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第9話 レアアイテム売却でお金持ちへ
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翌日、俺とフルクは昨日のレアアイテムの半分ほどを持って、帝国を目指す事にした。丁度この近辺には、フルクの出身地であるらしい『カエレスエィス帝国』がある。
「カエレスエィス帝国か。そうか、フルクはそこの生まれで教会に所属していたんだな。俺、帝国は二度立ち寄ったくらいだからなあ。滞在期間も短かったし」
「そうだったんですね。ええ、わたしはカエレスエィス帝国の生まれでですよ。ずっと住んでいました。それでは、この『アベオの葉』をお持ちください」
手渡される葉っぱ。
これは俺でも知っている。
アベオの葉は、使うと書かれた文字の場所でテレポートできるのだ。貰った葉っぱには『カエレスエィス帝国』が刻まれている。
「なるほどな。これで一瞬なわけだ」
「ええ。近辺とは言え、歩いて行くと大変ですからね。帰りの、このEXダンジョンの葉っぱも作成しておきます。これで何かあっても直ぐ帰れますよ」
EXダンジョン専用の葉っぱも作って貰った。文字を書くだけだから楽ちんだ。
「よし、向かうか」
――カエレスエィス帝国へ――
葉っぱを使うと光に包まれ、一瞬で到着した。
「……おぉ」
周囲を見渡し、街並みを確認した。
少し前に立ち寄った時と変わらない街並みが広がっていた。相変わらず、建物が連なる程に密集している。
「さっそくお店へ行きますか?」
「そうだな、アイテムも重量があって重くてな。さっさと金に換えてしまおう」
カバンいっぱいに詰め込んでいるので、さすがに重い。近くには確か有名武具店あったはず。そこを頼ろう。
行き交う冒険者の合間を縫っていく。
やがて見えて来る『ラナンクルス』という大きなお店。一度だけ訪れて、昔にアイテムの売却を頼んだ事があった。
「ここ、一度だけ利用した事があるから、多分頼れると思う」
「そうなんですね。分かりました」
入店すると、カウンターの向こうに気怠そうなおっちゃんがいた。……ああ、いたいた。あの人こそラナンクルスの店主。
「モードゥスさん、でしたよね」
「いらっしゃい……って! 君は見たことあるね、確か勇者様ではなかったかな」
「そうです。俺はアウルム・キルクルスです。でも、第二勇者にその立場は奪われました。今日は別の用件です」
「あぁ、噂は耳にしている。第二勇者・セクンドスだろう? ふざけているよな。この私は君の味方だからね。なぜなら、君には大変お世話になったからな。……それで、どういったご用件で?」
良かった。
このおっちゃんは味方だ。
「このレアアイテムを全部売りたいんです」
ドサッと机に置くと、おっちゃんはぶったまげた。
「な、なんだねこの数は……凄い量じゃないか! うわぁ……見たこともないアイテムだよ。これ、どうしたんだね!?」
「いやぁ、ちょっと新しいダンジョンを見つけてさ。そこで狩って手に入れたんだよ。なぁ、いくらになるかな」
ガクガクブルブル震えるモードゥスさんは、椅子から転げ落ちた。ビビりすぎだろう。
「……こ、これは余裕で億だよ。査定してみなきゃ分からんのもあるけど、これは物凄い価値がある。この聖剣は一本で1億セルだろうね」
「ほ、本当か!!」
「ああ、本当だとも」
俺とフルクは顔を見合わせた。
そして――
「「やったー!!」」
二人して喜んだ。
大金持ちだ!!!
「カエレスエィス帝国か。そうか、フルクはそこの生まれで教会に所属していたんだな。俺、帝国は二度立ち寄ったくらいだからなあ。滞在期間も短かったし」
「そうだったんですね。ええ、わたしはカエレスエィス帝国の生まれでですよ。ずっと住んでいました。それでは、この『アベオの葉』をお持ちください」
手渡される葉っぱ。
これは俺でも知っている。
アベオの葉は、使うと書かれた文字の場所でテレポートできるのだ。貰った葉っぱには『カエレスエィス帝国』が刻まれている。
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「さっそくお店へ行きますか?」
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カバンいっぱいに詰め込んでいるので、さすがに重い。近くには確か有名武具店あったはず。そこを頼ろう。
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「そうなんですね。分かりました」
入店すると、カウンターの向こうに気怠そうなおっちゃんがいた。……ああ、いたいた。あの人こそラナンクルスの店主。
「モードゥスさん、でしたよね」
「いらっしゃい……って! 君は見たことあるね、確か勇者様ではなかったかな」
「そうです。俺はアウルム・キルクルスです。でも、第二勇者にその立場は奪われました。今日は別の用件です」
「あぁ、噂は耳にしている。第二勇者・セクンドスだろう? ふざけているよな。この私は君の味方だからね。なぜなら、君には大変お世話になったからな。……それで、どういったご用件で?」
良かった。
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ドサッと机に置くと、おっちゃんはぶったまげた。
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