53 / 287
ハーレムサバイバル 死闘編②
しおりを挟む
みんな鋭い目つきを向け、俺の方へ寄って来る。
今にも襲われる気配しかなかった。
普通、男としては嬉しいところなのだが――なんだか底知れぬ恐怖を感じた。
「ま、待て! 待つんだ、みんな!!」
俺が“待った”をかけるが、女子たちは一斉に俺に飛びついてきた。後はもう揉みくちゃ。柔らかいものに囲まれ、俺は鼻血が噴き出そうになるほど顔が真っ赤になった。
わ、わ、わああああああ~~~ッ!?
こんな、おしくらまんじゅうみたいにギュウギュウされては――!!
取り囲まれた圧迫感に目をグルグル回す俺。
だめだ、息が苦しすぎて気絶しそうだ……うぅ。
「ちょっと、みんな! 早坂くんが苦しそうだよ。離れて!」
そんな中、天音の止める声。
おかげで全員がピタリと動きを止めてくれた。……ナイス、天音!
「…………きゅぅ」
「……あ、ごめん」
野茂、篠山、大塚が離れてくれた。
そして、北上も。
そしてそして、さりげなく張り付いてきた琴吹も。君もかい……。
「はぁ、助かったよ。天音」
「いいのいいの。それよりさ、前から聞きたかったんだけど野茂さん、篠山さん、大塚さんって……早坂くんをなんで狙うの?」
俺の疑問を代わりに天音が聞いてくれた。そうなんだよな、ちょっと不思議に思ってはいた。こんな陰キャレベル99の俺に構ってくれるとか、普通ありえない。
まずは、野茂さんが答えてくれた。
「そりゃ、男の子が早坂くんしかいないからだよ。彼氏欲しいじゃん」
そんな単純な理由だった。
三つ編み女子の野茂さんは、第一印象と違ってかなり積極的だ。それに、スタイルも良い方だ。胸は控えめだが……あのムッチリとしたふとももは非常に魅力的。
次に篠山が率直に言った。
「私は子供が欲しいから」
その一言に場が凍った。
そういえば、たまに変なことを言う女子がいると思ったが、篠山だったのか。彼女は少し地味で母性的というか、甘えさせてくれそうなタイプではある。童顔なのになぁ。
……さて、最後は大塚だ。
咳払いする天音は、大塚に聞いた。
「教えて、大塚さん」
「わたくしは……その、えっと……恋しちゃったからです。いいでしょ、別に恋くらい!」
顔を真っ赤にする大塚。
そ、そうだったのか……意外すぎてビックリした。おっとり系の彼女が俺を……? うそでしょ。俺と大塚では釣り合わない気が……いや、それを言ったら天音とかもそうだけど。
「そ、そうなんだ。でもね、わたしだって一緒よ」
「天音……」
「早坂くんが好きなの!」
キッパリと言う天音。
まさか皆のいる前で言うとはな。
この際だからハッキリさせたかったのだろうか。
だが、この状況に黙っていられない人物がいた。
そうだ、北上だ。
「異議あり! 天音さん、みなさん。哲くん、あたしのモノです。もう付き合っていますし、特別な夜だって過ごしました」
「「「「「えええええ!?」」」」」
琴吹ですら混じって驚いていた。
って、おぉぉぉおい!!
特別な夜って……!
そりゃ、ドラム缶風呂には一緒に入ったけど、あれを言っているんだよな!?
「早坂くん、どういうことなの!!」
「あ、天音……落ち着け。顔が近い!」
「落ち着いてなんていられないよ。北上さんと……その、しちゃったの!?」
「はぁ!? 天音、顔を真っ赤にして何を言っているんだ」
「……ぅ。そ、そ、それは……えっと、言わせないでよ馬鹿!!」
え~…なぜか怒られた。
言おうとしていることは分かるけど……誤解だ! 俺は北上とはお風呂しか入っていない! 断じて!
「みんな、俺と北上さんは付き合って――うわッ!!!」
その刹那、俺の胸部にナイフが迫っていた!
俺は緊急回避して事なきを得た。あっぶねぇ……死ぬかと思ったぞ。
「……啓くん、それ以上言ったら……ぶち転がします!」
「ヒッ……。分かった分かった。言わないから、ナイフを閉まってくれ」
「分かればよろしい」
このままでは命がいくつあっても足りないぞ。俺はいつか北上に殺される気がしてならない。気のせいなら良いけど……。
「みんな、今は八重樫さんや大伊さんを探す方が先決だ。そうだろう?」
ひとりひとりに目線を合わせていくと、みんな落ち着いて納得してくれた。
そうか、最初が俺が纏めていけば良かったんだ。
もう少し、リーダーシップ的なものを発揮してもいいのかもしれない。……とはいえ、俺はリーダーってタイプじゃないんだけどねえ。
* * *
ようやく浜から歩きだし、八重樫たちの捜索が始まった。
「みんなで回るより、三人・四人で別れた方がいいだろ」
現在、俺、天音、北上、琴吹、篠山、野茂、大塚というメンバーだ。毎度お馴染み、グーパーでチームに別れよう。
パパっと決めたところ――。
Aチーム:早坂、北上、篠山
Bチーム:天音、琴吹、野茂、大塚
こんな感じになった。
「うそ~…早坂くん」
「そんな子犬みたいに見つめてくれるな、天音。仕方ないだろ」
「……他の女の子に変なことしないでよ。特に北上さんは要注意」
ボソッと耳打ちしてくる天音。
「心配性だなぁ。俺なら大丈夫だ」
「心配すぎるんだけど……」
俺たちはゴツゴツとした大岩地帯へ。
天音たちは海沿いをずっと探してくれるようだ。
「北上さん、篠山さん、よろしく」
「はい、よろしくお願いしますね、啓くん」
「私もがんばりますからね!」
二人とも俺の腕に絡みついてきた。
な、なんでそんな風に!
まさに両手に花状態だけど、これは……近い。近すぎる。二人の胸が俺の腕に接触している――気がする。
緊張あまり、感触を味わっている余裕はなかった。
「き、北上さんも篠山さんも近いデスヨ!?」
「お気になさらず。啓くんをずっと癒して差し上げますから」
ぎゅっと絡みつかれて俺は頭が爆発しそうだった。
「き、北上さぁぁん!?」
「良い反応ですね、啓くん。ふふ……」
ふふ、じゃなくて!!
更に、篠山も大胆に俺の腕をその谷間に!!
あ……、
あ……、
ああああああああああああああああああああああああ……!!!
「早坂くんって、冷静を装っているみたいだけど、さすがに顔が真っ赤だね」
「…………」(←二人から胸を押し付けられてブルブルに震えている俺)
無人島って、すげぇや……。
今にも襲われる気配しかなかった。
普通、男としては嬉しいところなのだが――なんだか底知れぬ恐怖を感じた。
「ま、待て! 待つんだ、みんな!!」
俺が“待った”をかけるが、女子たちは一斉に俺に飛びついてきた。後はもう揉みくちゃ。柔らかいものに囲まれ、俺は鼻血が噴き出そうになるほど顔が真っ赤になった。
わ、わ、わああああああ~~~ッ!?
こんな、おしくらまんじゅうみたいにギュウギュウされては――!!
取り囲まれた圧迫感に目をグルグル回す俺。
だめだ、息が苦しすぎて気絶しそうだ……うぅ。
「ちょっと、みんな! 早坂くんが苦しそうだよ。離れて!」
そんな中、天音の止める声。
おかげで全員がピタリと動きを止めてくれた。……ナイス、天音!
「…………きゅぅ」
「……あ、ごめん」
野茂、篠山、大塚が離れてくれた。
そして、北上も。
そしてそして、さりげなく張り付いてきた琴吹も。君もかい……。
「はぁ、助かったよ。天音」
「いいのいいの。それよりさ、前から聞きたかったんだけど野茂さん、篠山さん、大塚さんって……早坂くんをなんで狙うの?」
俺の疑問を代わりに天音が聞いてくれた。そうなんだよな、ちょっと不思議に思ってはいた。こんな陰キャレベル99の俺に構ってくれるとか、普通ありえない。
まずは、野茂さんが答えてくれた。
「そりゃ、男の子が早坂くんしかいないからだよ。彼氏欲しいじゃん」
そんな単純な理由だった。
三つ編み女子の野茂さんは、第一印象と違ってかなり積極的だ。それに、スタイルも良い方だ。胸は控えめだが……あのムッチリとしたふとももは非常に魅力的。
次に篠山が率直に言った。
「私は子供が欲しいから」
その一言に場が凍った。
そういえば、たまに変なことを言う女子がいると思ったが、篠山だったのか。彼女は少し地味で母性的というか、甘えさせてくれそうなタイプではある。童顔なのになぁ。
……さて、最後は大塚だ。
咳払いする天音は、大塚に聞いた。
「教えて、大塚さん」
「わたくしは……その、えっと……恋しちゃったからです。いいでしょ、別に恋くらい!」
顔を真っ赤にする大塚。
そ、そうだったのか……意外すぎてビックリした。おっとり系の彼女が俺を……? うそでしょ。俺と大塚では釣り合わない気が……いや、それを言ったら天音とかもそうだけど。
「そ、そうなんだ。でもね、わたしだって一緒よ」
「天音……」
「早坂くんが好きなの!」
キッパリと言う天音。
まさか皆のいる前で言うとはな。
この際だからハッキリさせたかったのだろうか。
だが、この状況に黙っていられない人物がいた。
そうだ、北上だ。
「異議あり! 天音さん、みなさん。哲くん、あたしのモノです。もう付き合っていますし、特別な夜だって過ごしました」
「「「「「えええええ!?」」」」」
琴吹ですら混じって驚いていた。
って、おぉぉぉおい!!
特別な夜って……!
そりゃ、ドラム缶風呂には一緒に入ったけど、あれを言っているんだよな!?
「早坂くん、どういうことなの!!」
「あ、天音……落ち着け。顔が近い!」
「落ち着いてなんていられないよ。北上さんと……その、しちゃったの!?」
「はぁ!? 天音、顔を真っ赤にして何を言っているんだ」
「……ぅ。そ、そ、それは……えっと、言わせないでよ馬鹿!!」
え~…なぜか怒られた。
言おうとしていることは分かるけど……誤解だ! 俺は北上とはお風呂しか入っていない! 断じて!
「みんな、俺と北上さんは付き合って――うわッ!!!」
その刹那、俺の胸部にナイフが迫っていた!
俺は緊急回避して事なきを得た。あっぶねぇ……死ぬかと思ったぞ。
「……啓くん、それ以上言ったら……ぶち転がします!」
「ヒッ……。分かった分かった。言わないから、ナイフを閉まってくれ」
「分かればよろしい」
このままでは命がいくつあっても足りないぞ。俺はいつか北上に殺される気がしてならない。気のせいなら良いけど……。
「みんな、今は八重樫さんや大伊さんを探す方が先決だ。そうだろう?」
ひとりひとりに目線を合わせていくと、みんな落ち着いて納得してくれた。
そうか、最初が俺が纏めていけば良かったんだ。
もう少し、リーダーシップ的なものを発揮してもいいのかもしれない。……とはいえ、俺はリーダーってタイプじゃないんだけどねえ。
* * *
ようやく浜から歩きだし、八重樫たちの捜索が始まった。
「みんなで回るより、三人・四人で別れた方がいいだろ」
現在、俺、天音、北上、琴吹、篠山、野茂、大塚というメンバーだ。毎度お馴染み、グーパーでチームに別れよう。
パパっと決めたところ――。
Aチーム:早坂、北上、篠山
Bチーム:天音、琴吹、野茂、大塚
こんな感じになった。
「うそ~…早坂くん」
「そんな子犬みたいに見つめてくれるな、天音。仕方ないだろ」
「……他の女の子に変なことしないでよ。特に北上さんは要注意」
ボソッと耳打ちしてくる天音。
「心配性だなぁ。俺なら大丈夫だ」
「心配すぎるんだけど……」
俺たちはゴツゴツとした大岩地帯へ。
天音たちは海沿いをずっと探してくれるようだ。
「北上さん、篠山さん、よろしく」
「はい、よろしくお願いしますね、啓くん」
「私もがんばりますからね!」
二人とも俺の腕に絡みついてきた。
な、なんでそんな風に!
まさに両手に花状態だけど、これは……近い。近すぎる。二人の胸が俺の腕に接触している――気がする。
緊張あまり、感触を味わっている余裕はなかった。
「き、北上さんも篠山さんも近いデスヨ!?」
「お気になさらず。啓くんをずっと癒して差し上げますから」
ぎゅっと絡みつかれて俺は頭が爆発しそうだった。
「き、北上さぁぁん!?」
「良い反応ですね、啓くん。ふふ……」
ふふ、じゃなくて!!
更に、篠山も大胆に俺の腕をその谷間に!!
あ……、
あ……、
ああああああああああああああああああああああああ……!!!
「早坂くんって、冷静を装っているみたいだけど、さすがに顔が真っ赤だね」
「…………」(←二人から胸を押し付けられてブルブルに震えている俺)
無人島って、すげぇや……。
27
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。
久野真一
青春
羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。
そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。
彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―
「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。
幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、
ある意味ラブレターのような代物で―
彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。
全三話構成です。
先輩から恋人のふりをして欲しいと頼まれた件 ~明らかにふりではないけど毎日が最高に楽しい~
桜井正宗
青春
“恋人のふり”をして欲しい。
高校二年の愁(しゅう)は、先輩の『柚』からそう頼まれた。
見知らずの後輩である自分になぜと思った。
でも、ふりならいいかと快諾する。
すると、明らかに恋人のような毎日が始まっていった。
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる