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4.自己紹介を終えてみて
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「改めてよろしくお願いします、マスタートウマ」
登録を終え、深々と頭を下げるアリス。
やはり彼女は大開拓時代より以前に製造されたヒューマノイドで、あまりの性能の凄さに危険視されてしまい製造と同時に封印という名の休止状態にさせられたんだとか。
そして何らかの理由でこのおんぼろシップの奥に封印されてしまったということらしい。
なんとも胡散臭い感じではあるけれど起動してから今に至るまでの動きを見ているとあながち嘘でもなさそうだ。
星間ネットワークの全データをハッキングしてダウンロードするとかアーティファクトにしかできない芸当、そりゃこんなことできたら封印されても仕方がない。
因みに彼女がダウンロードした星間ネットワークの情報を元にこの船の所有歴を調べもらったんだが、色々な人の手に渡りながら偶然に偶然が重なり親父の手元に流れ着き、しかも以前のマスターつまり開発者っていうのが俺の何代も前の血縁者らしくその縁で彼女は再起動できたんだとか。
じゃあなぜ親父で反応しなかったかというと遺伝子配列的なものが若干違っていたそうで、その点俺は以前のマスターと遺伝子的に99.9%以上同じ。
本来であれば開発者以外には起動させることはできず今後もずっと休止し続けていたはずのアリスなのだが、天文学的な偶然が重なりあいこうやって目が覚めてしまったというわけだ。
星間ネットワークにも府性悪説出来てしまう究極のアーティファクト、それがこのアリスというヒューマノイドだ。
「んー、名前で呼ばれるのも変な感じだしマスターとだけ呼んでくれないか。」
「畏まりましたマスター、私の事はアリスとお呼びください」
「この年齢で呼び捨てはちょっとなぁ」
「何か問題でも?データを拝見する限り特に違和感はないはずですが」
「いや、そうかもしれないけど俺の感覚というかなんというか・・・」
娘と言っていいほどの年齢差、しかも誰もが振り返る程の美少女を呼び捨てにする中年オヤジっていうのは世間体的に非常によろしくない。
いや、中年オッサンじゃなくて中年バツイチオッサンってことになるのか?
「アリスとお呼びください、そうでなければ今すぐ外に出て行って誘拐されたと叫びます」
「よろしくアリス」
「よろしくお願いしますマスター」
まさかヒューマノイドに脅される日が来るとは思わなかった。
っていうか、その見た目でそのセリフは一発アウトなのでマジで勘弁してほしい。
「因みに今のってヒューマノイド憲章に違反するんじゃないのか?」
「現在はそういうものがあるようですが私の時代はございませんでした。マスターを補佐しマスターの望むことを成すのが私の仕事ですが、それを円滑に進めるのに必要なことがあるのであれば協力を要請し致します」
「あれが協力?」
「はい、あくまでも協力です。でももしマスターがそれを拒むのであれば致し方ありませんが、そう呼んでくれないと悲しくて泣いちゃいます」
「うーん、あざとい。っていうか俺の知ってるヒューマノイド像が一気に崩れてしまうんだがどうしてくれるんだ?」
「どうもこうももっと知ってくださってもいいんですよ?あんな事した仲じゃないですか」
「だからそういう語弊のある言い方はやめろって」
俺の知っているヒューマノイドは主人に忠実で決して反抗せずこんなことは絶対にしない、だけどどこか無機質で面白みがないなとどこかで思っていたのだがまさかこんなことになるなんて。
因みにあんな事とアリスは言うけれど、ただマスター登録をしただけ。
それが名前を言ってついでに血を一滴舐めてもらうだけなんだけど・・・いや、聞いた時は流石にどうかと思ったよ?でもDNA情報を登録する必要があるとかで致し方なく指を差し出したんだ。
すると俺の手を取った彼女の指先から小さな針が飛びだし、鈍い痛みをかんじると指先にぷくっと血の粒が出来る、そこまではいい。
てっきりそれを採取して登録するのかと思ったのだが、あろうことか彼女はその指を自分の口に運んでしまった。
更には指に舌を絡め、さらにはなんとも言えない恍惚とした表情をし始める始末。
美少女の口に入れるという背徳的な光景になんとも言えない感情を抱いてしまったが、相手はヒューマノイドだと必死に自分を言い聞かせつつ慌てて指を引き抜いた。
「ふふ、マスターは恥ずかしがり屋なんですね」
「恥ずかしがり屋とかそういうんじゃないと思うぞ。ともかくだ、今後は人のいる外でこうことはしないでくれ。今の時代でそれをするとアリスが普通のヒューマノイドじゃないって怪しまれることになる」
「それは命令ですか?」
「あぁ、命令だ」
「わかりました、それでは人のいない室内でさせていただきます」
「いや、だからそういう事じゃないから」
なぜ俺はヒューマノイドにここまでされなければならないのだろうか。
普通マスターになったらもっとこう従順というかおとなしい感じになると思うんだけど、アリスにはそんな感じが一切ない。
いや、別にそれがダメとは言わないんだけど・・・。
「もっと従順な方が好みでしたらそうさせていただきますが」
「従順になったところでさっきみたいに協力させられるんだろ?」
「それがマスターの望みをかなえることになるのなら。因みにマスターは何を望みますか?」
「望み、望みなぁ・・・」
突然振られた言葉に思わず考え込んでしまう。
今まではただ普通に暮らしていけたらいいなとか考えていたけれど、その普通は昨日全て失われてしまった。
仕事も、家族も何もかも失った俺に残されたのはこの船とそしてアリスだけ。
そんな俺がいったい何を望むのか。
金?名声?女?よくある望みを想像してみたけれどどうもしっくりこない。
お金はいくらあってもいいけど名声っていうのはちょっと違うし、女はちょっと休憩したい。
妻に逃げられた時点で男としてのプライドはボロボロ、そんな状態で新しい恋だの愛だのってのはまず無理だ。
幸いアリスの体を見てムラッとしたので性欲をなくしたわけじゃないけれどそれを求めるような若さでもない。
そんな俺が望むもの。
「ただのんびりと宇宙を旅したいなぁ」
「それがマスターの望みですか?」
「親父が言ってた『宇宙を旅して好きなように生きる』今はそれをやってみたい。具体的に何をどうするってのはわからないけど、折角何もかも失ったんなら後は好き放題生きても怒られることもないだろ。」
「かしこまりました。宇宙へ飛び立つ、まずはそれが最優先事項ですね?」
「だな」
「マスターの命令を受託しました。これよりソルアレスの再整備システムと内部進化シークエンスを実行、二時間後には修繕と進化を完了し飛行が可能になります。出航手続きを進めて構いませんか?」
なんだかよくわからない単語が聞こえてきたけれど、とりあえずこのボロ船は飛べるようになるらしい。
それはいい、それはいいんだけど・・・いや、よくないのか?
