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56.思わぬお誘いを受けて
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「マスター、ライエル男爵様から通信が入っていますがどうされますか?」
「は?今?」
「今です」
突然送られてきたライエル男爵からの通信、相手が相手だけに断るのも憚られるが俺の恰好がそれを許さない・・・はずだったのだが、何を血迷ったのかアリスがそのまま繋げてしまった。
モニターに映し出されるライエル男爵とパトリシア様、通信がつながった以上このままいくしかないか。
「急な通信で申し訳・・・いや、本当に間が悪かったようだな」
「あー、こんな格好で申し訳ありません。うちのヒューマノイドがつないでしまいまして、急ぎの案件ですか?」
「そういうわけじゃない、とりあえず着替えてくるといい」
「そうさせていただきます」
因みに今の恰好はパンイチに首からタオルをかけた状態。
イブさんにカーゴで鍛錬をつけてもらった後シャワーを浴びて部屋に戻ろうかというタイミングだったのだが、まさかアリスがつなぐとは・・・いや、こいつならやりかねないな。
とりあえず詫びを入れて急ぎ部屋に戻り、濡れた髪もそのままに服だけを着てコックピットへと戻る。
「お待たせいたしました」
「急かして悪かったな」
「ごめんなさい、どうしてもすぐに皆様へお伝えしたくて無理言って繋いでもらったんです」
「お気になさらないでください。それで、伝えたいこととは?」
「まずは順を追って話そう、事の始まりはコロニーから戻った後でな・・・」
とまぁこんな感じで通信が始まり気づけば1時間が経過、前々から思っていたんだがライエル男爵って話すと長いんだよなぁ、なんて失礼なことを最初は考えていたんだが、話が進むにつれてそんな余計な事すら考えられなくなってきた。
あまりの内容に上手く情報が頭に入ってこない。
いったいどこからそういう話になるのか凡人の俺にはさっぱりわからないんだが。
「とまぁ、そういうことでお前たちの事を知り合いに話したら是非自分の所有している惑星を見に来ないかという話になったのだ。もちろん費用は向こう持ち、バカンス惑星という事もあり少々暑いが悪くない環境だぞ」
「私も一度お邪魔しましたが、それはもう素晴らしい夕陽を見ることができまよす。時期が悪いとずっと雨ですが・・・あら?今はその時期でしたか?」
「すまん、そこまでは聞いていない。まぁ行けばわかる、場所は今から送るから是非楽しんできてくれ」
いや、是非楽しんできてくれと言われてもあまりの内容に上手く思考が回っていない。
惑星に行ける?
あの三時間滞在するだけで二百万もする惑星に?
しかもそこに宿泊だって?
「ちなみに滞在中その方は同席されますか?」
「直接紹介できればよかったんだが生憎と忙しい奴でな、代わりに惑星を管理している者が待機しているから後は彼に従ってくれ。少々寡黙な奴だが悪い奴ではないから安心してくれ。因みに最大4名迄だから誰か一人連れて来ても構わんぞ」
「ありがたい申し出ありがとうございます。という事はライエル様とパトリシア様はご一緒されないのですね」
「本当は行きたかったんだがな、不在にしている間に随分と仕事が溜まっているようでしばらくは出られそうにない。」
「なので気兼ねなく楽しんできてくださいね」
呆然とする俺の代わりにアリスが受け答えをして通信は終了。
終ってもなお理解が追い付かないというかそんな簡単に惑星に降り立つという夢を叶えてもいいんだろうか。
「よかったですね、マスター」
「よかったっていうレベルじゃないだろ。弾丸ツアーでも200万はするんだぞ?そこに滞在って、一体いくらするんだ?」
「それは場所によるかと。あ、ちょうど送られてきましたね。場所はここからハイパーレーンで五日程、メディカルコロニーの反対側のようです。全部で三つの惑星があり、それぞれを別の貴族が管理しているようですが今回はそのうちの真ん中の惑星にお邪魔するようです」
送られてきたのは惑星の場所を示した宙域地図と、その惑星で撮影されたと思われる鮮やかなオレンジ色をした夕焼けの景色。
バカンス惑星というだけあって海があり青々とした緑が茂っている。
男爵曰く少々暑い気候のようだが、そんなのはどうでもいい話だ。
本物の緑がこれほどにある場所なんてコロニーに住んでいたらまず行くことはないし、なにより本物の海に入ることができるなんて信じられない。
ホログラムでしか見たことのない景色を生で見る日が来るなんて・・・そんな事あっていいのか?
またアリスのドッキリか何かじゃないかと疑ってしまうが、流石にライエル男爵を巻き込んでまでバカなことは出来ないだろう。
「綺麗、こんな景色を本当に見られるんですか?」
「条件によっては可能なようです。検索すると隣惑星が観光用として開放されていますが、安くても一泊二食付きで500万ヴェロス、最上級のホテルで1000万となっています」
「はぁ?」
一泊一千万!?馬鹿じゃねぇの!?
思わずそんな言葉が出てしまいそうになるのをぐっと抑えたが、顔には出てしまっていたようでアリスが苦笑いを浮かべていた。
「あくまでも最上級のホテルなら、という話です」
「とはいえこれから行く惑星も似たような感じかもしれないだろ?」
「かもではなく似ていると思ってよろしいかと。なんせハイパーレーン付近の惑星を丸々所有できる貴族の私物です、さぞ素晴らしい場所でしょう」
「はぁ、一体どんな友人なんだよ」
「さぁ、相手は男爵様ですから」
宙域的にライエル男爵の治める場所ではなさそうだが、よくまぁ赤の他人に自分の惑星を使わせようと思ったよなぁ。
その人に対して男爵はどんな説明をしたんだろうか。
「それで、どうしますか?一応先方からはこの期間に使用してくれという案内も来ています。移動時間を考えると遅くとも明日には出発しなければ間に合いませんが」
「別段急ぎの仕事も受けてなかったよな?」
「仮に受けていたとしても断ります」
「ま、そりゃそうか」
ラインに戻ってきて一か月程、その間コツコツと働いてきたけれど得られた報酬なんてのはたかが知れている。
つまり違約金なんてのはごくわずか、それと比べれば今回の話は比べ物にならないほどの価値がある。
「ただ、この前の報酬の一つとしてライエル男爵様には辺境惑星について調べていただいていましたので、もしかするとその流れで今回のお話が浮上したのかもしれません。これを報酬と考えれば紹介してもらう事は難しくなりますが、本当によろしいのですね?」
「よろしいも何も行くしかないだろ。伝手を失うのは惜しいがそれよりも価値のあるものが目の前にあるんだ、手を伸ばさない理由はない」
むしろこんなすごい話を断る奴がいたらあってみたい。
本物の海、本物の空、本物の大地。
人類が宇宙に進出するままでは当たり前だったらしいけど、今の俺達にとっては金を積んでしか体験することができない場所。
そこに身銭を切らずに行けるなんてそんなすごいことがあって本当にいいんだろうか。
「先方より持ち物のリストが送られてきましたので、それを見ながら早速準備を致しましょう。海あるという事は水着が必要ですね、確か一件だけ取り扱っているショップがあったはずです。マスターの分は適当にするとしてイブ様早速向かいましょう」
「わかりました!」
「おい、なんで俺のは適当なんだ?」
「そのままの意味です。私達しか見ないんですから何でもいいですよね?」
「いや、良くないだろ」
「つまりマスターは買い物に同行して私達の水着姿を覗き見したいと。気持ちはわかりますが、当日までのお楽しみです」
「だからどうしてそういう話になるんだよ!」
確かにイブさんの水着姿は見て見たいけれど別に覗きたいわけじゃない、折角行くんだから俺の分も用意してくれって言ってるだけだ。
生まれて初めての惑星、生まれて初めての海、何もかもが初めて尽くしのたびになる事は間違いない。
まさかこんなうれしいお誘いを受けられるなんてあの時頑張って本当に良かったなぁ。
「は?今?」
「今です」
突然送られてきたライエル男爵からの通信、相手が相手だけに断るのも憚られるが俺の恰好がそれを許さない・・・はずだったのだが、何を血迷ったのかアリスがそのまま繋げてしまった。
モニターに映し出されるライエル男爵とパトリシア様、通信がつながった以上このままいくしかないか。
「急な通信で申し訳・・・いや、本当に間が悪かったようだな」
