あなたのレベル買い取ります! 無能と罵られ最強ギルドを追放されたので、世界で唯一の店を出した ~俺だけの【レベル売買】スキルで稼ぎまくり~

桜井正宗

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【209】 逆襲開始

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「…………重いな。けど、助かったぜ、トラモント! なんでココが分かったんだ?」

「簡単な話だ。オレもシャロウのメンバーだったからだ。中立国の拠点担当だったんだ……特定以前の話だ」


 ――そういえば、そうだった。
 トラモントは、中立国・サテライトを任されていた。だから転送結晶も持っているだろうし、簡単に来れたんだ。


「借りるぜ、大戦斧……」


 即武器レベルをマックスにし、先制攻撃に出た。



「バオ! まずはお前からだ……!」

「きええええええええええッ!!!」



 世界最強の毒蜘蛛ぐもモンスター・ブラックスパイダーの猛毒付きファルシオン二刀流か。わざと刃毀はこぼれさせ、ギザギザの鋭い刃にさせている。アレで斬られれば、猛毒は簡単に体内を巡り――細胞組織は壊滅し、即死。



 だが、そのくらい……!



 グンッと斧を振り上げ、バオの二刀流ファルシオンを容赦ようしゃなく破壊した。そうしなければ、こちらがられるからだ。



「っらぁぁああッ!!」


「馬鹿なああああああッ!?」


 すかさず以前、スキル売買・・・・・で習得した斧スキルを発動する。マタンさんめ、こんなものを売ってくれていたとはな。




『アルティメット・ロード・オブ・ヴァーミリオン!!!』




 技名がやたら長いが、威力は絶大だ!



 オレンジ色の大出力物理・魔法攻撃。旋風が巻き起こり、防風が巻き起こる。バオをゴミクズのようにぶっ飛ばした。



「うあああああああぁぁぁ……!!!」



 かなりのダメージを与え、ヤツは倒れた。


「自分で撃っておいてなんだが、な、なんて威力だよ……マタンさん、ありがてえ」


「すごいわ、カイト!」


 聖剣で応戦するソレイユは、エフォールと剣を交えていた。もっとも、敵は鉄拳だが。エフォールは、目隠しを外し、魔眼を発動しまくっていた。


「――って、魔眼!?」


 どうやら『鈍足』の魔眼らしい。
 マタンさんから売ってもらった『スキル解析』スキルで判明した。こりゃ便利だ。


 エフォールのヤツ、いつの間にそんなケッタイなモノを。だが、ソレイユの魔法耐性は、かなり高い。多少のスピードを遅くされたところで、遅れは取らなかった。



『ファントムブレイズ!!!』



 黒い炎が上がる。

 これで――。


 その間にも、コレリックがソレイユに狙いを定めていた。そこに、ミーティアの持つインフィニティが振られた。



『サンダーボルト!!!』



「くっ……! ダークエルフ!」
「コレリック、アトモスフィアもダークエルフだよ!」

「うるさい! アトモスフィア様はダークエルフを超越したお方なの! ミーティア、あんたはゴミなのゴミ!」

「そんなの、ただのイジメ。差別よ! このエルフ!」


 ミーティアとコレリックの一騎打ちが始まった。ちょっと心配だが、向こうは任せるしかない。



 俺はとルナは、アトモスフィアへ。



「ルナ……」
「ええ、ヤツをたおせば全ては終わります」



「俺が決着をつける。ルナは支援をしてくれ」
「主様の御心のままに」


 ルナが決して邪魔をしないと後方に行く。
 グロリアスブレッシングとグロリアスアジリティが俺に掛かり、更なるステータス能力補正を倍増させた。



「アトモスフィア!!」


「ほう、大戦斧・エンディミオンを手にするとはな――。それは、月の女神が恋人にあてたもの。すなわち、顕現する本物の神秘にして、神器のオリジナル……」


 だろうな。


 この斧には、世界を滅ぼすほどの力がある。
 世界終焉のスキルが内蔵されているんだ。


「でも、そんなモンは使わねえ! ただお前に勝つ!!」


 一瞬で間合いを詰めた。
 俺はアトモスフィアを両断した。



「ぐあぁぁぁぁッ!」



「手ごたえがない……!」



 これはニセモノ! 背後か……!



「フフフ……」

「なに余裕ぶっこいてんだ……!」
「そんな速度では、私には追い付けない」


 アトモスフィアは俺の斧を回避し、後退していく。そして――



『ダークネス・アサルト……!!』



 ダークエルフ特有の闇属性魔法攻撃……威力も高く、厄介だ。けれど、この斧なら……!


 大戦斧で応戦し、闇を払う!


「……こんなものォ!!」

「くっ……さすが神器か!!」


「観念しろ、アトモスフィア!!!」
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