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「あの、近い近い。顔が近い」
「俺がしたプロポーズを無視するの」
「プロポーズ? そうよ、アーネストってばやりすぎよ。いくら恋人役を頼んだからって、あそこまでやったら駄目よ。アーネストが何を言われるか分かったものじゃないわ」
「役。役ねぇ」
「アーネスト重いわよ。退いてよ」
ベッドに上半身を起こしていたのに、ベッドドンされたから、また寝てしまった私に、アーネストがのしかかるように覆いかぶさってくる。動けない!
「俺は本気だけど」
「本気って何が?」
「プロポーズ」
「ちょっ、何を言っているのよ。プロポーズって結婚って意味よ。私なんかと結婚していいわけないじゃない。アーネストは王子様なのよ。美人で教養もあって家柄の良いピッタリの人が他に沢山いるわ」
私は侯爵家の娘だけど、いまでは当主が隠居させられるような問題有りの家の娘になってしまった。その上モブ顔だし、教養も無い。
私は屋敷に閉じ込められていたから女学校にさえ通ってはいない。貴族令嬢としての教養がまるで無いのよ。
王子であるアーネストの隣に立てるような人間じゃない。
「俺の好きなアイリスをなんかなんて言ってほしくないなぁ。それに俺は随分と待ったから、これ以上待つ気は無いんだ」
「え、なに、きゃあっ!」
ベッドドンされていたから、私とアーネストとの間には、わずかだか隙間があったのだが、いきなりアーネストが私の上に覆いかぶさって来た。
「アアア、アーネスト!」
「うん。このまま既成事実を作っちゃおう。それが一番手っ取り早いよね」
アーネストに抱きしめられて、身動きが取れない。
「アイリスは俺のことが嫌い?」
目の焦点が合わなくなるほど近くに顔を寄せたアーネストが問うてくる。
なによ。その子首を傾げた不安そうな顔はっ!! 美形がそんな顔をすれば、全てが思い通りになると思うなよっ。なっちゃうけどねっ!!
「き、嫌いなわけないわ。私にはアーネストしかいないのよ。好きに決まっているわ」
「よしっ、問題なし。続行!」
「続行って、なにが?」
「黙って」
アーネストの唇が、そっと重なって来る。
これってば生まれて初めての口づけ! と、感動していると、なんだか長い。
口づけって唇同士が触れ合って、すぐに離れるものじゃないの?
屋敷に閉じ込められていた私は知識が乏しい。キスがどんなものかなんて、まるで知らない。
それでも離れて行かない唇に抗議しようと口を開くと、アーネストの舌が入って来た!
「ううん」
息苦しいのと初めての感触に、変な声が出ちゃった。
一気に顔が赤くなる。
「フフフ。可愛い」
アーネストの手がガウンの合わせからスルリと中に入って来る。
今気づいたけどガウンの下には何も着ていない。下着を着ていないのよ!
「ひうっ」
アーネストの手がそっと胸の形をたどって行くと、包み込まれるようにして胸の頂を撫でられる。何度も撫でられると、胸の頂が固くなっていくのが分かる。
いつの間にか拘束は解かれていたけど、動くことができない。
「やっとアイリスに触れることができる……」
アーネストの手の動きのせいで、いつの間にかガウンの合わせが大きく開いていた。
反対の胸へとアーネストが顔を寄せると、ペロリと頂を舐める。
「あああ、アーネスト」
嫌といえばいいのか、駄目と言えばいいのか。
痺れるような感覚に、どうすればいいのか。何かに縋りたくて、寄せられたアーネストの髪の毛に手を差し入れていた。
「アイリス。なんて綺麗なんだ」
チュッと頂を強めに吸われ、身体が跳ねる。
アーネストが何を言っているのか、もう分からない。
胸にあったアーネストの唇は、色んな所へと彷徨いだす。
脇腹やへそ、太ももへ。そして……。
ガチャリ。
「アイリス嬢の意識が戻ったと聞いたが」
いきなり男性の声が。
「きぃやああっ!!」
突然の乱入者にパニックになった私はアーネストを突き飛ばす。が、アーネストは突き飛ばされることなく、私を抱きしめたままだ。
「父上っ。突然入ってこないで下さい。人払いをしている意味が、なぜ分からないのですかっ!!」
アーネストが怒鳴る。
「ふむ。元気そうだな」
「アイリスを見ないで下さい!」
アーネストは存在が無くなっていた掛布団で、瞬時に私を包み込んでくれる。今気が付いたけど、私はほぼ全裸だった!
「あ、あの、陛下、この度は……」
動きにくいが何とか頭を下げる。
目の前にやってきた人は、たぶん国王陛下。久しぶりにお会いするが、イケオジのままだ。
こんな場面を見られてしまったら言い逃れはできない。王子様を誑かした現行犯だ。どんな罰を与えられるか、冷や汗が流れ出る。
「アイリス嬢は倒れたと聞いたが……。アーネストよ、ガッツキ過ぎであろう」
「うるさい黙れでございます。もう待つ気はありませんので」
「アイリス嬢の同意は得ておるのか?」
「勿論です。ラブラブの相思相愛です」
「ならばよいのだが……。順番を間違えるでないぞ」
「明日にも婚姻しようと思っています」
「だから順番と言っているではないか。王族の婚姻は2年の婚約期間を経た後だ」
「えー」
「ハハハ。幼子のように頬を膨らませるな。そなたのそんな表情が見られるとはな。アイリス嬢は偉大だな」
「あ、あの。恐れながら」
ホノボノとした親子の会話になんとか口を挟む。
会話の内容がおかしい。私への断罪がやってこない。
「どうしたアイリス嬢。やっぱりアーネストとの婚姻は嫌か?」
「父上、なんて不吉なことを言うのですか! アイリスを監禁しなければならなくなります。やっぱり明日婚姻しますっ」
アーネストが上半身を起こした私を抱きしめて叫ぶ。
なんだか怖いことを言われている。
「あ、あの。婚姻とは……」
まるで私とアーネストが結婚するようなことを、アーネストどころか陛下までも言っている。
「アーネストは先走りすぎだな。まずは正式に婚約を公表してからだ。それまでは王宮に住んで、王子妃教育を受けてくれ」
「え、で、でも。私は王子妃にはふさわしくありません」
陛下の言葉に慌ててしまう。まさか私が王子妃だなんて。
「は? アイリス嬢は由緒正しいハーナン侯爵家の娘ではないか。アーネストと婚約を結ぼうという時にお母上が亡くなられたから婚約が成立していなかっただけだ」
「ですが、私の父は爵位を剥奪された身です。そんな男の娘を妃にしていいはずがありません」
もしかして陛下はハーナン侯爵の処遇をご存じ無いのかもしれない。
「何を心配しておるのだ? ハーナン侯爵家は跡取りのアイリスがアーネストに嫁ぐことが決まったから養子を迎え、侯爵は養子に跡を譲り引退しただけではないか」
「そうだよ。アイリスが心配することなんて何も無いんだ。アイリスは堂々と俺と婚姻すればいいだけだよ」
陛下とアーネストの顔を交互に見る。二人とも頷くと微笑み返してくれる。
「本当に……。本当に私はアーネストの傍にいてもいいの? アーネストの恥にはならないの?」
涙が後から後から溢れてくる。
あの閉じ込められた屋敷の中で、頑張れたのはアーネストにいつか会えると信じていたから。
本当はアーネストと一緒にいたかった。離れたくなんてなかった。
でも、アーネストの邪魔にだけはなりたくなかった。
「当たり前だよ。俺はアイリスを手放したりなんかしない。アイリス、愛しているよ」
「私もよ。アーネスト愛してるっ」
私は両手を広げてアーネストへと抱き着く。
掛布団が全部脱げてしまい、アーネストから凄く怒られてしまった。
その後、すぐに私とアーネストの婚約が発表されたのだが、次の年には王家の歴史始まって以来の『おめでた婚』をすることになってしまった。
アーネストは陛下からデコピンされることになったのだった。
*** *** ***
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
9月4日より、テンプレシリーズ第2弾『悪役令嬢』を投稿します。
どうぞ、見てやってください!!
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「プロポーズ? そうよ、アーネストってばやりすぎよ。いくら恋人役を頼んだからって、あそこまでやったら駄目よ。アーネストが何を言われるか分かったものじゃないわ」
「役。役ねぇ」
「アーネスト重いわよ。退いてよ」
ベッドに上半身を起こしていたのに、ベッドドンされたから、また寝てしまった私に、アーネストがのしかかるように覆いかぶさってくる。動けない!
「俺は本気だけど」
「本気って何が?」
「プロポーズ」
「ちょっ、何を言っているのよ。プロポーズって結婚って意味よ。私なんかと結婚していいわけないじゃない。アーネストは王子様なのよ。美人で教養もあって家柄の良いピッタリの人が他に沢山いるわ」
私は侯爵家の娘だけど、いまでは当主が隠居させられるような問題有りの家の娘になってしまった。その上モブ顔だし、教養も無い。
私は屋敷に閉じ込められていたから女学校にさえ通ってはいない。貴族令嬢としての教養がまるで無いのよ。
王子であるアーネストの隣に立てるような人間じゃない。
「俺の好きなアイリスをなんかなんて言ってほしくないなぁ。それに俺は随分と待ったから、これ以上待つ気は無いんだ」
「え、なに、きゃあっ!」
ベッドドンされていたから、私とアーネストとの間には、わずかだか隙間があったのだが、いきなりアーネストが私の上に覆いかぶさって来た。
「アアア、アーネスト!」
「うん。このまま既成事実を作っちゃおう。それが一番手っ取り早いよね」
アーネストに抱きしめられて、身動きが取れない。
「アイリスは俺のことが嫌い?」
目の焦点が合わなくなるほど近くに顔を寄せたアーネストが問うてくる。
なによ。その子首を傾げた不安そうな顔はっ!! 美形がそんな顔をすれば、全てが思い通りになると思うなよっ。なっちゃうけどねっ!!
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「よしっ、問題なし。続行!」
「続行って、なにが?」
「黙って」
アーネストの唇が、そっと重なって来る。
これってば生まれて初めての口づけ! と、感動していると、なんだか長い。
口づけって唇同士が触れ合って、すぐに離れるものじゃないの?
屋敷に閉じ込められていた私は知識が乏しい。キスがどんなものかなんて、まるで知らない。
それでも離れて行かない唇に抗議しようと口を開くと、アーネストの舌が入って来た!
「ううん」
息苦しいのと初めての感触に、変な声が出ちゃった。
一気に顔が赤くなる。
「フフフ。可愛い」
アーネストの手がガウンの合わせからスルリと中に入って来る。
今気づいたけどガウンの下には何も着ていない。下着を着ていないのよ!
「ひうっ」
アーネストの手がそっと胸の形をたどって行くと、包み込まれるようにして胸の頂を撫でられる。何度も撫でられると、胸の頂が固くなっていくのが分かる。
いつの間にか拘束は解かれていたけど、動くことができない。
「やっとアイリスに触れることができる……」
アーネストの手の動きのせいで、いつの間にかガウンの合わせが大きく開いていた。
反対の胸へとアーネストが顔を寄せると、ペロリと頂を舐める。
「あああ、アーネスト」
嫌といえばいいのか、駄目と言えばいいのか。
痺れるような感覚に、どうすればいいのか。何かに縋りたくて、寄せられたアーネストの髪の毛に手を差し入れていた。
「アイリス。なんて綺麗なんだ」
チュッと頂を強めに吸われ、身体が跳ねる。
アーネストが何を言っているのか、もう分からない。
胸にあったアーネストの唇は、色んな所へと彷徨いだす。
脇腹やへそ、太ももへ。そして……。
ガチャリ。
「アイリス嬢の意識が戻ったと聞いたが」
いきなり男性の声が。
「きぃやああっ!!」
突然の乱入者にパニックになった私はアーネストを突き飛ばす。が、アーネストは突き飛ばされることなく、私を抱きしめたままだ。
「父上っ。突然入ってこないで下さい。人払いをしている意味が、なぜ分からないのですかっ!!」
アーネストが怒鳴る。
「ふむ。元気そうだな」
「アイリスを見ないで下さい!」
アーネストは存在が無くなっていた掛布団で、瞬時に私を包み込んでくれる。今気が付いたけど、私はほぼ全裸だった!
「あ、あの、陛下、この度は……」
動きにくいが何とか頭を下げる。
目の前にやってきた人は、たぶん国王陛下。久しぶりにお会いするが、イケオジのままだ。
こんな場面を見られてしまったら言い逃れはできない。王子様を誑かした現行犯だ。どんな罰を与えられるか、冷や汗が流れ出る。
「アイリス嬢は倒れたと聞いたが……。アーネストよ、ガッツキ過ぎであろう」
「うるさい黙れでございます。もう待つ気はありませんので」
「アイリス嬢の同意は得ておるのか?」
「勿論です。ラブラブの相思相愛です」
「ならばよいのだが……。順番を間違えるでないぞ」
「明日にも婚姻しようと思っています」
「だから順番と言っているではないか。王族の婚姻は2年の婚約期間を経た後だ」
「えー」
「ハハハ。幼子のように頬を膨らませるな。そなたのそんな表情が見られるとはな。アイリス嬢は偉大だな」
「あ、あの。恐れながら」
ホノボノとした親子の会話になんとか口を挟む。
会話の内容がおかしい。私への断罪がやってこない。
「どうしたアイリス嬢。やっぱりアーネストとの婚姻は嫌か?」
「父上、なんて不吉なことを言うのですか! アイリスを監禁しなければならなくなります。やっぱり明日婚姻しますっ」
アーネストが上半身を起こした私を抱きしめて叫ぶ。
なんだか怖いことを言われている。
「あ、あの。婚姻とは……」
まるで私とアーネストが結婚するようなことを、アーネストどころか陛下までも言っている。
「アーネストは先走りすぎだな。まずは正式に婚約を公表してからだ。それまでは王宮に住んで、王子妃教育を受けてくれ」
「え、で、でも。私は王子妃にはふさわしくありません」
陛下の言葉に慌ててしまう。まさか私が王子妃だなんて。
「は? アイリス嬢は由緒正しいハーナン侯爵家の娘ではないか。アーネストと婚約を結ぼうという時にお母上が亡くなられたから婚約が成立していなかっただけだ」
「ですが、私の父は爵位を剥奪された身です。そんな男の娘を妃にしていいはずがありません」
もしかして陛下はハーナン侯爵の処遇をご存じ無いのかもしれない。
「何を心配しておるのだ? ハーナン侯爵家は跡取りのアイリスがアーネストに嫁ぐことが決まったから養子を迎え、侯爵は養子に跡を譲り引退しただけではないか」
「そうだよ。アイリスが心配することなんて何も無いんだ。アイリスは堂々と俺と婚姻すればいいだけだよ」
陛下とアーネストの顔を交互に見る。二人とも頷くと微笑み返してくれる。
「本当に……。本当に私はアーネストの傍にいてもいいの? アーネストの恥にはならないの?」
涙が後から後から溢れてくる。
あの閉じ込められた屋敷の中で、頑張れたのはアーネストにいつか会えると信じていたから。
本当はアーネストと一緒にいたかった。離れたくなんてなかった。
でも、アーネストの邪魔にだけはなりたくなかった。
「当たり前だよ。俺はアイリスを手放したりなんかしない。アイリス、愛しているよ」
「私もよ。アーネスト愛してるっ」
私は両手を広げてアーネストへと抱き着く。
掛布団が全部脱げてしまい、アーネストから凄く怒られてしまった。
その後、すぐに私とアーネストの婚約が発表されたのだが、次の年には王家の歴史始まって以来の『おめでた婚』をすることになってしまった。
アーネストは陛下からデコピンされることになったのだった。
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|ूoωo。)♡コンニチワ
(≖ᴗ≖๑)ウフフ♡
アーネストいいなぁ
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感想、完結まで待って長いの投稿しようかなと思ってたけど、アーネストが可愛すぎて書いちゃった(*´艸`*)⁾⁾💖
今のところ、私の好みの流れでとても楽しいです
一日のエール📣なんで3つなんやろ
連載が進むと、足りなくなるやん
アーネストの本気、見せてくれることを楽しみにしてます
|´-`)⁾⁾⁾
黑媛( * ॑꒳ ॑*)♡ 様
感想をありがとうございます。
アーネスト、可愛いですよね。
でもちゃんと、王族らしく腹黒い所もあります。アイリスには見せませんけど。(見えちゃってるかな?)
次回、アーネスト視点になります。
アーネストの本気が見えるかな?
宜しくお願いします。