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【155】 寄り道
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後は運を天を任せるしかないだろう。
運否天賦もどうかと思うが……結局のところ運なのもある。不買運動でどれほどテンペラメントのオーナー・テヒニクへダメージを与えられるか。今のところは未知数だ。
それでもやらなきゃ、こっちがやられるだけ。とりあえず、今日の所は路上でのレベル取引もして、なんとか食いつないだ。
噴水広場から去って、道中。
ソレイユが足を止めた。
「どうした」
彼女の視線を追うと、お菓子屋だった。
ああ、有名な『コティハ』って店ね。チョコレートが有名なんだって、ミーティアから聞いていた。
「……」
「ソレイユ、お菓子欲しいのか」
「……う」
あー、あの顔。実に分かりやすい。
そういえば、ソレイユはよくお菓子食ってるよな。結構なお菓子好きらしい。ほぼ必ず紅茶とセットになっているし。
立ち止まっていると、ルナがパンと手を叩く。
「カイト様、ソレイユは大のチョコレート好きなのです。わたしもこのお店のチョコが好きなのです。買っても宜しいでしょうか」
そうだったのか。
ふむ、丁度さっきの取引でお財布にも余裕が出来た。少しくらいならいいだろう。
◆
チョコレートを手土産にイルミネイトへ帰った。お店のお姉さんが黒髪美人で驚いたが、ソレイユとは仲が良いようで、なにやら話し込んでいた。
「うあぁ……チョコレートひとつで10,000セルも取られるとは……。どんだけ高級なんだよ。王室御用達レベルだろう」
「その通りですよ、カイト」
「ミーティア、知ってるのか」
「ええ、このコティハのチョコは元々は王室のみに提供されていたもの。ですが、ある騎士が流通させるべきと提言しましてね」
じろっとソレイユを見るミーティア。は~ん、なるほどね。帝国の騎士が此処にいたっけな。
「……な、なによ」
「いや~、なんでも」
既に歩きながらチョコを頬張るソレイユ。食べ歩きとは……なんだか意外というか、マナーとかに五月蠅いかと思ったのだが、チョコに置いては例外らしいな。まあ、本人が幸せそうに食べているし、いいだろう。
イルミネイトの玄関前まで戻ると、やはり――テヒニクの姿が。
「ヤロー!!」
「……うひひ」
追いかけようとするが、逃げやがる。
今度は何をしやがった!
店の前に立つと……
そこには――!
運否天賦もどうかと思うが……結局のところ運なのもある。不買運動でどれほどテンペラメントのオーナー・テヒニクへダメージを与えられるか。今のところは未知数だ。
それでもやらなきゃ、こっちがやられるだけ。とりあえず、今日の所は路上でのレベル取引もして、なんとか食いつないだ。
噴水広場から去って、道中。
ソレイユが足を止めた。
「どうした」
彼女の視線を追うと、お菓子屋だった。
ああ、有名な『コティハ』って店ね。チョコレートが有名なんだって、ミーティアから聞いていた。
「……」
「ソレイユ、お菓子欲しいのか」
「……う」
あー、あの顔。実に分かりやすい。
そういえば、ソレイユはよくお菓子食ってるよな。結構なお菓子好きらしい。ほぼ必ず紅茶とセットになっているし。
立ち止まっていると、ルナがパンと手を叩く。
「カイト様、ソレイユは大のチョコレート好きなのです。わたしもこのお店のチョコが好きなのです。買っても宜しいでしょうか」
そうだったのか。
ふむ、丁度さっきの取引でお財布にも余裕が出来た。少しくらいならいいだろう。
◆
チョコレートを手土産にイルミネイトへ帰った。お店のお姉さんが黒髪美人で驚いたが、ソレイユとは仲が良いようで、なにやら話し込んでいた。
「うあぁ……チョコレートひとつで10,000セルも取られるとは……。どんだけ高級なんだよ。王室御用達レベルだろう」
「その通りですよ、カイト」
「ミーティア、知ってるのか」
「ええ、このコティハのチョコは元々は王室のみに提供されていたもの。ですが、ある騎士が流通させるべきと提言しましてね」
じろっとソレイユを見るミーティア。は~ん、なるほどね。帝国の騎士が此処にいたっけな。
「……な、なによ」
「いや~、なんでも」
既に歩きながらチョコを頬張るソレイユ。食べ歩きとは……なんだか意外というか、マナーとかに五月蠅いかと思ったのだが、チョコに置いては例外らしいな。まあ、本人が幸せそうに食べているし、いいだろう。
イルミネイトの玄関前まで戻ると、やはり――テヒニクの姿が。
「ヤロー!!」
「……うひひ」
追いかけようとするが、逃げやがる。
今度は何をしやがった!
店の前に立つと……
そこには――!
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