39 / 287
女子たちを導く
しおりを挟む
気づいた時には、北上が手榴弾らしきものを宙へ蹴り飛ばしていた。……速ッ! チーター並みの瞬足だったぞ。
全然見えなかった、今の。
『――――――!!!!』
金属の物体は空へ舞うと大爆発を引き起こした。
な、なんて爆風だ……!
こんなの直撃していたら死んでいたぞ。木っ端微塵だ。
俺は咄嗟に天音を庇い、その場に伏せた。彼女だけでも守らないと。
やがて爆風が晴れた。
「ク、クソォ!!」
思い通りにならなくて悔しがる大男。ぐるぐる巻きに縛られて抵抗はできないが、油断はできない。まだ武器を隠し持っているかも。
「北上さん、その男……」
「大丈夫です。武器類は直ぐに接収しますから」
手慣れた手つきで男の服をまさぐる北上。彼女に任せておけば間違いはないな。
「金髪の女……貴様、何者だ。あの動きは明らかに訓練された者の……軍人の動きだった」
「……黙れ」
北上は、男の首裏に手刀を食らわした。
ゴスッと鈍い音がするや、男は一瞬で気絶した。本当、手慣れているな。でも、おかげで助かった。北上がいなかったら、俺たちは爆死していただろう。
「外国人の男はどうするんだい?」
「コイツからは“情報”を引き出します。学年主任の橘川がどこにいるか吐き出させるのです。それに、この島の情報とかも得られるかも」
その通り。
事は慎重に進めるべきだ。幸い、この外国人の男には日本語が通じるし、いろいろ知っていることを教えてもらう。
この島の脱出方法も分かるかもしれない。
などと考えていると、大伊たちが顔を青くして屈んでいた。
「……うぅ、なんで爆発なんて」「こんな、こんなのって……」「お家に帰りたい」「どうしてウチばかり狙われるの!」「これからどうすればいいの」
絶望する女子たち。気持ちはよく分かる。俺だって、まさかこんな傭兵みたいな輩に命を狙われるとは思わなかった。
学年主任が俺たちの命をなんとも思っていなくて、こんな恐ろしい計画を立てていたなんて……ありえないと思った。
けど。
けれど、これが現実なんだ。
未だに多くの生徒は行方不明。
生存者が何人いるのかも分からない。
奇跡的に流れ着いたのは俺たちだけ。
……いや、見つけ出せていないだけで、どこかに潜んで今も救助を待っているかもしれない。
でも、全員を助けることはできない。
どんな正義の味方でもだ。
せめて……せめて目の前にいる人達は、なんとかしてやりたい。
だから。
「みんな、落ち着いて聞いてくれ。
俺たちは確かに苦境に立たされている。船から放り出され、流され……無人島に流された。全てを失って孤立した。……けど、生きている限り常に希望はある。
なぁに、ここは地球の上なんだ。なにも宇宙を漂流しているわけじゃない。きっといつか帰れるさ」
俺が必死に鼓舞すると、篠山が頭を抱えて弱々しくこう言った。
「早坂くん、私達は久保さんに裏切られたよ。そのうえ、学年主任が私達を殺そうとしていたとか……もう誰を信じていいか分かんないよ!!」
「なら、俺は信じてくれ。みんなを絶対、家に帰してやる」
「……け、けど」
「今こそ結束する時だ。バラバラに動けば橘川だけではない、自然に負ける。ある意味、人間よりタチの悪い相手だ。
ヤツ等は気まぐれだ。
こっちの意図なんて汲んじゃくれない。容赦なく牙を剥く。
いいか、俺たちは今……大自然も相手にしているんだ。ここは広大な大海原であり、ジャングルのような森であり、絶壁が連なる岩に囲まれた洞窟。危険な動物や虫、植物だっている。数え切れないほどに」
人間なんて下手すりゃ蚊に刺されただけで死ぬ。それほどに脆弱な存在だ。だから、こそ生き抜く術を、知恵を身につけないといけない。自然と共存できるよう、協力し合わないといけないんだ。
俺に続いて天音が口を開いた。
「みんな、早坂くんの言う通りよ。今は身内で争っている場合ではないし、生き抜くことだけを考えた方が賢明だと思う。
せめて今ここにいるメンバーだけでも、信じあえるよう努力しましょう」
天音が俺の手を握ってくれた。
まるで対抗するように北上も。更に千年世や桃瀬も。八重樫やほっきー、リコも続いてくれた。
大伊たちも複雑そうな顔を浮かべながらも、手を重ねていく。
「ごめん、私達……疑心暗鬼に陥っていた。久保さんのことは一旦忘れる。もしかしたら、救助を呼んでくれているのかもしれないし……まだ信じたい部分もある」
「大伊さん、野茂さん、篠山さん、大塚さん……四人とも、今は不安が多いだろうけど、俺に力を貸してくれ」
「分かった。その見返りに……私達を家に帰してくれる?」
大伊の真剣な眼差しに、俺は無責任に返事は返せないと感じた。けど、その覚悟がなければ、みんなを導くなんて到底できない。その資格もない。
俺は……今こそ変わるべきなんだ。
リーダーって器じゃなかったんだけどなぁ……。だけど、誰かが上に立たなければならない。それが、たまたま俺だったのだ。
こんな運命が待ち受けていたとはな。――いや、これからの運命の方がもっと大変かも。
「いいだろう。俺が全員を無事に帰還させてやる。だから、文句言わずについて来てもらうぞ!」
「さすが早坂くんね! ここ最近ずっとカッコイイ」
「そ、そうかな」
「みんなそう思ってるよ。それに、みんな君を信じてる」
うん、と頷くみんな。
全員の気持ちが一致した。
そうだ、まだこんなところで終わるわけにはいかないんだ。
――その後、俺と北上の交代で外国人の男……仮名ジョン・スミスを見張ることにした。
「なんだか、こういうの久しぶりだな」
「そういえば、最初の頃はこうして番人をしていましたね、啓くん」
「そうだな。懐かしい気分だ」
そんな会話をしていると、ジョンが意識を取り戻した。
「…………っ。ここは……なるほど、俺は負けたのか」
「そうだよ。ジョン・スミスさん。あんたは負けた。そして、これから色々聞かせてもらうことになる」
「俺はなにも喋らないぞ。雇い主に殺されちまう」
わざとらしく口を噤むジョン。
だが、北上がナイフを向けた。
「その口を裂くのは容易い」
「……! ご、拷問をする気か。可愛い顔しておっかねぇな。おい、早坂とか言ったか小僧。この女、やべぇんじゃねえの!?」
「まあね。俺はもう散々命を狙われたよ。もう慣れた」
「な……慣れたって、ヒィ!?」
北上は、いきなりジョンの首元に刃を向けた。唐突に始まるんだから。
「……殺しますよ?」
「お、俺は口を割らねえ! 情報を漏らしたら、もっと恐ろしいことになるぞ」
「どういう意味ですか」
「言えるか! 言った瞬間、ヤツ等に捕捉され、この島は焦土と化すぞ。そうなれば、お宝はパーになる。全部おしまいだ」
焦土と化す?
そんな恐ろしいことも計画してあるってことなのか。いやいや、ハッタリだ。こんな無人島を焦土にするなんて、なんのメリットもないじゃないか。
この男から情報を引き出す。それだけだ。
「話してもらうぞ、ジョン・スミス」
俺はデザートイーグルをジョンに向けた。
「わ、分かった! 分かったから……命だけは!!」
これで情報は得られる。
そうして、俺と北上はジョンからあらゆる情報を引き出した。中でも驚いたのが……。
――橘川のヤツ、いったいどこまでやる気なんだ。
全然見えなかった、今の。
『――――――!!!!』
金属の物体は空へ舞うと大爆発を引き起こした。
な、なんて爆風だ……!
こんなの直撃していたら死んでいたぞ。木っ端微塵だ。
俺は咄嗟に天音を庇い、その場に伏せた。彼女だけでも守らないと。
やがて爆風が晴れた。
「ク、クソォ!!」
思い通りにならなくて悔しがる大男。ぐるぐる巻きに縛られて抵抗はできないが、油断はできない。まだ武器を隠し持っているかも。
「北上さん、その男……」
「大丈夫です。武器類は直ぐに接収しますから」
手慣れた手つきで男の服をまさぐる北上。彼女に任せておけば間違いはないな。
「金髪の女……貴様、何者だ。あの動きは明らかに訓練された者の……軍人の動きだった」
「……黙れ」
北上は、男の首裏に手刀を食らわした。
ゴスッと鈍い音がするや、男は一瞬で気絶した。本当、手慣れているな。でも、おかげで助かった。北上がいなかったら、俺たちは爆死していただろう。
「外国人の男はどうするんだい?」
「コイツからは“情報”を引き出します。学年主任の橘川がどこにいるか吐き出させるのです。それに、この島の情報とかも得られるかも」
その通り。
事は慎重に進めるべきだ。幸い、この外国人の男には日本語が通じるし、いろいろ知っていることを教えてもらう。
この島の脱出方法も分かるかもしれない。
などと考えていると、大伊たちが顔を青くして屈んでいた。
「……うぅ、なんで爆発なんて」「こんな、こんなのって……」「お家に帰りたい」「どうしてウチばかり狙われるの!」「これからどうすればいいの」
絶望する女子たち。気持ちはよく分かる。俺だって、まさかこんな傭兵みたいな輩に命を狙われるとは思わなかった。
学年主任が俺たちの命をなんとも思っていなくて、こんな恐ろしい計画を立てていたなんて……ありえないと思った。
けど。
けれど、これが現実なんだ。
未だに多くの生徒は行方不明。
生存者が何人いるのかも分からない。
奇跡的に流れ着いたのは俺たちだけ。
……いや、見つけ出せていないだけで、どこかに潜んで今も救助を待っているかもしれない。
でも、全員を助けることはできない。
どんな正義の味方でもだ。
せめて……せめて目の前にいる人達は、なんとかしてやりたい。
だから。
「みんな、落ち着いて聞いてくれ。
俺たちは確かに苦境に立たされている。船から放り出され、流され……無人島に流された。全てを失って孤立した。……けど、生きている限り常に希望はある。
なぁに、ここは地球の上なんだ。なにも宇宙を漂流しているわけじゃない。きっといつか帰れるさ」
俺が必死に鼓舞すると、篠山が頭を抱えて弱々しくこう言った。
「早坂くん、私達は久保さんに裏切られたよ。そのうえ、学年主任が私達を殺そうとしていたとか……もう誰を信じていいか分かんないよ!!」
「なら、俺は信じてくれ。みんなを絶対、家に帰してやる」
「……け、けど」
「今こそ結束する時だ。バラバラに動けば橘川だけではない、自然に負ける。ある意味、人間よりタチの悪い相手だ。
ヤツ等は気まぐれだ。
こっちの意図なんて汲んじゃくれない。容赦なく牙を剥く。
いいか、俺たちは今……大自然も相手にしているんだ。ここは広大な大海原であり、ジャングルのような森であり、絶壁が連なる岩に囲まれた洞窟。危険な動物や虫、植物だっている。数え切れないほどに」
人間なんて下手すりゃ蚊に刺されただけで死ぬ。それほどに脆弱な存在だ。だから、こそ生き抜く術を、知恵を身につけないといけない。自然と共存できるよう、協力し合わないといけないんだ。
俺に続いて天音が口を開いた。
「みんな、早坂くんの言う通りよ。今は身内で争っている場合ではないし、生き抜くことだけを考えた方が賢明だと思う。
せめて今ここにいるメンバーだけでも、信じあえるよう努力しましょう」
天音が俺の手を握ってくれた。
まるで対抗するように北上も。更に千年世や桃瀬も。八重樫やほっきー、リコも続いてくれた。
大伊たちも複雑そうな顔を浮かべながらも、手を重ねていく。
「ごめん、私達……疑心暗鬼に陥っていた。久保さんのことは一旦忘れる。もしかしたら、救助を呼んでくれているのかもしれないし……まだ信じたい部分もある」
「大伊さん、野茂さん、篠山さん、大塚さん……四人とも、今は不安が多いだろうけど、俺に力を貸してくれ」
「分かった。その見返りに……私達を家に帰してくれる?」
大伊の真剣な眼差しに、俺は無責任に返事は返せないと感じた。けど、その覚悟がなければ、みんなを導くなんて到底できない。その資格もない。
俺は……今こそ変わるべきなんだ。
リーダーって器じゃなかったんだけどなぁ……。だけど、誰かが上に立たなければならない。それが、たまたま俺だったのだ。
こんな運命が待ち受けていたとはな。――いや、これからの運命の方がもっと大変かも。
「いいだろう。俺が全員を無事に帰還させてやる。だから、文句言わずについて来てもらうぞ!」
「さすが早坂くんね! ここ最近ずっとカッコイイ」
「そ、そうかな」
「みんなそう思ってるよ。それに、みんな君を信じてる」
うん、と頷くみんな。
全員の気持ちが一致した。
そうだ、まだこんなところで終わるわけにはいかないんだ。
――その後、俺と北上の交代で外国人の男……仮名ジョン・スミスを見張ることにした。
「なんだか、こういうの久しぶりだな」
「そういえば、最初の頃はこうして番人をしていましたね、啓くん」
「そうだな。懐かしい気分だ」
そんな会話をしていると、ジョンが意識を取り戻した。
「…………っ。ここは……なるほど、俺は負けたのか」
「そうだよ。ジョン・スミスさん。あんたは負けた。そして、これから色々聞かせてもらうことになる」
「俺はなにも喋らないぞ。雇い主に殺されちまう」
わざとらしく口を噤むジョン。
だが、北上がナイフを向けた。
「その口を裂くのは容易い」
「……! ご、拷問をする気か。可愛い顔しておっかねぇな。おい、早坂とか言ったか小僧。この女、やべぇんじゃねえの!?」
「まあね。俺はもう散々命を狙われたよ。もう慣れた」
「な……慣れたって、ヒィ!?」
北上は、いきなりジョンの首元に刃を向けた。唐突に始まるんだから。
「……殺しますよ?」
「お、俺は口を割らねえ! 情報を漏らしたら、もっと恐ろしいことになるぞ」
「どういう意味ですか」
「言えるか! 言った瞬間、ヤツ等に捕捉され、この島は焦土と化すぞ。そうなれば、お宝はパーになる。全部おしまいだ」
焦土と化す?
そんな恐ろしいことも計画してあるってことなのか。いやいや、ハッタリだ。こんな無人島を焦土にするなんて、なんのメリットもないじゃないか。
この男から情報を引き出す。それだけだ。
「話してもらうぞ、ジョン・スミス」
俺はデザートイーグルをジョンに向けた。
「わ、分かった! 分かったから……命だけは!!」
これで情報は得られる。
そうして、俺と北上はジョンからあらゆる情報を引き出した。中でも驚いたのが……。
――橘川のヤツ、いったいどこまでやる気なんだ。
35
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
失恋中なのに隣の幼馴染が僕をかまってきてウザいんですけど?
さいとう みさき
青春
雄太(ゆうた)は勇気を振り絞ってその思いを彼女に告げる。
しかしあっさりと玉砕。
クールビューティーで知られる彼女は皆が憧れる存在だった。
しかしそんな雄太が落ち込んでいる所を、幼馴染たちが寄ってたかってからかってくる。
そんな幼馴染の三大女神と呼ばれる彼女たちに今日も翻弄される雄太だったのだが……
病み上がりなんで、こんなのです。
プロット無し、山なし、谷なし、落ちもなしです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる