60 / 63
60.本物の海を堪能して
しおりを挟む
「おぉー」
ざざんざざん、いやドドド、ドドド?
ともかくなかなかな音を出しながら左右に広がる海岸線に波が押し寄せている。
惑星観光二日目。
昨日は全て天然物の食事をいただくという一生に一度あるかないかの贅沢をさせてもらい、木の香りがする天然のウッドフレームベッドに横になり、潮の香りがする自然の風を浴びながら寝るという庶民では一生分の運を使い果たしてもできないような経験をさせてもらった。
やっぱり金、金は全てを解決する。
どれだけすごい経験も金さえ積めばできるんだからそんな言葉が生まれても仕方ないよなぁ。
そんな素晴らしい経験に年甲斐もなく興奮してしまい、いつもよりも早起きしてしまった。
まだ薄暗い中リビングへ行くとそこにはアリスの姿が。
誘われるがまま薄暗い海へと向かい、今に至るというわけだ。
「まさか、今更ビビっているんじゃありませんよね」
「ビ、ビビってなんてないやい」
「なんですかその返しは」
「なんとなく思いついただけだ。しっかし夜に海はこんなに暗いんだな」
昨日はあんなに青々として美しかったのに今は真っ黒でどちらかといえば恐ろしい雰囲気の方が強い。
仮にお金を積まれてもこの中で泳ぐのはちょっと遠慮したいところだ。
「それもあと数十分で終わりです。天候は今日も晴れ、この星はウェザーコントロールをしていませんのでマスターの運が勝ったようですね」
「日頃の行いと言ってくれるか?」
「日頃の行いが良くても降る時は降りますが」
「違うんだよなぁ」
いくら大雨の予報でも日頃徳を積んでいると晴れたりする、科学的に何の根拠にない話だが、俺はそういうのを信じるタイプだ。
世の中科学や物理では証明できないものがたくさんある、そう考えている方が面白いだろ?
「あ、明るくなってきましたよ」
「コロニーの日の出とはまたちょっと違うんだな」
「大昔の人からすればこれが当たり前だったそうですよ」
水平線の向こうがだんだんと明るくなり、紺色の下にピンクがそしてオレンジ色の恒星が姿を現す。
恒星とのこの絶妙な距離感が最適な気温と環境を生み出しているのだとか。
これができないと強引にテラフォーミングして似た環境を作り出すそうだが、この惑星はそういうのをしてない天然惑星を謳って人を集めているとオルファさんから教えてもらった。
ただ闇雲に惑星を買うだけでなくこういう部分も考えて探さないと後々大変な事になってしまうらしい。
アリスもそういうところまで教えてくれればいいのに。
そんなこんなで太陽が水平線から登りすっかり明るくなった頃、遅れてイブさんとディジーが砂浜にやってきた。
「おはようございます!」
「おはようさん、興奮して寝れないのかと思ったらぐっすりだったみたいだな」
「案外そういうのってないんですよねー、繊細な人はなるらしですけど」
「フフ」
「どうしました?」
「いえ、なんでも」
なんだよ、笑うなら笑え、こう見えても結構繊細なんだよ、悪かったな。
アリスを睨みつける俺を見てキョトンとする二人、これ以上は傷になるから大人しくしておこう。
「それで、もう少ししたら朝食だが今日は何をするんだ?」
「海です!」
「また?昨日あれだけ遊んだだろ」
「あれはすぐ近くまでじゃないですか、今日はイブさんと一緒に沖まで出てダイビングってやつをするつもりです。トウマさんはどうするんですか?」
「俺?そうだなぁ・・・まぁ適当にのんびりするつもりだ」
「えーもったいない!折角の惑星なんですよ!?もっと楽しまないと!」
もちろんそのつもりでいるけれど、そんなはしゃぐような年でもないし沖に出なくても十分楽しめそうなのでこっちはこっちでのんびりやらせてもらおう。
「イブ様はどうされるんですか?」
「私はこの体ですのでマスターと一緒に居ることにします。今後に向けて色々と勉強できそうですから」
いくらヒューマノイドボディの耐水性が優れているとはいえ誰も好き好んで命の危険がある場所へは行かないだろう。
