ヴァイオレットは幸せですか?

藤川みはな

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家庭教師

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「か、家庭教師、だと?」
お父様が、ペンを持ったまま固まった。

「はい。わたしこの世界のこと、何も知らないんです。だからこの世界のことを知って、魔法だって使ってみたいんです!」

わたしはにっこり笑う。

「わたしの知り合いに家庭教師がいるが……」

お父様が苦々しい顔をする。

「どうしたんですか?お父様」

「ルイスは男なんだよなぁぁ……」
深いため息をつくお父様。

それが、どうしたんでしょう。

「アルフレッド様、心配なさらずともヴァイオレットお嬢様と恋仲になったりしませんよ」

「えっお父様、それを心配してたんですか?」

「だって、あいつがヴァイオレットを見初めてしまったらどうするんだい?!」

ふふっ、お父様ってば親バカですね。

「安心してください、お父様。わたしは7歳ですよ?まだ幼いわたしに恋に落ちる大人なんていません!いるとしたらロリコンでしょう!」

「ロリ……?なんだい?」

はっ、つい前世の言葉が。

「い、いえ何でもありません!」
わたしは慌てて言う。

「とりあえず、ルイスに手紙を送ってみるよ、返事が来るまで、待ってなさい」
にっこり笑うお父様。

わたしは嬉しくなってお父様に抱きついた。

「お父様大好きですーー!」

「可愛いな、ウチの娘は」
お父様がデレデレした口調で言った。


10日後

「初めまして、ヴァイオレットお嬢様。ルイス・
アドルフと申します」

優しそうな方ですね。
金髪の髪にオリーブ色の瞳をしていて、
イケメンさんです。

「初めまして、ルイス先生!」

わたしはルイス先生と握手した。


「それでは、早速ですが、勉強を始めましょうか」

わたしは元気よく「はい!」と声を上げたのだった。

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