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第二巻:夏は、夜
作者といっしょに第一巻を思い出そう
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【一巻を読んでいない場合は、ネタバレ注意】
俺は五十歳で、日本でも有名な超一流企業から、教育特区「鳳凰学園」へ出向させられた。
とはいえ、合併や吸収の果てに、この会社に流れついただけで、元々は中小企業の営業技術だった。
営業技術というのは、最先端の研究者に「論文完成のために、その機械を売ってくれ!」と言わせるスペシャリストだ。
だが、小さい分ほぼ全社員の顔を知っているような会社に慣れていた俺は、大企業に馴染めず、病んだ。
結果、仕事でやらかし、離婚して、出向の身となった。
教育特区「鳳凰学園」は、様々な年齢で一芸を持った学生が、講師役も務め、お互いに教え合う。
俺の講義に質問してきた現役アイドル「北乃あみ」十七歳に告白され、表面上つきあうこととなった。
だが俺は、あみの好意を半ば疑っていた。
実は、お互いに患っていた「摂食障害」に関して、俺が身バレしないようにつぶやいていたTWITTERを丸暗記するほど読み、学園で俺を見つけたと告げたあみに、驚きつつも、気持ちを信じられるようになった。
(引く人は引くだろな。まあ、そもそも三十三歳差だ)
とはいえ、未成年との年の差をグチグチ悩んでいると、元天才子役で女優「柳沢志桜里」十八歳も、ツイキャスの声から学園で俺を見つけ、告白してきた。
しかも、あみとは違い未成年ではないので合法だと言ってくる始末。
断るが、諦めない一途な彼女に危うさを感じ、三角関係が拗れることは覚悟し俺の誕生日を利用し、あみと友達になれるように図った。
その過程で、志桜里の所属事務所の社長兼マネージャー、しかも女優で親代わりの「形山彩芽」五十歳と知り合い、文化人枠でテレビ出演、タレント活動を開始した。
俺のマネージャーとなった「西原茜」二十三歳は、前歴のセクシー女優にコンプレックスを持っていた。
しかも、それ故に採用されたと勘違いしていたが、自分の価値を認められ、マネージャーとしての新たな一歩を踏み出した。
俺は、あみの数少ない友達である元バレリーナ現振付師「門崎ミホ」十七歳に、風俗店へ入るのを目撃された。
それに端を発した騒動で、俺は、ようやく居場所を見つけたのかもしれない。
あれ?
あみのマネージャー志方は?
※第二巻は、微ホラー・テイスト
俺は五十歳で、日本でも有名な超一流企業から、教育特区「鳳凰学園」へ出向させられた。
とはいえ、合併や吸収の果てに、この会社に流れついただけで、元々は中小企業の営業技術だった。
営業技術というのは、最先端の研究者に「論文完成のために、その機械を売ってくれ!」と言わせるスペシャリストだ。
だが、小さい分ほぼ全社員の顔を知っているような会社に慣れていた俺は、大企業に馴染めず、病んだ。
結果、仕事でやらかし、離婚して、出向の身となった。
教育特区「鳳凰学園」は、様々な年齢で一芸を持った学生が、講師役も務め、お互いに教え合う。
俺の講義に質問してきた現役アイドル「北乃あみ」十七歳に告白され、表面上つきあうこととなった。
だが俺は、あみの好意を半ば疑っていた。
実は、お互いに患っていた「摂食障害」に関して、俺が身バレしないようにつぶやいていたTWITTERを丸暗記するほど読み、学園で俺を見つけたと告げたあみに、驚きつつも、気持ちを信じられるようになった。
(引く人は引くだろな。まあ、そもそも三十三歳差だ)
とはいえ、未成年との年の差をグチグチ悩んでいると、元天才子役で女優「柳沢志桜里」十八歳も、ツイキャスの声から学園で俺を見つけ、告白してきた。
しかも、あみとは違い未成年ではないので合法だと言ってくる始末。
断るが、諦めない一途な彼女に危うさを感じ、三角関係が拗れることは覚悟し俺の誕生日を利用し、あみと友達になれるように図った。
その過程で、志桜里の所属事務所の社長兼マネージャー、しかも女優で親代わりの「形山彩芽」五十歳と知り合い、文化人枠でテレビ出演、タレント活動を開始した。
俺のマネージャーとなった「西原茜」二十三歳は、前歴のセクシー女優にコンプレックスを持っていた。
しかも、それ故に採用されたと勘違いしていたが、自分の価値を認められ、マネージャーとしての新たな一歩を踏み出した。
俺は、あみの数少ない友達である元バレリーナ現振付師「門崎ミホ」十七歳に、風俗店へ入るのを目撃された。
それに端を発した騒動で、俺は、ようやく居場所を見つけたのかもしれない。
あれ?
あみのマネージャー志方は?
※第二巻は、微ホラー・テイスト
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