何を勉強するのか気になるところだが、とりあえずアリスが同行するらしい。
「ご一緒できなくて残念です」
「また感想聞かせてくださいね」
「はい!」
「ってことでしっかり朝食を食べて英気を養おうじゃないか。なんでも産みたての卵を食べられるらしいぞ」
「えぇ!本物だけでもすごい高いのに産みたてですか!?」
「メニュー表を見るとオーブンで焼いた本物のパンにゆで卵、スクランブルエッグ、卵スープ、卵尽くしですね」
「昨日の夜もすごかったのに、朝から豪華すぎます」
マジでこれをコロニーで食べたらいったい何万かかるんだっていうメニュー構成。
現地ですぐに手に入るからこうやって気軽に出すんだろうけど、いかにこれらを宇宙にもっていくのが大変かよくわかるなぁ。
すっかり日の登った海を後にしてロッジへ戻るとオルファさんが朝食の準備をしてくれていた。
昨日の夕食もそうだったけど、目の前で調理をして提供されるという貴族ぐらいしか経験できないようなことをさも当たり前のようにやって貰えて本当にありがたい。
船内はともかくコロニーに居る時も基本は合成食品だし、少し背伸びしても加工品ぐらいで、しかもそれを温めたり手を加えたりはしてもこうやって生の食材を加工することなんてのはまずありえない
どれを見ても本物の食材ばかり、惑星で生活するとこんな贅沢が出来るようになるのか。
「おかえりなさいませ、朝日は如何でしたか?」
「とっても綺麗でした!」
「それはよかった、もうすぐ出来上がりますのでどうぞお席へ。香茶もすぐにご準備します」
「手伝いましょうか?」
「そんな、お客様の手を煩わせるわけにはまいりません。どうぞお席へ」
金を払ってるわけではないので申し訳ない気持ちがあるんだが、向こうからしたらそうではないらしいので大人しく席に座って朝から素晴らしい食事をいただきイブさんとディジーの二人はオルフェさんと共へ海へと出発。
俺はというと一度部屋に戻ってベッドの気持ちよさを堪能してから再びアリスと海岸へと向かった。
「綺麗だなぁ」
「それしか言ってませんよマスター、語彙力を置いてきたんですか?」
「もう少し優しい言い方はないのか?」
「では言葉をお忘れになられたんですか?」
「全く変わって無いし!」
まったく心の底から感じていた感動を返してくれ。
「お、綺麗な貝殻」
「その模様と形からこの惑星固有の貝ですね」
「珍しいのか?」
「生憎とありふれたもののようです」
「とはいえ宇宙に上がればこれも立派な惑星産の天然物、持ち帰ったら売れるよな?」
「それはまぁ」
「やり方次第だがこういうのも結構需要あると思うんだがなぁ」
ラインコロニーに居ても思ったんだが、天然物の需要ってのはかなり高くてちょっとしたものでも本物が欲しいという意見はそれなりにあった。
もちろん値段に限界はあるけれど、少々高い物なら普段使わない物でも買って家で飾っておくとかするらしい。
アリスに星間ネットワーク内の需要を調べてもらったんだがそれなりにあるらしい。
「オルフェ様から返事がきました、根こそぎというのは無理ですがソルアレスに乗せられる程度なら問題ないとのことです。ただし植物は検疫の問題があるため、あくまでも貝殻や石などに限ると言われました」
「そりゃありがたい、後は綺麗な奴とかをまとめてネットに流せばそれなりに売れそうだな」
「まったくマスターの思いつきには驚かされます。まさか足元に転がっている物を売ろうだなんて」
「他の人は考えなかったのか?」
「おそらくそんな小銭を必要とされない方々しか利用しないんでしょう」
あー、それを言われると妙に納得してしまった。
こんなところでバカンスを楽しむ人がたかだか数十万ヴェイルに目の色を変えるはずがない。
どうせ俺は小さい人間だ、けれど金はいくらあっても困らない。
なら集められるときに集めるべきろ。
そんなわけでアリスと共に海岸を歩きつつ足元に落ちている貝殻や石などをワイワイ言いながら集めるのだった。
ざざんざざん、いやドドド、ドドド?
ともかくなかなかな音を出しながら左右に広がる海岸線に波が押し寄せている。
惑星観光二日目。
昨日は全て天然物の食事をいただくという一生に一度あるかないかの贅沢をさせてもらい、木の香りがする天然のウッドフレームベッドに横になり、潮の香りがする自然の風を浴びながら寝るという庶民では一生分の運を使い果たしてもできないような経験をさせてもらった。
やっぱり金、金は全てを解決する。
どれだけすごい経験も金さえ積めばできるんだからそんな言葉が生まれても仕方ないよなぁ。
そんな素晴らしい経験に年甲斐もなく興奮してしまい、いつもよりも早起きしてしまった。
まだ薄暗い中リビングへ行くとそこにはアリスの姿が。
誘われるがまま薄暗い海へと向かい、今に至るというわけだ。
「まさか、今更ビビっているんじゃありませんよね」
「ビ、ビビってなんてないやい」
「なんですかその返しは」
「なんとなく思いついただけだ。しっかし夜に海はこんなに暗いんだな」
昨日はあんなに青々として美しかったのに今は真っ黒でどちらかといえば恐ろしい雰囲気の方が強い。
仮にお金を積まれてもこの中で泳ぐのはちょっと遠慮したいところだ。
「それもあと数十分で終わりです。天候は今日も晴れ、この星はウェザーコントロールをしていませんのでマスターの運が勝ったようですね」
「日頃の行いと言ってくれるか?」
「日頃の行いが良くても降る時は降りますが」
「違うんだよなぁ」
いくら大雨の予報でも日頃徳を積んでいると晴れたりする、科学的に何の根拠にない話だが、俺はそういうのを信じるタイプだ。
世の中科学や物理では証明できないものがたくさんある、そう考えている方が面白いだろ?
「あ、明るくなってきましたよ」
「コロニーの日の出とはまたちょっと違うんだな」
「大昔の人からすればこれが当たり前だったそうですよ」
水平線の向こうがだんだんと明るくなり、紺色の下にピンクがそしてオレンジ色の恒星が姿を現す。
恒星とのこの絶妙な距離感が最適な気温と環境を生み出しているのだとか。
これができないと強引にテラフォーミングして似た環境を作り出すそうだが、この惑星はそういうのをしてない天然惑星を謳って人を集めているとオルファさんから教えてもらった。
ただ闇雲に惑星を買うだけでなくこういう部分も考えて探さないと後々大変な事になってしまうらしい。
アリスもそういうところまで教えてくれればいいのに。
そんなこんなで太陽が水平線から登りすっかり明るくなった頃、遅れてイブさんとディジーが砂浜にやってきた。
「おはようございます!」
「おはようさん、興奮して寝れないのかと思ったらぐっすりだったみたいだな」
「案外そういうのってないんですよねー、繊細な人はなるらしですけど」
「フフ」
「どうしました?」
「いえ、なんでも」
なんだよ、笑うなら笑え、こう見えても結構繊細なんだよ、悪かったな。
アリスを睨みつける俺を見てキョトンとする二人、これ以上は傷になるから大人しくしておこう。
「それで、もう少ししたら朝食だが今日は何をするんだ?」
「海です!」
「また?昨日あれだけ遊んだだろ」
「あれはすぐ近くまでじゃないですか、今日はイブさんと一緒に沖まで出てダイビングってやつをするつもりです。トウマさんはどうするんですか?」
「俺?そうだなぁ・・・まぁ適当にのんびりするつもりだ」
「えーもったいない!折角の惑星なんですよ!?もっと楽しまないと!」
もちろんそのつもりでいるけれど、そんなはしゃぐような年でもないし沖に出なくても十分楽しめそうなのでこっちはこっちでのんびりやらせてもらおう。
「イブ様はどうされるんですか?」
「私はこの体ですのでマスターと一緒に居ることにします。今後に向けて色々と勉強できそうですから」
いくらヒューマノイドボディの耐水性が優れているとはいえ誰も好き好んで命の危険がある場所へは行かないだろう。
何を勉強するのか気になるところだが、とりあえずアリスが同行するらしい。
「ご一緒できなくて残念です」
「また感想聞かせてくださいね」
「はい!」
「ってことでしっかり朝食を食べて英気を養おうじゃないか。なんでも産みたての卵を食べられるらしいぞ」
「えぇ!本物だけでもすごい高いのに産みたてですか!?」
「メニュー表を見るとオーブンで焼いた本物のパンにゆで卵、スクランブルエッグ、卵スープ、卵尽くしですね」
「昨日の夜もすごかったのに、朝から豪華すぎます」
マジでこれをコロニーで食べたらいったい何万かかるんだっていうメニュー構成。
現地ですぐに手に入るからこうやって気軽に出すんだろうけど、いかにこれらを宇宙にもっていくのが大変かよくわかるなぁ。
すっかり日の登った海を後にしてロッジへ戻るとオルファさんが朝食の準備をしてくれていた。
昨日の夕食もそうだったけど、目の前で調理をして提供されるという貴族ぐらいしか経験できないようなことをさも当たり前のようにやって貰えて本当にありがたい。
船内はともかくコロニーに居る時も基本は合成食品だし、少し背伸びしても加工品ぐらいで、しかもそれを温めたり手を加えたりはしてもこうやって生の食材を加工することなんてのはまずありえない
どれを見ても本物の食材ばかり、惑星で生活するとこんな贅沢が出来るようになるのか。
「おかえりなさいませ、朝日は如何でしたか?」
「とっても綺麗でした!」
「それはよかった、もうすぐ出来上がりますのでどうぞお席へ。香茶もすぐにご準備します」
「手伝いましょうか?」
「そんな、お客様の手を煩わせるわけにはまいりません。どうぞお席へ」
金を払ってるわけではないので申し訳ない気持ちがあるんだが、向こうからしたらそうではないらしいので大人しく席に座って朝から素晴らしい食事をいただきイブさんとディジーの二人はオルフェさんと共へ海へと出発。
俺はというと一度部屋に戻ってベッドの気持ちよさを堪能してから再びアリスと海岸へと向かった。
「綺麗だなぁ」
「それしか言ってませんよマスター、語彙力を置いてきたんですか?」
「もう少し優しい言い方はないのか?」
「では言葉をお忘れになられたんですか?」
「全く変わって無いし!」
まったく心の底から感じていた感動を返してくれ。
「お、綺麗な貝殻」
「その模様と形からこの惑星固有の貝ですね」
「珍しいのか?」
「生憎とありふれたもののようです」
「とはいえ宇宙に上がればこれも立派な惑星産の天然物、持ち帰ったら売れるよな?」
「それはまぁ」
「やり方次第だがこういうのも結構需要あると思うんだがなぁ」
ラインコロニーに居ても思ったんだが、天然物の需要ってのはかなり高くてちょっとしたものでも本物が欲しいという意見はそれなりにあった。
もちろん値段に限界はあるけれど、少々高い物なら普段使わない物でも買って家で飾っておくとかするらしい。
アリスに星間ネットワーク内の需要を調べてもらったんだがそれなりにあるらしい。
「オルフェ様から返事がきました、根こそぎというのは無理ですがソルアレスに乗せられる程度なら問題ないとのことです。ただし植物は検疫の問題があるため、あくまでも貝殻や石などに限ると言われました」
「そりゃありがたい、後は綺麗な奴とかをまとめてネットに流せばそれなりに売れそうだな」
「まったくマスターの思いつきには驚かされます。まさか足元に転がっている物を売ろうだなんて」
「他の人は考えなかったのか?」
「おそらくそんな小銭を必要とされない方々しか利用しないんでしょう」
あー、それを言われると妙に納得してしまった。
こんなところでバカンスを楽しむ人がたかだか数十万ヴェイルに目の色を変えるはずがない。
どうせ俺は小さい人間だ、けれど金はいくらあっても困らない。
なら集められるときに集めるべきろ。
そんなわけでアリスと共に海岸を歩きつつ足元に落ちている貝殻や石などをワイワイ言いながら集めるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる