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12.詳しい話を聞いてみて
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とりあえず厄介ごとをどうするかに関してはアリスに一任して、その日は買ってきた酒を飲んで早々に眠りについた。
翌朝、若干の二日酔いを抱えながらリビングルームに向かうとそこにはアリスと例の女性の姿があった。
最初はあまりまじまじと見ることはできなかったけど、年齢で言うと20代後半30まではいってない感じか。
栗色のショートカットの影響か少し幼く見えるけれど、それでもアリスに比べれば立派なレディだ。
「おはよう」
「おはようございますマスター、顔が悪いですね」
「顔色な、顔が悪いのは元からだっての」
朝一からヒューマノイドにディスられるという残念な生活、出会ってからの数日でだいぶ慣れたもののなんで俺がここまで言われるのか理由はさっぱりわからない。
そんな辛辣なやり取りを目の当たりにして彼女はどう反応したらいいのかという感じで狼狽えていた。
「あ、あの!助けていただいてありがとうございました。」
「別に助けたのは偶然だから気にしないでくれ。俺はトウマ、名前は・・・思い出せたか?」
「すみません、分からないんです。」
「アリス、医療用ポッドのスキャン結果は?」
「オールグリーン、若干の栄養不足と水分不足がある程度で健康そのものです。病原菌の反応もありません」
「となるとマジな記憶喪失ってことか」
うーむ、目が覚めたら全部解決しているのかと思ったんだが残念ながらそういうわけではないらしい。
改めて突き付けられた現実に女性が申し訳なさそうに下を向く。
その際、ぶかぶかの胸元から何とも言えない絶景が目に・・・。
「いってぇな!何投げてんだよ!」
「女性の谷間を覗き込むのは失礼ですよ、マスター。それなら私の胸にしてください」
「見る胸もないだろうが!」
「失礼な!こう見えても人並みにあるんです人並みには!そういうことは揉んでから言ってください!」
女性の谷間に目を吸い込まれそうになった瞬間、中身入りの缶詰が頭部にクリーンヒットした。
速度はそこまでなかったものの一歩間違えば大けがをしてもおかしくない。
全く、なんてことしやがるんだこいつは。
女性はというと状況が呑み込めないのかそれともそういう事に疎いのか、前傾姿勢のまま固まってしまっている。
来ているのは宙賊から奪った荷物に入っていた服だけ、その中に下着はなかったはずなのでつまり彼女はのーぶr・・・。
「マスター、二度目はないですよ」
「ういっす」
「とりあえず、まだ目が覚めて二日ですし記憶が戻る可能性もゼロではありません。とはいえこのまま名前がないままというのは色々と面倒ですのでイブという名前にしようと思っているんです」
「確かに名前がないのは不便だが、なんでその名前なんだ?」
「大昔も大昔、最初に生まれた女性の名前がこの名前だったそうです」
「最初に生まれたのに誰が名付けたんだ?」
「そういうめんどくさいことを言うから奥様に逃げられるんですよ、マスター」
うるせぇ、余計なお世話だとさっき投げられた缶詰を投げ返したその時だ。
二日酔いのせいか手元が狂いあろうことかイブの方に飛んで行ってしまった。
慌てて手を伸ばすも届くはずがなく、状況を上手く呑み込めない彼女の顔面に一直線に飛んでいく。
危ない、そう声を出すより早く信じられないことが目の前で起きた。
「え?あれ?あの、これ・・・」
「あ、あぁ・・・ありがとう」
どう考えても間に合うタイミングじゃなかったのに、目にもとまらぬ速さで彼女の手が動き飛んできた缶詰を華麗にキャッチする。
あんなにぼーっとしていたのにそこだけ別の意識が働いたかのような不思議な動き。
当たらなかったのは良かったんだけどやっぱり彼女は普通じゃない、改めてそう感じさせられた。
「全く顔に合ったたらどうするつもりだったんですか、気を付けてくださいマスター」
「だから悪かったって。ごめんなイブさん」
「いえ、当たってませんから気にしないでください」
「とりあえず今後について色々と話がしたいんだが、その前に腹ごしらえをしようじゃないか。食欲はあるんだろ?」
「大丈夫です」
「ならしっかり食ってくれ」
この話はこれでおしまい、アリスがそう話を持って行ったのでこれ以上は何も言わないことにした。
記憶はなくても食べたり飲んだりできていることから全く経験がないというわけではなさそうだ。
無くなっているのは個人情報のみ、それ以外の知識や経験はそれなりにあるのは間違いないだろう。
だからこそ露骨に怪しい。
食事をして少し疲れたのかイブはあてがわれた自室へと戻っていった。
それを確認してからコックピットへ移動し、ドアロックをかける。
「どう思う?」
「あの後色々と調べてみましたが全くと言っていいほど経歴が見当たりませんでした。整った顔立ちですしあのスタイルですからどこかの監視カメラ映像には残っているはずなんですけど、それがどこにもないんです」
「つまり意図的に消されていたってことか」
「もしくは隠されていたか」
「どちらにせよめんどくさいことに変わりはない。制限時間も迫っているし、どうしたもんかねぇ」
世界中に設置されている監視カメラ映像、星間ネットワークに接続するその全ての中に彼女の姿は移っていなかった。
まるで突然降ってわいたかのような存在にますますめんどくささが増してくる。
今後の事を考えると早々にしかるべき場所に引き取ってもらいたいところなんだけど、あまりに怪しすぎて誰も受け取ってくれない可能性は非常に高い。
なによりそんな存在を知ってしまった以上、俺が目を付けられることだろう。
ならどうするべきか。
アリス的には一応考えがあるみたいだけどこちらが聞かなければ何も言わないスタンスなので、一応自分なりに考えてみる必要がある。
彼女と出会ってまだ数日ではあるけれどなんとなくそういう部分が分かってきた。
「一番の問題はインプラントがない事、これに関してはすぐに準備できるのか?」
「可能です」
「ならやることは一つだな、インプラントを埋め込んだらソルアレスを登録したように彼女の新しいIDを作って書き込めばいい。そうすれば入港時の報告もできるし今後出航するのに影響も出ない。今後、彼女の扱いをどうするのかという部分に関しては不確定要素が多すぎるからいったん保留するとして・・・もちろんアリスなら簡単にできるよな?」
「もちろんです。そう仰ると思いまして星間ネットワークにイブという名前で戸籍を作成してあります。マスターならその選択肢を選んでくださると信じていました」
「正直面倒ごとに首を突っ込むのは好きじゃないんだが、好きに生きるって決めた以上今後も自分のしたいようにするつもりだ。こんな男についてきたことを後悔するなよ?」
IDがないのなら作ればいい。
口で言うのは簡単だけど、実際にそれを行うためには星間ネットワークにアクセスした上で、幾重にも防壁の張られたサーバーへアクセスしデータを書き換える必要がある。
更にはその痕跡を残さないよういくつも細工を施し、アクセスしたことさえ気づかせてはいけない。
並のハッカーでは到底できないような作業でもアリスの手にかかれば欠伸をするよりも容易い事だ。
満足げな顔で俺を見るアリス、その反応がなんとなく恥ずかしくてとりあえず乳を揉んだらものすごく怒られてしまった。
解せぬ。
翌朝、若干の二日酔いを抱えながらリビングルームに向かうとそこにはアリスと例の女性の姿があった。
最初はあまりまじまじと見ることはできなかったけど、年齢で言うと20代後半30まではいってない感じか。
栗色のショートカットの影響か少し幼く見えるけれど、それでもアリスに比べれば立派なレディだ。
「おはよう」
「おはようございますマスター、顔が悪いですね」
「顔色な、顔が悪いのは元からだっての」
朝一からヒューマノイドにディスられるという残念な生活、出会ってからの数日でだいぶ慣れたもののなんで俺がここまで言われるのか理由はさっぱりわからない。
そんな辛辣なやり取りを目の当たりにして彼女はどう反応したらいいのかという感じで狼狽えていた。
「あ、あの!助けていただいてありがとうございました。」
「別に助けたのは偶然だから気にしないでくれ。俺はトウマ、名前は・・・思い出せたか?」
「すみません、分からないんです。」
「アリス、医療用ポッドのスキャン結果は?」
「オールグリーン、若干の栄養不足と水分不足がある程度で健康そのものです。病原菌の反応もありません」
「となるとマジな記憶喪失ってことか」
うーむ、目が覚めたら全部解決しているのかと思ったんだが残念ながらそういうわけではないらしい。
改めて突き付けられた現実に女性が申し訳なさそうに下を向く。
その際、ぶかぶかの胸元から何とも言えない絶景が目に・・・。
「いってぇな!何投げてんだよ!」
「女性の谷間を覗き込むのは失礼ですよ、マスター。それなら私の胸にしてください」
「見る胸もないだろうが!」
「失礼な!こう見えても人並みにあるんです人並みには!そういうことは揉んでから言ってください!」
女性の谷間に目を吸い込まれそうになった瞬間、中身入りの缶詰が頭部にクリーンヒットした。
速度はそこまでなかったものの一歩間違えば大けがをしてもおかしくない。
全く、なんてことしやがるんだこいつは。
女性はというと状況が呑み込めないのかそれともそういう事に疎いのか、前傾姿勢のまま固まってしまっている。
来ているのは宙賊から奪った荷物に入っていた服だけ、その中に下着はなかったはずなのでつまり彼女はのーぶr・・・。
「マスター、二度目はないですよ」
「ういっす」