「いやいや、いきなり飛ぶって言っても、まずはこいつ・・・ソルアレスだったか?ともかく船体登録をしなきゃいけないし、飛行許可を得るためには点検と監査を受けなきゃならない。それに今借りてる家の解約とか色々あるんだから今すぐに出発なんてそんなこと・・・」
「全て遠隔で可能です。・・・はい、システムにアクセスし賃貸契約の他、各種契約関係の解除を完了。続いて船体登録ならびに全ての出航手続きを完了いたしました。マスターを縛る物はもう何もありません。」
「あ、そう。なら・・・いっか。」
別れを言う友人もいなければ惜しむようなものは何も残されていない。
あるのはこの船とアリスだけ、それなら何をためらうことがあるだろうか。
見上げれば広大な宇宙、でも俺はそこに行くこともなくいつの日かこのコロニーで死ぬんだろうそんなことを思っていた。
でもそれは過去の話だ。
アリスが言うように俺を縛るものは何もなく、いつの日か望んだ場所へと行くことができる。
なら行くしかないだろう。
「アリス、出港準備だ。」
「Yesマスター、命令を実行します。」
さよならこれまでの人生、ようこそ新しい自分。
この日、突如として現れた最新鋭機体が人知れず宇宙へと飛びたつのであった。
登録を終え、深々と頭を下げるアリス。
やはり彼女は大開拓時代より以前に製造されたヒューマノイドで、あまりの性能の凄さに危険視されてしまい製造と同時に封印という名の休止状態にさせられたんだとか。
そして何らかの理由でこのおんぼろシップの奥に封印されてしまったということらしい。
なんとも胡散臭い感じではあるけれど起動してから今に至るまでの動きを見ているとあながち嘘でもなさそうだ。
星間ネットワークの全データをハッキングしてダウンロードするとかアーティファクトにしかできない芸当、そりゃこんなことできたら封印されても仕方がない。
因みに彼女がダウンロードした星間ネットワークの情報を元にこの船の所有歴を調べもらったんだが、色々な人の手に渡りながら偶然に偶然が重なり親父の手元に流れ着き、しかも以前のマスターつまり開発者っていうのが俺の何代も前の血縁者らしくその縁で彼女は再起動できたんだとか。
じゃあなぜ親父で反応しなかったかというと遺伝子配列的なものが若干違っていたそうで、その点俺は以前のマスターと遺伝子的に99.9%以上同じ。
本来であれば開発者以外には起動させることはできず今後もずっと休止し続けていたはずのアリスなのだが、天文学的な偶然が重なりあいこうやって目が覚めてしまったというわけだ。
星間ネットワークにも府性悪説出来てしまう究極のアーティファクト、それがこのアリスというヒューマノイドだ。
「んー、名前で呼ばれるのも変な感じだしマスターとだけ呼んでくれないか。」
「畏まりましたマスター、私の事はアリスとお呼びください」
「この年齢で呼び捨てはちょっとなぁ」
「何か問題でも?データを拝見する限り特に違和感はないはずですが」
「いや、そうかもしれないけど俺の感覚というかなんというか・・・」
娘と言っていいほどの年齢差、しかも誰もが振り返る程の美少女を呼び捨てにする中年オヤジっていうのは世間体的に非常によろしくない。
いや、中年オッサンじゃなくて中年バツイチオッサンってことになるのか?
「アリスとお呼びください、そうでなければ今すぐ外に出て行って誘拐されたと叫びます」
「よろしくアリス」
「よろしくお願いしますマスター」
まさかヒューマノイドに脅される日が来るとは思わなかった。
っていうか、その見た目でそのセリフは一発アウトなのでマジで勘弁してほしい。
「因みに今のってヒューマノイド憲章に違反するんじゃないのか?」
「現在はそういうものがあるようですが私の時代はございませんでした。マスターを補佐しマスターの望むことを成すのが私の仕事ですが、それを円滑に進めるのに必要なことがあるのであれば協力を要請し致します」
「あれが協力?」
「はい、あくまでも協力です。でももしマスターがそれを拒むのであれば致し方ありませんが、そう呼んでくれないと悲しくて泣いちゃいます」
「うーん、あざとい。っていうか俺の知ってるヒューマノイド像が一気に崩れてしまうんだがどうしてくれるんだ?」
「どうもこうももっと知ってくださってもいいんですよ?あんな事した仲じゃないですか」
「だからそういう語弊のある言い方はやめろって」
俺の知っているヒューマノイドは主人に忠実で決して反抗せずこんなことは絶対にしない、だけどどこか無機質で面白みがないなとどこかで思っていたのだがまさかこんなことになるなんて。
