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9.コロニーに入港してみて
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「つまりこのまま放置しても今のところは問題ないわけか」
「セーフティ機能が働いており人のいるコロニーに入らないと開封されない仕様になっているようです。」
「つまりそれぐらいしなければいけない人ってことだよな?」
「生憎とその可能性が高いかと。データベースと照会しましたが救命ポッド内部のIDまでは確認が出来ませんでしたので今のところは何とも」
宙賊の船から補充した燃料のおかげでラインまでは問題なく航行できることが確認された。
奴らの船を曳航しているので最初程の速度は出せないものの、二日もあれば予定通りラインには入稿できそうだ。
とんだ処女航海となってしまったものの、ある意味現実を見せてもらったので良かったのかもしれないな。
アリスの実力もしっかりと確認出来たし、この船がいかにすごいかもよく分かった。
なにより今後生きていくうえで避けては通れない宙賊についての認識も早めに改められたので今後遭遇しても容赦なく対処できそうだ。
もっとも、ハッキングして何とかなるのであって白兵戦になった場合にどうするんだっていう話は別の話、そもそもそうなる前に倒してしまえばいいわけでその為の準備もしているんだとか。
確かに今回は生身だったので酸欠という簡単な方法を取ることができたけれど、相手がサイボーグ化している可能性もあれば酸素ボンベをつけて攻めてくることだってあり得る。
世の中常に最悪の想定をしなければならないわけだけど・・・うん、今の俺じゃ真っ先に殺されるな。
「向こうについたら護衛でも雇うか」
「どうしてですか?」
「いや、サイボーグ化した宙賊には勝てないなと」
「むしろそうなってもらった方が操りやすくて助かります、電子部品の一つでもあればどうにかできますから」
「なにそれ怖い」
アイス曰く電子制御されている物であればよほどの防壁でない限り即時対処できるらしい。
現在もアリスの中で解読を続けられている軍部の機密情報が入ったファイルなんかはその限りではないけれど、一般の宙賊がそのレベルの防壁を持ち合わせているわけがない。
彼に右手をサイボーグ化しているのであればそれを無力化することもできるし、もしくはハッキングして自分を殴ることもできるんだとか。
その比率が多ければ多いほど操れる箇所が増え、フルサイボーグもしくはヒューマノイドであれば完全に乗っ取ることもできるんだとか。
やろうと思えばコロニー全体の機能を停止させられると豪語するアリス、うん、完全にやばい奴なので勝手なことをしない様にと強く命令しておいた。
もしかしなくてもものすごくヤバい奴を連れて歩いているんじゃないだろうか。
改めてアリスのヤバさを実感しつつ、船は特に問題なくラインへと到着したのだった。
「コロニーへの入港許可がおりました、ドッキングを開始します」
「ここがライン、想像以上にデカいな」
「この宙域の中心みたいなものですから、人も物もお金も何もかもがここに集約されています。とはいえここはまだ辺境、中央に行けばもっと大きなコロニーがいくつもあるようですよ」
「知ったような言い方だけどアリスも行ったことないのか」
「地図データの他、リアルタイムの監視データからどのような場所なのかは存じていますので案内しろと言われましたらマスター好みの女性が集まるお店もご紹介できますよ。因みにここにも一軒あるようですが、評価はあまりよろしくなさそうです。なるほど、性病検査を義務付けていないよですね。避妊と性病用のインプラントを入れていないマスターは遠慮された方よろしいかと」
そういう個人情報をさも当たり前のように言うのはマジで勘弁してほしい、インプラント情報なんてのは誰にでも公表していい物じゃないし、なにより人の性癖を勝手にデータ化するなっての。
「それで、入港後はどうする?」
「マスターのお好きなように」
「好きなようにって言われてもなぁ、とりあえずあの船を売り払って使わない物資を買取に出しつつ生活物資の補充だな。っていうかマジで船体登録迄終わってるのか」
「そうでなければ入港できませんから。購入したのは半年前、オーダーメイドシップといておりますので製造メーカーはありませんが最低限の装備だけは頭に叩き込んでおいてください」
「口裏を合わせておけってことだな、了解した」
各コロニーに滞在するためには簡易の審査を受けなければならない、データ化されている世の中だからこそ不正をしている可能性は高くその整合性を取る必要があるからだ。
効率化のためにデータ化しているにも関わらず何とも矛盾した話ではあるけれど、まぁ形式的なものだからそこまでかしこまらなくてもいいだろう。
「そういえばあの子は?」
「現在ラインの電波を受信して解凍作業中です、読み取った情報による12時間ほどで目が覚めるかと」
「なら諸々の作業を終えて戻ってきたらちょうどって感じか」
「そんな感じです。現地時間午前7時、コロニーに入りましたら先に食事に致しましょう」
鈍い音と共にソルアレスがドッグに入港、アリスと共に船を出て入港手続きを済ませていく。
初めての審査に少し緊張してしまったが拍子抜けするほど簡単にそれも終わり、コロニー内へと入ることができた。
「おぉ、天井が高い。」
「高さ約3kmの環境完全循環型コロニーですから。」
「自分がいかに狭い場所で生きてきたかよくわかるなぁ」
「今後もっとすごい物を見ることになりますよ、マスター」
「そりゃ楽しみだ」
世の中には凄い物がたくさんある、ネットを介してみることももちろん出来るけれどそれと現物はやはり違う。
この空気、この雰囲気があってこそ感じられるってもんだ。
本当はゆっくりしたいところだけど船にポッドを置いたままなのでやることをやって今日は戻るとしよう。
「先んじてバトルシップの買取を数社に打診していました、そのうちの一番低い場所にこれから向かいます」
「ん?安い所?高い所じゃなくて?」
「そこはそれ以上出しません、安い所に持って行ってそこから上げる方が確実です」
「確実、なのか?」
「元宙賊のバトルシップ、それだけで値段を下げるような場所ですから素性はしっかりしているでしょう。ということはいくらでもやりようはあるという事です」
「なるほ・・・ど?」
「まぁ見ていてください」
なんとなく理屈はわかるけれどその自信は一体どこから来るのだろうか。
どや顔をするアリスの後ろについて向かったのはシップヤードにある古びた店、周りの綺麗な店に比べると入るのをためらってしまいそうになるが他と違うのは店頭の綺麗さ、なるほどそういう事か。
「バトルシップの見積もりを出していましたアリスです」
「バトルシップ?あぁ、あの宙賊が使ってたってやつか。あんな値段でうちに来るってことは・・・まさかうちが一番高かったのか?」
「その逆です」
「逆?」
「ここが一番安かったので参りました。あの時、わざと値段を下げて入札されましたよね?物を見ずに高い値段をつけるような店と違って現物を見て値段をつけたいという素晴らしい姿勢に感動した次第です。一度お話を聞いていただけないでしょうか」
今まで聞いたことないような透き通った声と仕草に横にいた俺までが店主と共に二度見したぐらいだ。
これがアーティファクトヒューマノイドの技ってやつだろうか。
完璧な営業スマイルと有無を言わせぬ雰囲気にぶっきらぼうな店主が押されているのが分かる。
そしてそのまま事務所へ通してもらったわけだが、これがこの店主の失敗だっったんだろう。
ここで俺はアリスの新しい一面を目の当たりにするのだった。
「セーフティ機能が働いており人のいるコロニーに入らないと開封されない仕様になっているようです。」
「つまりそれぐらいしなければいけない人ってことだよな?」
「生憎とその可能性が高いかと。データベースと照会しましたが救命ポッド内部のIDまでは確認が出来ませんでしたので今のところは何とも」
宙賊の船から補充した燃料のおかげでラインまでは問題なく航行できることが確認された。
奴らの船を曳航しているので最初程の速度は出せないものの、二日もあれば予定通りラインには入稿できそうだ。
とんだ処女航海となってしまったものの、ある意味現実を見せてもらったので良かったのかもしれないな。
アリスの実力もしっかりと確認出来たし、この船がいかにすごいかもよく分かった。
なにより今後生きていくうえで避けては通れない宙賊についての認識も早めに改められたので今後遭遇しても容赦なく対処できそうだ。
もっとも、ハッキングして何とかなるのであって白兵戦になった場合にどうするんだっていう話は別の話、そもそもそうなる前に倒してしまえばいいわけでその為の準備もしているんだとか。
確かに今回は生身だったので酸欠という簡単な方法を取ることができたけれど、相手がサイボーグ化している可能性もあれば酸素ボンベをつけて攻めてくることだってあり得る。
世の中常に最悪の想定をしなければならないわけだけど・・・うん、今の俺じゃ真っ先に殺されるな。
「向こうについたら護衛でも雇うか」
「どうしてですか?」
「いや、サイボーグ化した宙賊には勝てないなと」
「むしろそうなってもらった方が操りやすくて助かります、電子部品の一つでもあればどうにかできますから」
「なにそれ怖い」
アイス曰く電子制御されている物であればよほどの防壁でない限り即時対処できるらしい。
現在もアリスの中で解読を続けられている軍部の機密情報が入ったファイルなんかはその限りではないけれど、一般の宙賊がそのレベルの防壁を持ち合わせているわけがない。
彼に右手をサイボーグ化しているのであればそれを無力化することもできるし、もしくはハッキングして自分を殴ることもできるんだとか。
その比率が多ければ多いほど操れる箇所が増え、フルサイボーグもしくはヒューマノイドであれば完全に乗っ取ることもできるんだとか。
やろうと思えばコロニー全体の機能を停止させられると豪語するアリス、うん、完全にやばい奴なので勝手なことをしない様にと強く命令しておいた。
もしかしなくてもものすごくヤバい奴を連れて歩いているんじゃないだろうか。
改めてアリスのヤバさを実感しつつ、船は特に問題なくラインへと到着したのだった。
「コロニーへの入港許可がおりました、ドッキングを開始します」
「ここがライン、想像以上にデカいな」
「この宙域の中心みたいなものですから、人も物もお金も何もかもがここに集約されています。とはいえここはまだ辺境、中央に行けばもっと大きなコロニーがいくつもあるようですよ」
「知ったような言い方だけどアリスも行ったことないのか」
「地図データの他、リアルタイムの監視データからどのような場所なのかは存じていますので案内しろと言われましたらマスター好みの女性が集まるお店もご紹介できますよ。因みにここにも一軒あるようですが、評価はあまりよろしくなさそうです。なるほど、性病検査を義務付けていないよですね。避妊と性病用のインプラントを入れていないマスターは遠慮された方よろしいかと」
そういう個人情報をさも当たり前のように言うのはマジで勘弁してほしい、インプラント情報なんてのは誰にでも公表していい物じゃないし、なにより人の性癖を勝手にデータ化するなっての。
「それで、入港後はどうする?」
「マスターのお好きなように」
「好きなようにって言われてもなぁ、とりあえずあの船を売り払って使わない物資を買取に出しつつ生活物資の補充だな。っていうかマジで船体登録迄終わってるのか」
「そうでなければ入港できませんから。購入したのは半年前、オーダーメイドシップといておりますので製造メーカーはありませんが最低限の装備だけは頭に叩き込んでおいてください」
「口裏を合わせておけってことだな、了解した」
各コロニーに滞在するためには簡易の審査を受けなければならない、データ化されている世の中だからこそ不正をしている可能性は高くその整合性を取る必要があるからだ。
効率化のためにデータ化しているにも関わらず何とも矛盾した話ではあるけれど、まぁ形式的なものだからそこまでかしこまらなくてもいいだろう。
「そういえばあの子は?」
「現在ラインの電波を受信して解凍作業中です、読み取った情報による12時間ほどで目が覚めるかと」
「なら諸々の作業を終えて戻ってきたらちょうどって感じか」
「そんな感じです。現地時間午前7時、コロニーに入りましたら先に食事に致しましょう」
鈍い音と共にソルアレスがドッグに入港、アリスと共に船を出て入港手続きを済ませていく。
初めての審査に少し緊張してしまったが拍子抜けするほど簡単にそれも終わり、コロニー内へと入ることができた。
「おぉ、天井が高い。」
「高さ約3kmの環境完全循環型コロニーですから。」
「自分がいかに狭い場所で生きてきたかよくわかるなぁ」
「今後もっとすごい物を見ることになりますよ、マスター」
「そりゃ楽しみだ」
世の中には凄い物がたくさんある、ネットを介してみることももちろん出来るけれどそれと現物はやはり違う。
この空気、この雰囲気があってこそ感じられるってもんだ。
本当はゆっくりしたいところだけど船にポッドを置いたままなのでやることをやって今日は戻るとしよう。
「先んじてバトルシップの買取を数社に打診していました、そのうちの一番低い場所にこれから向かいます」
「ん?安い所?高い所じゃなくて?」
「そこはそれ以上出しません、安い所に持って行ってそこから上げる方が確実です」
「確実、なのか?」
「元宙賊のバトルシップ、それだけで値段を下げるような場所ですから素性はしっかりしているでしょう。ということはいくらでもやりようはあるという事です」
「なるほ・・・ど?」
「まぁ見ていてください」
なんとなく理屈はわかるけれどその自信は一体どこから来るのだろうか。
どや顔をするアリスの後ろについて向かったのはシップヤードにある古びた店、周りの綺麗な店に比べると入るのをためらってしまいそうになるが他と違うのは店頭の綺麗さ、なるほどそういう事か。
「バトルシップの見積もりを出していましたアリスです」
「バトルシップ?あぁ、あの宙賊が使ってたってやつか。あんな値段でうちに来るってことは・・・まさかうちが一番高かったのか?」
「その逆です」
「逆?」
「ここが一番安かったので参りました。あの時、わざと値段を下げて入札されましたよね?物を見ずに高い値段をつけるような店と違って現物を見て値段をつけたいという素晴らしい姿勢に感動した次第です。一度お話を聞いていただけないでしょうか」
今まで聞いたことないような透き通った声と仕草に横にいた俺までが店主と共に二度見したぐらいだ。
これがアーティファクトヒューマノイドの技ってやつだろうか。
完璧な営業スマイルと有無を言わせぬ雰囲気にぶっきらぼうな店主が押されているのが分かる。
そしてそのまま事務所へ通してもらったわけだが、これがこの店主の失敗だっったんだろう。
ここで俺はアリスの新しい一面を目の当たりにするのだった。
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