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20.依頼達成の報告をして
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「こちらソルアレス、ライン傭兵ギルドより物資搬入の依頼を受けてやってきました。入港許可をお願いします」
「おぉ!まさかこんなに早く届けてくれるとは!すぐに一番ハンガーに入ってくれ。」
「一番了解しました。」
仮眠を終えてすっかりリフレッシュした俺達は無事にコロニーへと到着、無線の声を聴く感じだとかなり歓迎されているようだ。
つまりそれだけ物資が求められているという事、こりゃ売り上げの方も期待できそうだな。
「特に怪しい所は無いか?」
「今のところ問題はなさそうです」
「あの、なんでコロニーの中を調べているんですか?」
船を着艦させながら、別モニターで作業を進めるアリス。
それが不思議だったのかイブさんが首を傾げながら近づいてきた。
「過去にコロニーが宙賊とグルになっていたという事例がありましたので念のため通信を確認していたんです。特に怪しげな物はなく、むしろ物資の到着を待ちわびているような感じですね」
「つまり高く売れるってことだ」
「そういう事です。ですが・・・」
「ん?」
「美味しいお酒は少しお預けかもしれませんよ」
意味深なことを言うアリスが指さしたのはハンガーの映像、隔壁の向こうにはなんとも高そうな服を着た男性とそれを警護しているであろう軍人の姿がある。
どうやら本来の依頼の方を先に終わらせないと目的は達成できないようだ。
ズシンという振動が着艦完了を知らせる。
『隔壁解放まであと三分です』
「とりあえず初仕事をしっりと終わらせるのが先決か」
「今のうちにカーゴ内の目録をコロニーの各商店へ送信しておきます。事が終わることにはそちらもかたがついているでしょう」
「まさか全部の会社に競らせるのか?」
「それが一番高く売れますから。もちろん傭兵ギルドに依頼された分は除いておりますのでご安心を」
「容赦ないなぁ」
「それがマスターの望みですよね?」
確かに高く売れることは望んでいるけれども、別に尻の毛まで抜くつもりはなかったんだが・・・でもまぁ金になるならそれでいいか。
簡単な身支度を済ませハッチの前で待機、空気の補充が行われたのを確認してから外へ出ると先ほどの偉そうな人が歩いてくるのが見えた。
通路の真ん中でお互いに向かい合う。
「君がトウマ君だね?」
「どうして俺の名前を・・・」
「エドガーから優秀な人材を向かわせるとは聞いていたが、まさか民間人とは。よくあの小惑星群を抜けてこれたものだ。」
おそらくエドガーさんから俺の名前を聞いていたんだろう。
だが俺はこの人について何も聞かされていないんだが、どう挨拶すればいいんだ?
下手なことしゃべると不敬罪だなんだってうるさい相手だけに対応に困るんだが。
「初めましてライエル男爵、私はトウマ様お付きのヒューマノイドアリスと申します。お約束の物を持って参りました」
「ヒューマノイド?」
「後ろに控えるのは付き人のイブ、何分トウマ様はライエル様のような方とお会いするのは初めてですので粗相があるかもしれませんがどうかご容赦ください」
「そのようなことで緊張する必要はない。爵位は持っているが所詮は地方コロニーの主にすぎん、疲れているところ申し訳ないが時は一刻を争う、すぐに来てくれ。」
「畏まりました」
とりあえずアリスのおかげでこの場は何とかなりそうだ。
ライエル男爵、とりあえずそれだけは覚えておかなといけないので忘れないようにしないと。
そのまま男爵の後ろについて用意されたエアカーにのり到着したのは何とも豪華な屋敷。
こんな所に嫁を住まわせることが出来たら少しは変わっていた・・・いや、もう終わった話か。
「ここで待っていてくれ、すぐに戻る」
「はい」
これまた立派な応接室に通され、ライエル男爵が部屋を出て行ったのを見送るとやっと肩の力を抜くことができた。
そのままずるずるとソファーの下へとずり落ちていく。
「はぁぁぁぁ、しんど」
「マスター、行儀が悪いですよ」
「いやいや、こんな緊張するようなこと今までなかったっての」
「前の奥様に挨拶された時も?」
「それでもここまでじゃ・・・って、そんなのと比べさせるなよ」
「世の男性は結婚の挨拶が人生で一番緊張するとデータにありましたので、なるほどそれよりも貴族に挨拶をする方が緊張すると。良いデータ更新が出来ました。」
あの時は緊張っていうかもっと別の事で頭がいっぱいだったからなぁ、こういう緊張とは別の次元で気疲れしたのを覚えている。
それもまぁ今となっては過去の話、いい思い出といえばいい思い出か。
「あの、トウマさんってご結婚されていたんですか?」
「ん?あぁ、そうだけどついこの間離婚した」
「正確には離婚させられたですね」
「・・・アリス」
「何か?」
「俺の尊厳はないのか?」
「事実を述べたまでです。それで、イブ様はどうしてそんなことを?」
強引に話題を変えてきたが確かにそれも気になるところ、別に俺が結婚して要がしてなかろうが問題ないと思うんだが。
「いえ、私みたいなのが一緒にいるとご迷惑かなと思っただけで」
「全く問題ありませんのでご安心を、何なら立候補もできますが」
「それは大丈夫です!」
「・・・その速度は傷つくんだが」
「あ!ごめんなさい」
いやまぁ、35も過ぎたバツイチのオッサンがこんな可愛い子にモテる筈もないし、そもそも知り合ってそんな時間も経ってないし。
せめてもの救いは一緒の船に乗って嫌われていないことだろう。
緊張が吹き飛んだ代わりに別のメンタルが削れてしまったが、まぁガチガチに緊張したままよりかはいいか。
「ライエル男爵様、参られました」
コンコンとノックの音が響き慌ててソファーに座りなおす。
さっきまで険しい表情だったのに心なしか穏やかな感じに見えるのは気のせいだろうか。
「すまない、待たせたな」
「薬は間に合いましたでしょうか」
「あぁ、おかげで何とか峠は越えられそうだ。あと半日遅かったら難しい所だっただろう、本当に君達には感謝している」
なるほど、雰囲気が柔らかくなったのはそのせいか。
そういえば薬がどうのって言ってたし、その辺にもすぐに気づけるあたり流石アリスだな。
「いえ、俺達は仕事をこなしただけ・・・ですので」
「さっきも言ったように君たちは命の恩人だ、そんなに固く構える必要はない」
「そういうことなら・・・とりあえず無事で何よりでした」
「しかし、よくあの小惑星群を越えられたものだ。あそこには厄介な宙賊がいたはず、いったいどうやってここまでたどり着いたのだ?」
どうやってと言われても返答に困る。
おそらく男爵は映画のような展開を期待しているのかもしれないけれど、実際はもっと地味でシンプルなんだよなぁ。
「どうやって・・・まっすぐですかね?」
「まっすぐ?」
「隠れていた宙賊をすべて撃破してここまで参りました。しばらくあの宙域は平和になるかと」
「あの小惑星群に隠れるやつらを全て倒したと!?」
「レーダーに反応のあった四機だけですが、横に控えるイブが仕留めましたので間違いありません」
「えっと、頑張りました」
「コロニーの警備兵ですら手の焼いていたあいつらをあの船で・・・これは追加の報酬を用意する必要があるな。更には不足していた物資まで運んできてくれたそうではないか。こっちは少々面倒なことになっているがまぁいいだろう。コロニーを管理する者として改めて礼を言わせてくれ、本当にありがとうよくやってくれた」
一人の夫として、そしてコロニーを守る者として、この人が頭を下げた事にどれだけの意味が含まれているのだろう。
ついこの間までただの掃除夫だった俺にはもったいないぐらいだが、ここで自分を下にしすぎると頑張ってくれたアリスやイブさんに示しがつかない。
ここは静かにこのお礼を受け入れるのが一番だ。
そんなこんなでひとまず初仕事は無事に終了、あとは傭兵ギルドに行って報酬を受け取り諸々の物資を売りつけて帰還するだけだ。
向こうに戻るまでが本当の依頼終了、もうひと頑張りしましょうかね。
「おぉ!まさかこんなに早く届けてくれるとは!すぐに一番ハンガーに入ってくれ。」
「一番了解しました。」
仮眠を終えてすっかりリフレッシュした俺達は無事にコロニーへと到着、無線の声を聴く感じだとかなり歓迎されているようだ。
つまりそれだけ物資が求められているという事、こりゃ売り上げの方も期待できそうだな。
「特に怪しい所は無いか?」
「今のところ問題はなさそうです」
「あの、なんでコロニーの中を調べているんですか?」
船を着艦させながら、別モニターで作業を進めるアリス。
それが不思議だったのかイブさんが首を傾げながら近づいてきた。
「過去にコロニーが宙賊とグルになっていたという事例がありましたので念のため通信を確認していたんです。特に怪しげな物はなく、むしろ物資の到着を待ちわびているような感じですね」
「つまり高く売れるってことだ」
「そういう事です。ですが・・・」
「ん?」
「美味しいお酒は少しお預けかもしれませんよ」
意味深なことを言うアリスが指さしたのはハンガーの映像、隔壁の向こうにはなんとも高そうな服を着た男性とそれを警護しているであろう軍人の姿がある。
どうやら本来の依頼の方を先に終わらせないと目的は達成できないようだ。
ズシンという振動が着艦完了を知らせる。
『隔壁解放まであと三分です』
「とりあえず初仕事をしっりと終わらせるのが先決か」
「今のうちにカーゴ内の目録をコロニーの各商店へ送信しておきます。事が終わることにはそちらもかたがついているでしょう」
「まさか全部の会社に競らせるのか?」
「それが一番高く売れますから。もちろん傭兵ギルドに依頼された分は除いておりますのでご安心を」
「容赦ないなぁ」
「それがマスターの望みですよね?」
確かに高く売れることは望んでいるけれども、別に尻の毛まで抜くつもりはなかったんだが・・・でもまぁ金になるならそれでいいか。
簡単な身支度を済ませハッチの前で待機、空気の補充が行われたのを確認してから外へ出ると先ほどの偉そうな人が歩いてくるのが見えた。
通路の真ん中でお互いに向かい合う。
「君がトウマ君だね?」
「どうして俺の名前を・・・」
「エドガーから優秀な人材を向かわせるとは聞いていたが、まさか民間人とは。よくあの小惑星群を抜けてこれたものだ。」
おそらくエドガーさんから俺の名前を聞いていたんだろう。
だが俺はこの人について何も聞かされていないんだが、どう挨拶すればいいんだ?
下手なことしゃべると不敬罪だなんだってうるさい相手だけに対応に困るんだが。
「初めましてライエル男爵、私はトウマ様お付きのヒューマノイドアリスと申します。お約束の物を持って参りました」
「ヒューマノイド?」
「後ろに控えるのは付き人のイブ、何分トウマ様はライエル様のような方とお会いするのは初めてですので粗相があるかもしれませんがどうかご容赦ください」
「そのようなことで緊張する必要はない。爵位は持っているが所詮は地方コロニーの主にすぎん、疲れているところ申し訳ないが時は一刻を争う、すぐに来てくれ。」
「畏まりました」
とりあえずアリスのおかげでこの場は何とかなりそうだ。
ライエル男爵、とりあえずそれだけは覚えておかなといけないので忘れないようにしないと。
そのまま男爵の後ろについて用意されたエアカーにのり到着したのは何とも豪華な屋敷。
こんな所に嫁を住まわせることが出来たら少しは変わっていた・・・いや、もう終わった話か。
「ここで待っていてくれ、すぐに戻る」
「はい」
これまた立派な応接室に通され、ライエル男爵が部屋を出て行ったのを見送るとやっと肩の力を抜くことができた。
そのままずるずるとソファーの下へとずり落ちていく。
「はぁぁぁぁ、しんど」
「マスター、行儀が悪いですよ」
「いやいや、こんな緊張するようなこと今までなかったっての」
「前の奥様に挨拶された時も?」
「それでもここまでじゃ・・・って、そんなのと比べさせるなよ」
「世の男性は結婚の挨拶が人生で一番緊張するとデータにありましたので、なるほどそれよりも貴族に挨拶をする方が緊張すると。良いデータ更新が出来ました。」
あの時は緊張っていうかもっと別の事で頭がいっぱいだったからなぁ、こういう緊張とは別の次元で気疲れしたのを覚えている。
それもまぁ今となっては過去の話、いい思い出といえばいい思い出か。
「あの、トウマさんってご結婚されていたんですか?」
「ん?あぁ、そうだけどついこの間離婚した」
「正確には離婚させられたですね」
「・・・アリス」
「何か?」
「俺の尊厳はないのか?」
「事実を述べたまでです。それで、イブ様はどうしてそんなことを?」
強引に話題を変えてきたが確かにそれも気になるところ、別に俺が結婚して要がしてなかろうが問題ないと思うんだが。
「いえ、私みたいなのが一緒にいるとご迷惑かなと思っただけで」
「全く問題ありませんのでご安心を、何なら立候補もできますが」
「それは大丈夫です!」
「・・・その速度は傷つくんだが」
「あ!ごめんなさい」
いやまぁ、35も過ぎたバツイチのオッサンがこんな可愛い子にモテる筈もないし、そもそも知り合ってそんな時間も経ってないし。
せめてもの救いは一緒の船に乗って嫌われていないことだろう。
緊張が吹き飛んだ代わりに別のメンタルが削れてしまったが、まぁガチガチに緊張したままよりかはいいか。
「ライエル男爵様、参られました」
コンコンとノックの音が響き慌ててソファーに座りなおす。
さっきまで険しい表情だったのに心なしか穏やかな感じに見えるのは気のせいだろうか。
「すまない、待たせたな」
「薬は間に合いましたでしょうか」
「あぁ、おかげで何とか峠は越えられそうだ。あと半日遅かったら難しい所だっただろう、本当に君達には感謝している」
なるほど、雰囲気が柔らかくなったのはそのせいか。
そういえば薬がどうのって言ってたし、その辺にもすぐに気づけるあたり流石アリスだな。
「いえ、俺達は仕事をこなしただけ・・・ですので」
「さっきも言ったように君たちは命の恩人だ、そんなに固く構える必要はない」
「そういうことなら・・・とりあえず無事で何よりでした」
「しかし、よくあの小惑星群を越えられたものだ。あそこには厄介な宙賊がいたはず、いったいどうやってここまでたどり着いたのだ?」
どうやってと言われても返答に困る。
おそらく男爵は映画のような展開を期待しているのかもしれないけれど、実際はもっと地味でシンプルなんだよなぁ。
「どうやって・・・まっすぐですかね?」
「まっすぐ?」
「隠れていた宙賊をすべて撃破してここまで参りました。しばらくあの宙域は平和になるかと」
「あの小惑星群に隠れるやつらを全て倒したと!?」
「レーダーに反応のあった四機だけですが、横に控えるイブが仕留めましたので間違いありません」
「えっと、頑張りました」
「コロニーの警備兵ですら手の焼いていたあいつらをあの船で・・・これは追加の報酬を用意する必要があるな。更には不足していた物資まで運んできてくれたそうではないか。こっちは少々面倒なことになっているがまぁいいだろう。コロニーを管理する者として改めて礼を言わせてくれ、本当にありがとうよくやってくれた」
一人の夫として、そしてコロニーを守る者として、この人が頭を下げた事にどれだけの意味が含まれているのだろう。
ついこの間までただの掃除夫だった俺にはもったいないぐらいだが、ここで自分を下にしすぎると頑張ってくれたアリスやイブさんに示しがつかない。
ここは静かにこのお礼を受け入れるのが一番だ。
そんなこんなでひとまず初仕事は無事に終了、あとは傭兵ギルドに行って報酬を受け取り諸々の物資を売りつけて帰還するだけだ。
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