因みにあんな事とアリスは言うけれど、ただマスター登録をしただけ。
それが名前を言ってついでに血を一滴舐めてもらうだけなんだけど・・・いや、聞いた時は流石にどうかと思ったよ?でもDNA情報を登録する必要があるとかで致し方なく指を差し出したんだ。
すると俺の手を取った彼女の指先から小さな針が飛びだし、鈍い痛みをかんじると指先にぷくっと血の粒が出来る、そこまではいい。
てっきりそれを採取して登録するのかと思ったのだが、あろうことか彼女はその指を自分の口に運んでしまった。
更には指に舌を絡め、さらにはなんとも言えない恍惚とした表情をし始める始末。
美少女の口に入れるという背徳的な光景になんとも言えない感情を抱いてしまったが、相手はヒューマノイドだと必死に自分を言い聞かせつつ慌てて指を引き抜いた。
「ふふ、マスターは恥ずかしがり屋なんですね」
「恥ずかしがり屋とかそういうんじゃないと思うぞ。ともかくだ、今後は人のいる外でこうことはしないでくれ。今の時代でそれをするとアリスが普通のヒューマノイドじゃないって怪しまれることになる」
「それは命令ですか?」
「あぁ、命令だ」
「わかりました、それでは人のいない室内でさせていただきます」
「いや、だからそういう事じゃないから」
なぜ俺はヒューマノイドにここまでされなければならないのだろうか。
普通マスターになったらもっとこう従順というかおとなしい感じになると思うんだけど、アリスにはそんな感じが一切ない。
いや、別にそれがダメとは言わないんだけど・・・。
「もっと従順な方が好みでしたらそうさせていただきますが」
「従順になったところでさっきみたいに協力させられるんだろ?」
「それがマスターの望みをかなえることになるのなら。因みにマスターは何を望みますか?」
「望み、望みなぁ・・・」
突然振られた言葉に思わず考え込んでしまう。
今まではただ普通に暮らしていけたらいいなとか考えていたけれど、その普通は昨日全て失われてしまった。
仕事も、家族も何もかも失った俺に残されたのはこの船とそしてアリスだけ。
そんな俺がいったい何を望むのか。
金?名声?女?よくある望みを想像してみたけれどどうもしっくりこない。
お金はいくらあってもいいけど名声っていうのはちょっと違うし、女はちょっと休憩したい。
妻に逃げられた時点で男としてのプライドはボロボロ、そんな状態で新しい恋だの愛だのってのはまず無理だ。
幸いアリスの体を見てムラッとしたので性欲をなくしたわけじゃないけれどそれを求めるような若さでもない。
そんな俺が望むもの。
「ただのんびりと宇宙を旅したいなぁ」
「それがマスターの望みですか?」
「親父が言ってた『宇宙を旅して好きなように生きる』今はそれをやってみたい。具体的に何をどうするってのはわからないけど、折角何もかも失ったんなら後は好き放題生きても怒られることもないだろ。」
「かしこまりました。宇宙へ飛び立つ、まずはそれが最優先事項ですね?」
「だな」
「マスターの命令を受託しました。これよりソルアレスの再整備システムと内部進化シークエンスを実行、二時間後には修繕と進化を完了し飛行が可能になります。出航手続きを進めて構いませんか?」
なんだかよくわからない単語が聞こえてきたけれど、とりあえずこのボロ船は飛べるようになるらしい。
それはいい、それはいいんだけど・・・いや、よくないのか?
「いやいや、いきなり飛ぶって言っても、まずはこいつ・・・ソルアレスだったか?ともかく船体登録をしなきゃいけないし、飛行許可を得るためには点検と監査を受けなきゃならない。それに今借りてる家の解約とか色々あるんだから今すぐに出発なんてそんなこと・・・」
「全て遠隔で可能です。・・・はい、システムにアクセスし賃貸契約の他、各種契約関係の解除を完了。続いて船体登録ならびに全ての出航手続きを完了いたしました。マスターを縛る物はもう何もありません。」
「あ、そう。なら・・・いっか。」
別れを言う友人もいなければ惜しむようなものは何も残されていない。
あるのはこの船とアリスだけ、それなら何をためらうことがあるだろうか。
見上げれば広大な宇宙、でも俺はそこに行くこともなくいつの日かこのコロニーで死ぬんだろうそんなことを思っていた。
でもそれは過去の話だ。
アリスが言うように俺を縛るものは何もなく、いつの日か望んだ場所へと行くことができる。
なら行くしかないだろう。
「アリス、出港準備だ。」
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