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ヤマタノオロチのお酒
第529話、ヤマタノオロチのお酒
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ミュアちゃんたちとのんびりカフェでケーキを食べていると、ルネアが俺の元へ。
のんびり屋のルネアだが、少し緊張しているような声で言った。
「村長村長、エルミナがでっかい蛇狩ってきたの」
「……へび?」
「うん。最近、エルダードワーフやデーモンオーガの家族たちと何かやってたみたいだけど……」
「それが蛇?」
「うん。村の入口で、デーモンオーガたちと解体してる」
「……はぁ」
なんだか嫌な予感。
ミュディを見ると、にっこり笑って頷いた。
「ふふ、行ってらっしゃい」
「にゃあー」
「みゃう」
「くぅん。ケーキおいしい」
ミュアちゃんたちはおかわりのケーキに夢中だ。
仕方ない。ここはミュディに任せて、エルミナのところへ行くか。
「村長、いこ」
「ああ。って、ルネアも行くのか?」
「うん。エルミナ、わたしたちにも黙って面白そうなことやってた……とっちめる」
ルネアは、少しだけ怒っているように見えた。
◇◇◇◇◇◇
村の入口へ到着すると、巨大な八つの頭を持つバケモノ蛇が転がっていた。
さらに、エルダードワーフたちが集まっている。巨大な荷車を二十人がかりで引いていた。
荷車には、巨大な『瓶』が載っている……で、でかいな。一軒家サイズのスライム瓶だ。
バケモノ蛇の傍には、エルミナの指示で解体をするデーモンオーガ一家がいた。
「いい? 体内の排泄物だけを取り除いて。内臓は水で洗浄、血は全部取り出して。後でお酒に混ぜるから」
バルギルドさんたちは、丁寧に蛇を斬り裂き、排泄物を取り出して血を瓶に詰め、内臓を洗浄。その後、細い糸で切った部部分を縫い合わせる。
エルミナは、蛇を確認していた。
俺は、エルミナに近づく。
「おいエルミナ……なんだこれ」
「あ、アシュト。えへへ~……どう? すごいでしょ?」
「いや、すごいけど……なんだこれ?」
「ふふふ。これはヤマタノオロチよ」
「ヤマタノオロチ……」
「そう。話すと長いけどね……」
エルミナの話。
妖狐族の里で飲んだ『白蛇酒』が飲みたくて作ろうとしたが、なにも白蛇にこだわらず、緑龍の村近くにいそうな蛇で代用できるんじゃないかと思いつく。そこでシエラ様に相談。このヤマタノオロチを狩ってきたというのだ。
酒。そうか……アウグストさんたちが引いているデカい瓶。これ、ヤマタノオロチで作る蛇酒専用の瓶か。
エルダードワーフ、酒となると協力的だな。
「さぁ!! みんな、仕上げに取り掛かるわよ!!」
「「「「「おぉぉーーーっ!!」」」」」
「うわっ」
ビックリした。エルダードワーフたちの雄叫び、胸に響くな。
エルミナは、デーモンオーガ一家に指示を出す。
「バルギルド、ディアムド。瓶の中にヤマタノオロチを入れて! 蜷局を巻かせながら、丁寧にね!」
「任せろ」
「ふ、これは我々でないと難しいな……キリンジ、シンハ、手を貸せ」
「はい、父さん」
「よっしゃぁ!」
キリンジくんとシンハくんが瓶の中に入り、バルギルドさんたちがヤマタノオロチを持ち上げる。
そして、ノーマちゃんとネマさんが瓶の縁に飛び乗り、ヤマタノオロチの尾からゆっくり瓶に入れる。
キリンジくんとシンハくんは、蜷局を巻いていく。
「あはは! キリンジ兄ちゃん、これ面白いな」
「全く。真面目にやれ……ほら、ずれてるぞ」
「あ、ごめん!」
ある程度の蜷局を巻き、二人は瓶の外へ。
そのまま、ヤマタノオロチが崩れないように瓶の縁で支えた。
そして、エルダードワーフたちは大量の酒樽を運んできた。
さらに、四方に移動式の階段を設置する……こんなの、いつ作ったんだ。
「お酒を投入! 半分くらい入れたら、ヤマタノオロチの血を混ぜて! 瓶いっぱいになるまで入れ続けなさーい!!」
階段を上り、樽を抱えたエルダードワーフたちが瓶の中に酒を入れ始めた。
すごいチームワークだ。瓶の中はすぐに酒でいっぱいに。
途中、エルミナが蛇の血を混ぜた。
すると……透明だった酒は、みるみる琥珀色に。
バルギルドさんとディアムドさんが瓶に蓋をすると、エルミナは叫ぶ。
「完成!! これが伝説のお酒、蛇王魔酒よ!!」
「「「「「うぉぉぉぉーーーーーーッ!!」」」」」
うおお、歓声に包まれた。どんだけ酒好きなんだよ。
俺は、巨大すぎる瓶を見上げた。
「ヤマタノオロチ……うう、凶悪な顔つきだな。というか、こんなのと戦ってきたのかよ」
「まぁね。おいしいお酒のためなら苦じゃないわ!」
「…………」
「ん、アシュト?」
「エルミナ、俺、怒ってるからな」
「え」
そして、ルネアがエルミナの頭をポコッと叩く。
「あいたっ」
「エルミナ。みんなに黙ってこんなことしてた」
「あ、いや。別に黙ってたわけじゃ……アウグストとかバルギルドたちがいたし」
「むぅ……次から、わたしたちも混ぜて」
「う……ごめん」
エルミナは頭を下げた。
俺は、小さくないため息を吐く。
「お前な……いくら酒のためとはいえ、危険なことするなよ。バルギルドさんたちがいるからって、お前が安全とは限らないんだぞ? それに、お前は酒の飲みすぎだ。身体だって心配だ……」
「う……」
「まぁまぁ。アシュトくん」
「……シエラ様」
すると、俺の肩をポンと叩いたシエラ様。
神出鬼没。こういうの久しぶりだな。まだ魔法学園で教師やってるのかな。
シエラ様は、人差し指をクルクル回すと、どこからともなく木製のカップが出てきた。
「私がこの『蛇王魔酒』を勧めたのには、ちゃ~んとわけがあるの」
「え?」
シエラ様は、カップを持ってヤマタノオロチ酒の元へ。
よく見ると、瓶の下から酒が出るように栓がしてあった。その栓を外し、酒を少量注ぐ。
綺麗な琥珀色の液体だ。注いだカップを俺に渡す。
「はい、どうぞ」
「え……」
「ふふ。おいしいわよ?」
「でもこれ、入れたばかりだし。こういうのって、熟成させるんじゃ」
「大丈夫。ヤマタノオロチはお酒の化身とも呼ばれてるの。この状態でも十分な味になってるわ。もちろん、熟成させればさせるほど、味に深みは出るけどね♪」
「はぁ……じゃあ」
エルミナがすごい凝視してくる……飲みたいのかよ。
デーモンオーガ一家やエルダードワーフたちもだ。
というか、何もしていない俺が試飲でいいのかな。まぁいいや。
「では……いただきます」
ドキドキするな。
口元に近づけて気付いた。そういやこの酒、ヤマタノオロチの血とか混ぜてたな。
だが、もう遅い……ごくりと一口。
「…………───ッッ!? んんんんん!? ぶっはぁぁぁ!? げっふぁげっふぁ!? かかかか、からぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!? ぐっふぉぉぉぉぉ口が焼けるァァァァァァーーーーーーッ!?」
あまりの辛さにのたうち回る俺。
だが、辛さはすぐに引いた。
全身から汗が噴き出し、着ている服がべとべとになる。温泉に入ったような感覚。
「はぁぁぁぁ~~~~~~……きもちいい」
そして、全身を駆け巡る爽快感……ああ、わかる。
これは……これは、『癒し』だ。
「ふふ、アシュトくんはわかったでしょ?」
「はい……これ、このお酒……『薬酒』ですね?」
「大正解!!」
シエラ様は、嬉しそうに微笑む。
この場にいる全員がぽかーんとしていた。
「蛇王魔酒の材料であるヤマタノオロチは、全身がお薬の原料になるすごい子なの。お酒で薄めると、エリクシール並に効果のある薬酒になっちゃうんだから。いっぱい飲んでも身体に害はないし、むしろ調子よくなっちゃう! さらに、ヤマタノオロチから出るエキスは枯れることがないから、お酒を継ぎ足し続ければ永遠に飲めるわ」
「はぁ~~~~~~……そうなんですねぇ~~~~~~~」
ポカポカ気分の俺。あまり話が入ってこない。
ここでようやくエルミナが割り込む。
「はいはーい! シエラ、飲んでいいの?」
「ええ♪」
「よっしゃ! じゃあみんな、今日は飲み会よーっ!!」
「「「「「おぉぉぉぉーーーーーーッ!!」」」」」
この日は、宴会となった……というか、気持ちよすぎて後の記憶が曖昧な俺だった。
◇◇◇◇◇◇
後日談。
デカすぎる蛇王魔酒の瓶を外に置くわけにはいかないので、専用の建物を作ったそうだ。
飲み会で半分以上飲んでしまったが、翌日には酒が追加され、満タン状態だった。
たまに、エルダードワーフたちが蛇王魔酒を見にきてはニヤニヤしているとか……そんなに気持ちよかったのかなぁ?
ちなみに、俺の許可がないと飲めないことになった。シエラ様曰く、ちょっぴり中毒性があるので、お祝い時に飲むとかにした方がいいとのこと。
まぁ、薬酒だしな。祝いで飲むってのもアレだが。
そして、勝手な外出と危険なことをしたエルミナは、ハイエルフたちによって強制禁酒となった。
「うぇぇぇぇ~~~~んっ!! ごめんなさぃぃぃぃぃぃ!!」
まぁ、少し禁酒して身体を労わってくれたらありがたい。
のんびり屋のルネアだが、少し緊張しているような声で言った。
「村長村長、エルミナがでっかい蛇狩ってきたの」
「……へび?」
「うん。最近、エルダードワーフやデーモンオーガの家族たちと何かやってたみたいだけど……」
「それが蛇?」
「うん。村の入口で、デーモンオーガたちと解体してる」
「……はぁ」
なんだか嫌な予感。
ミュディを見ると、にっこり笑って頷いた。
「ふふ、行ってらっしゃい」
「にゃあー」
「みゃう」
「くぅん。ケーキおいしい」
ミュアちゃんたちはおかわりのケーキに夢中だ。
仕方ない。ここはミュディに任せて、エルミナのところへ行くか。
「村長、いこ」
「ああ。って、ルネアも行くのか?」
「うん。エルミナ、わたしたちにも黙って面白そうなことやってた……とっちめる」
ルネアは、少しだけ怒っているように見えた。
◇◇◇◇◇◇
村の入口へ到着すると、巨大な八つの頭を持つバケモノ蛇が転がっていた。
さらに、エルダードワーフたちが集まっている。巨大な荷車を二十人がかりで引いていた。
荷車には、巨大な『瓶』が載っている……で、でかいな。一軒家サイズのスライム瓶だ。
バケモノ蛇の傍には、エルミナの指示で解体をするデーモンオーガ一家がいた。
「いい? 体内の排泄物だけを取り除いて。内臓は水で洗浄、血は全部取り出して。後でお酒に混ぜるから」
バルギルドさんたちは、丁寧に蛇を斬り裂き、排泄物を取り出して血を瓶に詰め、内臓を洗浄。その後、細い糸で切った部部分を縫い合わせる。
エルミナは、蛇を確認していた。
俺は、エルミナに近づく。
「おいエルミナ……なんだこれ」
