352 / 474
日常編⑲
第546話、サラマンダーの上下関係
しおりを挟む
サラマンダー族。
トカゲの亜人であるリザード族から進化した上位種である。
リザード族は緑色の肌をしているが、サラマンダー族は燃え上がるような真紅だ。これは、寒さにめっぽう弱いリザード族が、その寒さに適応するために体内に発熱器官を得たことで肌の色が変化したと言われている。だが、詳しいことはわかっていない。
というか、サラマンダー族にとってはどうでもいい。
ただ、『寒くなくなった』程度でしかない。
そんなサラマンダー族が『親父』と呼んで慕うのが、この世界に『熱』をもたらした神話七龍の一体、『焱龍ヴォルカヌス』である。
そのヴォルカヌスは現在。大地の奥深い『マグマ』と呼ばれる液体に浸かり、入浴中である……恐らく、次に浮上してくるのは数千、数万年後だろう。
サラマンダー族は現在、緑龍の村で過ごしている。
◇◇◇◇◇◇
サラマンダー族のグラッドは、サラマンダー族の組事務所で書き物をしていた。
筆と墨を使い、達筆な文字がさらさらと書かれていく。
書き終わった紙を丁寧に畳み、封に包む。
「ラング」
「へい、副組長」
「こいつを、バシリスク族へ」
「……へい」
手紙を、下っ端のサラマンダー族であるラングへ。
手紙は、行先を指定すれば竜騎士が運んでくれる。
バシリスク族とは、以前サラマンダー族と抗争をした、サラマンダー族と同じリザード族が進化した希少種族だ。
そこにどんな用事なのか。下っ端であるラングにはわからない。
手紙を、竜騎士たちの宿舎近くにある『郵便箱』へ入れる。
「…………」
パンパンと、手を合わせる。
敵対組織に出す手紙……きっと、とんでもないことが書かれている。
ラングは、事務所へ戻った。
「副組長。手紙、出してきやした」
「おう」
「あの……一体、バシリスク族にどんな用事が」
「大したことじゃねぇ。ちと、盃を交わそうと思ってな」
「え……」
盃。
つまり、兄弟になる。
つまり……仲間になる、ということだ。
これには、ラングも驚いた。
「ど、どうして……!? バシリスク族っていやぁ、オレらと争った」
「もう過ぎた過去だ」
「す、すみません!!」
ぴしっと言われ、ラングは頭を下げる。
グラッドは煙管を取り出し、煙草をふかし始めた。
「時代は変わる。ラング……おめぇみたいな若けぇ衆にゃ難しいと思うが、過ぎたことをグチグチと言う必要はねぇんだ。ちいせぇことは気にすんなってことだ」
「…………」
「この緑龍の村。これから数百、数千年は発展期になると踏んでいる。今はオレらのシマだが、オレらだけじゃ管理しきれねぇ日がきっとくる。そんな時、オレらとタメ張ってるバシリスク族がいれば……」
「……副組長」
「先のことを見ろ。ふ……オレも老いたぜ」
グラッドは煙草をふかしながら、口元をニヤリと歪めた。
◇◇◇◇◇◇
ラングは、一人で村を歩いていた。
やはり、納得できないことはある。
バシリスク族との抗争に参加したラングは、未だにバシリスク族が憎かった。
「オレの心が狭いのか……」
サラマンダー族では若手のラング。
武勇伝があるわけでもない。腕っぷしに自信があるわけでもない。まだまだ若いラングは、盃を交わすことに不満を持っている。
そんな時、ラングの前に現れたのは、デーモンオーガのバルギルド、ブランだった。
肉塊を担いでいることから、解体場から冷蔵庫へ向かっているのだろう。
デーモンオーガは、サラマンダー族にとって恩人。頭を下げる必要がある。
ラングは、バルギルドに道を譲り頭を下げる。バルギルドは小さく頷き、通り過ぎようとした。
「…………あ、あの!!」
「ん……なんだ?」
「その、少しお時間いいでしょうか?」
ラングは、バルギルドを呼び止めた。
一緒にいたブランは。
「おいおい、なんだよ一体」
「待て……かまわん。だが、肉を運んでからな」
「て、手伝いやす!!」
ブランの持つ肉塊を奪い、ラングは冷蔵庫までダッシュした。
ブランは、「へへへ」と笑う。
「ラッキー、あいついい奴じゃん……あでっ!?」
「調子に乗るな」
バルギルドは、ブランの頭をポカっと叩いた。
◇◇◇◇◇◇
仕事を終えたバルギルドは、ラングに連れられ大衆食堂へ。
食事と酒を奢るというので一緒に来た。もちろん、ブランもいる。
ブランはさっそく酒と肉を注文。バルギルドもエールを注文し、ラングも注文した。
ブラスを合わせ、一気にエールを飲み干す。
「で……話とはなんだ?」
「へい。実は……」
ラングは、先程グラッドと話したことをバルギルドへ。
バルギルドは話を聞くと、小さく微笑んだ。
「……若いな」
「…………」
「あ、すんませんエールおかわりー!」
バルギルドは、ラングをまっすぐ見て言った。
「納得できないのか?」
「へい。バシリスク族はオレらと争った敵です。それを、盃だなんて……」
「だったら、こいつはどうだ?」
「え?」
バルギルドは、口いっぱいに肉を頬張るブランの背を叩く。
「こいつは、バシリスク族と共にいた。オレがサラマンダー族に手を貸したのと同じだ。こいつは憎いか?」
「……ブランの兄さんは、村の仲間で」
「だが、敵だった」
ブランは、もう仲間だった。
何度も酒を飲んだことがあるし、グラッドも認めている。
バルギルドの言う通り、かつては敵だった。だが、今はそんな気はない。
「そういうことだ。今は納得できないだろうが、いずれわかりあえる」
「…………」
「ラング。いつまでもバシリスク族を憎むな……バシリスク族にもお前のような考えを持つ者がいるかもしれん。だが、そいつがサラマンダー族に対し、歩み寄ろうとしたら、お前はどうする?」
「…………」
ラングは、エールのジョッキを握り締める。
「……オレは」
「お前は若い。まずはしっかり悩め。そして……お前の想いをグラッドにぶつけろ。殴られるかもしれんが、その痛みもまた、お前の糧となるだろう」
「……へい!」
ラングは、もう少し考えることにした。
ただ、憎むだけじゃない。受け入れる度量の広さもまた必要なのだと理解するまで、もう少し時間が必要だった。
「なぁなぁ、肉おかわりしていいか?」
「お前は少し遠慮しろ」
「うべっ!?」
ブランは、バルギルドに頭を叩かれたんこぶを作っていた。
トカゲの亜人であるリザード族から進化した上位種である。
リザード族は緑色の肌をしているが、サラマンダー族は燃え上がるような真紅だ。これは、寒さにめっぽう弱いリザード族が、その寒さに適応するために体内に発熱器官を得たことで肌の色が変化したと言われている。だが、詳しいことはわかっていない。
というか、サラマンダー族にとってはどうでもいい。
ただ、『寒くなくなった』程度でしかない。
そんなサラマンダー族が『親父』と呼んで慕うのが、この世界に『熱』をもたらした神話七龍の一体、『焱龍ヴォルカヌス』である。
そのヴォルカヌスは現在。大地の奥深い『マグマ』と呼ばれる液体に浸かり、入浴中である……恐らく、次に浮上してくるのは数千、数万年後だろう。
サラマンダー族は現在、緑龍の村で過ごしている。
◇◇◇◇◇◇
サラマンダー族のグラッドは、サラマンダー族の組事務所で書き物をしていた。
筆と墨を使い、達筆な文字がさらさらと書かれていく。
書き終わった紙を丁寧に畳み、封に包む。
「ラング」
「へい、副組長」
「こいつを、バシリスク族へ」
「……へい」
手紙を、下っ端のサラマンダー族であるラングへ。
手紙は、行先を指定すれば竜騎士が運んでくれる。
バシリスク族とは、以前サラマンダー族と抗争をした、サラマンダー族と同じリザード族が進化した希少種族だ。
そこにどんな用事なのか。下っ端であるラングにはわからない。
手紙を、竜騎士たちの宿舎近くにある『郵便箱』へ入れる。
「…………」
パンパンと、手を合わせる。
敵対組織に出す手紙……きっと、とんでもないことが書かれている。
ラングは、事務所へ戻った。
「副組長。手紙、出してきやした」
「おう」
「あの……一体、バシリスク族にどんな用事が」
「大したことじゃねぇ。ちと、盃を交わそうと思ってな」
「え……」
盃。
つまり、兄弟になる。
つまり……仲間になる、ということだ。
これには、ラングも驚いた。
「ど、どうして……!? バシリスク族っていやぁ、オレらと争った」
「もう過ぎた過去だ」
「す、すみません!!」
ぴしっと言われ、ラングは頭を下げる。
グラッドは煙管を取り出し、煙草をふかし始めた。
「時代は変わる。ラング……おめぇみたいな若けぇ衆にゃ難しいと思うが、過ぎたことをグチグチと言う必要はねぇんだ。ちいせぇことは気にすんなってことだ」
「…………」
「この緑龍の村。これから数百、数千年は発展期になると踏んでいる。今はオレらのシマだが、オレらだけじゃ管理しきれねぇ日がきっとくる。そんな時、オレらとタメ張ってるバシリスク族がいれば……」
「……副組長」
「先のことを見ろ。ふ……オレも老いたぜ」
グラッドは煙草をふかしながら、口元をニヤリと歪めた。
◇◇◇◇◇◇
ラングは、一人で村を歩いていた。
やはり、納得できないことはある。
バシリスク族との抗争に参加したラングは、未だにバシリスク族が憎かった。
「オレの心が狭いのか……」
サラマンダー族では若手のラング。
武勇伝があるわけでもない。腕っぷしに自信があるわけでもない。まだまだ若いラングは、盃を交わすことに不満を持っている。
そんな時、ラングの前に現れたのは、デーモンオーガのバルギルド、ブランだった。
肉塊を担いでいることから、解体場から冷蔵庫へ向かっているのだろう。
デーモンオーガは、サラマンダー族にとって恩人。頭を下げる必要がある。
ラングは、バルギルドに道を譲り頭を下げる。バルギルドは小さく頷き、通り過ぎようとした。
「…………あ、あの!!」
「ん……なんだ?」
「その、少しお時間いいでしょうか?」
ラングは、バルギルドを呼び止めた。
一緒にいたブランは。
「おいおい、なんだよ一体」
「待て……かまわん。だが、肉を運んでからな」
「て、手伝いやす!!」
ブランの持つ肉塊を奪い、ラングは冷蔵庫までダッシュした。
ブランは、「へへへ」と笑う。
「ラッキー、あいついい奴じゃん……あでっ!?」
「調子に乗るな」
バルギルドは、ブランの頭をポカっと叩いた。
◇◇◇◇◇◇
仕事を終えたバルギルドは、ラングに連れられ大衆食堂へ。
食事と酒を奢るというので一緒に来た。もちろん、ブランもいる。
ブランはさっそく酒と肉を注文。バルギルドもエールを注文し、ラングも注文した。
ブラスを合わせ、一気にエールを飲み干す。
「で……話とはなんだ?」
「へい。実は……」
ラングは、先程グラッドと話したことをバルギルドへ。
バルギルドは話を聞くと、小さく微笑んだ。
「……若いな」
「…………」
「あ、すんませんエールおかわりー!」
バルギルドは、ラングをまっすぐ見て言った。
「納得できないのか?」
「へい。バシリスク族はオレらと争った敵です。それを、盃だなんて……」
「だったら、こいつはどうだ?」
「え?」
バルギルドは、口いっぱいに肉を頬張るブランの背を叩く。
「こいつは、バシリスク族と共にいた。オレがサラマンダー族に手を貸したのと同じだ。こいつは憎いか?」
「……ブランの兄さんは、村の仲間で」
「だが、敵だった」
ブランは、もう仲間だった。
何度も酒を飲んだことがあるし、グラッドも認めている。
バルギルドの言う通り、かつては敵だった。だが、今はそんな気はない。
「そういうことだ。今は納得できないだろうが、いずれわかりあえる」
「…………」
「ラング。いつまでもバシリスク族を憎むな……バシリスク族にもお前のような考えを持つ者がいるかもしれん。だが、そいつがサラマンダー族に対し、歩み寄ろうとしたら、お前はどうする?」
「…………」
ラングは、エールのジョッキを握り締める。
「……オレは」
「お前は若い。まずはしっかり悩め。そして……お前の想いをグラッドにぶつけろ。殴られるかもしれんが、その痛みもまた、お前の糧となるだろう」
「……へい!」
ラングは、もう少し考えることにした。
ただ、憎むだけじゃない。受け入れる度量の広さもまた必要なのだと理解するまで、もう少し時間が必要だった。
「なぁなぁ、肉おかわりしていいか?」
「お前は少し遠慮しろ」
「うべっ!?」
ブランは、バルギルドに頭を叩かれたんこぶを作っていた。
122
あなたにおすすめの小説
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣で最強すぎて困る
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーを追放されて猫を拾ったら聖獣で犬を拾ったら神獣だった。そして人間を拾ったら・・・
何かを拾う度にトラブルに巻き込まれるけど、結果成り上がってしまう。
異世界転生者のユートは、バルトフェル帝国の山奥に一人で住んでいた。
ある日、盗賊に襲われている公爵令嬢を助けたことによって、勇者パーティーに推薦されることになる。
断ると角が立つと思い仕方なしに引き受けるが、このパーティーが最悪だった。
勇者ギアベルは皇帝の息子でやりたい放題。活躍すれば咎められ、上手く行かなければユートのせいにされ、パーティーに入った初日から後悔するのだった。そして他の仲間達は全て女性で、ギアベルに絶対服従していたため、味方は誰もいない。
ユートはすぐにでもパーティーを抜けるため、情報屋に金を払い噂を流すことにした。
勇者パーティーはユートがいなければ何も出来ない集団だという内容でだ。
プライドが高いギアベルは、噂を聞いてすぐに「貴様のような役立たずは勇者パーティーには必要ない!」と公衆の面前で追放してくれた。
しかし晴れて自由の身になったが、一つだけ誤算があった。
それはギアベルの怒りを買いすぎたせいで、帝国を追放されてしまったのだ。
そしてユートは荷物を取りに行くため自宅に戻ると、そこには腹をすかした猫が、道端には怪我をした犬が、さらに船の中には女の子が倒れていたが、それぞれの正体はとんでもないものであった。
これは自重できない異世界転生者が色々なものを拾った結果、トラブルに巻き込まれ解決していき成り上がり、幸せな異世界ライフを満喫する物語である。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。