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第6話 パーティー結成
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俺は現在、エミリアの行きつけの店でエミリアと夕食を食べている。
食べている料理は、この店の1番のおすすめだというファイアリザードのステーキだ。
ファイアリザードが何なのかはいまいちよく分からんが、その肉はとても柔らかく、かけられている専用のソースも相性バッチリで非常においしい。元の世界で出したら普通に人気が出そうだ。
「いやー、これホントに旨いな。毎日でも食えそうだわ」
「そう。口にあったみたいでよかったわ」
「でも、ホントにこれおごってくれるのか? ステーキって結構高そうなイメージだけど」
「問題ないわ。1人前で1200レードくらいだし。余計な心配なんかせずによく味わって食べなさい」
「お、おう」
レードっていうのはこの世界のお金なのかな。1200レードって日本円で言うとどれくらいの額なんだろう。 同じくらいの相場なのかねえ。
「ねえ、ユウト。1つ質問があるんだけどいいかしら?」
「質問? いいよ別に」
「あんたってランクがE級らしいけど、それって本当なの?」
「あー……」
そうかー。B級上位のやつをすんなり倒しちゃったわけだもんな。E級だって言ってもそりゃ信じられんよな。
「まあ、そうだな。俺はE級だよ。今日冒険者になったばっかだしな」
「それであの強さなわけ? なんか小さいころから鍛えてたとか?」
「いや、特に何かしてたわけじゃないな」
「そうよねえ。あんたの体型かなりひょろっとしてて頼りない感じだし」
急に失礼なこと言うなあ。まあ体型に関しては事実だから何も言うまい。
「一体何なのかしらねえ、その強さ。あ、あんたまさか変な薬とかやってないでしょうね? 飲むだけで強くなれる危ない薬的な」
うわ、なんかいいとこついてきたぞ。俺が飲んだ女神ドリンクってまさにそういう薬だもんなー。
「そ、そんな便利な薬あるわけないだろー。ただ単に俺は天才肌ってだけさー。ハハハハハ」
とりあえす笑ってごまかす俺。それ以外にごまかす手段をぜんぜん思いつかなかった。
「ふーん。まあそういうことにしておくわ」
完全にではないが、一応納得してくれたようだ。よかったよかった。
「あっ、じゃあ登録したばっかで、まだクエストとかはやったことないのよね?」
「そうだな。まだ未経験だわ」
「やっぱり。なら良かったらでいいんだけど、あたしとパーティー組んで明日にでも一緒にクエスト行かない?」
「えっ? いいのか? 俺なんかと組んで」
「もちろんよ。あんたいい人そうだし、かなり強いみたいだしね」
「そ、そうか。じゃあぜひ組もう。明日はいろいろ教えてくれ」
「ええ、まかせておきなさい。あたしもそんなに冒険者歴は長くないけど、できる限りいろいろレクチャーするわ」
やったぜ。自分はソロの方が向いてる気はしてたが、クエストなんてやったことないから正直1人は不安だったんだよなあ。なんてありがたい話だろうか。
てか、女の子とパーティー組めるって時点で超ありがたいわ。
「さて、食べ終わったことだし、そろそろあたしは家に戻るわね」
「おう分かった。てか家って家族と住んでるってこと? エミリアはこの街の出身なのか?」
「いいえ。あたしはこの街の東にあるシャリア村の出身よ。冒険者になるために1人で村から出てきたから、今はこのジールで家を借りて1人暮らしよ」
「へー、立派なもんだな」
「別に大したことじゃないわよ。まあ普通は家じゃなく、手軽に宿とか借りるけどね」
「そういうもんか。じゃあ俺は宿を借りるかな。どのへんに宿ってあるんだ?」
「えっ? あんた宿とってないの?」
「え、ないよ?」
急にキョトンとするエミリア。俺、何か変なこと言ったか?
「あんた何やってる訳? この時間からこの街で宿なんかもう満室でとれっこないわよ。遅くても夕方までにはとらないと」
「何っ!? そういうもんなのか。全然知らんかった。宿なんて普通にとれるもんだとばかり……」
そんな馬鹿な。じゃあ俺は今日は野宿か?
「もう、しょうがないわねえ。じゃあ今日だけあたしの家に泊めてあげるわよ。特別だからね」
「ま、まじで!?」
エミリアがあきれ顔でそんな提案をしてきた。
おいおい、それは今晩女の子と一つ屋根の下で過ごすってことか?
これは何か起こりそうな予感だぜ。
「何にやけてんのよ。言っとくけど、変なことしたら生まれてきたことを後悔させてあげるからそのつもりで」
うん、何も起きそうにないね。
「じゃあ、行くわよ」
「へーい」
俺はエミリアに連れられ店を出て、エミリアの家へと向かうのだった。
食べている料理は、この店の1番のおすすめだというファイアリザードのステーキだ。
ファイアリザードが何なのかはいまいちよく分からんが、その肉はとても柔らかく、かけられている専用のソースも相性バッチリで非常においしい。元の世界で出したら普通に人気が出そうだ。
「いやー、これホントに旨いな。毎日でも食えそうだわ」
「そう。口にあったみたいでよかったわ」
「でも、ホントにこれおごってくれるのか? ステーキって結構高そうなイメージだけど」
「問題ないわ。1人前で1200レードくらいだし。余計な心配なんかせずによく味わって食べなさい」
「お、おう」
レードっていうのはこの世界のお金なのかな。1200レードって日本円で言うとどれくらいの額なんだろう。 同じくらいの相場なのかねえ。
「ねえ、ユウト。1つ質問があるんだけどいいかしら?」
「質問? いいよ別に」
「あんたってランクがE級らしいけど、それって本当なの?」
「あー……」
そうかー。B級上位のやつをすんなり倒しちゃったわけだもんな。E級だって言ってもそりゃ信じられんよな。
「まあ、そうだな。俺はE級だよ。今日冒険者になったばっかだしな」
「それであの強さなわけ? なんか小さいころから鍛えてたとか?」
「いや、特に何かしてたわけじゃないな」
「そうよねえ。あんたの体型かなりひょろっとしてて頼りない感じだし」
急に失礼なこと言うなあ。まあ体型に関しては事実だから何も言うまい。
「一体何なのかしらねえ、その強さ。あ、あんたまさか変な薬とかやってないでしょうね? 飲むだけで強くなれる危ない薬的な」
うわ、なんかいいとこついてきたぞ。俺が飲んだ女神ドリンクってまさにそういう薬だもんなー。
「そ、そんな便利な薬あるわけないだろー。ただ単に俺は天才肌ってだけさー。ハハハハハ」
とりあえす笑ってごまかす俺。それ以外にごまかす手段をぜんぜん思いつかなかった。
「ふーん。まあそういうことにしておくわ」
完全にではないが、一応納得してくれたようだ。よかったよかった。
「あっ、じゃあ登録したばっかで、まだクエストとかはやったことないのよね?」
「そうだな。まだ未経験だわ」
「やっぱり。なら良かったらでいいんだけど、あたしとパーティー組んで明日にでも一緒にクエスト行かない?」
「えっ? いいのか? 俺なんかと組んで」
「もちろんよ。あんたいい人そうだし、かなり強いみたいだしね」
「そ、そうか。じゃあぜひ組もう。明日はいろいろ教えてくれ」
「ええ、まかせておきなさい。あたしもそんなに冒険者歴は長くないけど、できる限りいろいろレクチャーするわ」
やったぜ。自分はソロの方が向いてる気はしてたが、クエストなんてやったことないから正直1人は不安だったんだよなあ。なんてありがたい話だろうか。
てか、女の子とパーティー組めるって時点で超ありがたいわ。
「さて、食べ終わったことだし、そろそろあたしは家に戻るわね」
「おう分かった。てか家って家族と住んでるってこと? エミリアはこの街の出身なのか?」
「いいえ。あたしはこの街の東にあるシャリア村の出身よ。冒険者になるために1人で村から出てきたから、今はこのジールで家を借りて1人暮らしよ」
「へー、立派なもんだな」
「別に大したことじゃないわよ。まあ普通は家じゃなく、手軽に宿とか借りるけどね」
「そういうもんか。じゃあ俺は宿を借りるかな。どのへんに宿ってあるんだ?」
「えっ? あんた宿とってないの?」
「え、ないよ?」
急にキョトンとするエミリア。俺、何か変なこと言ったか?
「あんた何やってる訳? この時間からこの街で宿なんかもう満室でとれっこないわよ。遅くても夕方までにはとらないと」
「何っ!? そういうもんなのか。全然知らんかった。宿なんて普通にとれるもんだとばかり……」
そんな馬鹿な。じゃあ俺は今日は野宿か?
「もう、しょうがないわねえ。じゃあ今日だけあたしの家に泊めてあげるわよ。特別だからね」
「ま、まじで!?」
エミリアがあきれ顔でそんな提案をしてきた。
おいおい、それは今晩女の子と一つ屋根の下で過ごすってことか?
これは何か起こりそうな予感だぜ。
「何にやけてんのよ。言っとくけど、変なことしたら生まれてきたことを後悔させてあげるからそのつもりで」
うん、何も起きそうにないね。
「じゃあ、行くわよ」
「へーい」
俺はエミリアに連れられ店を出て、エミリアの家へと向かうのだった。
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