う人もたくさんいるけれど、アリスという存在を目の当たりにしているだけに非科学的な物は存在するという風に考えている。
ヒューマノイド、っていうか人工物に心は宿らない。
何を持って心とするのかという議論は何百年と続けられているけれども、結局のところ人工物に人のような感情や思考は宿らないというのが科学的な結論になっている。
だが、アリスはどうだろうか。
ヒューマノイドという創造物にも関わらずこの自由奔放な感じ、マスターである俺を馬鹿にし時にけなし、おちょくり、どこからどう見ても人にしえない立ち振る舞いをしている。
これを人工のものだと片付けるのは少々無理が無かろうか。
アーティファクトだからという人もいるけれど、それで片づけてしまうと心は人工物に宿ると言っているのと同じだと思うんだが。
「何か?」
「なんでもない。状況は?」
「マスターが船外活動を買って出てくださったおかげで無事電力は復旧、残念ながら内部カメラは存在しない為状況は確認できませんが内部をハッキングしたところ有害なものは存在していないようです。現在窒素と酸素そして微量の二酸化炭素を生成、混合中です。しかしまさかマスターに船外活動技術があるとは知りませんでした」
俺の視線を感じアリスが難しそうな顔でこちらを睨んできたので強引に話題を変える。
船を発見した後、とりあえず電力を復旧させることになったのでここは船長らしく自ら名乗りを上げた。
掃除夫時代に宇宙空間での活動は何度か経験しているので宇宙服に着替えて備えられた姿勢制御用エアーブラスターを利用して速やかに移動。
予想通りハッチ横の有線用コネクターに電力ケーブルを接続することに成功した。
ひとまず電力は復旧、現在活動できるように船内をクリーニングしているらしい。
「つまり空気を入れていると」
「簡単に言えばそうなります」
「内部の状況はつかめないがスキャンした感じで何かがあるのはわかっているんだよな?」
「そうですね、何があるかまでは確認できませんが少なくとも廃棄物だけというわけではなさそうです」
「まぁ行けばわかるか」
数十年前の船ともなれば中には骨董品と呼ばれるような品がたくさん眠っているはず、これらはコレクターの間で高値で取引されている。
あまりにも数が多いと船内で仕分けすることは難しいのでとりあえず片っ端から持ち帰ることになった。
イブさんはというと、その為にカーゴ内を整理中。
船内への突入は俺とアリスで行うことになっている。
「船内気圧正常、船間移動用簡易トンネル接合完了。ハッチ開放、船内空気に異常なし」
「よし、行くか」
「当り前ですが生体反応はありません。私はコックピットを確認いたしますのでマスターは船内の調査をお願いします」
「了解」
通電後、ソルアレスと船を出来るだけ近づけてから向こうのハッチに移動用の簡易トンネルを設置。
密封することで宇宙服無しで向こうとの行き来が出来るようになった。
新しい空気を入れたもののかび臭いようなにおいが向こうから漂ってくる。
エアスキャンによると病原菌や有害物質はないらしいけど、不安にはなるよなぁ。
そんな事を言っている間にアリスがフワフワとトンネルを移動、いつも通りのスカート姿なので中身が見えてしまっているが本人が気にする様子はない。
うーん、中々派手な下着だな。
「クリア、マスターどうぞ」
「了解っと」
アリスに続いて俺も向こうの船へ移動、重力発生装置により微弱な重力が発生しているからかスムーズに移動することができた。
「おー、こりゃまたすごいな」
記録用ファイルでしか見たことのない古めかしい物がそこら中に漂っている。
カップ、本、装飾品、どれもマニア垂涎のブツばかり。
とりあえず手袋をつけて一つ一つ丁寧に回収し、エアフィルムにくるんでソルアレスへ軽く投げれば後はイブさんが回収してくれるだろう。
今時紙の本なんてよっぽどのマニアじゃない限り持ってないからなぁ、こりゃ宝の船だったらしい。
荷物を見る限り中に居たのはおそらく男性が一人、最後尾の食料棚は空っぽ、船員がいたとすると餓死したのは間違いない。
いや、自害した可能性も否定できないがともかく食い物はゼロ、水もゼロだった。
「マスターコックピットにお願いします」
「何か分かったか?」
「船の持ち主を発見しました」
「・・・腐敗してないだろうな」
「白骨化しておりますのでご安心を」
「ご安心・・・なのか?」
人は死ねば骨になる、それはわかっているけれどどこの誰ともわからない骨を見る日が来るとは思ってもみなかった。
とはいえ腐ってなければ少なくとも病気になる心配はない、短い通路を抜けてコックピットに入ると運転席と思われる場所横でアリスがしゃがみこんでいた。
「おー、見事な白骨」
「スキャンした結果30~40代の男性、頭蓋骨の穿孔ならびに操縦席横の小型銃ならびに壁の弾痕から自害したと推測されます。それにしてもここまで保存状態のいい銃は珍しいですね、是非持ち帰りましょう」
手の横には小型銃、それと手帳が一冊。
銃の方は骨董品として人気が高いので回収するとして、手帳にはなにが書かれているんだろうか。
通常酸素があるとボロボロになってしまうが真空状態になったことで綺麗に保存されていたようだ。
手袋をつけたままページをめくるも残念ながら文字はかすれて読めなくなってしまっていた。
何かのヒントになると思ったんだがなぁ。
「夫、何かが出てきたぞ」
「これは・・・写真ですね」
「大昔の記憶媒体だな、わざわざフィルムに映しこんで保存するんだっけか?」
「その通りです。これは・・・男性と、子供?」
「子供の割にはずいぶんと大きい・・・って、おいこれ!」
手帳からひらりと落ちた写真を拾い上げて中身を確認、そこに映っていたのは手帳の本人と思われる男性と少し背の低い女性。
女性は白衣を身に着けており、特徴的な黒いメガネをかけていた。
そういえばさっき回収した荷物の中に同じようなメガネがあったような、ってそれよりも問題は女性の顔だ。
「イブさん・・・でしょうか」
「やっぱりそう見えるよな?」
「全く一緒というわけではありませんが、雰囲気はかなり似ています」
「かなりっていうレベルじゃないだろこれは、本人って言われても信じるぞ」
「ですがこの船は何十年もこの場所にいたはずです、ご本人であるはずがありません」
「そりゃわかってるけどさぁ」
男性の横でほほ笑むその女性の顔はどこからどう見てもイブさんだった。
もちろん背格好やスタイルなんかに違う部分はたくさんあるけれど、顔の雰囲気は本人そのもの。
まさかこんな所でこんなものを見つけることになるとは・・・。
「手帳が読めれば正体もわかりそうなもんだが、難しそうだな。データは?」
「完璧なまでに消されています。バックアップもなし、すべての証拠を消して自害したんでしょうか」
「何のために?」
「この方が生き返ればわかるかと」
「流石にこうなっては聞くこともできないからなぁ・・・。はぁ、どうするよマジで」
当たり前のように行動して今は無くてはならない存在になっているイブさんだが、その正体は不明。
どこにも記録が無く、救命ポッドから突然姿を現したような状態だ。
そもそも今の年齢になるまでどこのカメラにも映らないなんてのは正直に言ってあり得ない。
仮に隔離されて成長したとしても、少なくとも何かしらの形で記録されているはずだ。
だがアリスの検索能力をもってしても彼女の所在を突き止めることはできなかった。
加えて常人では考えられないような身体能力に反射神経、操舵技術、火気使用技術も有している。
もちろん本人にその記憶はないが何故かできる、つまり記憶を失う以前に習得しているという事だ。
いったいこの船は何なのか、そしてイブさんの正体は。
ただのお宝回収の筈がとんでもない物を見つけてしまった。
このような船は難破船と呼ばれ、時に恐れられていたらしい。
中にあるのは財宝かはたまた呪いか。
