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11.目覚めた彼女に話しかけてみて
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傭兵ギルドを後にした俺達は、受付のオッサンことエドガーさんに紹介された店で食事を済ませ、最低限の買い物をして駐機しているソルアレスへ。
あのオッサン、あぁ見えてかなりの食通らしくガッツリ系の店から甘い物までかなり食べ歩いているようで、おかげで隠れた名店的なところで合成器を使わない食事にありつくことができた。
値段はそこそこしたけれどそれに見合う味つけに大満足、いやーくったくった。
「ただいまーっと」
「おかえりなさいませ」
「彼女はそろそろか?」
「救助ポットの時計では後30分程で開くようです」
「ちょうどいいタイミングだったな、荷物を置いてからハンガーに向かうから先に行っといてくれ」
「かしこまりました」
買って帰った荷物のほとんどは俺の私物、さっきの食事もそうだったけどヒューマノイドは食料を必要としない。
一応食べることはできるそうだけど消化するわけではなく体内の別の装置で燃料化するらしい。
それが非常に非効率なのとそれにより排水が出てしまうんだとか、ヒューマノイドがなぜトイレに?という疑問はここに繋がっているらしい。
別に無理やり食べる必要もないのでさっきもアリスだけ注文しなかった。
折角の料理なのにと思う気持ちもあったが、別に同じものを強制的に食べる決まりもないのでまぁいいだろう。
自室の冷蔵庫に酒とソーダ―水を入れ、つまみを戸棚にしまっておく。
食堂に行けば飯は食える、だけどたまには自室でのんびり一杯やりたい日もあるのさ。
「お待たせ」
「残り三分、良い時間です」
「はてさてどんな人が出てくるのやら」
「上から見る限りでは女性のようです」
「げ、マジか」
「嬉しくないんですか?」
「嬉しいっていうかめんどくさいだろ、救助ポッドの中ってことは全裸だよな?ちょっと服を取ってくる」
宙賊から回収した荷物の中に女性物の服が合ったはず、サイズが合うかどうかは別にしてひとまずそれを着てもらうしかないだろう。
装甲しているうちに救命ポッドからけたたましい音が響き透明な蓋が自動で開封された。
「船内スキャン問題なし、病原菌などは含まれていないようです」
「生きてるよな?」
「システムは正常に稼働しておりましたので問題ないかと。あ、目を覚ましますね」
アリスの時のようにポッドに満たされていた冷たい空気が足元を通り抜けていく。
しばらくしてポッドの内の影がゆっくりと起き上がり右腕を天井に伸ばしながら大きく伸びをした。
「でっか・・・」
「最低です」
「仕方ないだろ」
「意思疎通は私が行います、毛布をお借りしても?」
「それじゃあ任せた」
ポッド内の彼女が伸びをした際に胸部についている二つのふくらみが大きく揺れたのが分かった。
自らの欲望をかなえるべくヒューマノイドを加工する奴もいるし、稀に自分の体を成形する人もいるけれども天然物であの大きさならかなりの物だ。
「初めまして私はアリスです。貴女は救助ポッドの中でコールドスリープに入っており、今まさに目覚めました。けれどご安心ください、私たちに敵意はなく貴女の力になりたいと思っています。お名前をお聞きしてもいいですか?」
「な、まえ?」
「インプラントの反応がありませんでしたのでお調べできませんでした、市民IDが分かればそちらで検索も可能です」
「・・・わかりません」
目を覚ましてすぐは記憶が曖昧になるらしいからすぐに言えないのは致し方ない、致し方ないのだがインプラントがないっていうのはちょっと変だ。
ひとまず彼女のケアをアリスに一任して自室に戻り星間ネットワークを開く。
えーっと、インプラントインプラント・・・あったあった。
「だよな、基本生まれてすぐにインプラントって入れるもんだよな?」
インプラントは一種の個人IDのようなもので、それを読み取ることでその人の出生からこれまでの履歴に至るまで全てを把握することができる。
この間宙賊を退治した時に懸賞金がかけられているかどうかを判別していたのもこのインプラントを読み取ったからで、これに関しては生まれてすぐに埋めることが義務付けられている為入っていないことはまずありえない。
星間ネットワークにログインするのには必ず必要だし、それを使わずに生きていくことは実質不可能。
銀行口座も買い物も全てこのインプラントに情報が入るようになっている、だからこそ俺の履歴をアリスが確認できたわけだけどさ。
とはいえ絶対ないとも言い切れず、例えばコロニーの地下で人知れず出産した場合は戸籍登録しない場合があるし、辺境の辺境で星間ネットワークの届かないような場所であれば可能性はゼロじゃない。
それでもあんな立派な救命ポッドに入っているぐらいなんだからそれなりの地位にいる人物の筈、にも関わらずインプラントがないとなると・・・なんとなく嫌な感じがするよなぁ。
「ただいま戻りました」
「ご苦労さん、どうなった?」
「ひとまず別室に移動していただきましたが、お話ししている間に眠ってしまわれました」
「コールドスリープ明けってのはそういうもんなんだっけ?」
「意識混濁、記憶障害、他にもありますが多いのはこの二つですね。時間が経てばある程度は解消しますが・・・」
「アリスの見立ては?」
「意図的に記憶を消されている可能性が高いかと。インプラントがない理由もそこに繋がっているかもしれません。」
だよなぁ、やっぱりそういう厄介ごとに結び付くよなぁ。
最初は救命ポッドのせいでIDを読み取れないと思っていたけれど、実際開封されてスキャンが出来るようになった状況でも答えは同じ。
正体不明のお嬢様がソルアレス最初のお客さまってわけだ。
「コロニー内の未登録児、もしくは辺境生まれっていう線は?」
「救命ポッドの型式から考えてもその線はないですね、」
「因みにどこの救命ポッドなんだ?」
「詳しい型番は消されていましたが、形状から軍の選管に似たようなものがヒット致しました」
「マジか」
「残念ですが」
厄介ごとの塊すぎる上に、インプラントで登録されていないとなると別の問題が浮上してきた。
通常コロニーに入港するときには搭乗者のIDを登録することになっているのだが、これは不穏分子をコロニー内に入れないためで仮にそういう人が居た場合は事前審査を行って仮IDを発行することになる。
これには期限が決められていてそれが無くなると不正滞在として強制退去させられる決まりだ。
だがこの場合でも仮IDをインプラントに埋め込んでいるので判別は可能、しかし今回の場合はそれにも当てはまらない完璧な密入国という事。
そんな人物を船に乗せていたらどうなるか、本人だけでなく乗せている船の持ち主にも非常に重い罰則が待ち受けていることだろう。
つまり宙賊の船から拾い上げた時点でとんでもない爆弾を抱えていたというわけだ。
じゃあ出港するときはコロニーで待ってもらえばいいじゃないかという話になるわけだけど、入港時に救命ポッドを所持していると申請しているので早ければ明日にでもその報告をしなければならない。
報告をすれば確実に俺も怪しまれるし、そうなればアリスの存在も世間にバレてしまう。
大開拓時代よりも前のアーティファクト、そんなものが存在するとなれば所有者登録をしている俺がどんな目に合うか・・・はぁ、なんでこんなことになるのだろうか。
俺はただ自由に生きていたいだけなのに、悠々自適な宇宙の旅はいったい何時になったらできるんだろうか。
あのオッサン、あぁ見えてかなりの食通らしくガッツリ系の店から甘い物までかなり食べ歩いているようで、おかげで隠れた名店的なところで合成器を使わない食事にありつくことができた。
値段はそこそこしたけれどそれに見合う味つけに大満足、いやーくったくった。
「ただいまーっと」
「おかえりなさいませ」
「彼女はそろそろか?」
「救助ポットの時計では後30分程で開くようです」
「ちょうどいいタイミングだったな、荷物を置いてからハンガーに向かうから先に行っといてくれ」
「かしこまりました」
買って帰った荷物のほとんどは俺の私物、さっきの食事もそうだったけどヒューマノイドは食料を必要としない。
一応食べることはできるそうだけど消化するわけではなく体内の別の装置で燃料化するらしい。
それが非常に非効率なのとそれにより排水が出てしまうんだとか、ヒューマノイドがなぜトイレに?という疑問はここに繋がっているらしい。
別に無理やり食べる必要もないのでさっきもアリスだけ注文しなかった。
折角の料理なのにと思う気持ちもあったが、別に同じものを強制的に食べる決まりもないのでまぁいいだろう。
自室の冷蔵庫に酒とソーダ―水を入れ、つまみを戸棚にしまっておく。
食堂に行けば飯は食える、だけどたまには自室でのんびり一杯やりたい日もあるのさ。
「お待たせ」
「残り三分、良い時間です」
「はてさてどんな人が出てくるのやら」
「上から見る限りでは女性のようです」
「げ、マジか」
「嬉しくないんですか?」
「嬉しいっていうかめんどくさいだろ、救助ポッドの中ってことは全裸だよな?ちょっと服を取ってくる」
宙賊から回収した荷物の中に女性物の服が合ったはず、サイズが合うかどうかは別にしてひとまずそれを着てもらうしかないだろう。
装甲しているうちに救命ポッドからけたたましい音が響き透明な蓋が自動で開封された。
「船内スキャン問題なし、病原菌などは含まれていないようです」
「生きてるよな?」
「システムは正常に稼働しておりましたので問題ないかと。あ、目を覚ましますね」
アリスの時のようにポッドに満たされていた冷たい空気が足元を通り抜けていく。
しばらくしてポッドの内の影がゆっくりと起き上がり右腕を天井に伸ばしながら大きく伸びをした。
「でっか・・・」
「最低です」
「仕方ないだろ」
「意思疎通は私が行います、毛布をお借りしても?」
「それじゃあ任せた」
ポッド内の彼女が伸びをした際に胸部についている二つのふくらみが大きく揺れたのが分かった。
自らの欲望をかなえるべくヒューマノイドを加工する奴もいるし、稀に自分の体を成形する人もいるけれども天然物であの大きさならかなりの物だ。
「初めまして私はアリスです。貴女は救助ポッドの中でコールドスリープに入っており、今まさに目覚めました。けれどご安心ください、私たちに敵意はなく貴女の力になりたいと思っています。お名前をお聞きしてもいいですか?」
「な、まえ?」
「インプラントの反応がありませんでしたのでお調べできませんでした、市民IDが分かればそちらで検索も可能です」
「・・・わかりません」
目を覚ましてすぐは記憶が曖昧になるらしいからすぐに言えないのは致し方ない、致し方ないのだがインプラントがないっていうのはちょっと変だ。
ひとまず彼女のケアをアリスに一任して自室に戻り星間ネットワークを開く。
えーっと、インプラントインプラント・・・あったあった。
「だよな、基本生まれてすぐにインプラントって入れるもんだよな?」
インプラントは一種の個人IDのようなもので、それを読み取ることでその人の出生からこれまでの履歴に至るまで全てを把握することができる。
この間宙賊を退治した時に懸賞金がかけられているかどうかを判別していたのもこのインプラントを読み取ったからで、これに関しては生まれてすぐに埋めることが義務付けられている為入っていないことはまずありえない。
星間ネットワークにログインするのには必ず必要だし、それを使わずに生きていくことは実質不可能。
銀行口座も買い物も全てこのインプラントに情報が入るようになっている、だからこそ俺の履歴をアリスが確認できたわけだけどさ。
とはいえ絶対ないとも言い切れず、例えばコロニーの地下で人知れず出産した場合は戸籍登録しない場合があるし、辺境の辺境で星間ネットワークの届かないような場所であれば可能性はゼロじゃない。
それでもあんな立派な救命ポッドに入っているぐらいなんだからそれなりの地位にいる人物の筈、にも関わらずインプラントがないとなると・・・なんとなく嫌な感じがするよなぁ。
「ただいま戻りました」
「ご苦労さん、どうなった?」
「ひとまず別室に移動していただきましたが、お話ししている間に眠ってしまわれました」
「コールドスリープ明けってのはそういうもんなんだっけ?」
「意識混濁、記憶障害、他にもありますが多いのはこの二つですね。時間が経てばある程度は解消しますが・・・」
「アリスの見立ては?」
「意図的に記憶を消されている可能性が高いかと。インプラントがない理由もそこに繋がっているかもしれません。」
だよなぁ、やっぱりそういう厄介ごとに結び付くよなぁ。
最初は救命ポッドのせいでIDを読み取れないと思っていたけれど、実際開封されてスキャンが出来るようになった状況でも答えは同じ。
正体不明のお嬢様がソルアレス最初のお客さまってわけだ。
「コロニー内の未登録児、もしくは辺境生まれっていう線は?」
「救命ポッドの型式から考えてもその線はないですね、」
「因みにどこの救命ポッドなんだ?」
「詳しい型番は消されていましたが、形状から軍の選管に似たようなものがヒット致しました」
「マジか」
「残念ですが」
厄介ごとの塊すぎる上に、インプラントで登録されていないとなると別の問題が浮上してきた。
通常コロニーに入港するときには搭乗者のIDを登録することになっているのだが、これは不穏分子をコロニー内に入れないためで仮にそういう人が居た場合は事前審査を行って仮IDを発行することになる。
これには期限が決められていてそれが無くなると不正滞在として強制退去させられる決まりだ。
だがこの場合でも仮IDをインプラントに埋め込んでいるので判別は可能、しかし今回の場合はそれにも当てはまらない完璧な密入国という事。
そんな人物を船に乗せていたらどうなるか、本人だけでなく乗せている船の持ち主にも非常に重い罰則が待ち受けていることだろう。
つまり宙賊の船から拾い上げた時点でとんでもない爆弾を抱えていたというわけだ。
じゃあ出港するときはコロニーで待ってもらえばいいじゃないかという話になるわけだけど、入港時に救命ポッドを所持していると申請しているので早ければ明日にでもその報告をしなければならない。
報告をすれば確実に俺も怪しまれるし、そうなればアリスの存在も世間にバレてしまう。
大開拓時代よりも前のアーティファクト、そんなものが存在するとなれば所有者登録をしている俺がどんな目に合うか・・・はぁ、なんでこんなことになるのだろうか。
俺はただ自由に生きていたいだけなのに、悠々自適な宇宙の旅はいったい何時になったらできるんだろうか。
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