55 / 63
55.コロニー内を走り回って
しおりを挟む
「ご苦労様、悪かったねぇこんなところまで」
「まぁこれも仕事なんで。それじゃあまた」
重たくて運べないという老婆に頼まれ致し方なく荷物を廊下へ置き、静かに家を出る。
俺の手には受領書と今時珍しい金色のブツが握られていた。
「よかったですね、喜んでもらえて」
「このご時世にエアリフトも入らないような場所があるとはなぁ」
「それだけ古いコロニーってことですよね。区画整理もされず人々の思うがままに作られた建築物、不便ではありますけどこうやっておまけも貰えるのなら悪くないです」
今日の仕事はコロニー内の荷運び。
これも輸送ギルドの立派な仕事なのだが、本来請け負うはずだった奴がさぼったことで急遽俺にお鉢が回ってきたというわけだ。
船を持たない輸送ギルド員が行う大事な仕事、普通はエアリフトと呼ばれるドローンのような小型のリフトを帯同して荷運びをするのだが、今回のように狭い廊下や階段を登るのには不向きなのでこういう場合は人の手で運ぶしかない。
しかもそういう場所へ運ぶものほど重たい物ばかり、そりゃ嫌になる気持ちもわかるけれどサボるのはよろしくない。
俺もイブさんという助っ人がいたからこそ引き受けたけれど、そうでなかったら断っていたところだ。
本人はおまけに貰った手作りの飴を食べてご満悦、砂糖を煮詰めて作る本物の菓子は同じような成分で作られる合成機産のものよりもほんのりと甘いような気がした。
「とはいえ不便であることに変わりはない。いずれここも区画整理されるんだろうけど・・・いや、されるのか?」
「それはライエル男爵様次第じゃないでしょうか。区画整理にもお金はかかりますし、粉塵が舞うのでエアフィルターにかなりの負担を強いるのでそれを掃除するのも中々に大変ですから」
「詳しいな」
「この間ソルアレスでやらかした時にアリスさんに教えてもらいました」
「あぁ、小麦粉事件か」
事件、というのはちょっと大袈裟だけどイブさん的には大事件だったらしい。
メディカルコロニーにいた時にパトリシア様から本物のお菓子の作り方というのを聞いたらしく、わざわざ小麦粉を手に入れてチャレンジしたんだがふとした表紙に粉が舞い上がりソルアレスのキッチンがものすごいことになってしまった。
更には粉を異物だと判断したエアクリーナーが粉塵を吸収、瞬く間にエアフィルターを詰まらせてソルアレス中に警戒アラーム鳴り響いたということだ。
幸いソリアレスの自己メンテナンスシステムにより大事には至らなかったけれど、これが宇宙空間かつ航行中だったら最悪に場合空気を循環できず死んでいた可能性もあるんだとか。
それを聞いたイブさんは意気消沈、以後お菓子を作ることをやめてしまった、というのが一連の流れだ。
「その背血はご迷惑をおかけしました」
「別に大事には至らなかったんだし問題ない。それに本物のお菓子が美味いってこともこれでわかった、また今度作ってくれるか?」
「はい!次は失敗しないように頑張ります!」
「作り方はイブが知ってるから彼女に聞くといい、嫌な顔せず手伝ってくれるさ」
価値にまた何かあってもアリスがいればすぐに対処してくれるだろう。
その後もラインコロニー点在する集積場を移動しながらエアリフトの入らないような古い路地や狭い建物へと荷物を運搬、昼過ぎにある程度目処が立ったものの足がパンパンになってしまった。
「もう無理、休憩!」
「お疲れ様です」
「イブさんはまだまだ余裕そうだな」
「私にはこれぐらいしか取り柄がないので」
「それは白兵戦もも迎撃も荷運びもできない俺に対する挑戦と捉えていいか?」
「そんなつもりじゃ!」
「あはは、冗談だって」
彼女が負い目を感じていることは前々から知っている。
俺からすれば些細なことだし気にしなくていいのだが、本人はそういうわけにいかないんだろう。
「トウマさんにはトウマさんにしかできないことがたくさんあるじゃないですか。傭兵の皆さんの前でも物怖じしませんし、宙賊とだって口でやり合えるじゃないですか。知らない人とそうやって話せるってすごい事だと思います」
「前の仕事では初めての相手と意思疎通できないと大変なことになってから必然的にスキルを身に着けただけだ。しいて言えばそこが強みになるんだろうけど、アリスさんには勝てそうにない」
「私なんて偶然こういうことが出来るだけで、そもそもなんでできるかもわからなくて。でも、そんなよくわからない私を仲間として迎え入れてくださるトウマさんやアリスさんに恩返しがしたくて私なりに頑張っているだけなんです。だからご自身の事をそんな風に言わないでください」
「おいおい、なんでイブさんが落ち込むんだよ」
急に声のトーンが落ちて、そのまま俯いてしまったイブさん。
いや、追い詰めるとかそんなつもりで行ったんじゃないんだが・・・嘘だろ?
「女性を泣かせるなんて最低ですね、マスター」
どうしたもんかと狼狽えていると、突然後ろから本来いるはずのない人の声が聞こえてきたので慌てて後ろを振り返った。
そこに居たのは腰に手を当てて残念な雰囲気で俺を見上げるヒューマノイドが一体。
「アリス!?お前、船に残ってるって言ってなかったか?」
「マスターがイブ様を泣かせているとの気配を感じ増してやってまいりました」
「どんな気配だよ、っていうか泣かしてないし」
「ではあの涙は?」
「え?」
「自覚はあるようですね、最低です」
突然やってきたアリスがイブさんの横にそっと寄り添い、赤子をいつくしむように頭を撫でる。
いや、それは・・・その・・・ん?
よく見るとイブさんの肩がかすかに揺れている。
泣いて揺れているのかと思いきや何かに耐えているようにも見えなくはない。
「イブさん?」
「話しかけないでください、イブさんは今失意の中に・・・」
「んふふ、駄目ですもう、限界!」
突然イブさんが顔を上げたかとおもったらその顔には涙の一滴も流れていなかった。
いや、笑いをこらえる為に瞳がうるんでいる感じはあるけれど、決して悲しみから来るものではなさそうだ。
「イブ様、もう少し我慢してくださると嬉しいのですが」
「だって失意の中って・・・、私そんなこと一度も思ったことないのに」
「もしかしなくても二人で謀ったのか?」
「ごめんなさいトウマさん、アリスさんがこの前の失態を帳消しにしてくれるというので」
「イブ様それは言わない約束では?」
「あ!」
やってしまったみたいな顔をするイブさんだが、もしかするとこれすら彼女が仕掛けたことなのかもしれない。
俺を謀ろうとして実はイブさんに謀られていた、もっとも彼女がそれをする理由はないんだけど。
「ほぉ、つまりこれはアリスが仕掛けたわけだ。汗水たらして働くマスターを笑おうとイブさんを利用して、いい度胸じゃないか」
「どこにその証拠が?」
「イブさん、クッキー用の本物の小麦粉を手配しよう。真実を答えてくれ」
「本当ですか!」
「あぁ、男に二言はない」
「駄目ですイブ様!」
いつも冷静なアリスが珍しく慌てた顔でイブさんに向かって手を伸ばすも時すでに遅く、正直者のイブさんは天然物の小麦粉というご褒美につられて真実を暴露。
やはりアリスの策略で、俺を貶めようとしたらしい。
「何か申し開きは?」
「ございません」
「つまり詫びるつもりはないと?」
「何を誤解しているかはわかりませんが、これは一種のコミュニケーション、そうコミュニケーションの一つです。お疲れのマスターを癒そうという私の愛情表現的な・・・」
「はいダウト」
アリスが俺を癒そうとかそういう事はまずありえないし、愛情表現なんてもってのほかだ。
「ふむ、流石にわざとらしすぎましたね」
「お前なぁ」
「ですがコロニー内の運搬で疲れているマスターを癒そうと思ったのは事実です。少しは気分転換できましたか?」
ヒューマノイドが主人を貶めようなんて普通じゃありえないが、アリスなら十分あり得る。
とはいえ彼女的に何か思う事があったのは間違いなさそうなので、これぐらいにしておいてやろう。
下手に刺激して更に変なことされても困るしな。
「ったく、そういう事にしといてやる」
「ありがとうございます」
「という事だからイブさんは何も気にせず今まで通りにしてくれたらいい。俺もアリスもこんな感じだし、むしろイブさんがいないと宙賊に襲われてすぐに終わりだからな、むしろいてもらわないと困るんだ」
「わかりました。それじゃあ仲直りついでにみんなで残りのお仕事も終わらせましょう!アリスさんここに行きたいんですけど最短ルートを教えてもらえますか?」
「ここですね・・・、最短ルート発見、ついてきてください」
ふざけるのはこれで終了、残りをアリスにも手伝ってもらいながら残りもサクッと終わらせる。
これで少しはイブさんの負い目がなくなればいいんだけど、そんな風に考えながらアリスと楽しそうに笑うイブさんを静かに見守るのだった。
「まぁこれも仕事なんで。それじゃあまた」
重たくて運べないという老婆に頼まれ致し方なく荷物を廊下へ置き、静かに家を出る。
俺の手には受領書と今時珍しい金色のブツが握られていた。
「よかったですね、喜んでもらえて」
「このご時世にエアリフトも入らないような場所があるとはなぁ」
「それだけ古いコロニーってことですよね。区画整理もされず人々の思うがままに作られた建築物、不便ではありますけどこうやっておまけも貰えるのなら悪くないです」
今日の仕事はコロニー内の荷運び。
これも輸送ギルドの立派な仕事なのだが、本来請け負うはずだった奴がさぼったことで急遽俺にお鉢が回ってきたというわけだ。
船を持たない輸送ギルド員が行う大事な仕事、普通はエアリフトと呼ばれるドローンのような小型のリフトを帯同して荷運びをするのだが、今回のように狭い廊下や階段を登るのには不向きなのでこういう場合は人の手で運ぶしかない。
しかもそういう場所へ運ぶものほど重たい物ばかり、そりゃ嫌になる気持ちもわかるけれどサボるのはよろしくない。
俺もイブさんという助っ人がいたからこそ引き受けたけれど、そうでなかったら断っていたところだ。
本人はおまけに貰った手作りの飴を食べてご満悦、砂糖を煮詰めて作る本物の菓子は同じような成分で作られる合成機産のものよりもほんのりと甘いような気がした。
「とはいえ不便であることに変わりはない。いずれここも区画整理されるんだろうけど・・・いや、されるのか?」
「それはライエル男爵様次第じゃないでしょうか。区画整理にもお金はかかりますし、粉塵が舞うのでエアフィルターにかなりの負担を強いるのでそれを掃除するのも中々に大変ですから」
「詳しいな」
「この間ソルアレスでやらかした時にアリスさんに教えてもらいました」
「あぁ、小麦粉事件か」
事件、というのはちょっと大袈裟だけどイブさん的には大事件だったらしい。
メディカルコロニーにいた時にパトリシア様から本物のお菓子の作り方というのを聞いたらしく、わざわざ小麦粉を手に入れてチャレンジしたんだがふとした表紙に粉が舞い上がりソルアレスのキッチンがものすごいことになってしまった。
更には粉を異物だと判断したエアクリーナーが粉塵を吸収、瞬く間にエアフィルターを詰まらせてソルアレス中に警戒アラーム鳴り響いたということだ。
幸いソリアレスの自己メンテナンスシステムにより大事には至らなかったけれど、これが宇宙空間かつ航行中だったら最悪に場合空気を循環できず死んでいた可能性もあるんだとか。
それを聞いたイブさんは意気消沈、以後お菓子を作ることをやめてしまった、というのが一連の流れだ。
「その背血はご迷惑をおかけしました」
「別に大事には至らなかったんだし問題ない。それに本物のお菓子が美味いってこともこれでわかった、また今度作ってくれるか?」
「はい!次は失敗しないように頑張ります!」
「作り方はイブが知ってるから彼女に聞くといい、嫌な顔せず手伝ってくれるさ」
価値にまた何かあってもアリスがいればすぐに対処してくれるだろう。
その後もラインコロニー点在する集積場を移動しながらエアリフトの入らないような古い路地や狭い建物へと荷物を運搬、昼過ぎにある程度目処が立ったものの足がパンパンになってしまった。
「もう無理、休憩!」
「お疲れ様です」
「イブさんはまだまだ余裕そうだな」
「私にはこれぐらいしか取り柄がないので」
「それは白兵戦もも迎撃も荷運びもできない俺に対する挑戦と捉えていいか?」
「そんなつもりじゃ!」
「あはは、冗談だって」
彼女が負い目を感じていることは前々から知っている。
俺からすれば些細なことだし気にしなくていいのだが、本人はそういうわけにいかないんだろう。
「トウマさんにはトウマさんにしかできないことがたくさんあるじゃないですか。傭兵の皆さんの前でも物怖じしませんし、宙賊とだって口でやり合えるじゃないですか。知らない人とそうやって話せるってすごい事だと思います」
「前の仕事では初めての相手と意思疎通できないと大変なことになってから必然的にスキルを身に着けただけだ。しいて言えばそこが強みになるんだろうけど、アリスさんには勝てそうにない」
「私なんて偶然こういうことが出来るだけで、そもそもなんでできるかもわからなくて。でも、そんなよくわからない私を仲間として迎え入れてくださるトウマさんやアリスさんに恩返しがしたくて私なりに頑張っているだけなんです。だからご自身の事をそんな風に言わないでください」
「おいおい、なんでイブさんが落ち込むんだよ」
急に声のトーンが落ちて、そのまま俯いてしまったイブさん。
いや、追い詰めるとかそんなつもりで行ったんじゃないんだが・・・嘘だろ?
「女性を泣かせるなんて最低ですね、マスター」
どうしたもんかと狼狽えていると、突然後ろから本来いるはずのない人の声が聞こえてきたので慌てて後ろを振り返った。
そこに居たのは腰に手を当てて残念な雰囲気で俺を見上げるヒューマノイドが一体。
「アリス!?お前、船に残ってるって言ってなかったか?」
「マスターがイブ様を泣かせているとの気配を感じ増してやってまいりました」
「どんな気配だよ、っていうか泣かしてないし」
「ではあの涙は?」
「え?」
「自覚はあるようですね、最低です」
突然やってきたアリスがイブさんの横にそっと寄り添い、赤子をいつくしむように頭を撫でる。
いや、それは・・・その・・・ん?
よく見るとイブさんの肩がかすかに揺れている。
泣いて揺れているのかと思いきや何かに耐えているようにも見えなくはない。
「イブさん?」
「話しかけないでください、イブさんは今失意の中に・・・」
「んふふ、駄目ですもう、限界!」
突然イブさんが顔を上げたかとおもったらその顔には涙の一滴も流れていなかった。
いや、笑いをこらえる為に瞳がうるんでいる感じはあるけれど、決して悲しみから来るものではなさそうだ。
「イブ様、もう少し我慢してくださると嬉しいのですが」
「だって失意の中って・・・、私そんなこと一度も思ったことないのに」
「もしかしなくても二人で謀ったのか?」
「ごめんなさいトウマさん、アリスさんがこの前の失態を帳消しにしてくれるというので」
「イブ様それは言わない約束では?」
「あ!」
やってしまったみたいな顔をするイブさんだが、もしかするとこれすら彼女が仕掛けたことなのかもしれない。
俺を謀ろうとして実はイブさんに謀られていた、もっとも彼女がそれをする理由はないんだけど。
「ほぉ、つまりこれはアリスが仕掛けたわけだ。汗水たらして働くマスターを笑おうとイブさんを利用して、いい度胸じゃないか」
「どこにその証拠が?」
「イブさん、クッキー用の本物の小麦粉を手配しよう。真実を答えてくれ」
「本当ですか!」
「あぁ、男に二言はない」
「駄目ですイブ様!」
いつも冷静なアリスが珍しく慌てた顔でイブさんに向かって手を伸ばすも時すでに遅く、正直者のイブさんは天然物の小麦粉というご褒美につられて真実を暴露。
やはりアリスの策略で、俺を貶めようとしたらしい。
「何か申し開きは?」
「ございません」
「つまり詫びるつもりはないと?」
「何を誤解しているかはわかりませんが、これは一種のコミュニケーション、そうコミュニケーションの一つです。お疲れのマスターを癒そうという私の愛情表現的な・・・」
「はいダウト」
アリスが俺を癒そうとかそういう事はまずありえないし、愛情表現なんてもってのほかだ。
「ふむ、流石にわざとらしすぎましたね」
「お前なぁ」
「ですがコロニー内の運搬で疲れているマスターを癒そうと思ったのは事実です。少しは気分転換できましたか?」
ヒューマノイドが主人を貶めようなんて普通じゃありえないが、アリスなら十分あり得る。
とはいえ彼女的に何か思う事があったのは間違いなさそうなので、これぐらいにしておいてやろう。
下手に刺激して更に変なことされても困るしな。
「ったく、そういう事にしといてやる」
「ありがとうございます」
「という事だからイブさんは何も気にせず今まで通りにしてくれたらいい。俺もアリスもこんな感じだし、むしろイブさんがいないと宙賊に襲われてすぐに終わりだからな、むしろいてもらわないと困るんだ」
「わかりました。それじゃあ仲直りついでにみんなで残りのお仕事も終わらせましょう!アリスさんここに行きたいんですけど最短ルートを教えてもらえますか?」
「ここですね・・・、最短ルート発見、ついてきてください」
ふざけるのはこれで終了、残りをアリスにも手伝ってもらいながら残りもサクッと終わらせる。
これで少しはイブさんの負い目がなくなればいいんだけど、そんな風に考えながらアリスと楽しそうに笑うイブさんを静かに見守るのだった。
10
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる