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48 入学試験・最終試験③
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「これから第四試合、二組目を始める。勝敗に拘らず、持てる力を全て出すように。このステージには威力軽減の魔法が掛けられているので、遠慮する必要はない。ルールは一つ。このステージから出ないこと。リタイアしたい時は、監督官に申し出ること。以上だ」
試験監督のハロルドが模擬試合の説明をする。
ほとんどの者達が救護室や控室に行ってしまったので、試験監督はハロルドとニック。観客はクライブとカーバンクルだけだ。
(冷や水でも差し入れしようか)
「後進の邪魔すんなよー」
スーとちょうちょはグリファスを煽る。
冷静さを欠かせることも戦術の一つだ。
「小童ども、尻の青いうちは負けても恥にはならんぞ」
(なんだとー!)
「おいおい、自分が煽られてどうするよ」
スーは戦術に自分が引っかかりそうになっている。
どうしたって神獣相手ではレベルの差がありすぎる。それを埋めるためには正攻法でいったって駄目だ。
スーは試合が始まると同時に一気にグリファスへと飛び込む勢いで体当たりをかます。
グリファスは前足が鳥、後ろ足が四つ足の獣、そして羽が生えている。安定性が抜群だ。体当たりぐらいでビクともしないことは分かっている。
だが相手が身構える前に一気に攻める。
バシッ!
なんなく前足で弾かれてしまった。
だが前回のように掴まれていない。落下した場所を踏み台に、さらに飛び上がって再度向かって行く。
グリファスも今度はスーを掴もうと右の前足を上げる。
あと少しでグリファスにぶつかる。その瞬間にスーは触手を出す。
右脇から出した触手でグリファスの左前足を狙う。まずは体勢を崩させる。そこからだ。
そのままの勢いでスーはグリファスに体当たりをかましながら、触手はグリファスの前足に巻き付く……、とはならなかった。
予想していたのか、スーの身体は躱された上に、触手を掴まれてしまった。
(チッ)
スーは動きを封じられてしまった。
グリファスは掴んだ触手をスーごと大きく振り、そのまま地面へと叩きつける。
(させるかっ)
スーは左脇からも触手を出すと、叩きつけられるのを避ける。
そして、掴まれた触手を硬化させ、刀身のような刃を作る。
たまらずグリファスが触手を手放す。
自由を取り戻したスーは、二本の触手を鞭のようにしならせる。
「なかなか便利な物を持っているな」
グリファスはスーが触手を操ることは知っていた。だが、その触手の固さを変えられることまでは知らなかった。
(いくらでも褒めていいぜ。褒めたって手を抜くことはしないがな)
「ああ、手を抜かれたら楽しみが減る」
グリファスは楽しそうだ。
スーは両の触手をバネにすると、大きく跳ねる。
触手を伸ばし、グリファスへと叩きつけながら、体当たりする。
縦横無尽に動く触手なのだが、相手は神獣だ。二本ともにグリファスから掴まれてしまった。
(今だっ!)
触手を掴まれたが、勢いのままスーはグリファスへと体当たりをかまそうとするが、触手を引っ張られ、あと一歩というところで、スーの身体はグリファスには届かない。
だがスーはこの時を待っていた。
頭の上から三本目の触手をだすと、グリファスの顔へと叩きつける。
ベシッ!
見事にグリファスの顔に叩きつけることに成功した。
残念だが三本目の触手は硬化させることができないため、それほどの痛手をグリファスに与えることはできていない。
掴まれている触手を硬化させ、拘束から逃げ出す。
「ハハハハ。なかなかやりよる」
グリファスが笑う。
スーは模擬試合ということを良く理解している。
模擬試合は、あくまでも入学試験として行われている。
卑怯なことをしてはならない。スーは煽ってはくるが、正々堂々とした戦い方をしている。
そして神獣を相手にしているというのに、一歩も引かない。
力も跳躍力も全てが規格外だ。
そのうえ触手さえも操る。
これほど戦う力を持ったスライムがいるとは驚きだ。
そして、ちょうちょの働きも素晴らしい。
一見すると、ちょうちょはステージの端におり、何の役にも立っていないように見える。
だが、ちょうちょはスーに能力向上の加護を与え続けている。
それも部分的にだ。
一般的な妖精の加護は、その人物全体に与えられる。ようするに全身に加護を与えるということになる。
だが、ちょうちょは違う。
スーが触手を使う時は、その触手に。ジャンプする時は下半身にと、加護を変化させている。
その部分だけに加護を与えることによって、加護の力が増す。
通常の加護ならば、全体の能力を二倍にするというのであれば、部分だけにすることで、三倍、四倍と、より加護が増す。
こんな加護をする妖精は初めてだ。
そして二匹の連携が素晴らしい。
スーの動きをちょうちょはちゃんと理解し、先回りするように加護を与えている。
こんなことが可能なのか?
まるでスーの動きが最初から分かっているかのように先手先手で加護を与え続けている。
まるで魂が繋がっているかのようだ。
いくら妖精の加護が能力向上だとしても、模擬試験の間中、加護を発動し続けるのは至難の業だ。それをちょうちょはやってのけている。
ティナのペット達は素晴らしい。
ティナが優れた飼い主なのか、ペットがたまたま二匹共に卓越した能力を持っていたのか。そんな偶然があるとは思えない。
(何を考え込んでいるんだよ。試合中に余裕だな。それとも試合をリタイアしたいのか? 監督官に言ってやるぞ)
一瞬考え込んだグリファスの隙を見逃さず、スーの触手がしなりながらグリファスへと襲い掛かる。
だがグリファスは一歩退くことで、軽々と躱す
「そろそろ我も攻撃させてもらおうか」
グリファスは羽を広げる。
ザシュシュシュ!
(おわっ)
「な、なんだっ。スー盾だっ!」
ちょうちょが叫ぶ。
グリファスが大きく羽ばたくと、羽から無数の礫が飛び出しスーを襲う。
魔素の塊だ。
スーは触手を広げ、盾を作ると礫を弾き飛ばす。
礫の威力は強い。
ちょうちょの加護がなければ、盾は穴だらけになっていただろう。
「飛び道具反対っ!」
「我の能力の一つだ。使って何が悪い」
ちょうちょの抗議にグリファスはすましたものだ。
(ああそうかよ。じゃあ俺も能力とやらを使わせてもらうぜ)
スーは触手を自在に操っているが、それが特性なのか能力なのか、自分でも分かってはいない。
レベルアップをしたことで顕現したのが能力というのならば、今スーの身体の中にあるものは能力といってもいいだろう。
能力を使ってやる。
早く決着をつけないと、自分の体力が持たない。ちょうちょも限界のようだ。
勝てる見込みのない神獣相手だが、一矢報いてやりたい。
(ちょうちょ、頼むぜっ)
「任せろっ!」
スーはキャラバン隊を殲滅させた時のように口を作り空気を取り込む。
ちょうちょは最後の力を振り絞りスーへと加護を与える。
(いっけーっ!!)
スーの作られた口から何かが飛び出し、グリファスを襲う。
「何だっ!?」
グリファスはとっさに羽を盾にして弾く。
何かは次々と襲ってくる。
石ではない。
そんなに大きくはないが尖っている。
そして硬い。
グリファスの羽に、小さくだが傷が出来て行く。
(かはっ……)
全てを吐き終わったのか、スーはその場にペチャリと沈む。
体力が尽きたのか、丸い形が平べったくなっている。
「や、やったぜぇ、ジジイは傷だらけだぁ」
ちょうちょもへたり込んでしまっている。
「これは……。ドラゴン種の歯? 牙?」
グリファスは足元に落ちた何かを拾い上げる。
スーの口から放たれたのは、ワイバーンの歯だった。
歯は何個も落ちている。
どうしてスライムがドラゴンの歯を持っているのだ。まさか倒したのか?
三次試験の時に吐き出したサート草もそうだが、身体の中にどれ程の物を持っているのだろうか。
謎が多すぎる。
(ジジイめ、思い知ったか)
「これに懲りたら、若者にチョッカイかけるんじゃねーぞ」
ワイバーンの牙を手に驚いているグリファスへと憎まれ口を叩くと、スーとちょうちょは共に気を失ってしまった。
ザイバガイト学園Cブロックの入学試験が終了したのだった。
*** *** ***
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
あっという間に50話になりました。
どうか『お気に入り登録』や『いいね』をお願いします。
作者のモチベーションになります。
これからも、一日一話投稿できるように頑張ります。
よろしくお願いします!
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ほとんどの者達が救護室や控室に行ってしまったので、試験監督はハロルドとニック。観客はクライブとカーバンクルだけだ。
(冷や水でも差し入れしようか)
「後進の邪魔すんなよー」
スーとちょうちょはグリファスを煽る。
冷静さを欠かせることも戦術の一つだ。
「小童ども、尻の青いうちは負けても恥にはならんぞ」
(なんだとー!)
「おいおい、自分が煽られてどうするよ」
スーは戦術に自分が引っかかりそうになっている。
どうしたって神獣相手ではレベルの差がありすぎる。それを埋めるためには正攻法でいったって駄目だ。
スーは試合が始まると同時に一気にグリファスへと飛び込む勢いで体当たりをかます。
グリファスは前足が鳥、後ろ足が四つ足の獣、そして羽が生えている。安定性が抜群だ。体当たりぐらいでビクともしないことは分かっている。
だが相手が身構える前に一気に攻める。
バシッ!
なんなく前足で弾かれてしまった。
だが前回のように掴まれていない。落下した場所を踏み台に、さらに飛び上がって再度向かって行く。
グリファスも今度はスーを掴もうと右の前足を上げる。
あと少しでグリファスにぶつかる。その瞬間にスーは触手を出す。
右脇から出した触手でグリファスの左前足を狙う。まずは体勢を崩させる。そこからだ。
そのままの勢いでスーはグリファスに体当たりをかましながら、触手はグリファスの前足に巻き付く……、とはならなかった。
予想していたのか、スーの身体は躱された上に、触手を掴まれてしまった。
(チッ)
スーは動きを封じられてしまった。
グリファスは掴んだ触手をスーごと大きく振り、そのまま地面へと叩きつける。
(させるかっ)
スーは左脇からも触手を出すと、叩きつけられるのを避ける。
そして、掴まれた触手を硬化させ、刀身のような刃を作る。
たまらずグリファスが触手を手放す。
自由を取り戻したスーは、二本の触手を鞭のようにしならせる。
「なかなか便利な物を持っているな」
グリファスはスーが触手を操ることは知っていた。だが、その触手の固さを変えられることまでは知らなかった。
(いくらでも褒めていいぜ。褒めたって手を抜くことはしないがな)
「ああ、手を抜かれたら楽しみが減る」
グリファスは楽しそうだ。
スーは両の触手をバネにすると、大きく跳ねる。
触手を伸ばし、グリファスへと叩きつけながら、体当たりする。
縦横無尽に動く触手なのだが、相手は神獣だ。二本ともにグリファスから掴まれてしまった。
(今だっ!)
触手を掴まれたが、勢いのままスーはグリファスへと体当たりをかまそうとするが、触手を引っ張られ、あと一歩というところで、スーの身体はグリファスには届かない。
だがスーはこの時を待っていた。
頭の上から三本目の触手をだすと、グリファスの顔へと叩きつける。
ベシッ!
見事にグリファスの顔に叩きつけることに成功した。
残念だが三本目の触手は硬化させることができないため、それほどの痛手をグリファスに与えることはできていない。
掴まれている触手を硬化させ、拘束から逃げ出す。
「ハハハハ。なかなかやりよる」
グリファスが笑う。
スーは模擬試合ということを良く理解している。
模擬試合は、あくまでも入学試験として行われている。
卑怯なことをしてはならない。スーは煽ってはくるが、正々堂々とした戦い方をしている。
そして神獣を相手にしているというのに、一歩も引かない。
力も跳躍力も全てが規格外だ。
そのうえ触手さえも操る。
これほど戦う力を持ったスライムがいるとは驚きだ。
そして、ちょうちょの働きも素晴らしい。
一見すると、ちょうちょはステージの端におり、何の役にも立っていないように見える。
だが、ちょうちょはスーに能力向上の加護を与え続けている。
それも部分的にだ。
一般的な妖精の加護は、その人物全体に与えられる。ようするに全身に加護を与えるということになる。
だが、ちょうちょは違う。
スーが触手を使う時は、その触手に。ジャンプする時は下半身にと、加護を変化させている。
その部分だけに加護を与えることによって、加護の力が増す。
通常の加護ならば、全体の能力を二倍にするというのであれば、部分だけにすることで、三倍、四倍と、より加護が増す。
こんな加護をする妖精は初めてだ。
そして二匹の連携が素晴らしい。
スーの動きをちょうちょはちゃんと理解し、先回りするように加護を与えている。
こんなことが可能なのか?
まるでスーの動きが最初から分かっているかのように先手先手で加護を与え続けている。
まるで魂が繋がっているかのようだ。
いくら妖精の加護が能力向上だとしても、模擬試験の間中、加護を発動し続けるのは至難の業だ。それをちょうちょはやってのけている。
ティナのペット達は素晴らしい。
ティナが優れた飼い主なのか、ペットがたまたま二匹共に卓越した能力を持っていたのか。そんな偶然があるとは思えない。
(何を考え込んでいるんだよ。試合中に余裕だな。それとも試合をリタイアしたいのか? 監督官に言ってやるぞ)
一瞬考え込んだグリファスの隙を見逃さず、スーの触手がしなりながらグリファスへと襲い掛かる。
だがグリファスは一歩退くことで、軽々と躱す
「そろそろ我も攻撃させてもらおうか」
グリファスは羽を広げる。
ザシュシュシュ!
(おわっ)
「な、なんだっ。スー盾だっ!」
ちょうちょが叫ぶ。
グリファスが大きく羽ばたくと、羽から無数の礫が飛び出しスーを襲う。
魔素の塊だ。
スーは触手を広げ、盾を作ると礫を弾き飛ばす。
礫の威力は強い。
ちょうちょの加護がなければ、盾は穴だらけになっていただろう。
「飛び道具反対っ!」
「我の能力の一つだ。使って何が悪い」
ちょうちょの抗議にグリファスはすましたものだ。
(ああそうかよ。じゃあ俺も能力とやらを使わせてもらうぜ)
スーは触手を自在に操っているが、それが特性なのか能力なのか、自分でも分かってはいない。
レベルアップをしたことで顕現したのが能力というのならば、今スーの身体の中にあるものは能力といってもいいだろう。
能力を使ってやる。
早く決着をつけないと、自分の体力が持たない。ちょうちょも限界のようだ。
勝てる見込みのない神獣相手だが、一矢報いてやりたい。
(ちょうちょ、頼むぜっ)
「任せろっ!」
スーはキャラバン隊を殲滅させた時のように口を作り空気を取り込む。
ちょうちょは最後の力を振り絞りスーへと加護を与える。
(いっけーっ!!)
スーの作られた口から何かが飛び出し、グリファスを襲う。
「何だっ!?」
グリファスはとっさに羽を盾にして弾く。
何かは次々と襲ってくる。
石ではない。
そんなに大きくはないが尖っている。
そして硬い。
グリファスの羽に、小さくだが傷が出来て行く。
(かはっ……)
全てを吐き終わったのか、スーはその場にペチャリと沈む。
体力が尽きたのか、丸い形が平べったくなっている。
「や、やったぜぇ、ジジイは傷だらけだぁ」
ちょうちょもへたり込んでしまっている。
「これは……。ドラゴン種の歯? 牙?」
グリファスは足元に落ちた何かを拾い上げる。
スーの口から放たれたのは、ワイバーンの歯だった。
歯は何個も落ちている。
どうしてスライムがドラゴンの歯を持っているのだ。まさか倒したのか?
三次試験の時に吐き出したサート草もそうだが、身体の中にどれ程の物を持っているのだろうか。
謎が多すぎる。
(ジジイめ、思い知ったか)
「これに懲りたら、若者にチョッカイかけるんじゃねーぞ」
ワイバーンの牙を手に驚いているグリファスへと憎まれ口を叩くと、スーとちょうちょは共に気を失ってしまった。
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