「とりあえず、まだ目が覚めて二日ですし記憶が戻る可能性もゼロではありません。とはいえこのまま名前がないままというのは色々と面倒ですのでイブという名前にしようと思っているんです」
「確かに名前がないのは不便だが、なんでその名前なんだ?」
「大昔も大昔、最初に生まれた女性の名前がこの名前だったそうです」
「最初に生まれたのに誰が名付けたんだ?」
「そういうめんどくさいことを言うから奥様に逃げられるんですよ、マスター」
うるせぇ、余計なお世話だとさっき投げられた缶詰を投げ返したその時だ。
二日酔いのせいか手元が狂いあろうことかイブの方に飛んで行ってしまった。
慌てて手を伸ばすも届くはずがなく、状況を上手く呑み込めない彼女の顔面に一直線に飛んでいく。
危ない、そう声を出すより早く信じられないことが目の前で起きた。
「え?あれ?あの、これ・・・」
「あ、あぁ・・・ありがとう」
どう考えても間に合うタイミングじゃなかったのに、目にもとまらぬ速さで彼女の手が動き飛んできた缶詰を華麗にキャッチする。
あんなにぼーっとしていたのにそこだけ別の意識が働いたかのような不思議な動き。
当たらなかったのは良かったんだけどやっぱり彼女は普通じゃない、改めてそう感じさせられた。
「全く顔に合ったたらどうするつもりだったんですか、気を付けてくださいマスター」
「だから悪かったって。ごめんなイブさん」
「いえ、当たってませんから気にしないでください」
「とりあえず今後について色々と話がしたいんだが、その前に腹ごしらえをしようじゃないか。食欲はあるんだろ?」
「大丈夫です」
「ならしっかり食ってくれ」
この話はこれでおしまい、アリスがそう話を持って行ったのでこれ以上は何も言わないことにした。
記憶はなくても食べたり飲んだりできていることから全く経験がないというわけではなさそうだ。
無くなっているのは個人情報のみ、それ以外の知識や経験はそれなりにあるのは間違いないだろう。
だからこそ露骨に怪しい。
食事をして少し疲れたのかイブはあてがわれた自室へと戻っていった。
それを確認してからコックピットへ移動し、ドアロックをかける。
「どう思う?」
「あの後色々と調べてみましたが全くと言っていいほど経歴が見当たりませんでした。整った顔立ちですしあのスタイルですからどこかの監視カメラ映像には残っているはずなんですけど、それがどこにもないんです」
「つまり意図的に消されていたってことか」
「もしくは隠されていたか」
「どちらにせよめんどくさいことに変わりはない。制限時間も迫っているし、どうしたもんかねぇ」
世界中に設置されている監視カメラ映像、星間ネットワークに接続するその全ての中に彼女の姿は移っていなかった。
まるで突然降ってわいたかのような存在にますますめんどくささが増してくる。
今後の事を考えると早々にしかるべき場所に引き取ってもらいたいところなんだけど、あまりに怪しすぎて誰も受け取ってくれない可能性は非常に高い。
なによりそんな存在を知ってしまった以上、俺が目を付けられることだろう。
ならどうするべきか。
アリス的には一応考えがあるみたいだけどこちらが聞かなければ何も言わないスタンスなので、一応自分なりに考えてみる必要がある。
彼女と出会ってまだ数日ではあるけれどなんとなくそういう部分が分かってきた。
「一番の問題はインプラントがない事、これに関してはすぐに準備できるのか?」
「可能です」
「ならやることは一つだな、インプラントを埋め込んだらソルアレスを登録したように彼女の新しいIDを作って書き込めばいい。そうすれば入港時の報告もできるし今後出航するのに影響も出ない。今後、彼女の扱いをどうするのかという部分に関しては不確定要素が多すぎるからいったん保留するとして・・・もちろんアリスなら簡単にできるよな?」
「もちろんです。そう仰ると思いまして星間ネットワークにイブという名前で戸籍を作成してあります。マスターならその選択肢を選んでくださると信じていました」
「正直面倒ごとに首を突っ込むのは好きじゃないんだが、好きに生きるって決めた以上今後も自分のしたいようにするつもりだ。こんな男についてきたことを後悔するなよ?」
IDがないのなら作ればいい。
口で言うのは簡単だけど、実際にそれを行うためには星間ネットワークにアクセスした上で、幾重にも防壁の張られたサーバーへアクセスしデータを書き換える必要がある。
更にはその痕跡を残さないよういくつも細工を施し、アクセスしたことさえ気づかせてはいけない。
並のハッカーでは到底できないような作業でもアリスの手にかかれば欠伸をするよりも容易い事だ。
満足げな顔で俺を見るアリス、その反応がなんとなく恥ずかしくてとりあえず乳を揉んだらものすごく怒られてしまった。
解せぬ。
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