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85.まともな探索者と出会いました
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頭上を飛び回るフォレストエイプの群れ、ざっと数えても10を超える魔物が虎視眈々とこちらを狙っている。
そういえばダンジョンに入ってこれほどの魔物の数を見るのはもしかすると初めてかもしれない。
猿系で言えばアイシクルエイプもそれなりの数が群れていたけれど、あの時は寒さに震えて固まっていたのを一網打尽にしたので群れを討伐したっていう実感がないんだよなぁ。
上から落とされる石や枝を盾で防ぎながらどのタイミングで攻撃を仕掛けるべきか考える。
「こんな時に悪いが遠距離攻撃ができるやつは?」
「私が弓を。」
「私は回復専門なので・・・。」
「かという俺達も近距離専門、ってことは降りてこない事には分が悪いか。」
「どうします?」
「おびき出すか・・・もしくは力業かだな。」
急遽共闘することになった四人組、前衛の大楯タンク(男)と両手斧使い(男)それと回復役(男)と弓使い(女)という何ともバランスの取れたパーティだ。
とはいえ弓使いだけじゃ牽制しかできないのでまずは自分たちの土俵に無理やりにでも呼び寄せなければならない。
奴らの戦場は木の上、ならまずは下に降りてきてもらわないとな。
「俺の技で周りの木をなぎ倒すから、そっちも近くの木を切り倒してもらえないか?」
「木を?」
「どうせここに居たって動けないしこの人数だと狭すぎる。なら無理やりにでも広げるよりほかにないだろ?」
「いいねぇ、そういう強引なの嫌いじゃないぜ!」
どうやら斧使いはこういう強引なのがお好きらしい、アイコンタクトをして左右に分かれ手近な木を斧で切り倒していく。
俺はというと火水晶の魔力を使って幹を爆破、突然自分たちの乗っている木が倒されるものだから奴らが大騒ぎをし始めた。
「やらせません!」
しびれを切らした一頭が俺めがけて飛び降りてくるも桜さんが素早く間に入り盾でそれを受け流し、着地したところを足払いでこかしてから流れるようにショートソードを胸に突き刺す。
対人戦っていうか対二足歩行相手にはめっぽう強い桜さん、例え人型だからと言って容赦はない。
「逃げてないで早くおりて来いエテ公!」
「見えた!」
「命中バフかけます!」
木が倒されたことで頭上の視界が広がり、挑発スキルか何かをつかった大楯使いに呼び寄せられた猿を弓使いが素早く射貫く。
命中バフはスキルの一つ、主に回復を担当する人が追加で覚えることが多い。
スキルブックといわれるクリスタルよりもさらに上の道具を使うことである程度決まったスキルの中からランダムで取得できるという優れもの。
ある程度探索者としてどうやって行くかを決めた後はクリスタルではなくこっちを使ってスキルを取得していくのが一般的だけど、ドロップするのがCランク以上のダンジョンな上にかなり高価なのでこれを使えるようになって初めて探索者として中堅になったといえるんだとか。
その代わり決まったものの中からしか取得できないので収奪スキルの様な珍しい物や、桜さんの弱点看破などの高ランクスキルはほとんど手に入らないのだとか。
もっとも、別の方法でスキルを上げる方法はあるので決して高ランクスキルが手に入らないわけじゃない。
「慌てるなよ!まだまだいるからな。」
「それにこれだけ木を切り倒したんだ、間違いなく奴らが来る。」
「奴ら?」
「木に傷をつけると樹液が樹液があふれるんです、それを狙ってロックビートルが来るはず・・・来ました!」
おいおい嘘だろ。
てっきり木を切り倒して視界を広くすれば戦いやすくなると思ったのに、まさかもう一種類の魔物を呼び寄せることになるなんて。
バキバキと低木をなぎ倒しながらやってきたのは真っ黒いからの巨大カブトムシ、そいつは勢いよく突っ込んできたかと思ったら・・・倒れた木にしがみついたまま動かなくなってしまった。
「樹液を吸っているうちは静かだから今のうちに上を減らしましょう。」
「今は静かだけど全部吸うと襲ってくるんだろ?」
「えぇ、まぁ。」
「マジか。」
「大丈夫です、見た目は大きいですけど中身は所詮虫なので何とかなります。」
回復役の彼に励まされながらもとりあえずフォレストエイプを減らすことに専念する。
途中、樹液を吸い終えたロックビートルが暴れ始めるも斧使いの彼と俺とで集中攻撃することで撃破。
後は地道に数を減らしながらなんとかすべての魔物を討伐することができた。
「おわった・・・?」
「敵影ありません、おそらく大丈夫です。」
「だぁぁぁぁ死ぬかと思った!」
「いや、今回はマジでダメかと思った。あー、もう無理。」
ダンジョンのど真ん中にも関わらず荒れ放題の地面に大の字で倒れこむ斧使い、それを見て他の三人もその場にへたり込む。
一体どのぐらい戦っていたのかわからないけれどとりあえず難は去ったようだ。
「桜さんお疲れ様。」
「和人さんもお疲れ様でした。」
そんな彼らを見守りながら桜さんと拳と拳をぶつけて健闘を称えあう。
あの時休憩しておいて本当によかった、もしかするとあのはちみつレモンが効いたのかもしれない。
【フォレストエイプのスキルを収奪しました。跳躍、ストック上限は後一つです。】
【ロックビートルのスキルを収奪しました。硬化、ストック上限は後二つです。】
今回の戦闘で収奪したスキルは二つ、これもなんとなくは分かるけれど中々使う場所がない。
近いうちに別のダンジョンに潜って実際に確認してみないとなぁ。
「いいなぁ、あぁいうの。」
「ん?」
「いや、かっこいいなって。お二人は付き合ってるんですか?」
さっきのやり取りをうらやましそうに見ていた弓使いの子がまさかの質問をしてくる。
俺が桜さんと?
いやいや、そんなまさか。
俺みたいなオッサンとどう考えても釣り合わないだろう。
「いや、そういうんじゃないかな。なぁ桜さん。」
「そ~ですね~。」
「ん?」
いや、ここはあらぬ誤解が無いようしっかり否定するところであって・・・なのになんでそんな反応を?
「あー、今のダメダメな返答ですよ。わかってないなぁ。」
「そうなんです全然わかってないんです。」
「うちの男らもそうですよ、ほんと女心ってのをわかってないっていうか・・・。あ、私朝倉っていいます!よかったらライセンス交換しませんか?さっきの戦いすっごいかっこよかったです!」
「大道寺です、朝倉ちゃんの弓も凄かったね!あの角度で当てちゃうとか中々できないでしょ。」
急にディスられたかと思ったらそのまま女子同士で盛り上がってしまった。
俺達は顔を見合わせ両肩をすくめる。
あの、ここダンジョンの真ん中なんですけど?
もしかしたらまたロックビートルが樹液探しに来るかもしれないんですけど?
「ちょっと男子、さっさと素材回収してきてよね。」
「和人さん、折角倒したんですからしっかり回収お願いしますよ。」
「「「「うい~っす。」」」」
別に普段から顎で使われているわけじゃないけれどここで逆らったら大変なことになる。
なんだろうこの連帯感。
お互い苦労してるよな、心の声でそんな会話をしながら俺達は何も言わず疲れた体に鞭打って周囲のドロップ品を集めて回った。
そういえばダンジョンに入ってこれほどの魔物の数を見るのはもしかすると初めてかもしれない。
猿系で言えばアイシクルエイプもそれなりの数が群れていたけれど、あの時は寒さに震えて固まっていたのを一網打尽にしたので群れを討伐したっていう実感がないんだよなぁ。
上から落とされる石や枝を盾で防ぎながらどのタイミングで攻撃を仕掛けるべきか考える。
「こんな時に悪いが遠距離攻撃ができるやつは?」
「私が弓を。」
「私は回復専門なので・・・。」
「かという俺達も近距離専門、ってことは降りてこない事には分が悪いか。」
「どうします?」
「おびき出すか・・・もしくは力業かだな。」
急遽共闘することになった四人組、前衛の大楯タンク(男)と両手斧使い(男)それと回復役(男)と弓使い(女)という何ともバランスの取れたパーティだ。
とはいえ弓使いだけじゃ牽制しかできないのでまずは自分たちの土俵に無理やりにでも呼び寄せなければならない。
奴らの戦場は木の上、ならまずは下に降りてきてもらわないとな。
「俺の技で周りの木をなぎ倒すから、そっちも近くの木を切り倒してもらえないか?」
「木を?」
「どうせここに居たって動けないしこの人数だと狭すぎる。なら無理やりにでも広げるよりほかにないだろ?」
「いいねぇ、そういう強引なの嫌いじゃないぜ!」
どうやら斧使いはこういう強引なのがお好きらしい、アイコンタクトをして左右に分かれ手近な木を斧で切り倒していく。
俺はというと火水晶の魔力を使って幹を爆破、突然自分たちの乗っている木が倒されるものだから奴らが大騒ぎをし始めた。
「やらせません!」
しびれを切らした一頭が俺めがけて飛び降りてくるも桜さんが素早く間に入り盾でそれを受け流し、着地したところを足払いでこかしてから流れるようにショートソードを胸に突き刺す。
対人戦っていうか対二足歩行相手にはめっぽう強い桜さん、例え人型だからと言って容赦はない。
「逃げてないで早くおりて来いエテ公!」
「見えた!」
「命中バフかけます!」
木が倒されたことで頭上の視界が広がり、挑発スキルか何かをつかった大楯使いに呼び寄せられた猿を弓使いが素早く射貫く。
命中バフはスキルの一つ、主に回復を担当する人が追加で覚えることが多い。
スキルブックといわれるクリスタルよりもさらに上の道具を使うことである程度決まったスキルの中からランダムで取得できるという優れもの。
ある程度探索者としてどうやって行くかを決めた後はクリスタルではなくこっちを使ってスキルを取得していくのが一般的だけど、ドロップするのがCランク以上のダンジョンな上にかなり高価なのでこれを使えるようになって初めて探索者として中堅になったといえるんだとか。
その代わり決まったものの中からしか取得できないので収奪スキルの様な珍しい物や、桜さんの弱点看破などの高ランクスキルはほとんど手に入らないのだとか。
もっとも、別の方法でスキルを上げる方法はあるので決して高ランクスキルが手に入らないわけじゃない。
「慌てるなよ!まだまだいるからな。」
「それにこれだけ木を切り倒したんだ、間違いなく奴らが来る。」
「奴ら?」
「木に傷をつけると樹液が樹液があふれるんです、それを狙ってロックビートルが来るはず・・・来ました!」
おいおい嘘だろ。
てっきり木を切り倒して視界を広くすれば戦いやすくなると思ったのに、まさかもう一種類の魔物を呼び寄せることになるなんて。
バキバキと低木をなぎ倒しながらやってきたのは真っ黒いからの巨大カブトムシ、そいつは勢いよく突っ込んできたかと思ったら・・・倒れた木にしがみついたまま動かなくなってしまった。
「樹液を吸っているうちは静かだから今のうちに上を減らしましょう。」
「今は静かだけど全部吸うと襲ってくるんだろ?」
「えぇ、まぁ。」
「マジか。」
「大丈夫です、見た目は大きいですけど中身は所詮虫なので何とかなります。」
回復役の彼に励まされながらもとりあえずフォレストエイプを減らすことに専念する。
途中、樹液を吸い終えたロックビートルが暴れ始めるも斧使いの彼と俺とで集中攻撃することで撃破。
後は地道に数を減らしながらなんとかすべての魔物を討伐することができた。
「おわった・・・?」
「敵影ありません、おそらく大丈夫です。」
「だぁぁぁぁ死ぬかと思った!」
「いや、今回はマジでダメかと思った。あー、もう無理。」
ダンジョンのど真ん中にも関わらず荒れ放題の地面に大の字で倒れこむ斧使い、それを見て他の三人もその場にへたり込む。
一体どのぐらい戦っていたのかわからないけれどとりあえず難は去ったようだ。
「桜さんお疲れ様。」
「和人さんもお疲れ様でした。」
そんな彼らを見守りながら桜さんと拳と拳をぶつけて健闘を称えあう。
あの時休憩しておいて本当によかった、もしかするとあのはちみつレモンが効いたのかもしれない。
【フォレストエイプのスキルを収奪しました。跳躍、ストック上限は後一つです。】
【ロックビートルのスキルを収奪しました。硬化、ストック上限は後二つです。】
今回の戦闘で収奪したスキルは二つ、これもなんとなくは分かるけれど中々使う場所がない。
近いうちに別のダンジョンに潜って実際に確認してみないとなぁ。
「いいなぁ、あぁいうの。」
「ん?」
「いや、かっこいいなって。お二人は付き合ってるんですか?」
さっきのやり取りをうらやましそうに見ていた弓使いの子がまさかの質問をしてくる。
俺が桜さんと?
いやいや、そんなまさか。
俺みたいなオッサンとどう考えても釣り合わないだろう。
「いや、そういうんじゃないかな。なぁ桜さん。」
「そ~ですね~。」
「ん?」
いや、ここはあらぬ誤解が無いようしっかり否定するところであって・・・なのになんでそんな反応を?
「あー、今のダメダメな返答ですよ。わかってないなぁ。」
「そうなんです全然わかってないんです。」
「うちの男らもそうですよ、ほんと女心ってのをわかってないっていうか・・・。あ、私朝倉っていいます!よかったらライセンス交換しませんか?さっきの戦いすっごいかっこよかったです!」
「大道寺です、朝倉ちゃんの弓も凄かったね!あの角度で当てちゃうとか中々できないでしょ。」
急にディスられたかと思ったらそのまま女子同士で盛り上がってしまった。
俺達は顔を見合わせ両肩をすくめる。
あの、ここダンジョンの真ん中なんですけど?
もしかしたらまたロックビートルが樹液探しに来るかもしれないんですけど?
「ちょっと男子、さっさと素材回収してきてよね。」
「和人さん、折角倒したんですからしっかり回収お願いしますよ。」
「「「「うい~っす。」」」」
別に普段から顎で使われているわけじゃないけれどここで逆らったら大変なことになる。
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お互い苦労してるよな、心の声でそんな会話をしながら俺達は何も言わず疲れた体に鞭打って周囲のドロップ品を集めて回った。
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