「あー、こんな格好で申し訳ありません。うちのヒューマノイドがつないでしまいまして、急ぎの案件ですか?」
「そういうわけじゃない、とりあえず着替えてくるといい」
「そうさせていただきます」
因みに今の恰好はパンイチに首からタオルをかけた状態。
イブさんにカーゴで鍛錬をつけてもらった後シャワーを浴びて部屋に戻ろうかというタイミングだったのだが、まさかアリスがつなぐとは・・・いや、こいつならやりかねないな。
とりあえず詫びを入れて急ぎ部屋に戻り、濡れた髪もそのままに服だけを着てコックピットへと戻る。
「お待たせいたしました」
「急かして悪かったな」
「ごめんなさい、どうしてもすぐに皆様へお伝えしたくて無理言って繋いでもらったんです」
「お気になさらないでください。それで、伝えたいこととは?」
「まずは順を追って話そう、事の始まりはコロニーから戻った後でな・・・」
とまぁこんな感じで通信が始まり気づけば1時間が経過、前々から思っていたんだがライエル男爵って話すと長いんだよなぁ、なんて失礼なことを最初は考えていたんだが、話が進むにつれてそんな余計な事すら考えられなくなってきた。
あまりの内容に上手く情報が頭に入ってこない。
いったいどこからそういう話になるのか凡人の俺にはさっぱりわからないんだが。
「とまぁ、そういうことでお前たちの事を知り合いに話したら是非自分の所有している惑星を見に来ないかという話になったのだ。もちろん費用は向こう持ち、バカンス惑星という事もあり少々暑いが悪くない環境だぞ」
「私も一度お邪魔しましたが、それはもう素晴らしい夕陽を見ることができまよす。時期が悪いとずっと雨ですが・・・あら?今はその時期でしたか?」
「すまん、そこまでは聞いていない。まぁ行けばわかる、場所は今から送るから是非楽しんできてくれ」
いや、是非楽しんできてくれと言われてもあまりの内容に上手く思考が回っていない。
惑星に行ける?
あの三時間滞在するだけで二百万もする惑星に?
しかもそこに宿泊だって?
「ちなみに滞在中その方は同席されますか?」
「直接紹介できればよかったんだが生憎と忙しい奴でな、代わりに惑星を管理している者が待機しているから後は彼に従ってくれ。少々寡黙な奴だが悪い奴ではないから安心してくれ。因みに最大4名迄だから誰か一人連れて来ても構わんぞ」
「ありがたい申し出ありがとうございます。という事はライエル様とパトリシア様はご一緒されないのですね」
「本当は行きたかったんだがな、不在にしている間に随分と仕事が溜まっているようでしばらくは出られそうにない。」
「なので気兼ねなく楽しんできてくださいね」
呆然とする俺の代わりにアリスが受け答えをして通信は終了。
終ってもなお理解が追い付かないというかそんな簡単に惑星に降り立つという夢を叶えてもいいんだろうか。
「よかったですね、マスター」
「よかったっていうレベルじゃないだろ。弾丸ツアーでも200万はするんだぞ?そこに滞在って、一体いくらするんだ?」
「それは場所によるかと。あ、ちょうど送られてきましたね。場所はここからハイパーレーンで五日程、メディカルコロニーの反対側のようです。全部で三つの惑星があり、それぞれを別の貴族が管理しているようですが今回はそのうちの真ん中の惑星にお邪魔するようです」
送られてきたのは惑星の場所を示した宙域地図と、その惑星で撮影されたと思われる鮮やかなオレンジ色をした夕焼けの景色。
バカンス惑星というだけあって海があり青々とした緑が茂っている。
男爵曰く少々暑い気候のようだが、そんなのはどうでもいい話だ。
本物の緑がこれほどにある場所なんてコロニーに住んでいたらまず行くことはないし、なにより本物の海に入ることができるなんて信じられない。
ホログラムでしか見たことのない景色を生で見る日が来るなんて・・・そんな事あっていいのか?
またアリスのドッキリか何かじゃないかと疑ってしまうが、流石にライエル男爵を巻き込んでまでバカなことは出来ないだろう。
「綺麗、こんな景色を本当に見られるんですか?」
「条件によっては可能なようです。検索すると隣惑星が観光用として開放されていますが、安くても一泊二食付きで500万ヴェロス、最上級のホテルで1000万となっています」
「はぁ?」
一泊一千万!?馬鹿じゃねぇの!?
思わずそんな言葉が出てしまいそうになるのをぐっと抑えたが、顔には出てしまっていたようでアリスが苦笑いを浮かべていた。
「あくまでも最上級のホテルなら、という話です」
「とはいえこれから行く惑星も似たような感じかもしれないだろ?」
「かもではなく似ていると思ってよろしいかと。なんせハイパーレーン付近の惑星を丸々所有できる貴族の私物です、さぞ素晴らしい場所でしょう」
「はぁ、一体どんな友人なんだよ」
「さぁ、相手は男爵様ですから」
宙域的にライエル男爵の治める場所ではなさそうだが、よくまぁ赤の他人に自分の惑星を使わせようと思ったよなぁ。
その人に対して男爵はどんな説明をしたんだろうか。
「それで、どうしますか?一応先方からはこの期間に使用してくれという案内も来ています。移動時間を考えると遅くとも明日には出発しなければ間に合いませんが」
「別段急ぎの仕事も受けてなかったよな?」
「仮に受けていたとしても断ります」
「ま、そりゃそうか」
ラインに戻ってきて一か月程、その間コツコツと働いてきたけれど得られた報酬なんてのはたかが知れている。
つまり違約金なんてのはごくわずか、それと比べれば今回の話は比べ物にならないほどの価値がある。
「ただ、この前の報酬の一つとしてライエル男爵様には辺境惑星について調べていただいていましたので、もしかするとその流れで今回のお話が浮上したのかもしれません。これを報酬と考えれば紹介してもらう事は難しくなりますが、本当によろしいのですね?」
「よろしいも何も行くしかないだろ。伝手を失うのは惜しいがそれよりも価値のあるものが目の前にあるんだ、手を伸ばさない理由はない」
むしろこんなすごい話を断る奴がいたらあってみたい。
本物の海、本物の空、本物の大地。
人類が宇宙に進出するままでは当たり前だったらしいけど、今の俺達にとっては金を積んでしか体験することができない場所。
そこに身銭を切らずに行けるなんてそんなすごいことがあって本当にいいんだろうか。
「先方より持ち物のリストが送られてきましたので、それを見ながら早速準備を致しましょう。海あるという事は水着が必要ですね、確か一件だけ取り扱っているショップがあったはずです。マスターの分は適当にするとしてイブ様早速向かいましょう」
「わかりました!」
「おい、なんで俺のは適当なんだ?」
「そのままの意味です。私達しか見ないんですから何でもいいですよね?」
「いや、良くないだろ」
「つまりマスターは買い物に同行して私達の水着姿を覗き見したいと。気持ちはわかりますが、当日までのお楽しみです」
「だからどうしてそういう話になるんだよ!」
確かにイブさんの水着姿は見て見たいけれど別に覗きたいわけじゃない、折角行くんだから俺の分も用意してくれって言ってるだけだ。
生まれて初めての惑星、生まれて初めての海、何もかもが初めて尽くしのたびになる事は間違いない。
まさかこんなうれしいお誘いを受けられるなんてあの時頑張って本当に良かったなぁ。
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