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ルーチェとエリアスは甲板から、豪華客船が港に入る景色を眺めている。
白い壁と青い屋根の家々が崖に沿って連なり、斜面には青々とした柑橘の木がところどころに点在している。
豪華客船が寄港したのは「まるで真珠のように美しい」とされる島々のうちの一つだった。
甲板から見下ろした町並みはまるで夢の中の風景のようで、思わずルーチェは明るい声をあげた。
「わあ……本当に、あの絵葉書のまま」
目の前に広がる風景は叔母から送られてきていた絵葉書そっくりで、ルーチェは感嘆の声をあげた。
「叔母様のお見舞いに向かうんだよね?」
ルーチェの傍らには変わらず、エリアスが寄り添っている。なんだかんだと連続で体を許してしまっては、ルーチェのほうでももう邪険にするのがおかしい──そんな言い訳を、ルーチェは常に自分の心に言い聞かせていた。
「ええ。まずは手紙を出しました」
ルーチェは朝のうちに備え付けのカフェテーブルに腰かけ、さらさらと簡潔な手紙をしたためた。しばらくぶりの挨拶と、お見舞いの希望を書き記してから、船のコンシェルジュに預けた。これで船員が手早く届けてくれる手はずになっている。
「僕もご挨拶に行こうかな」
「それはちょっと……」
突然エリアスが登場したら具合が良くない叔母の心臓が止まってしまうかもしれない、なんてことを考える。
「この港に停泊中に返事が来ると思います」
停泊期間は三日間。登録をしておけば、一泊を船の外で過ごすこともできるらしい。
「なら、初日の今日は自由時間ということ?」
「はい」
「せっかくだから観光しよう」
あなたはここで降りるんですよ、とはもう、今更突き放すことはできない。ルーチェはエリアスの根気に──執着に負け始めているのだ。
「……そうですね」
ルーチェはエリアスと観光のため、船から降りて上陸することを決めた。
「足元、滑るから気を付けて」
軽く跳ねるような足取りで船を降りるルーチェに向かって、エリアスが手を差し伸べる。その手を取ると、当たり前のように体を抱き寄せられる。
ルーチェは「ありがとうございます」と軽く礼を言うものの、こうして触れられるのが、もう当たり前のようになってしまっている自分に、驚いている。
船に乗る前までは、こんなことになるなんて──エリアスとこの地に降り立つのは想像上の話でしかなかったのだ。
「さて、どこに行きましょうか」
ルーチェは事前に調べておいた観光地のいくつかを頭に思い浮かべる。
「新婚旅行の計画には、この島もあったよね」
突然のエリアスの言動におどろく。計画書は色々出したけれど「君の好きにしていいよ」と言われていたから、まさか目を通しているとは思わなかった。
「ええ、そうです」
「……「今」の君と来られてよかった」
にっこりと微笑むエリアスを見ると、ルーチェは胸がぎゅっと苦しくなって、視線を港街に向けた。
「……私も……一人ではなくて、よかったと思っています」
王子と王女としてなら、訪れる場所には慎重な意味が生まれる。だが、いまの彼らはただのエリアスとルーチェだ。だからこそ、行きたい場所に自由に行ける。
そう思えば、今のこの旅も悪くない。
二人は風光明媚な通りを散策し、石造りの礼拝堂や、地元の工芸品店などを覗きながら歩いた。
「あの、釣り……なんて、どうです?」
港の周りを一周して、ふと思いついたようにルーチェが言うと、エリアスは少し驚いたように目を見開き、すぐに笑った。
「いいね。久し振りに面白そうだ」
二人は港で釣り道具を借りて、桟橋に腰を下ろした。海釣りの経験はふたりとも皆無だったが、それでも思いのほか魚が釣れて、ルーチェは興奮して声をあげた。
「見てください! 私、釣れました!」
「さすがルーチェだ。……これは、なんの魚?」
「さあ……」
次にエリアスの釣り竿にも魚がかかって、引き上げた魚を手に、エリアスも同じように首をかしげた。
なぜか二人の釣り竿には、つぎつぎと魚がひっかかった。
「よく釣れますね」
「魚もルーチェを見たいんじゃない?」
とは、エリアスの談。
この人は相変わらずしょうもないことを言う──けれど、開放的な港の雰囲気のせいか、その時のルーチェはとても楽しかった。
小一時間釣りをして、バケツには魚が溜まった。しかし、ここで二人はようやく、問題点に気が付いてしまう。
「……これ、どうしましょうか」
並んで釣った魚を前に、ルーチェとエリアスは顔を突き合わせて考える。まさか飼うわけにもいかないし、魚なんて捌けない。
そのとき、偶然通りがかった老婦人がふたりに声をかけた。こんがりと日に焼けていて、いかにもかくしゃくとした、気のよさそうな女性だ。
「おやおや、あんたたち。あの船に乗ってきた人たちかい?」
「はい、そうなんです。観光で」
ルーチェが答えると、老婦人はにこやかに目を細めて、バケツに視線を落とした。
「ふふ、おめかししてるわりに、釣果はしっかりあるようだねぇ」
「はい、ちょっと試してみたくなって……。でも、自分たちで食べる方法がないので、このまま逃がしてしまおうかと」
そう言うと、老婦人は「そうだねえ」と頷いてから港の外れの方を指差した。
「あそこに見える白い屋根、見えるかい? あの教会の奥には孤児院があってね。食べ物を持っていけば、きっと喜ばれると思うよ」
「あら、それはいいですね。ありがとうございます」
「いえいえ、せっかくの旅なんだろ? 楽しんでおいで。教会には綺麗なステンドグラスもあるから、ぜひ見ていってほしいよ」
「そうします。ご婦人、ご丁寧にどうも」
老婦人は若い二人に旅の加護がありますように、と祈りを捧げてくれた。
老婦人の言葉に礼を述べ、二人はその教会を目指して歩き出した。ふと吹き抜ける潮風が、嗅ぎ慣れない異国の植物の香りを運んでくる。
──随分、遠くまで来ちゃったなあ。
「手、つなごうよ」
教会へ向かう坂道の途中、エリアスがふいに開いた方の手をルーチェに差し出した。海沿いの街道は石畳が続き、昼下がりの陽が白壁に反射してまぶしいほどだった。
ルーチェは周囲を見渡す。観光客はおろか、猫一匹見当たらない。
「……誰もいないみたいですね」
ルーチェはそっと、遠慮がちに手を差し出した。指先が触れると、エリアスが微笑む。
「こういうとこで暮らすのも、いいかもしれない」
なんて、気軽に口にしてくる。けれどそれがまったく現実味のない夢想には聞こえなかったのは、彼の声が穏やかだけれど、とてもしっかりした口調だったからだ。船に乗ってからのエリアスは品行方正な理想の王子様とはほど遠くなってしまったけれど──たしかな自我、つまりはルーチェと一緒にいたいのだとことあるごとに主張してくれる。
「さすがにエリアス様が漁師になるのは、ちょっと……」
「じゃあ……教師はどう? 歴史は得意だよ」
「教師……いいかもしれませんね」
冗談のような会話の中で、ルーチェはふと、ひとつの確信に似た感情を抱いていた。
きっと私は――もう、悪役令嬢ではない。
断罪を恐れつつも与えられた身分にしがみつくのではなくて、自分の足で歩く。けれどもし、そこにエリアスがいてくれるのなら――それはとても、素敵なことだとルーチェは思う。
──私が『悪役令嬢』の役目を降りたのなら、エリアス様だって『攻略対象』をやめてもいいのかもしれない。
エリアスの健康は今のところ、まったく問題がない。もしゲームの筋書きそのものが始まらなければ、彼の病は発症しない。あるいは、最初からそんなものは存在しない。
──その運命の回避が、私の選択で叶っているのだとしたら――私が、エリアス様をもらってしまっても……いいのかしら?
ルーチェはこっそりと、繋いでいる手を見た。無意識のうちにちゃっかりと自分の方から指を絡めてしまっている。
──このまま、どこか、遠くへ……。
「ルーチェ」
「……へっ」
急に声をかけられて、ルーチェは間抜けな声をあげた。
「ここみたいだよ」
エリアスが指さした先には、白いつる性植物が絡まるアーチが立っていた。石造りの柱に支えられたそのアーチの奥に古びた鐘楼を擁する教会が、静かに二人を迎えていた。
白い壁と青い屋根の家々が崖に沿って連なり、斜面には青々とした柑橘の木がところどころに点在している。
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甲板から見下ろした町並みはまるで夢の中の風景のようで、思わずルーチェは明るい声をあげた。
「わあ……本当に、あの絵葉書のまま」
目の前に広がる風景は叔母から送られてきていた絵葉書そっくりで、ルーチェは感嘆の声をあげた。
「叔母様のお見舞いに向かうんだよね?」
ルーチェの傍らには変わらず、エリアスが寄り添っている。なんだかんだと連続で体を許してしまっては、ルーチェのほうでももう邪険にするのがおかしい──そんな言い訳を、ルーチェは常に自分の心に言い聞かせていた。
「ええ。まずは手紙を出しました」
ルーチェは朝のうちに備え付けのカフェテーブルに腰かけ、さらさらと簡潔な手紙をしたためた。しばらくぶりの挨拶と、お見舞いの希望を書き記してから、船のコンシェルジュに預けた。これで船員が手早く届けてくれる手はずになっている。
「僕もご挨拶に行こうかな」
「それはちょっと……」
突然エリアスが登場したら具合が良くない叔母の心臓が止まってしまうかもしれない、なんてことを考える。
「この港に停泊中に返事が来ると思います」
停泊期間は三日間。登録をしておけば、一泊を船の外で過ごすこともできるらしい。
「なら、初日の今日は自由時間ということ?」
「はい」
「せっかくだから観光しよう」
あなたはここで降りるんですよ、とはもう、今更突き放すことはできない。ルーチェはエリアスの根気に──執着に負け始めているのだ。
「……そうですね」
ルーチェはエリアスと観光のため、船から降りて上陸することを決めた。
「足元、滑るから気を付けて」
軽く跳ねるような足取りで船を降りるルーチェに向かって、エリアスが手を差し伸べる。その手を取ると、当たり前のように体を抱き寄せられる。
ルーチェは「ありがとうございます」と軽く礼を言うものの、こうして触れられるのが、もう当たり前のようになってしまっている自分に、驚いている。
船に乗る前までは、こんなことになるなんて──エリアスとこの地に降り立つのは想像上の話でしかなかったのだ。
「さて、どこに行きましょうか」
ルーチェは事前に調べておいた観光地のいくつかを頭に思い浮かべる。
「新婚旅行の計画には、この島もあったよね」
突然のエリアスの言動におどろく。計画書は色々出したけれど「君の好きにしていいよ」と言われていたから、まさか目を通しているとは思わなかった。
「ええ、そうです」
「……「今」の君と来られてよかった」
にっこりと微笑むエリアスを見ると、ルーチェは胸がぎゅっと苦しくなって、視線を港街に向けた。
「……私も……一人ではなくて、よかったと思っています」
王子と王女としてなら、訪れる場所には慎重な意味が生まれる。だが、いまの彼らはただのエリアスとルーチェだ。だからこそ、行きたい場所に自由に行ける。
そう思えば、今のこの旅も悪くない。
二人は風光明媚な通りを散策し、石造りの礼拝堂や、地元の工芸品店などを覗きながら歩いた。
「あの、釣り……なんて、どうです?」
港の周りを一周して、ふと思いついたようにルーチェが言うと、エリアスは少し驚いたように目を見開き、すぐに笑った。
「いいね。久し振りに面白そうだ」
二人は港で釣り道具を借りて、桟橋に腰を下ろした。海釣りの経験はふたりとも皆無だったが、それでも思いのほか魚が釣れて、ルーチェは興奮して声をあげた。
「見てください! 私、釣れました!」
「さすがルーチェだ。……これは、なんの魚?」
「さあ……」
次にエリアスの釣り竿にも魚がかかって、引き上げた魚を手に、エリアスも同じように首をかしげた。
なぜか二人の釣り竿には、つぎつぎと魚がひっかかった。
「よく釣れますね」
「魚もルーチェを見たいんじゃない?」
とは、エリアスの談。
この人は相変わらずしょうもないことを言う──けれど、開放的な港の雰囲気のせいか、その時のルーチェはとても楽しかった。
小一時間釣りをして、バケツには魚が溜まった。しかし、ここで二人はようやく、問題点に気が付いてしまう。
「……これ、どうしましょうか」
並んで釣った魚を前に、ルーチェとエリアスは顔を突き合わせて考える。まさか飼うわけにもいかないし、魚なんて捌けない。
そのとき、偶然通りがかった老婦人がふたりに声をかけた。こんがりと日に焼けていて、いかにもかくしゃくとした、気のよさそうな女性だ。
「おやおや、あんたたち。あの船に乗ってきた人たちかい?」
「はい、そうなんです。観光で」
ルーチェが答えると、老婦人はにこやかに目を細めて、バケツに視線を落とした。
「ふふ、おめかししてるわりに、釣果はしっかりあるようだねぇ」
「はい、ちょっと試してみたくなって……。でも、自分たちで食べる方法がないので、このまま逃がしてしまおうかと」
そう言うと、老婦人は「そうだねえ」と頷いてから港の外れの方を指差した。
「あそこに見える白い屋根、見えるかい? あの教会の奥には孤児院があってね。食べ物を持っていけば、きっと喜ばれると思うよ」
「あら、それはいいですね。ありがとうございます」
「いえいえ、せっかくの旅なんだろ? 楽しんでおいで。教会には綺麗なステンドグラスもあるから、ぜひ見ていってほしいよ」
「そうします。ご婦人、ご丁寧にどうも」
老婦人は若い二人に旅の加護がありますように、と祈りを捧げてくれた。
老婦人の言葉に礼を述べ、二人はその教会を目指して歩き出した。ふと吹き抜ける潮風が、嗅ぎ慣れない異国の植物の香りを運んでくる。
──随分、遠くまで来ちゃったなあ。
「手、つなごうよ」
教会へ向かう坂道の途中、エリアスがふいに開いた方の手をルーチェに差し出した。海沿いの街道は石畳が続き、昼下がりの陽が白壁に反射してまぶしいほどだった。
ルーチェは周囲を見渡す。観光客はおろか、猫一匹見当たらない。
「……誰もいないみたいですね」
ルーチェはそっと、遠慮がちに手を差し出した。指先が触れると、エリアスが微笑む。
「こういうとこで暮らすのも、いいかもしれない」
なんて、気軽に口にしてくる。けれどそれがまったく現実味のない夢想には聞こえなかったのは、彼の声が穏やかだけれど、とてもしっかりした口調だったからだ。船に乗ってからのエリアスは品行方正な理想の王子様とはほど遠くなってしまったけれど──たしかな自我、つまりはルーチェと一緒にいたいのだとことあるごとに主張してくれる。
「さすがにエリアス様が漁師になるのは、ちょっと……」
「じゃあ……教師はどう? 歴史は得意だよ」
「教師……いいかもしれませんね」
冗談のような会話の中で、ルーチェはふと、ひとつの確信に似た感情を抱いていた。
きっと私は――もう、悪役令嬢ではない。
断罪を恐れつつも与えられた身分にしがみつくのではなくて、自分の足で歩く。けれどもし、そこにエリアスがいてくれるのなら――それはとても、素敵なことだとルーチェは思う。
──私が『悪役令嬢』の役目を降りたのなら、エリアス様だって『攻略対象』をやめてもいいのかもしれない。
エリアスの健康は今のところ、まったく問題がない。もしゲームの筋書きそのものが始まらなければ、彼の病は発症しない。あるいは、最初からそんなものは存在しない。
──その運命の回避が、私の選択で叶っているのだとしたら――私が、エリアス様をもらってしまっても……いいのかしら?
ルーチェはこっそりと、繋いでいる手を見た。無意識のうちにちゃっかりと自分の方から指を絡めてしまっている。
──このまま、どこか、遠くへ……。
「ルーチェ」
「……へっ」
急に声をかけられて、ルーチェは間抜けな声をあげた。
「ここみたいだよ」
エリアスが指さした先には、白いつる性植物が絡まるアーチが立っていた。石造りの柱に支えられたそのアーチの奥に古びた鐘楼を擁する教会が、静かに二人を迎えていた。
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