280 / 474
日常編⑯
第473話、川のせせらぎと昔話
しおりを挟む
ある日の休日。
俺は、ローレライに誘われて図書館……ではなく、村を流れている川の上流にやってきた。
手には数冊の本があり、東屋に本を置いておく。
俺は、ローレライに言う。
「こんなところに東屋があったのか……知らなかったな」
「上流にはあまり来ないからね。ここ、村の人もあまり知らない場所なの」
「へぇ~……」
河原というだけあり砂利の地面で、水の流れはゆったりでとても透き通っている。
ローレライは、靴を脱ぎ素足にあり、川沿いの大きな岩に座って足を水に浸けた……こういう仕草、とても大人っぽいんだよなぁ。
「実はここ、私の日光浴ポイントなの。ここなら変身しても迷惑がかからないし」
「じゃあ、クララベルも?」
「ええ。あの子は所かまわず変身しちゃうけどね……最近はお仕事が忙しいおかげで、あまり変身することはなくなったけど」
「そっか……じゃあ、今日は」
「ええ。ここでゆっくり読書しましょう。図書館もいいけど、たまには自然に囲まれても悪くないわ」
「だな。じゃあ俺も少し……」
俺は靴を脱ぎ、足を水に浸ける。
ひんやりと気持ちいい。
「ふふ、どうかしら?」
「最高だな。川の流れる音、吹き抜ける風、太陽の光……大自然って感じだ」
「あら、詩人ね」
「本いっぱい読んでるからな」
ローレライと笑いあい、東屋で読書を開始した。
◇◇◇◇◇◇
しばらく、静かな時間が流れた。
本のページをめくる音だけで、会話は特にない。
川のせせらぎ、柔らかい風が運ぶ緑の匂いだけが世界のすべてで、こんなにも穏やかな時間は久しぶりだ。
何か飲み物とかおやつでも持ってくれば……と思っていると。
「お兄ちゃーん! 姉さまーっ!」
「にゃあーっ!」
とても元気な声が。
声の方を見ると、クララベルとミュアちゃんがいた。
手には大きなバスケットを持っている。
「えへへ。姉さま、ここにいたんだ」
「クララベル。今日はお店、お休みなの?」
「うん! のんびりお昼寝しようかなーって。そしたら、エルミナが姉さまとお兄ちゃんがここにいるって教えてくれたの」
「にゃあ。おやつ持ってきたの」
ミュアちゃんがバスケットをテーブルに置いて開けると、クッキーやマフィン、ケーキなどがたくさん詰まっていた。すごく甘い匂いがする。
「お茶もあるの。ご主人さま、みんなでお茶にするー」
「そうだね。ありがとう、ミュアちゃん」
「にゃあ……ごろごろ」
頭を撫でると可愛らしく鳴いた。
クララベルはローレライの隣に座り、ミュアちゃんは背負っていたカバンからお茶の道具を取り出す。
こういう場所でするお茶もたまにはいいな。
「はい、ご主人さま」
「ありがとう」
カーフィーを受け取る。
ローレライとクララベルは紅茶、ミュアちゃんは果実水だ。
すると、東屋の屋根から黒い何かが落ちてきた……って。
「みゃあ。あたいも飲むぞ」
「にゃう!? ルミナ、いつのまにー」
「ふん。今日はお休みだからお昼寝してたんだ。ここ、静かで涼しいからよく来てる」
なんと、ルミナがいた。
全然気付かなかった……ルミナは俺に甘えてきたので頭を撫でる。
「ふふ、お菓子はいっぱいあるみたいだし、大丈夫よね」
「もちろん! えへへ、なんか楽しくなってきたー!」
「にゃあ。はいルミナ」
「ん」
こうして、川辺でのお茶会が始まったのだった。
◇◇◇◇◇◇
お菓子を食べ終わり、のんびりしていると……ミュアちゃんとルミナは寝てしまった。
可愛いので、東屋のそばにシートを敷き、木陰に寝かす。
「にゃう……」
「みゃ……はむはむ」
すると、ルミナがミュアちゃんのネコミミをはむはむした。
愛らしい姿にしばし見惚れていると、ローレライが言う。
「そういえば、クララベルも小さいころ、私の尾をよく噛んでたわね」
「うぅ、だって姉さまの尻尾、おいしいんだもん」
「……味するのか?」
「うん!」
「しないわよ……まったく」
クララベルはローレライの腕に抱きつく。
そして、思い出したように言った。
「パパやママの尻尾も齧ったなー……おじいちゃんの尻尾も齧って怒られたっけ」
「そんなこともあったわね。それと、おじい様は怒ってないわよ。むしろ甘えるクララベルが可愛くてしょうがないみたいだったわ」
「そうなの?」
「おじい様って……ドラゴンだよな」
「うん! アンおじいちゃんとジルおばあちゃん。オーベルシュタインのどこかにいるってパパが言ってた」
「このどこかに?……とはいっても、オーベルシュタインは広いからなぁ」
なんとなく空を見上げた。
ルシファーやディミトリでさえ、オーベルシュタインの全貌を半分も把握できていない。まだまだ知らない種族や魔獣が山ほどいる。
把握しているのは、シエラ様くらいだろう。
「お兄ちゃん、姉さま。アンおじいちゃんとジルおばあちゃんに、お菓子食べてもらいたいな」
「……難しいわね。おじい様とおばあ様、ドラゴンロード王国の運営から引退して、しばらくのんびりすると言ってから殆ど行方不明なのよね……オーベルシュタインにいるのは間違いないけど」
「んー……そっかぁ」
「……シエラ様なら知ってるかも」
「「あ」」
俺がそう言うと、ドラゴン姉妹は俺を見た。
困ったときのシエラ様。姉妹の祖父祖母に、おいしいお菓子を食べてもらいたい。
「どうする? 頼んでみようか?」
「うん!」
「そうね。私もご挨拶したいわ」
「うんうん♪ 困ったときのお姉さん頼みね~♪」
「ですねってぇぇ!? ビックリしたぁぁぁ!?」
俺の隣に、シエラ様が座っていた。
シエラ様は俺の腕にじゃれつきながら、クララベルに言う。
「クララベルちゃんのお爺ちゃんとお婆ちゃん。アンくんとジルちゃんね? オーベルシュタインの『大火山』近く温泉が湧いててね、そこでのんびりしているわ。そうね……私が呼んできてあげる」
「ほんと!? やったぁ!! シエラ様ありがとー!!」
「うふふ。どういたしまして~♪」
「シエラ様……ご足労おかけいたします」
「いいの。ローレライちゃんも会いたいでしょ? ガーくんとアルメリアちゃんにも伝えておいてあげる♪」
シエラ様、相変わらず底が知れないな。
それにしても、おじいちゃんとおばあちゃんかぁ。
「お爺様とお婆様かぁ……」
エストレイヤ家にも、隠居した祖父と祖母がいるんだよなぁ。
俺は、ローレライに誘われて図書館……ではなく、村を流れている川の上流にやってきた。
手には数冊の本があり、東屋に本を置いておく。
俺は、ローレライに言う。
「こんなところに東屋があったのか……知らなかったな」
「上流にはあまり来ないからね。ここ、村の人もあまり知らない場所なの」
「へぇ~……」
河原というだけあり砂利の地面で、水の流れはゆったりでとても透き通っている。
ローレライは、靴を脱ぎ素足にあり、川沿いの大きな岩に座って足を水に浸けた……こういう仕草、とても大人っぽいんだよなぁ。
「実はここ、私の日光浴ポイントなの。ここなら変身しても迷惑がかからないし」
「じゃあ、クララベルも?」
「ええ。あの子は所かまわず変身しちゃうけどね……最近はお仕事が忙しいおかげで、あまり変身することはなくなったけど」
「そっか……じゃあ、今日は」
「ええ。ここでゆっくり読書しましょう。図書館もいいけど、たまには自然に囲まれても悪くないわ」
「だな。じゃあ俺も少し……」
俺は靴を脱ぎ、足を水に浸ける。
ひんやりと気持ちいい。
「ふふ、どうかしら?」
「最高だな。川の流れる音、吹き抜ける風、太陽の光……大自然って感じだ」
「あら、詩人ね」
「本いっぱい読んでるからな」
ローレライと笑いあい、東屋で読書を開始した。
◇◇◇◇◇◇
しばらく、静かな時間が流れた。
本のページをめくる音だけで、会話は特にない。
川のせせらぎ、柔らかい風が運ぶ緑の匂いだけが世界のすべてで、こんなにも穏やかな時間は久しぶりだ。
何か飲み物とかおやつでも持ってくれば……と思っていると。
「お兄ちゃーん! 姉さまーっ!」
「にゃあーっ!」
とても元気な声が。
声の方を見ると、クララベルとミュアちゃんがいた。
手には大きなバスケットを持っている。
「えへへ。姉さま、ここにいたんだ」
「クララベル。今日はお店、お休みなの?」
「うん! のんびりお昼寝しようかなーって。そしたら、エルミナが姉さまとお兄ちゃんがここにいるって教えてくれたの」
「にゃあ。おやつ持ってきたの」
ミュアちゃんがバスケットをテーブルに置いて開けると、クッキーやマフィン、ケーキなどがたくさん詰まっていた。すごく甘い匂いがする。
「お茶もあるの。ご主人さま、みんなでお茶にするー」
「そうだね。ありがとう、ミュアちゃん」
「にゃあ……ごろごろ」
頭を撫でると可愛らしく鳴いた。
クララベルはローレライの隣に座り、ミュアちゃんは背負っていたカバンからお茶の道具を取り出す。
こういう場所でするお茶もたまにはいいな。
「はい、ご主人さま」
「ありがとう」
カーフィーを受け取る。
ローレライとクララベルは紅茶、ミュアちゃんは果実水だ。
すると、東屋の屋根から黒い何かが落ちてきた……って。
「みゃあ。あたいも飲むぞ」
「にゃう!? ルミナ、いつのまにー」
「ふん。今日はお休みだからお昼寝してたんだ。ここ、静かで涼しいからよく来てる」
なんと、ルミナがいた。
全然気付かなかった……ルミナは俺に甘えてきたので頭を撫でる。
「ふふ、お菓子はいっぱいあるみたいだし、大丈夫よね」
「もちろん! えへへ、なんか楽しくなってきたー!」
「にゃあ。はいルミナ」
「ん」
こうして、川辺でのお茶会が始まったのだった。
◇◇◇◇◇◇
お菓子を食べ終わり、のんびりしていると……ミュアちゃんとルミナは寝てしまった。
可愛いので、東屋のそばにシートを敷き、木陰に寝かす。
「にゃう……」
「みゃ……はむはむ」
すると、ルミナがミュアちゃんのネコミミをはむはむした。
愛らしい姿にしばし見惚れていると、ローレライが言う。
「そういえば、クララベルも小さいころ、私の尾をよく噛んでたわね」
「うぅ、だって姉さまの尻尾、おいしいんだもん」
「……味するのか?」
「うん!」
「しないわよ……まったく」
クララベルはローレライの腕に抱きつく。
そして、思い出したように言った。
「パパやママの尻尾も齧ったなー……おじいちゃんの尻尾も齧って怒られたっけ」
「そんなこともあったわね。それと、おじい様は怒ってないわよ。むしろ甘えるクララベルが可愛くてしょうがないみたいだったわ」
「そうなの?」
「おじい様って……ドラゴンだよな」
「うん! アンおじいちゃんとジルおばあちゃん。オーベルシュタインのどこかにいるってパパが言ってた」
「このどこかに?……とはいっても、オーベルシュタインは広いからなぁ」
なんとなく空を見上げた。
ルシファーやディミトリでさえ、オーベルシュタインの全貌を半分も把握できていない。まだまだ知らない種族や魔獣が山ほどいる。
把握しているのは、シエラ様くらいだろう。
「お兄ちゃん、姉さま。アンおじいちゃんとジルおばあちゃんに、お菓子食べてもらいたいな」
「……難しいわね。おじい様とおばあ様、ドラゴンロード王国の運営から引退して、しばらくのんびりすると言ってから殆ど行方不明なのよね……オーベルシュタインにいるのは間違いないけど」
「んー……そっかぁ」
「……シエラ様なら知ってるかも」
「「あ」」
俺がそう言うと、ドラゴン姉妹は俺を見た。
困ったときのシエラ様。姉妹の祖父祖母に、おいしいお菓子を食べてもらいたい。
「どうする? 頼んでみようか?」
「うん!」
「そうね。私もご挨拶したいわ」
「うんうん♪ 困ったときのお姉さん頼みね~♪」
「ですねってぇぇ!? ビックリしたぁぁぁ!?」
俺の隣に、シエラ様が座っていた。
シエラ様は俺の腕にじゃれつきながら、クララベルに言う。
「クララベルちゃんのお爺ちゃんとお婆ちゃん。アンくんとジルちゃんね? オーベルシュタインの『大火山』近く温泉が湧いててね、そこでのんびりしているわ。そうね……私が呼んできてあげる」
「ほんと!? やったぁ!! シエラ様ありがとー!!」
「うふふ。どういたしまして~♪」
「シエラ様……ご足労おかけいたします」
「いいの。ローレライちゃんも会いたいでしょ? ガーくんとアルメリアちゃんにも伝えておいてあげる♪」
シエラ様、相変わらず底が知れないな。
それにしても、おじいちゃんとおばあちゃんかぁ。
「お爺様とお婆様かぁ……」
エストレイヤ家にも、隠居した祖父と祖母がいるんだよなぁ。
120
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。