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魔法学園の講師
第510話、侵入者!
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さて、ネコ騒動が落ち着いたある日。
俺は今日もシェリーと一緒に魔法学園へ出勤する。
朝食を食べ、着替え、俺の部屋から魔法学園へ転移し、執務室に到着。
まだ時間があるので、ここで朝のお茶を飲むのが決まりになりつつあった。
シェリーは、手慣れた様子で執務室の茶器でお茶を準備する。
「はい、お兄ちゃん」
「ありがとう」
「ルミナ、ホットミルクだから気を付けて」
「みゃう」
「モフ助にもね」
『もきゅ』
モフ助は器用にカップを口で傾けて飲む。
ルミナも、ホットミルクをフーフーしながら飲んでいた。
俺とシェリーは紅茶。シェリーも紅茶を淹れるのが上手くなってきた。
「あ、今日はあたし、お兄ちゃんの授業出るから」
「え? でもお前、今日は薬学の講義だぞ?」
「知ってるし。ラクシュミも一緒だから」
「知らなかった……」
この学園の授業は取得制で、授業を自分で選んで受講できる。
シェリーは『生活魔法科』をメインに授業を入れてた。途中からの変更もできる柔軟なところがこの魔法学園のいいところだよな。
「そういえば、ラクシュミっていろいろな授業受けてるよな」
「うん。あの子、ここを卒業したらビッグバロッグ王国の魔法研究所で働くんだって。『光』属性ってレアだし、いろんな研究所からお誘い来てるんだってさ」
「へぇ~……そういえば、『光』って母上と同じ属性だな」
『もきゅ~』
「うん。あ、ラクシュミ、エストレイヤ家に居候するって言ってた」
「そうか。うーん……あのさ、ちょっと失礼な話になるけど」
「婚約者でしょ? あの子、マジックキャッスル国の貴族からけっこうな縁談来てるけど全部蹴ったって。お婿さんはビッグバロッグ王国で探すってさ」
「そうなのか? でも、プリメーラ家の長女じゃ」
「大丈夫みたい。弟が生まれるみたいだから」
「なにぃ!?」
知らなかった。
プリメーラ家、ラクシュミだけで子供はいなかったのに……もしかして、跡継ぎができるから、ラクシュミは自由に振る舞ってるとか?……まぁ、俺が考えることじゃないか。
シェリーは紅茶を飲み欲し、構って欲しそうにすり寄るモフ助を撫でた。
「ラクシュミ、言ってたよ。『貴族の末っ子で後継者争いとかに関与しない、そこそこ稼いでる自由でカッコいいイケメン』がいないかなーって」
「そんな都合よすぎる相手いないだろ……」
「んー……なんか心当たりあるような」
「みゃう。そろそろ授業だぞ」
「あ、やっば! お兄ちゃん、あとでね」
シェリーはカバンを持って走り出した。
俺はルミナの頭を撫で、軽くネコミミを揉んでやる。
「さて、今日もよろしくな、ルミナ」
「ごろごろ……まかせろ」
『もきゅう!』
ラクシュミの願望はさておき、今日も一日頑張ろう!
◇◇◇◇◇◇
『へっくし!』
『風邪ですか、先輩』
『いや、なんか急に背すじがよ……』
『ヒュンケルくん、あったかいお茶飲む~?』
『ああ。もらっとくわ。フライヤ』
『姉さん、私にも』
『は~い』
ビッグバロッグ王国、ヒュンケルの執務室では、ヒュンケルのくしゃみが止まらなかったという。
原因は不明……なんとなく、背筋が冷たくなったヒュンケルだった。
◇◇◇◇◇◇
教室に入ると、生徒たちが一斉に着席。楽し気な会話も終わりを告げた。
俺はルミナと一緒に教卓へ。ルミナはモフ助をベッド代わりの籠の中へ置く。この籠、モフ助のためにと生徒たちが用意してくれたんだよね。
そして、杖で喉を叩き、声を大きくする。
『おはようございます。それでは───』
朝の挨拶をして、教室内を見渡す。
すると、シェリーがいた。ラクシュミが手を振っていた。
そして、ニコニコ顔のクララベルがいた。
『ぶっ!?』
クララベル。は? なんで?
シェリーは顔を押さえ、俺に向かって首を振る。
クララベルは、眼鏡をかけていた。制服を着て、長い髪はお団子にまとめている。なんとまぁ可愛らしい変装だこと……可愛いけど、なんで?
すると、エルフのココロさんが挙手。
「先生? あの、どうしたんですか?」
『あ、ああ。あはは、なんでもない。ごめん』
『きゅぅぅ』
モフ助を撫でて落ち着く。
クララベル……後で話を聞くしかないな。
とりあえず、授業を始めよう。
『で、では。教科書六十ページから』
さっそく、授業を始めた。
今日は講義。内容は体力回復薬の精製について。
専門的な内容になるので、クララベルは聞いてもわからないと思うのだが、なんだか楽しそうにニコニコしている……うーん、可愛い。
とりあえず、クララベルは指名しないでおくか。
◇◇◇◇◇◇
授業が終わり、生徒たちの質問も終えた。
教室から出ると、シェリー、ラクシュミ、クララベルが俺の元へ。
この三人、物凄く目立つ……なので、すぐ近くの空き教室に入った。
「で……なんでクララベルが?」
「えへへ。潜入しちゃいましたー!」
「…………」
頭を抱えそうになった。
すると、シェリーが言う。
「ミュディに頼んで、ここに転移したみたいなの。あたしも教室で会って驚いたわ……」
「クララベル、なんでいきなり」
「だって、お兄ちゃん最近一緒にいてくれないしー……わたしも学校行ってみたかったんだもん」
ローレライやクララベルみたいな王族は、学園などに通わず、専門の家庭教師が付く。こういう学友たちに囲まれた勉強というのは初体験だろう。それに、最近忙しくて、ローレライやクララベルにかまってやれなかった。
クララベルは、ちょっと寂しそうに言う。
「お兄ちゃん、わたし……迷惑?」
「……そんなことないよ。でも、俺の授業ならともかく、他の先生の授業には出ないほうがいい」
「うん。シェリーと一緒にいるね」
「はいはーい! あの、クララベルってもしかして……ドラゴンロード王国の?」
「うん! あ、挨拶してなかったね。わたしクララベル。よろしくね!」
「ら、ラクシュミです。シェリーの親戚……」
「じゃ、友達だね! えへへ」
クララベルは、ラクシュミの腕を掴んでブンブン振った。
「やれやれ。クララベル、お昼は一緒にご飯食べようか。いい店があるんだ」
「ほんと!? やったぁ! お兄ちゃんとごはんー!」
「あ、あたしも一緒だし!」
「はいはーい! わたしも一緒! アシュトくんのおごりだよねー?」
クララベル。もう少しかまってやろう。
帰ったらローレライを誘ってドラゴンチェスでもしよう。
ミュディとエルミナも、一緒に何かしてやらないと。
「…………」
教師は楽しいけど……みんなとの時間が少なくなるのは、寂しいかな。
俺は今日もシェリーと一緒に魔法学園へ出勤する。
朝食を食べ、着替え、俺の部屋から魔法学園へ転移し、執務室に到着。
まだ時間があるので、ここで朝のお茶を飲むのが決まりになりつつあった。
シェリーは、手慣れた様子で執務室の茶器でお茶を準備する。
「はい、お兄ちゃん」
「ありがとう」
「ルミナ、ホットミルクだから気を付けて」
「みゃう」
「モフ助にもね」
『もきゅ』
モフ助は器用にカップを口で傾けて飲む。
ルミナも、ホットミルクをフーフーしながら飲んでいた。
俺とシェリーは紅茶。シェリーも紅茶を淹れるのが上手くなってきた。
「あ、今日はあたし、お兄ちゃんの授業出るから」
「え? でもお前、今日は薬学の講義だぞ?」
「知ってるし。ラクシュミも一緒だから」
「知らなかった……」
この学園の授業は取得制で、授業を自分で選んで受講できる。
シェリーは『生活魔法科』をメインに授業を入れてた。途中からの変更もできる柔軟なところがこの魔法学園のいいところだよな。
「そういえば、ラクシュミっていろいろな授業受けてるよな」
「うん。あの子、ここを卒業したらビッグバロッグ王国の魔法研究所で働くんだって。『光』属性ってレアだし、いろんな研究所からお誘い来てるんだってさ」
「へぇ~……そういえば、『光』って母上と同じ属性だな」
『もきゅ~』
「うん。あ、ラクシュミ、エストレイヤ家に居候するって言ってた」
「そうか。うーん……あのさ、ちょっと失礼な話になるけど」
「婚約者でしょ? あの子、マジックキャッスル国の貴族からけっこうな縁談来てるけど全部蹴ったって。お婿さんはビッグバロッグ王国で探すってさ」
「そうなのか? でも、プリメーラ家の長女じゃ」
「大丈夫みたい。弟が生まれるみたいだから」
「なにぃ!?」
知らなかった。
プリメーラ家、ラクシュミだけで子供はいなかったのに……もしかして、跡継ぎができるから、ラクシュミは自由に振る舞ってるとか?……まぁ、俺が考えることじゃないか。
シェリーは紅茶を飲み欲し、構って欲しそうにすり寄るモフ助を撫でた。
「ラクシュミ、言ってたよ。『貴族の末っ子で後継者争いとかに関与しない、そこそこ稼いでる自由でカッコいいイケメン』がいないかなーって」
「そんな都合よすぎる相手いないだろ……」
「んー……なんか心当たりあるような」
「みゃう。そろそろ授業だぞ」
「あ、やっば! お兄ちゃん、あとでね」
シェリーはカバンを持って走り出した。
俺はルミナの頭を撫で、軽くネコミミを揉んでやる。
「さて、今日もよろしくな、ルミナ」
「ごろごろ……まかせろ」
『もきゅう!』
ラクシュミの願望はさておき、今日も一日頑張ろう!
◇◇◇◇◇◇
『へっくし!』
『風邪ですか、先輩』
『いや、なんか急に背すじがよ……』
『ヒュンケルくん、あったかいお茶飲む~?』
『ああ。もらっとくわ。フライヤ』
『姉さん、私にも』
『は~い』
ビッグバロッグ王国、ヒュンケルの執務室では、ヒュンケルのくしゃみが止まらなかったという。
原因は不明……なんとなく、背筋が冷たくなったヒュンケルだった。
◇◇◇◇◇◇
教室に入ると、生徒たちが一斉に着席。楽し気な会話も終わりを告げた。
俺はルミナと一緒に教卓へ。ルミナはモフ助をベッド代わりの籠の中へ置く。この籠、モフ助のためにと生徒たちが用意してくれたんだよね。
そして、杖で喉を叩き、声を大きくする。
『おはようございます。それでは───』
朝の挨拶をして、教室内を見渡す。
すると、シェリーがいた。ラクシュミが手を振っていた。
そして、ニコニコ顔のクララベルがいた。
『ぶっ!?』
クララベル。は? なんで?
シェリーは顔を押さえ、俺に向かって首を振る。
クララベルは、眼鏡をかけていた。制服を着て、長い髪はお団子にまとめている。なんとまぁ可愛らしい変装だこと……可愛いけど、なんで?
すると、エルフのココロさんが挙手。
「先生? あの、どうしたんですか?」
『あ、ああ。あはは、なんでもない。ごめん』
『きゅぅぅ』
モフ助を撫でて落ち着く。
クララベル……後で話を聞くしかないな。
とりあえず、授業を始めよう。
『で、では。教科書六十ページから』
さっそく、授業を始めた。
今日は講義。内容は体力回復薬の精製について。
専門的な内容になるので、クララベルは聞いてもわからないと思うのだが、なんだか楽しそうにニコニコしている……うーん、可愛い。
とりあえず、クララベルは指名しないでおくか。
◇◇◇◇◇◇
授業が終わり、生徒たちの質問も終えた。
教室から出ると、シェリー、ラクシュミ、クララベルが俺の元へ。
この三人、物凄く目立つ……なので、すぐ近くの空き教室に入った。
「で……なんでクララベルが?」
「えへへ。潜入しちゃいましたー!」
「…………」
頭を抱えそうになった。
すると、シェリーが言う。
「ミュディに頼んで、ここに転移したみたいなの。あたしも教室で会って驚いたわ……」
「クララベル、なんでいきなり」
「だって、お兄ちゃん最近一緒にいてくれないしー……わたしも学校行ってみたかったんだもん」
ローレライやクララベルみたいな王族は、学園などに通わず、専門の家庭教師が付く。こういう学友たちに囲まれた勉強というのは初体験だろう。それに、最近忙しくて、ローレライやクララベルにかまってやれなかった。
クララベルは、ちょっと寂しそうに言う。
「お兄ちゃん、わたし……迷惑?」
「……そんなことないよ。でも、俺の授業ならともかく、他の先生の授業には出ないほうがいい」
「うん。シェリーと一緒にいるね」
「はいはーい! あの、クララベルってもしかして……ドラゴンロード王国の?」
「うん! あ、挨拶してなかったね。わたしクララベル。よろしくね!」
「ら、ラクシュミです。シェリーの親戚……」
「じゃ、友達だね! えへへ」
クララベルは、ラクシュミの腕を掴んでブンブン振った。
「やれやれ。クララベル、お昼は一緒にご飯食べようか。いい店があるんだ」
「ほんと!? やったぁ! お兄ちゃんとごはんー!」
「あ、あたしも一緒だし!」
「はいはーい! わたしも一緒! アシュトくんのおごりだよねー?」
クララベル。もう少しかまってやろう。
帰ったらローレライを誘ってドラゴンチェスでもしよう。
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