「あ、アシュト。えへへ~……どう? すごいでしょ?」
「いや、すごいけど……なんだこれ?」
「ふふふ。これはヤマタノオロチよ」
「ヤマタノオロチ……」
「そう。話すと長いけどね……」
エルミナの話。
妖狐族の里で飲んだ『白蛇酒』が飲みたくて作ろうとしたが、なにも白蛇にこだわらず、緑龍の村近くにいそうな蛇で代用できるんじゃないかと思いつく。そこでシエラ様に相談。このヤマタノオロチを狩ってきたというのだ。
酒。そうか……アウグストさんたちが引いているデカい瓶。これ、ヤマタノオロチで作る蛇酒専用の瓶か。
エルダードワーフ、酒となると協力的だな。
「さぁ!! みんな、仕上げに取り掛かるわよ!!」
「「「「「おぉぉーーーっ!!」」」」」
「うわっ」
ビックリした。エルダードワーフたちの雄叫び、胸に響くな。
エルミナは、デーモンオーガ一家に指示を出す。
「バルギルド、ディアムド。瓶の中にヤマタノオロチを入れて! 蜷局を巻かせながら、丁寧にね!」
「任せろ」
「ふ、これは我々でないと難しいな……キリンジ、シンハ、手を貸せ」
「はい、父さん」
「よっしゃぁ!」
キリンジくんとシンハくんが瓶の中に入り、バルギルドさんたちがヤマタノオロチを持ち上げる。
そして、ノーマちゃんとネマさんが瓶の縁に飛び乗り、ヤマタノオロチの尾からゆっくり瓶に入れる。
キリンジくんとシンハくんは、蜷局を巻いていく。
「あはは! キリンジ兄ちゃん、これ面白いな」
「全く。真面目にやれ……ほら、ずれてるぞ」
「あ、ごめん!」
ある程度の蜷局を巻き、二人は瓶の外へ。
そのまま、ヤマタノオロチが崩れないように瓶の縁で支えた。
そして、エルダードワーフたちは大量の酒樽を運んできた。
さらに、四方に移動式の階段を設置する……こんなの、いつ作ったんだ。
「お酒を投入! 半分くらい入れたら、ヤマタノオロチの血を混ぜて! 瓶いっぱいになるまで入れ続けなさーい!!」
階段を上り、樽を抱えたエルダードワーフたちが瓶の中に酒を入れ始めた。
すごいチームワークだ。瓶の中はすぐに酒でいっぱいに。
途中、エルミナが蛇の血を混ぜた。
すると……透明だった酒は、みるみる琥珀色に。
バルギルドさんとディアムドさんが瓶に蓋をすると、エルミナは叫ぶ。
「完成!! これが伝説のお酒、蛇王魔酒よ!!」
「「「「「うぉぉぉぉーーーーーーッ!!」」」」」
うおお、歓声に包まれた。どんだけ酒好きなんだよ。
俺は、巨大すぎる瓶を見上げた。
「ヤマタノオロチ……うう、凶悪な顔つきだな。というか、こんなのと戦ってきたのかよ」
「まぁね。おいしいお酒のためなら苦じゃないわ!」
「…………」
「ん、アシュト?」
「エルミナ、俺、怒ってるからな」
「え」
そして、ルネアがエルミナの頭をポコッと叩く。
「あいたっ」
「エルミナ。みんなに黙ってこんなことしてた」
「あ、いや。別に黙ってたわけじゃ……アウグストとかバルギルドたちがいたし」
「むぅ……次から、わたしたちも混ぜて」
「う……ごめん」
エルミナは頭を下げた。
俺は、小さくないため息を吐く。
「お前な……いくら酒のためとはいえ、危険なことするなよ。バルギルドさんたちがいるからって、お前が安全とは限らないんだぞ? それに、お前は酒の飲みすぎだ。身体だって心配だ……」
「う……」
「まぁまぁ。アシュトくん」
「……シエラ様」
すると、俺の肩をポンと叩いたシエラ様。
神出鬼没。こういうの久しぶりだな。まだ魔法学園で教師やってるのかな。
シエラ様は、人差し指をクルクル回すと、どこからともなく木製のカップが出てきた。
「私がこの『蛇王魔酒』を勧めたのには、ちゃ~んとわけがあるの」
「え?」
シエラ様は、カップを持ってヤマタノオロチ酒の元へ。
よく見ると、瓶の下から酒が出るように栓がしてあった。その栓を外し、酒を少量注ぐ。
綺麗な琥珀色の液体だ。注いだカップを俺に渡す。
「はい、どうぞ」
「え……」
「ふふ。おいしいわよ?」
「でもこれ、入れたばかりだし。こういうのって、熟成させるんじゃ」
「大丈夫。ヤマタノオロチはお酒の化身とも呼ばれてるの。この状態でも十分な味になってるわ。もちろん、熟成させればさせるほど、味に深みは出るけどね♪」
「はぁ……じゃあ」
エルミナがすごい凝視してくる……飲みたいのかよ。
デーモンオーガ一家やエルダードワーフたちもだ。
というか、何もしていない俺が試飲でいいのかな。まぁいいや。
「では……いただきます」
ドキドキするな。
口元に近づけて気付いた。そういやこの酒、ヤマタノオロチの血とか混ぜてたな。
だが、もう遅い……ごくりと一口。
「…………───ッッ!? んんんんん!? ぶっはぁぁぁ!? げっふぁげっふぁ!? かかかか、からぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ!? ぐっふぉぉぉぉぉ口が焼けるァァァァァァーーーーーーッ!?」
あまりの辛さにのたうち回る俺。
だが、辛さはすぐに引いた。
全身から汗が噴き出し、着ている服がべとべとになる。温泉に入ったような感覚。
「はぁぁぁぁ~~~~~~……きもちいい」
そして、全身を駆け巡る爽快感……ああ、わかる。
これは……これは、『癒し』だ。
「ふふ、アシュトくんはわかったでしょ?」
「はい……これ、このお酒……『薬酒』ですね?」
「大正解!!」
シエラ様は、嬉しそうに微笑む。
この場にいる全員がぽかーんとしていた。
「蛇王魔酒の材料であるヤマタノオロチは、全身がお薬の原料になるすごい子なの。お酒で薄めると、エリクシール並に効果のある薬酒になっちゃうんだから。いっぱい飲んでも身体に害はないし、むしろ調子よくなっちゃう! さらに、ヤマタノオロチから出るエキスは枯れることがないから、お酒を継ぎ足し続ければ永遠に飲めるわ」
「はぁ~~~~~~……そうなんですねぇ~~~~~~~」
ポカポカ気分の俺。あまり話が入ってこない。
ここでようやくエルミナが割り込む。
「はいはーい! シエラ、飲んでいいの?」
「ええ♪」
「よっしゃ! じゃあみんな、今日は飲み会よーっ!!」
「「「「「おぉぉぉぉーーーーーーッ!!」」」」」
この日は、宴会となった……というか、気持ちよすぎて後の記憶が曖昧な俺だった。
◇◇◇◇◇◇
後日談。
デカすぎる蛇王魔酒の瓶を外に置くわけにはいかないので、専用の建物を作ったそうだ。
飲み会で半分以上飲んでしまったが、翌日には酒が追加され、満タン状態だった。
たまに、エルダードワーフたちが蛇王魔酒を見にきてはニヤニヤしているとか……そんなに気持ちよかったのかなぁ?
ちなみに、俺の許可がないと飲めないことになった。シエラ様曰く、ちょっぴり中毒性があるので、お祝い時に飲むとかにした方がいいとのこと。
まぁ、薬酒だしな。祝いで飲むってのもアレだが。
そして、勝手な外出と危険なことをしたエルミナは、ハイエルフたちによって強制禁酒となった。
「うぇぇぇぇ~~~~んっ!! ごめんなさぃぃぃぃぃぃ!!」
まぁ、少し禁酒して身体を労わってくれたらありがたい。
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