呪いなんて言う非科学的な物を恐れている昔の人を面白いと思う人もたくさんいるけれど、アリスという存在を目の当たりにしているだけに非科学的な物は存在するという風に考えている。
ヒューマノイド、っていうか人工物に心は宿らない。
何を持って心とするのかという議論は何百年と続けられているけれども、結局のところ人工物に人のような感情や思考は宿らないというのが科学的な結論になっている。
だが、アリスはどうだろうか。
ヒューマノイドという創造物にも関わらずこの自由奔放な感じ、マスターである俺を馬鹿にし時にけなし、おちょくり、どこからどう見ても人にしえない立ち振る舞いをしている。
これを人工のものだと片付けるのは少々無理が無かろうか。
アーティファクトだからという人もいるけれど、それで片づけてしまうと心は人工物に宿ると言っているのと同じだと思うんだが。
「何か?」
「なんでもない。状況は?」
「マスターが船外活動を買って出てくださったおかげで無事電力は復旧、残念ながら内部カメラは存在しない為状況は確認できませんが内部をハッキングしたところ有害なものは存在していないようです。現在窒素と酸素そして微量の二酸化炭素を生成、混合中です。しかしまさかマスターに船外活動技術があるとは知りませんでした」
俺の視線を感じアリスが難しそうな顔でこちらを睨んできたので強引に話題を変える。
船を発見した後、とりあえず電力を復旧させることになったのでここは船長らしく自ら名乗りを上げた。
掃除夫時代に宇宙空間での活動は何度か経験しているので宇宙服に着替えて備えられた姿勢制御用エアーブラスターを利用して速やかに移動。
予想通りハッチ横の有線用コネクターに電力ケーブルを接続することに成功した。
ひとまず電力は復旧、現在活動できるように船内をクリーニングしているらしい。
「つまり空気を入れていると」
「簡単に言えばそうなります」
「内部の状況はつかめないがスキャンした感じで何かがあるのはわかっているんだよな?」
「そうですね、何があるかまでは確認できませんが少なくとも廃棄物だけというわけではなさそうです」
「まぁ行けばわかるか」
数十年前の船ともなれば中には骨董品と呼ばれるような品がたくさん眠っているはず、これらはコレクターの間で高値で取引されている。
あまりにも数が多いと船内で仕分けすることは難しいのでとりあえず片っ端から持ち帰ることになった。
イブさんはというと、その為にカーゴ内を整理中。
船内への突入は俺とアリスで行うことになっている。
「船内気圧正常、船間移動用簡易トンネル接合完了。ハッチ開放、船内空気に異常なし」
「よし、行くか」
「当り前ですが生体反応はありません。私はコックピットを確認いたしますのでマスターは船内の調査をお願いします」
「了解」
通電後、ソルアレスと船を出来るだけ近づけてから向こうのハッチに移動用の簡易トンネルを設置。
密封することで宇宙服無しで向こうとの行き来が出来るようになった。
新しい空気を入れたもののかび臭いようなにおいが向こうから漂ってくる。
エアスキャンによると病原菌や有害物質はないらしいけど、不安にはなるよなぁ。
そんな事を言っている間にアリスがフワフワとトンネルを移動、いつも通りのスカート姿なので中身が見えてしまっているが本人が気にする様子はない。
うーん、中々派手な下着だな。
「クリア、マスターどうぞ」
「了解っと」
アリスに続いて俺も向こうの船へ移動、重力発生装置により微弱な重力が発生しているからかスムーズに移動することができた。
「おー、こりゃまたすごいな」
記録用ファイルでしか見たことのない古めかしい物がそこら中に漂っている。
カップ、本、装飾品、どれもマニア垂涎のブツばかり。
とりあえず手袋をつけて一つ一つ丁寧に回収し、エアフィルムにくるんでソルアレスへ軽く投げれば後はイブさんが回収してくれるだろう。
今時紙の本なんてよっぽどのマニアじゃない限り持ってないからなぁ、こりゃ宝の船だったらしい。
荷物を見る限り中に居たのはおそらく男性が一人、最後尾の食料棚は空っぽ、船員がいたとすると餓死したのは間違いない。
いや、自害した可能性も否定できないがともかく食い物はゼロ、水もゼロだった。
「マスターコックピットにお願いします」
「何か分かったか?」
「船の持ち主を発見しました」
「・・・腐敗してないだろうな」
「白骨化しておりますのでご安心を」
「ご安心・・・なのか?」
人は死ねば骨になる、それはわかっているけれどどこの誰ともわからない骨を見る日が来るとは思ってもみなかった。
とはいえ腐ってなければ少なくとも病気になる心配はない、短い通路を抜けてコックピットに入ると運転席と思われる場所横でアリスがしゃがみこんでいた。
「おー、見事な白骨」
「スキャンした結果30~40代の男性、頭蓋骨の穿孔ならびに操縦席横の小型銃ならびに壁の弾痕から自害したと推測されます。それにしてもここまで保存状態のいい銃は珍しいですね、是非持ち帰りましょう」
手の横には小型銃、それと手帳が一冊。
銃の方は骨董品として人気が高いので回収するとして、手帳にはなにが書かれているんだろうか。
通常酸素があるとボロボロになってしまうが真空状態になったことで綺麗に保存されていたようだ。
手袋をつけたままページをめくるも残念ながら文字はかすれて読めなくなってしまっていた。
何かのヒントになると思ったんだがなぁ。
「夫、何かが出てきたぞ」
「これは・・・写真ですね」
「大昔の記憶媒体だな、わざわざフィルムに映しこんで保存するんだっけか?」
「その通りです。これは・・・男性と、子供?」
「子供の割にはずいぶんと大きい・・・って、おいこれ!」
手帳からひらりと落ちた写真を拾い上げて中身を確認、そこに映っていたのは手帳の本人と思われる男性と少し背の低い女性。
女性は白衣を身に着けており、特徴的な黒いメガネをかけていた。
そういえばさっき回収した荷物の中に同じようなメガネがあったような、ってそれよりも問題は女性の顔だ。
「イブさん・・・でしょうか」
「やっぱりそう見えるよな?」
「全く一緒というわけではありませんが、雰囲気はかなり似ています」
「かなりっていうレベルじゃないだろこれは、本人って言われても信じるぞ」
「ですがこの船は何十年もこの場所にいたはずです、ご本人であるはずがありません」
「そりゃわかってるけどさぁ」
男性の横でほほ笑むその女性の顔はどこからどう見てもイブさんだった。
もちろん背格好やスタイルなんかに違う部分はたくさんあるけれど、顔の雰囲気は本人そのもの。
まさかこんな所でこんなものを見つけることになるとは・・・。
「手帳が読めれば正体もわかりそうなもんだが、難しそうだな。データは?」
「完璧なまでに消されています。バックアップもなし、すべての証拠を消して自害したんでしょうか」
「何のために?」
「この方が生き返ればわかるかと」
「流石にこうなっては聞くこともできないからなぁ・・・。はぁ、どうするよマジで」
当たり前のように行動して今は無くてはならない存在になっているイブさんだが、その正体は不明。
どこにも記録が無く、救命ポッドから突然姿を現したような状態だ。
そもそも今の年齢になるまでどこのカメラにも映らないなんてのは正直に言ってあり得ない。
仮に隔離されて成長したとしても、少なくとも何かしらの形で記録されているはずだ。
だがアリスの検索能力をもってしても彼女の所在を突き止めることはできなかった。
加えて常人では考えられないような身体能力に反射神経、操舵技術、火気使用技術も有している。
もちろん本人にその記憶はないが何故かできる、つまり記憶を失う以前に習得しているという事だ。
いったいこの船は何なのか、そしてイブさんの正体は。
ただのお宝回収の筈がとんでもない物を見つけてしまった。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる