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グイグイくる天音さん
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あれから少し時は経ち――俺は晩飯を作る北上を見学していた。
「イノシシ肉、鮮度はもうだいぶ落ちたよなぁ。燻製にでもするか」
「でも、どうやって燻製にするのですか?」
「そうだな。針金か丈夫な枝が十本……それに板だな。鉄板が望ましいけど、木板でもいいや。自作の燻製器を作るんだよ」
「それで出来ちゃうんですね?」
「けど、その前に下準備だな。それまで時間があるし、塩はないから肉を海水につけて塩分で満たす。あとは綺麗な水につけて塩抜き。
で、それから肉を乾燥させる。
その作業が終わったら、次に燻煙だ。燻製器の中にぶちこんでスモークする。それから肉を熟成させるんだ。すると干し肉が完成する」
これは、俺のサバイバル知識だ。
覚えておいて良かった。
説明を終えると、北上は驚いていた。
「早坂くん、よく知ってますね。さすがのあたしもそれは知りませんでした」
「ただ、燻製器を作るのに材料が必要だけどね」
「それなら、あたしが作りますよ。木製にはなっちゃいますが」
「それで十分さ」
ナイフがあって良かった。
時間は掛かるだろうけど、北上ならやれるはず。
俺は、燻製器の組み立て方を北上に伝授した。
「――分かりました、早めに作っておきますね」
「頼む。それじゃ、晩御飯はイノシシ肉とヤマモモってところかな。一応、蛇もあるけど」
「それは却下です。早坂くんが責任をもって食べてください」
「そんなに嫌か」
「好き嫌いを言っている場合ではないですけどね。それでもです」
頑なに拒否する北上。
無理強いは出来ない。
俺が食うしかないか。
人生初の蛇の肉か。
……調理するの嫌だけど、これも経験だ。
近い将来、人類は食糧問題に直面するらしい。
そうなれば、いずれは昆虫食を頼ることになるんだとか。
今の俺はその前段階にいる。
しかし、まだ虫は避けておきたい。
プロの冒険家は、当たり前のようにバッタや幼虫……クモやムカデすら食うが。
尊敬しかない。
* * *
全員で焚火を囲い、焼いたイノシシ肉を味わった。
まだまだジューシーで中々イケる。
「ところでさ、お肉って、どうやって保存してるの? 冷蔵庫とかないじゃん」
天音が疑問を投げた。
答えられる者は、俺か北上しかいないだろう。
北上が答えてくれた。
「当然、そのままだと腐ってしまいます。なので、適正なサイズに切り取ったブルーシートに包んで流水に浸しているんです」
「え、流水って……川とかあったっけ」
「もちろん、海です。ここから距離がありますが、北側に海岸があるんです。網をバラした紐を使って垂らしてあるんですよ。それで少しだけ日持ちします」
「おぉ、さすが北上さんね」
おや、天音は北上をライバル視していると思ったんだが。これは意外だ。
こうして仲良くしてくれれば俺は苦労しないんだがな。
それから、静かな時間が流れていく。
食事を終えて、少し経過した頃。
ほぼ全員がベッドへ寝転んだ。
みんな疲れているんだろうな。
俺はというと、ラジオを作れないか模索していた。
廃材で作れないかな。
「どうしたの、早坂くん」
「天音……寝なくていいのか。疲れたろ」
「ううん、大丈夫。隣いいかな」
「構わないよ。焚火を眺めなら、ない脳をフル回転させていただけだからな」
「なにを考えていたの? ……まさか、えっちなこと?」
「そんなわけないって。ラジオだよ」
「ラジオ?」
「電話回線やネットが繋がらない以上、ラジオしかないかなって」
「でも、電池ないよ?」
「戦時中、電池不要のラジオが活用されていたんだ。その名も『塹壕ラジオ』と言ってな。カッターの刃とエンピツで作れたんだ」
「え、そんな簡単な材料で?」
他には、セラミックイヤホンと銅線が必要だ。
欲を言えば『ゲルマニウムダイオード』があれば良いんだが、それだと塹壕ラジオではなく、ゲルマニウム・ラジオになるけどな。
「――というわけだ」
「うひゃ~…そんなの普通知らないよ。早坂くんって本当、知識の宝庫だよね。一緒にいて退屈しないもん」
なぜか手を握られ、俺はビクッとした。
……な、なんか距離も近いような。
「あ、天音……」
「わたしね……今、ドキドキしてる」
手をにぎにぎしてきて、凄く気持ちがいい。
天音の指、細すぎ。
「いいのか、アイドルがこんなダメ男と手を握って」
「ダメ男なんかじゃない。それに、握手会とか普通にするし」
それもそうか。
なんか普通に納得してしまった。
「なんか歌ったりするの?」
「もちろん、オリジナルソングとかね。踊りもやる」
「へえ、聞いてみたいな」
「恥ずかしいから、また今度ね」
今度は頭を預けてくる天音。
なんか距離感が異様に近い。
今晩の天音は……どうしたんだろう。
「そ、そうか。それにしても、救助とか来る気配がないな」
「島っていっぱいあるんだよね。探すの大変なのかも」
「時間は掛かっているんだろうなあ」
「このまま見つからなくてもいいかもね」
「え……」
「だって、早坂くんがいれば……いいかなって」
「そ、それってどういう意味……」
聞き返すと、天音は頬を紅潮させた。
恥ずかしそうに視線を夜空に向けて、誤魔化している風にも見えた。
「わたし、こんな島に流れ着いてサバイバルすることになるなんて思わなかったよ」
「俺もだよ。いつも退屈な授業を受けて、毎日適当に過ごしていた」
「「でも……」」
俺と天音の言葉が重なった。
視線すらも合わさって、時が止まった。
夜の穏やかな風が頬を撫でる。
高鳴る鼓動。
心の奥底から押し上げてくる緊張感とマグマのような熱。
「……早坂くん、わたし……今まで絶望しかないと思ったけど、目の前に希望があった」
月明かりで反射する目尻の雫。
天音はそっと瞼を閉じ、キスを求めてきたのかと思った――けれど。
抱擁を求めた。
俺は天音の華奢な体を受け止め、安心させた。
ずっと怖かったのかもしれない。
こんなワケのわからない島に流れ着いて、みんなや家族と離れ離れになってしまって……平常でいられるはずがないよな。
「安心しろ、天音。いつかきっと迎えがくる。それまでは俺が天音を守ってやる」
「……うん。信じてるからね」
「俺も天音のことを信じてる」
「嬉しいな。男の子で信用できる人ってゼロに等しかったから」
「なぜだ? アイドルならモテるだろうに」
「アイドルだからこそだよ。難しいんだ、いろいろと」
それもそうか。人気アイドルなら悩みは尽きないだろうし、異性の問題となると尚更だろう。
「今、この島には男は俺だけだ。……あ、でも倉島ってヤツがいるんだっけ。潜伏しているのかな」
「うーん、でも同じ生徒だから乱暴は止めて欲しいな」
天音は優しいな。
でも、船が転覆したあの日、救命ボートを奪取して逃げ出したらしいからな。極悪人だぞ。
何かしてくるようなら、俺が天音を――いや、みんなを守るさ。
「承知した。ところで天音……ずっとこのままでいいのか?」
「……っ! そ、そうだった。早坂くんと抱き合ったままだった……うぅ」
元々赤かった顔を、更に真っ赤にする天音さん。
やっぱり恥ずかしかったのか、俺から慌てて離れて踵を返す。
両手で顔を覆うと、洞窟の方へ走って行ってしまった。
可愛すぎかっ。
「イノシシ肉、鮮度はもうだいぶ落ちたよなぁ。燻製にでもするか」
「でも、どうやって燻製にするのですか?」
「そうだな。針金か丈夫な枝が十本……それに板だな。鉄板が望ましいけど、木板でもいいや。自作の燻製器を作るんだよ」
「それで出来ちゃうんですね?」
「けど、その前に下準備だな。それまで時間があるし、塩はないから肉を海水につけて塩分で満たす。あとは綺麗な水につけて塩抜き。
で、それから肉を乾燥させる。
その作業が終わったら、次に燻煙だ。燻製器の中にぶちこんでスモークする。それから肉を熟成させるんだ。すると干し肉が完成する」
これは、俺のサバイバル知識だ。
覚えておいて良かった。
説明を終えると、北上は驚いていた。
「早坂くん、よく知ってますね。さすがのあたしもそれは知りませんでした」
「ただ、燻製器を作るのに材料が必要だけどね」
「それなら、あたしが作りますよ。木製にはなっちゃいますが」
「それで十分さ」
ナイフがあって良かった。
時間は掛かるだろうけど、北上ならやれるはず。
俺は、燻製器の組み立て方を北上に伝授した。
「――分かりました、早めに作っておきますね」
「頼む。それじゃ、晩御飯はイノシシ肉とヤマモモってところかな。一応、蛇もあるけど」
「それは却下です。早坂くんが責任をもって食べてください」
「そんなに嫌か」
「好き嫌いを言っている場合ではないですけどね。それでもです」
頑なに拒否する北上。
無理強いは出来ない。
俺が食うしかないか。
人生初の蛇の肉か。
……調理するの嫌だけど、これも経験だ。
近い将来、人類は食糧問題に直面するらしい。
そうなれば、いずれは昆虫食を頼ることになるんだとか。
今の俺はその前段階にいる。
しかし、まだ虫は避けておきたい。
プロの冒険家は、当たり前のようにバッタや幼虫……クモやムカデすら食うが。
尊敬しかない。
* * *
全員で焚火を囲い、焼いたイノシシ肉を味わった。
まだまだジューシーで中々イケる。
「ところでさ、お肉って、どうやって保存してるの? 冷蔵庫とかないじゃん」
天音が疑問を投げた。
答えられる者は、俺か北上しかいないだろう。
北上が答えてくれた。
「当然、そのままだと腐ってしまいます。なので、適正なサイズに切り取ったブルーシートに包んで流水に浸しているんです」
「え、流水って……川とかあったっけ」
「もちろん、海です。ここから距離がありますが、北側に海岸があるんです。網をバラした紐を使って垂らしてあるんですよ。それで少しだけ日持ちします」
「おぉ、さすが北上さんね」
おや、天音は北上をライバル視していると思ったんだが。これは意外だ。
こうして仲良くしてくれれば俺は苦労しないんだがな。
それから、静かな時間が流れていく。
食事を終えて、少し経過した頃。
ほぼ全員がベッドへ寝転んだ。
みんな疲れているんだろうな。
俺はというと、ラジオを作れないか模索していた。
廃材で作れないかな。
「どうしたの、早坂くん」
「天音……寝なくていいのか。疲れたろ」
「ううん、大丈夫。隣いいかな」
「構わないよ。焚火を眺めなら、ない脳をフル回転させていただけだからな」
「なにを考えていたの? ……まさか、えっちなこと?」
「そんなわけないって。ラジオだよ」
「ラジオ?」
「電話回線やネットが繋がらない以上、ラジオしかないかなって」
「でも、電池ないよ?」
「戦時中、電池不要のラジオが活用されていたんだ。その名も『塹壕ラジオ』と言ってな。カッターの刃とエンピツで作れたんだ」
「え、そんな簡単な材料で?」
他には、セラミックイヤホンと銅線が必要だ。
欲を言えば『ゲルマニウムダイオード』があれば良いんだが、それだと塹壕ラジオではなく、ゲルマニウム・ラジオになるけどな。
「――というわけだ」
「うひゃ~…そんなの普通知らないよ。早坂くんって本当、知識の宝庫だよね。一緒にいて退屈しないもん」
なぜか手を握られ、俺はビクッとした。
……な、なんか距離も近いような。
「あ、天音……」
「わたしね……今、ドキドキしてる」
手をにぎにぎしてきて、凄く気持ちがいい。
天音の指、細すぎ。
「いいのか、アイドルがこんなダメ男と手を握って」
「ダメ男なんかじゃない。それに、握手会とか普通にするし」
それもそうか。
なんか普通に納得してしまった。
「なんか歌ったりするの?」
「もちろん、オリジナルソングとかね。踊りもやる」
「へえ、聞いてみたいな」
「恥ずかしいから、また今度ね」
今度は頭を預けてくる天音。
なんか距離感が異様に近い。
今晩の天音は……どうしたんだろう。
「そ、そうか。それにしても、救助とか来る気配がないな」
「島っていっぱいあるんだよね。探すの大変なのかも」
「時間は掛かっているんだろうなあ」
「このまま見つからなくてもいいかもね」
「え……」
「だって、早坂くんがいれば……いいかなって」
「そ、それってどういう意味……」
聞き返すと、天音は頬を紅潮させた。
恥ずかしそうに視線を夜空に向けて、誤魔化している風にも見えた。
「わたし、こんな島に流れ着いてサバイバルすることになるなんて思わなかったよ」
「俺もだよ。いつも退屈な授業を受けて、毎日適当に過ごしていた」
「「でも……」」
俺と天音の言葉が重なった。
視線すらも合わさって、時が止まった。
夜の穏やかな風が頬を撫でる。
高鳴る鼓動。
心の奥底から押し上げてくる緊張感とマグマのような熱。
「……早坂くん、わたし……今まで絶望しかないと思ったけど、目の前に希望があった」
月明かりで反射する目尻の雫。
天音はそっと瞼を閉じ、キスを求めてきたのかと思った――けれど。
抱擁を求めた。
俺は天音の華奢な体を受け止め、安心させた。
ずっと怖かったのかもしれない。
こんなワケのわからない島に流れ着いて、みんなや家族と離れ離れになってしまって……平常でいられるはずがないよな。
「安心しろ、天音。いつかきっと迎えがくる。それまでは俺が天音を守ってやる」
「……うん。信じてるからね」
「俺も天音のことを信じてる」
「嬉しいな。男の子で信用できる人ってゼロに等しかったから」
「なぜだ? アイドルならモテるだろうに」
「アイドルだからこそだよ。難しいんだ、いろいろと」
それもそうか。人気アイドルなら悩みは尽きないだろうし、異性の問題となると尚更だろう。
「今、この島には男は俺だけだ。……あ、でも倉島ってヤツがいるんだっけ。潜伏しているのかな」
「うーん、でも同じ生徒だから乱暴は止めて欲しいな」
天音は優しいな。
でも、船が転覆したあの日、救命ボートを奪取して逃げ出したらしいからな。極悪人だぞ。
何かしてくるようなら、俺が天音を――いや、みんなを守るさ。
「承知した。ところで天音……ずっとこのままでいいのか?」
「……っ! そ、そうだった。早坂くんと抱き合ったままだった……うぅ」
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